ミュージック・ブレス・ユー!! (角川文庫)

ミュージック・ブレス・ユー!! (角川文庫)
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夜行
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ミュージック・ブレス・ユー!!の感想・レビュー(514)

なんて書けばいいのだろう。青春小説と言えばスポーツやバントや何かにぶつかって成長する話や恋ばなをイメージするがこの作品は全く当てはまらない。音楽を聴くことが好きな少女の普通の日常を描いてる。バント活動がうまくいかず聴くことに逃避するアザミ。自ら何をするけどはなく流されるだけのアザミ。流されながらも刻々と近づく卒業。周りは進路を決めるのに自分だけが取り残される。だがもどかしいくらい少しづつ賢くなっていく。いらいらしながらも共感する自分がいた。ラストページがとても心に響いた。兵庫氏の解説も素晴しかった。
★85 - コメント(0) - 2月5日

会話の中で好きなアーティストの名前がたくさん出てきた。津村記久子さんは音楽に詳しいのかなぁ。
★5 - コメント(0) - 1月25日

あらすじを要約すると、女子高生の卒業までの日々を趣味の音楽を通して描いている、というような感じになります。ありきたりな物だと思われるかもしれませんが、さすが津村記久子、一筋縄ではいきません。大人の鑑賞に十分な文学作品です。それでいて、青春の日々を感じさせてくれる、どこか切ない物語でもあります。またいつか再読したいです。
★5 - コメント(0) - 1月20日

時期的な問題か、読んでいてしんどかった。共感の枠から飛び出したぶん、余計に自分のことを考えてしまって苦しい。ただ、この一文が残っている。「アザミは、今はヘッドホンをかぶっていないし、何も持っていないし、これからもそうだけど、自分はひょっとしたら、音楽を聴いたという記憶だけで生きていけるのではないかと思った」18歳で「お前はもう若くない」なんて言われたら、とてつもない絶望だよなと思った。
★19 - コメント(0) - 1月15日

少しの待ち時間でも音楽なしでは耐えられないアザミは、周囲の流れにうまく乗ることができない。音楽ばかり聴いていることも、恥じている。本書は、そんなアザミが逃げ込む場所として音楽を捉えるのではなく、音楽との付き合い方を学んでいく物語になっている。後半、アニーが友人の死をキッカケにブログの更新を止めてしまうが、アザミはそれに対してかける言葉を見つけられない。しかし、最後の最後でアザミの頭に浮かんだであろう言葉は、まさにタイトルの「ミュージック・ブレス・ユー」だと思った。音楽のご加護がありますように、と。
★2 - コメント(0) - 2016年12月30日

SSD
一言でいうとカオス。文章というか一文一文が冗長で説明がわかりにくい 順序逆にすればもっとわかりやすいのに。これで文学部の人?というか文学ってわかりやすいことをわざとわかりにくくしないといけない決まりでもある?主人公のキャラがぐだぐだで語りもそんな感じ。主人公の名前を出して客観語りなのに口調が主人公だし。これでなんか賞取ってるみたいで驚いた。前半はそんな感じで苦痛の時間だったが慣れた後半、高校時代の色々な憤りを描いた女同士あるいは男女の友情、主人公の友人のさばさば感が心地良くなった。投捨て煙草をお返しも○
★13 - コメント(0) - 2016年12月25日

名解説。もちろん作品もいいけれど。
★2 - コメント(0) - 2016年12月22日

自分自身との折り合いのつけ方。周りとの距離の取り方。それが下手くそでついつい諦めがちになってしまう気持ちは良くわかる。読み終わってからあらためて第一章のチユキ視点のパートを読むと、チユキっていいヤツだなって思った。
★5 - コメント(0) - 2016年11月29日

その軽快なタイトルやパンク好きの髪を赤く染めた女子高生アザミの物語であるという点から、てっきりポップな感じの作品を想像していたけれど、全然そうじゃない。始終低空飛行、跳ねてないし、全体のトーンもどこか暗い印象だ。どうも「イケてない」というのが作者の狙いのようだ。それにしても些か書き込み過ぎな気がする。文字数を削ってもっとテンポアップし、音楽的なノリ(リズム)を重視したほうが良かったのではないか?と僭越ながら自分はそう思った。
★8 - コメント(0) - 2016年11月27日

