庵堂三兄弟の聖職 (角川ホラー文庫)

庵堂三兄弟の聖職 (角川ホラー文庫)
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庵堂三兄弟の聖職はこんな本です

庵堂三兄弟の聖職の感想・レビュー(210)

書かれていることは、物凄くグロテスクで残酷なことなんだけど、語り口が冷静というか、その世界に違和感なく溶け込んでいるので、読んでるこちらもふつーに受け流してしまう感じ。
★2 - コメント(0) - 1月11日

この作品をホラーだと思って読むと、全く怖くない。ホラーでないと思って読むと、グロテスクな表現に嫌悪感を覚える。ジャンルに拘らず読むと、ちょっと変わった家族愛が描かれていることに気づく。
★5 - コメント(0) - 1月3日

死者の弔いのため遺体を解体し様々な製品を創り出す「遺工」を家業とする庵堂家。父親の七回忌を機に久し振りに三兄弟が揃う中、嘗てないほどの難しい「依頼」が舞い込んでくる…。散弾銃のように撃ちまくられる汚言による口撃や解体のグロさにたじろぐ。下品でグロいけど面白くて感動。感動?ちょっと、やめて。その不意打ち。スプラッターホラーからの愛と人生の物語。ラストの爽やかさはもはや反則。何なんだ。この不思議な読後感は。軽く読めるが力強く真藤氏の熱意を感じる作品。平山夢明氏の解説がこれまた良い。
★25 - コメント(3) - 2016年11月15日

タイトルとあらすじからライトなスプラッタものを想像して読み始めたのですが、アツい話でした。 家族愛恋愛と絡み、殴り合い罵り合い、さながら少年漫画でホラーっぽくはなかったです。でもジャンルの枠を超えて好きだなーとは思いました。 解説にもありましたが、パワーを感じる作品だと思います。
★1 - コメント(0) - 2016年11月2日

また読みたくなったので再読。前と同じ所で泣いた…
- コメント(0) - 2016年9月10日

スプラッターみたいなホラーかと思えば人間ドラマが主軸だった。幕切れはホラー的なあさっさりとしたもの、だが話運びは小気味良い言葉遊びもあいまって、アクの強い設定にも胸焼けせずに楽しめた。
★3 - コメント(0) - 2016年8月13日

解説を書いている平山夢明さんの言葉を借りると「死を悼むため遺体を材料にした日常品を遺族のために作る細工師」を家業とする庵堂家の三兄弟の物語。「ウカツ。また死体と一緒に寝てしまった。」と始まり、どんな話なのかと読み進めると、これがグロい描写や汚い言葉で綴られ、でもその奥は優しさで満たされた平山テイストバリバリの、読後清々しささえ憶える庵堂三兄弟の成長物語だった。面白かったです。またお気に入りの作家さんが増えてしまいました。
★65 - コメント(5) - 2016年7月17日

ホラー小説だと思うけど、どこか爽やかな印象を与える作品。三兄弟の仲の良さにホッとする。死体いじくり回したり、××切り落としたり。
★12 - コメント(0) - 2016年5月17日

確かに新しいホラーの形かもしれない。表面はホームドラマみたいに個々の葛藤が書かれているけど、皮を剥ぐとホラーが現れるという。
★2 - コメント(0) - 2016年4月15日

第15回日本ホラー小説大賞受賞作。遺体を加工して製品を作る遺工師の長男、都会生活に鬱々とする次男、汚言症で自傷癖のある三男。それぞれの視点で物語が進む。ホラーというよりグロい描写のある家族成長物語。グロいながらもラストは爽やかという、稀有な作品。頑張れ庵堂三兄弟(๑•̀o•́๑)۶
★36 - コメント(0) - 2016年3月27日

再読。グロい部分に目が行きがちだけど、全編通して伝わるのは様々な愛についてだった。ラストも良い。
- コメント(0) - 2016年3月20日

ああいう病気ほんとにあるとしたらかわいそう。なんだかんだでタケミ前向き。ホラーって怖いものだけじゃないんだ。娘の完成品は全身についての描写があればよかったのに。
★3 - コメント(0) - 2016年3月16日

三兄弟それぞれが家族というものを中心に据えた問題を抱えていて、順調に進むかと思いきやラスト80Pくらいにしてトンデモな方向にハンドルが回って素晴らしかったです。死体加工の具体的な描写、本編に出てくる三人の完璧な狂人の描写なんかの文章表現も素晴らしかったです。現実では目の当たりになかなかできない限界をしっかり見せてくれて、ホント読書の素晴らしさを体感させてくれる本。
★4 - コメント(0) - 2015年12月11日

第15回(2008年) 日本ホラー小説大賞受賞作。個性ある三兄弟が遺体を加工して遺品を造る「遺工師」として様々な依頼を受ける。三兄弟の1人であるタケミの汚言がオモシロイ!私の元上司は汚言症だってことがこの本で判りました笑。長編小説として上手く書かれています。楽しんで読める一冊です。
★5 - コメント(0) - 2015年12月4日

