化身 (角川ホラー文庫)

化身 (角川ホラー文庫)
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化身はこんな本です

化身の感想・レビュー(125)

最初主人公が前向きで、このお話は怖くないと思った。でも作品の怖さはそこにあった。池の中で彼は現実の生活をほとんど思い出さない。生きるためのみのモチベーションで、変化し、生き延る。最後に元の状態に戻って「ぼくはせめて来た道を帰ろうと思った。だが、今となってはそれがどの方角なのか見当もつかなかった」繋がりがなければ、現実には帰れない。池ほうが楽なのだ。どちらが悪夢か。ヤゴがトンボにならず、幼虫に戻った。同時収録「幸せという名のインコ」彼のその後のようで怖さが倍増。
- コメント(0) - 1月29日

「化身」、「雷魚」、「幸福という名のインコ」の3編収録。どれもつまらないわけではないが、描写・表現が何となくまどろっこしいのと、地の文に所々作者の思想が漏れてる所があって集中できず。化身は仕事が嫌になって海外に行った男が深い穴の泉に落ちて少しずつ体が水棲生物のようになって生きていく話。雷魚は口裂け女の噂におびえる小学生が主人公の郷愁を感じさせるもの。インコはオチのあるブラック短編。展開力はあるのだが、発想・表現が凡庸というか、作家の特徴が掴めない話ばかりだった。
★6 - コメント(0) - 2016年8月2日

ただの人間一人きりで生物の進化、その過程を体現した男の話し。確かに恐ろしい状況ではあるけれど、それ以上に何か神秘的な出来事に思えた。/第16回ホラー小説大賞
★33 - コメント(0) - 2016年6月28日

帯にあったような鳥肌が立つような怖さ・・・みたいなのは私は感じなかったが、サバイバル感がとても楽しかった。この方の文章、いいですね。すごく。
★1 - コメント(0) - 2016年5月18日

怖さはないが、文章が上手い。だから読まされる。表題作はいっそ蟻に食われた方が気味悪かった。インコの話がこの中では一番面白い。世にも奇妙なチックだけども。
- コメント(0) - 2016年4月19日

【ホラー小説大賞 大賞作】初読みの作家さん。全体的に怖さはなく、どちらかというと不気味さの方が強かった。大賞作の「化身」は、ジャングルの奥地で閉じ込められ、生き延びようと順応していく男の物語。他2篇は、似たような作品を読んだなという程度。特に「雷魚」に至っては、どこがホラーなの?と思ってしまった。「幸せという名のインコ」が1番の登場人物が現実的で、怖さはあったかな。貧しさゆえに心までも貧しくなっていった男の結末には、自業自得だと思う。
★12 - コメント(0) - 2015年12月8日

ホラー小説大賞の大賞受賞作の化身は特に怖さはない。閉鎖空間での出来事にリアリティがあり、男の生存への執念がうまく描かれている。他の二編は可もなく不可もないといった感じ。あまりひねりの効いた話を書くタイプの作家さんではないのもしれない。
- コメント(0) - 2015年10月16日

ホラー文庫ですが表題の化身は全く怖くないです。なんかポジティブに生き残るぞ!と元気に頑張る話でした。この主人公どこでも生きてけそうでもうヒトとは違うものになってるんじゃないかと思うけども。それよりインコの方が怖い。聞き違いってところが少し笑ってしまうのでアレですが。嫁はまっとうなので主人公だけがおかしいという感じですよね。
★1 - コメント(0) - 2015年9月8日

8月の冊数が伸びなかったのはコイツのせいでござる。好かぬ、合わぬ。 『化身』人間が魚人になって、ヌルッと脱皮したかと思ったらまた人間に戻ったよ。 『雷魚』これはダメだ。触り長過ぎィ。話は普通なのにネ!ただ死んだ女と話してただけ! 『幸せという名のインコ』アヤコシヌヨの段階で主人公が死ぬんだなーって思ったけども、まさかの聞き間違え(笑)ハヤクシネヨって予言じゃなくて願望じゃね?
★1 - コメント(0) - 2015年8月18日

受賞作で表題作の化身は何とも不思議なテイスト。客観的に見れば異常な現象だが、当事者の語り口調があまりに淡々としているので、どことなくコミカルにも思えてくる。奇怪さの中に生命の逞しさを感じる、従来のホラーとはまた違った風味の作品。怖くはないが面白かった。二作目「雷魚」ダラダラした展開に捻りのないオチで正直面白くない。三作目「幸せという名のインコ」ベタベタの展開に在り来たりのオチ。これぞホラーの王道。目新しさは無くこれで受賞は無理だろうが、ザ・ホラーという雰囲気は悪くないし、短編の一つして見ると十分面白い。
★10 - コメント(0) - 2015年7月22日

[dブック]「化身」が面白かった。
- コメント(0) - 2015年6月25日

Kindle版。表題作は、ジャングルで人工の池に落ちた男性が、抜け出す事が出来ないまま池の住人として変化していく様がとても不気味で怖かった。最後どうなるかと思ったら一応ハッピーエンドで安心、一応ねw最初から不条理な話から始まったから残り2本も身構えたら、小学生男児のほっこりいい話と、インコが御宣託をするちょっと不幸な話で、1話目ほどの衝撃はなかったかな。文体はとても読みやすく入り込めて良かった。
★3 - コメント(0) - 2015年3月13日