音楽に依存した女子高生の高校生活の話!映画『リンダリンダリンダ』みたいな感じで、バンドを組んで、あーだこーだと盛りあがる話だと勝手に思い込んでて、読んでみたら、まったく違う話でした(笑)女子高生アザミのちょっとずつ大人の階段をのぼって成長する話でし(^^;)ちょっと読みにくかったんですが、趣味があるっていいよねと思い、そして、ひとつの事にこんなに取り込めるアザミが羨ましいです。さらにチユキの破天荒さが、いい味だしてました(^^)BGMにはガガガSPがいいかな(^^;)
★131 - コメント(0) - 2016年11月13日

★★★★☆苦みのなかに甘さを感じるような、不思議な小説だった。印象的な冒頭と発達障害ふうの主人公から、今村夏子『こちらあみ子』を連想したのはわたしだけではないはず。物覚えが悪かったりする主人公の絶妙なダメさが妙にリアルで、改めてこの作家は細部がすばらしいなあと思った。個人的には、回想で病院帰りの母親がショックを受けつつも娘を受け入れるシーンで泣きそうになった。最後の最後までどうにもうまくいかず、でも誰も悪くない、という現実のやりきれなさみたいなものがこみ上げてくる。青春小説のオールタイムベスト。
★1 - コメント(0) - 2016年11月13日

電車が来るまでの間でさえ音楽なしでは不安になるくらい音楽中心の主人公。音楽以外は一生懸命になれないけど、その音楽の知識も友だちと語り合えなくて、人生がうまくいってないわけではないけどどこか停滞してて、でも高校の終わりは刻々と迫っている。大きな出来事はないけど印象に残る話でした。
★6 - コメント(0) - 2016年9月30日

津村作品に登場する社会人に共感してしまうので、東京弁先生の気苦労や優しさが生徒や保護者にはちゃんと伝わっていて感謝されてるのが良かった。
★5 - コメント(0) - 2016年9月21日

ton
出てくるバンドもミュージシャンも殆ど知らないけど、 読み終えた時、大切な1冊が増えたなーと嬉しくなった。 青春小説って、話題の作品だとしても食指が動かないことが多い自分は もしかしたら色々勿体ないのかもしれない。
★7 - コメント(0) - 2016年9月10日

★8 初津村記久子作品。音楽を聞くことに没頭し、音楽を愛して依存して崇拝しているアザミが高校生活を送っていく中で少しずつ成長する物語。アザミの中で神に近い存在として音楽が描かれるが、音楽はアザミを生かしてはくれるが社会的に救ってはくれず、アザミ自身もその事に気が付いている。アザミの周囲に合せようとする感覚や自分自身に対する諦めの感情が読み手としては辛く苦しいが、最後の締めでは遠くに景色に希望が見えるようで少し胸が軽くなった。文章自体は独自のリズムでとても楽しめた。あと、兵庫慎司さんの解説も良かった。
★17 - コメント(2) - 2016年8月22日

kou
おもしろく読めた。音楽が生活の糧になる感覚はとてもよくわかる。こういう人は音楽を聴くことで自分の中のへこみを埋めれるんだと思う。人によってはそれが読書だったり自分を鍛えることだったり人と繋がることだったりetcで、このへこみを埋める行為は生きる理由になると思うんだよ。このへこみは人によって場所も数も深さもなにで埋めれるかも違くて、これを人凹み論という持論として最近確立した笑。だから何かを一生懸命にやってる人のことは笑わないでほしい。人を笑う事以外で自分のへこみを埋める何かを探してほしい。
★6 - コメント(0) - 2016年8月3日

ヘッドホンを手放さないアザミの、音楽を聴いて支えられる感じってなんかわかるなぁ、とそこはかとなく思いながら読んだ。挿入された彼女の子どもの頃のエピソードが、発達障害があるのかな?と感じさせるものだった。あれこれ考えたり、悩んだり、居心地悪さを感じたり、よくわからないことに突き動かされたりと、じたばたする時期だな、ということを強烈に思い起こさせるお話だった。
★21 - コメント(0) - 2016年7月29日

小説というより「密着ドキュメンタリー」を文字で読んでいるような、そんな「津村記久子ならでは」の感覚を存分に味わえる一冊。痛い子(笑)アザミの姿は焦ったく思いながらも、目が離せませんでした。
★2 - コメント(0) - 2016年6月24日