勝手にスプラッタだと思って読み始めたけれど、違って、ホラーでも無い。遺工師っていう職業が本当に存在して、正当に評価されるべき誇り高い職業だと思ったし、ホラーでもミステリーでもなくて心暖まる作品だと思った。ヒサノリじゃなくてタケに声が聞こえたの意外だったけれど、別のホトケなら声は聞こえなかったのかもしれないし、ヒサにも正太郎にもいつか聞こえるのかもしれない。3人で同じ道を志すことを決意したのだから、庵藤家は技術も優しさも先代を越えると思うし、将来はしっかりスーパーボールと革ジャン皮パンになってほしい。
★4 - コメント(0) - 2015年7月18日

個人的にはこの年のホラー大賞は「粘膜人間」で良かったと思う。けれど、人間の心の痛い部分、触れてほしくない部分、切ない部分は圧倒的にこちらのほうが描けているのでそこは評価できると思う!汚い言葉を吐く癖のある次男の恋人エピソードが泣けて泣けてたまらない!良い本です。グロテスクは飴村行のほうがすごいけれど、こちらは心をエグってきますよ!!
★1 - コメント(0) - 2015年7月9日

うーん、なんだこれ。ホラーでもないグロでもない家族話でもない?? 私には合わない、ひたすら読みづらかったです…謎話。
- コメント(0) - 2015年5月27日

乱暴、そして胸熱。死体を扱う職業は、本来静かで厳粛なイメージ。ところが、こんなむさ苦しい三兄弟(特に三男)をよりにもよってエンバーマーに設定したというギャップが本作のポイントだと思います。
★2 - コメント(0) - 2015年4月25日

本作がホラーなのか、という問題はさておき、個人的にはとても楽しめた。平山夢明辺りが好きなら必ず気に入る作風。物語を簡単に云うならば歪んだ三兄弟の成長ストーリー。いや、これはある意味家族小説と云うべきかもしれない。本作は何よりも遺体を加工する職業「遺工」という設定が素晴らしい。どう考えてもグロテスクなのに不思議と爽やかな雰囲気だったりする。しかも、この特殊な職業を通して三兄弟がいろいろな壁を乗り超えて成長するのだからまさに聖職だ。そして、三人の物語が一つに結びついて迎える結末はどこか感動的な余韻を残した。
★2 - コメント(0) - 2015年3月8日

ホラーという感じではなく、死体と向き合う話というか。もっと三兄弟の人物像が描かれていたほうがな、と思った。
★1 - コメント(0) - 2015年2月1日

設定は面白かったけれど、なぜかストーリーに引き込まれなかったような…。怖くもなく、でも、家族の物語にもなり切れず、なんだったんだろうなぁとぼんやり思ってしまう。
★1 - コメント(0) - 2015年1月31日

●三兄弟の父親のモデルって平山夢明さん? そんな平山さんの解説も良い。●つかみで遺体と添い寝する男は異常者でも殺人鬼でもなく遺工師と呼ばれる遺体から思い出の品を作り出す職人である(解説のパクリになるけど)。この状況設定から既に極限状況である。これはいずれSFですか?ぐらいの圧であっち (どっち?) へ突き抜け続ける癒やしの物語。●ゴリゴリ自分を削って作った作品の提出先が無くなっちゃうなどエグい状況にいつか飲み込まれてる、そうすると感情の起伏がヘンになって「お嬢様、こんなに..」のシーケンスで涙出ちゃった
★2 - コメント(0) - 2014年12月26日

気持ち悪い。これ嫌い。でも読んでしまう。後半でちょっといい話になってきてホッとするが、それでも、ネグレクトの若い母親の辺りはちょっと…。
★15 - コメント(0) - 2014年11月24日

つかみはOKな始まりからほぼ完全に壊れてる三兄弟のまさかの家業。すごくグロい状況を淡々と乾いた描写に仕上げる筆力は素晴らしい!そして読み進めていくと最後には心温まるいい話だったりして。平山氏の絶賛も納得。
★6 - コメント(0) - 2014年11月21日

ホラー小説は基本、「死」を通じて何かを訴えている。人間性、自然の脅威等々。しかしこれは「死」を超えた「生」が全てを象徴していると思う。遺体を加工してモノにする。その新たな命を吹き込む仕事を「聖職」とまとめているわけだ。/何だかスタイリッシュな物語。三兄弟という響きがいい。
★26 - コメント(0) - 2014年10月19日

冒頭から凄い。グロ系結構好きな私の既読リストの中でも群を抜くグロさ。かなり引いた。でも読むのを止められなかった。話がどう言う風に巡ってどう言う風に向かい決着するのか、全く分からなかった。それでも人の死を悼むということがほんの一欠片わかるような気がした。人様に勧められるか分からないが、これまでにない読書経験をした。
★13 - コメント(2) - 2014年6月15日

やばいくっそおもしろい。バラバラな話に見えた兄弟三人の悩み、豊島興業との関係、これらが1つに収束するのは驚いたし、これをホラーたらしめる遺工師の作業、これが生者の想いを託され死者の声を聴こうとする「聖職」であるというギャップがやはりいい。そしてなにより、ものっそい変人ではあるけど「常識の此岸に錨をつないで」いる、常識をわきまえてる正太郎が、最後毅巳の先導により兄弟共に両足を踏み越えた瞬間、この遺工師たちは、比喩ではなく正に「聖職」であったと理解した。最高。/あと濃厚な千葉小説でした。茂原、長生
★1 - コメント(0) - 2014年6月3日