主人公は発達障害?らしい女子高校生で、洋楽に傾倒というか音楽でバランスを取ってる。なんとなく同じレールにいた友達が大きく分かれていくのが、高校卒業時。彼女はちょっと出遅れたケド、垣間見える未来に向かって少しずつ進んでいくんだろうな。しかしこの学校の進路指導はテキトーだな・・。ちょっと冷めた目線の文章は変わらず好きだけど、洋楽音痴で楽曲もミュージシャンもわからず、共感できるところが少なかったので最後まで話にのめり込めず、読了まで時間がかかってしまった。
★4 - コメント(0) - 2016年6月5日

主人公アザミは、どこにでもいる普通の女子高生の様でいて、普通ではないとも言えなくもない、不思議、と言えば不思議な女の子。高三という多感な時期にある彼女を取り巻く人間関係が、ストーリーをリアルな世界へと逆行させていく。アザミのやさぐれた感性が、歳の差を超え、フィクションという枠を超えて伝わってきて、痛快だった。最後まで進路は決まらなかったけれど、奇しくも矯正器が取れた時に、アザミはヘッドホンを外す。何も持っていないありのままの自分で生きていこうとする姿がそこには描かれている様な気がして、胸が掬われた。
★13 - コメント(0) - 2016年6月4日

長嶋有さんが嫉妬する作家として名前を挙げていたので気になって読んでみたら、これがよかった。主人公のアザミは勉強はできないかもしれないけれど、自分自身が何をどう感じているのか、そしてどうすべきなのかについてわからないながらも真剣に考え悩む。自分が高校生の時は、いや今もだけど、そんな風に考えたことはなかったから最初はただの変わった女の子だと思っていたアザミがどんどんカッコよく思えてきた。また読み返すことになりそうだし、津村さんの他の作品も読んでみたい。
★3 - コメント(0) - 2016年5月10日

自分の小さな世界はいつだってまぶしくて大切。でもそんな世界が終わろうとする瞬間も実はもっとかけがえのないものなのかもしれない。
★9 - コメント(0) - 2016年5月9日

アザミにとって、音楽を聴くことは当たり前のこととしてそこにある。自身を振り返ってみると、形は違えど同じように、馬鹿みたいに(小説よりも)漫画ばかり読んでいた高校生活だったなぁと。これは通じるかな?と期待半分諦め半分の球を投げた時に、返ってきたものが期待以上だったためしがない、その感覚は、わかる。ほとんどの人が、そこまでの知識はいらないものとみなしていた。同じ匂いを感じるであろうトノムラに寄せるのは、仲間を見つけた喜びではなく、生きにくさへの同情。会話や行動の節々に、アザミの優しさが表れている。
★10 - コメント(0) - 2016年5月6日

主人公の女の子が発達障害っぽくて、その取り留めのなさに笑えたけど、後半の友達のチユキちゃんとの悪者成敗みたいな部分にはうまく乗れなかった。。。わたしはそんなに音楽が好きじゃないけど、本や映画は好きだし、本を読んでいるときや映画を見ているときにだけ、無力な自分から解き放たれて、別の世界に行けるという感覚はよく理解できた。息をするために、本を読むし、映画を観る。できればその感動を深く理解したい。向こう側にある世界に近づきたい。読めば読むほど、賢くなって、向こう側へ行けるのだと信じていた時期があったと思う。
★5 - コメント(2) - 2016年3月23日

女子高生っていう、今だいぶ縁遠い世代の話なので、津村さんの話の中ではとっつきにくい話だろうと思ったけど全然そんなことなかった。悩みながらもみんないきいきと飛び回って、高校生の頃ってすこしあほの方が楽しいよなー。こういう価値観の時代に戻りたいなあ、なんてしみじみ思ってしまった。大きな盛り上がりがある話じゃないけれど、映画とかになってもきっと面白いと思う。出てくる曲を知っているともっと味わえるのかな。
★24 - コメント(0) - 2016年2月16日

★★★
★1 - コメント(0) - 2016年2月14日

洋楽に、うといので、物語に入り込めるかな?と思ったが、どんどん引き込まれた。アザミが小学生の時に、母親と病院に行った帰りのシーンと、チユキが、 金沢へ旅立つ駅のホームであっけない程の別れのシーンで泣けてしまった。 アザミとチユキの友情がいいなぁ。登場人物がみな、個性が あって好きな小説のひとつになった。     
★6 - コメント(0) - 2016年2月7日

主人公のアザミは普通できるようなことが上手くできない。ただひたすら音楽漬けの毎日の中で、人との距離や勉強とか将来とか、答えの出ないものを少しづつ考え始める。アザミやその友人達の誰も自分には似てないけれど、高校生活がこんなダルい毎日の繰り返しだと言うのはよくわかる。彼らの滅茶苦茶なところも共感はできないけれど、わかる。何度も何度も繰り返し好きな曲を聴いて、聴いて、その感じは本当によくわかる。ヘッドホンとアザミの心境が連動して、爽やかだった。で、本編とは無関係なのでアレだけど、解説がちょっといらなかった。
★13 - コメント(0) - 2015年12月26日

私はどちらかといえばトノムラ寄りの聴き方をしていて、アザミのような聴き方も素敵だなと思った。チユキが魅力的だった。
★5 - コメント(0) - 2015年12月19日

題名なんて訳すのかな?ってまず思った。ブレスって祝福?音楽があなたを祝福する? バンドの話しかと思ったらすぐにポシャり、高校生活がメイン。事件が起こったりする訳ではないので淡々と進む話しの流れの中で、歯科矯正がアクセントになっています。
★20 - コメント(0) - 2015年12月17日

学生時代が遠くなってきて、あんまり中学生や高校生の生活を題材にした小説って手に取らなくなった。津村作品が好きなので読んでみたこれは当たり。面白かった。てっきりバンド内での人間関係を主軸に話が進むのかと思っていたら最初であっさり解散。アザミはただただ好きな洋楽を聴いてそれに支えられるようにして生きている。アザミとチユキの友情もいいし、マニアックな洋楽趣味で繋がった男子との付かず離れずの 友情なのか、でも恋愛に発展しそうにもない、という関係性もよい。現役学生にも読んでほしい作品。
★6 - コメント(0) - 2015年12月9日

★5
★1 - コメント(0) - 2015年11月25日

共感はするが読み辛いって読書のねじれ現象みたいなのが起きてしまった。延々と進まずストレスが溜まり汗が噴き出てくる。あまり自分には向いてないのかなぁ?アザミの周りを囲む友達はチユキをはじめ、みんな良い人だと思った。
★2 - コメント(0) - 2015年11月3日

★★
- コメント(0) - 2015年9月28日

自分の世界だけが全てだった高校生の頃を思い出した。あの頃は、周りの環境を窮屈に感じていたけれど、今思うと、自分の好きな事で毎日を埋め尽くすことが許されていた唯一の時間だったんだなぁ〜としみじみ思った。 アザミは生きづらい特性をたくさん持っていたけれど、チユキがいることで救われて、それはチユキも同じだったと思う。なんだか、あの頃に戻りたいなぁと思わせるお話だった。
★12 - コメント(0) - 2015年9月13日

関西弁で話す高校生の登場人物たち。関西弁だと、これはどういうニュアンスで出てきた言葉なのだろうと考えてしまうほどに、みんなの若者らしい個性的で不器用な繊細さや優しさが伝わってきた。
★4 - コメント(0) - 2015年9月4日

アザミと彼女の友人たちとの会話が良い。脊髄反射的な受け答えでなく、頭の中のフィルターを一度通してから、都度々々、最適な言葉を発するように心掛けているだろうことが感じられる。アザミが言いかけた言葉を飲み込む場面が度々描かれていて、それは相手を思いやる気持ちの現れなのだろう。ほかの子らの言葉にも同じく、思いやりの気持ちを感じ取ることができる。うらやましい程に青春。
★10 - コメント(0) - 2015年8月18日

アザミの「自分自身」をとらえている感じに拍手したいきもち。うまくいかない自分を大変フラットにとらえているというか。でも、それがあたしやん、というか。
★4 - コメント(0) - 2015年7月27日

『音楽は恩寵だった』と主人公は語るが、タイトル通り音楽にbless(祝福)されているだけでなく、歯列矯正のブレスを付ける彼女から連想してしまうに、音楽にbrace(支柱)もされているのかと思った。それくらいただ音楽が好きで、音楽無しではいきられないアザミ。純粋すぎるが故にうまくいかない様は太宰の人間失格を感じさせるところもあるけれど、そんなじめっぽくなくて、個性豊かな友達に恵まれて不器用ながらにも前に進んでいくところが読んでいて清々しかった。
★7 - コメント(0) - 2015年6月28日

ミュージック・ブレス・ユー!!の 評価:76 感想・レビュー:186
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