久々に読み応えのある一冊に当たった。遺族からの依頼を受け、遺体を解体し加工して製品を作り出し再び遺族に引き渡すという、「遺工」を生業とする庵堂家の3人の兄弟達。特異な設定の割にリアルで、遺体を加工する描写より生きている人間の描写の方がえげつない。容赦なくえげつなく突き進むので、着地点は何処になるのかとはらはらしつつ読み進めるうちに、肉より骨より血よりも濃く深く確かに繋がっている人と人とのドラマが見える。衝撃的なプロローグから爽快感すら感じさせるエピローグまで堪能させて頂きました。素直じゃないね、人間って。
★35 - コメント(2) - 2014年5月21日

もっと異常な人が出てくると思って読んでたけど、内容は余りグロな感じでも無くて普通の小説でした。 あらすじに騙された感じだけど普通に面白かった。 それと解説が平山夢明なのが良かった。
★5 - コメント(0) - 2014年2月5日

se
ホラーなのに怖がらせてこなかった という謎
★1 - コメント(0) - 2013年12月21日

遺体を加工する話だった割りにグロくなかったのが不思議。加工してる箇所以外の話の方がある意味エグいというかグロく感じた。異常が多すぎて、どれが異常なのか分からなくなって、軽く混乱。
★4 - コメント(0) - 2013年11月30日

なかなかに「まとも」とは言えない三兄弟と、全然「まとも」ではない、遺体を加工して遺族に引き渡す遺工師という家業。というのが読み始めのイメージだったのだけど、三兄弟それぞれの想いや、「加工」を依頼する遺族の想いに触れるにつれ、そんな「異常さ」は全く感じなくなっていた。ホラーというよりも、家族小説。しかも、かなり良質の。この本の中盤を読んでいるあたりから読み終えてしばらく経つまで、日常で口ずさむ歌が作中の例の歌に統一されてしまい、ふと気付いて「こわ!」と思ったりした。やっほほ。
★6 - コメント(0) - 2013年11月24日

死体を加工して日常品を作る遺工師の家で育った三兄弟の話。死体を加工する工程の描写などがあるけどそれほどグロいとか怖いとかは思わなかった。
- コメント(0) - 2013年8月30日

長いこと放置していたがようやく読了。凄まじい筆力と飛散した肉片が鮮明かつ容易に想像できるほどの描写力でぐいぐい読ませます。グロいはずの「死体加工」だが、その背景にある色々なストーリーがそれを緩和させてくれる。むしろ清々しいんだよなぁ。にしても、ラストでタケの取った行動があまりにぶっ飛んでて思わず笑いました。「お口」がアレなタケにもイイとこあったんですねぇ。んー、個人的には同時期に受賞した「粘膜人間」の方が好きかな。『ホラー』のベクトルが違うから何とも言えんけど、確かあっちも兄弟ものだったはず。
★2 - コメント(1) - 2013年8月2日

遺族の依頼で死体を工芸品に作り変える「遺工師」を生業とする父の下で育った三兄弟、その特殊な職業故グロテスクな描写は多々あるのですが、その凄惨さよりも強く心に残ったのは生きている人間の生き様でした。独り言を呟きながら死体を加工する長男、暴言と暴力を自他に繰り返す三男の装飾の無い言葉と行動。娘の死体に半狂乱になり縋り付く母とその真逆の立ち位置にいる母。死と隣り合わせとなった彼らそれぞれの姿に読書中ずっと胸がざわついていました。気が付けば夜を徹しての一気読み、最後の一頁までしっかりと楽しめた作品でした。
★12 - コメント(0) - 2013年4月5日

読んでいくうちにグロ描写は気にならなくなっていった。ホラーの皮をかぶった、青春、家族小説だと感じた。彼ら三兄弟が再び揃う日を見てみたい。
★5 - コメント(0) - 2013年3月8日

なんかいろいろ強烈な内容だったなあ。その割に読後感は悪くないというか、爽やかと言えなくもないというか。しかし美也子みたいな女性は個人的には駄目だ。毅巳には再考を促したい。
★2 - コメント(0) - 2013年2月12日

特異な設定の割には、清々しい読後感。グロテスクな描写もあまり気にならなかった。三男の汚言癖のプロポーズは結構良かった(笑)
★5 - コメント(0) - 2013年1月16日

中間部分だけ読んだ気がする。 変態小説。 庵堂三兄弟の長男は死体加工の職人。次男はまっとうに働いている。末っ子は汚言症持ちで、スナック勤めの彼女と同棲の約束をしている。 彼らは父親の七回忌をきっかけに実家に集まるが、折しも工房はてんてこまい。多忙を極める中、彼らは家族の形を見出す。
★3 - コメント(0) - 2013年1月1日

☆☆☆☆☆
- コメント(0) - 2012年12月19日

庵堂三兄弟の聖職の 評価:100 感想・レビュー:90
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