ホラーなのですね。生への執着を描いた物だと感じました。『変身』とは違い進化がテーマかな、と。だだ、この期の彼は普通の生活に戻れるのでしょうか?
★3 - コメント(0) - 2015年1月10日

読みやすくリアリティある文章で、どの作品も一気に感情移入してしまう。心良い語り口でしっかり怖い、渋いホラー作品集です。表題作も凄いが、ほのぼのペットものに見せかけて…な「幸せという名のインコ」もなかなか。
★2 - コメント(0) - 2014年10月15日

「化身」のあらすじに惹かれて。ホラーなのかな?リアリティはないけど身体を変化させてしまうほどの、生への執着はちょっと怖かった。その後の主人公は無事人間に戻れたのか気になる。戻れたとしても何年経過してるんだろうw 「幸せという名のインコ」が一番印象的でした。お金が人を変えてしまう怖さもあるけど、インコの不気味さがなんとも・・・後味悪くて好きです。「雷魚」はあまり好みではなかったけど、他2つが良かったのでおっけー。
★9 - コメント(0) - 2014年10月6日

自分は「化身」「雷魚」よりも「幸せという名のインコ」の方が良かったと思うけどなぁ。  短い感想で・・・
★2 - コメント(0) - 2014年7月31日

第16回日本ホラー小説大賞受賞、化身。この作品から、今までのものにはない、「生の執着」に対する恐怖を感じる。ある意味、人の死なないホラー小説であるが、それは死の恐怖の裏返しであり、人間、いや生命本能の狂気が死以上に恐ろしい。ーただ表題作以外は、なんだか普通。端正な文体?確かに精密な文体ではあるが中身がつまらない。だからそこは絶賛する程なのかなと疑問に思う。
★31 - コメント(0) - 2014年5月9日

感想を眺めると表題作以外は微妙という意見が多いけれど、個人的にはどの短篇も楽しめた。確かにホラーとして見ると特に目新しさはないものの、物語として読ませる力はあると思う。表題作は、密林の奥深くの池に落ちてしまった主人公が脱出もできない極限状態に追い込まれる事によって、徐々に体が環境に適応して途轍もない進化を遂げる話。正直物語としての内容はこれだけでオチらしいオチもないというのに、これが非常に面白い。本作の中ではこれがベスト。何とも凄まじい進化を遂げた彼のその後が実に気になる。
★2 - コメント(1) - 2014年4月9日

環境に適応して体が変化していく男の話だった表題作は結構よかったです ホラーというほど怖くはないですが
★1 - コメント(0) - 2014年4月7日

きれいな池、およいでみたいけど…生のものばかりで、おなかこわさなかったのかな?
★2 - コメント(0) - 2013年11月19日

おそろしい展開になるかと思ったら、意外。主人公の精神力が強いのかな。表題作以外はイマイチ。ありがちな話。
- コメント(0) - 2013年10月11日

密林の奥底、四方を壁に囲まれた人の来る気配すらない池、そんなさながら金魚鉢のような場所に転落した一人の男。物語の舞台はそんな閉鎖された空間から一歩も外へは出ないのに、予想だに付かない方向へ展開してゆきます。何処となくカフカの「変身」を彷彿とさせ、生きる上での"形"というものを逆説的に考えさせられました。表題作の以外の二編にはそれぞれ違った味わいがあり、幻想怪奇、ホラー、望郷とセンチメンタル、これから出版されるであろう新しい作品が非常に楽しみな作家さんです。
★8 - コメント(0) - 2013年8月11日

カフカの変身とは違うんだけど、段々変化してく様は、なんだ、心も体も変化してってる感じで面白いと想う。人間としてのしがみつきも。他短編2作。雷魚、幸せという名のインコ。
- コメント(0) - 2013年6月8日

表題作は星五つ。星新一のショートショートで似たような話があったな。2番目のはありきたりでつまらん。3番目はもう読んでない。
★2 - コメント(0) - 2013年5月1日

表題は面白かったが、あとはそれなり。
★2 - コメント(0) - 2012年12月8日

人類の進化の可能性を描いた作品?すごく面白かったです。
- コメント(0) - 2012年11月4日

第16回日本ホラー小説大賞受賞作。表題は異国の池に閉じ込められた主人公が、徐々に環境に“適応”し、変化していく様を描いた作品。怖くはなく、むしろ楽しそうだと思うくらいでしたが、蟻の描写は鼻がむずむずして気持ち悪かったです。蟹の甲羅で飲む果実酒は美味しそう。大賞作にしてはあと一歩、何かが足りない気もしました。「雷魚」は正統派ホラー。既視感は否めませんが、まとまった作品でした。「幸せという名のインコ」は世にも奇妙な物語風の読み心地。カタカナの無機質な感じにぞっとしました。ただ時折入る経済の蘊蓄は、特に効果的で
★8 - コメント(1) - 2012年9月2日

so
変身
- コメント(0) - 2012年8月26日

変身もの。登場人物ひとり。この特異な状況で、よくもここまでの物語を・・・。類稀な才能に舌を巻く。
★17 - コメント(2) - 2012年7月19日

読んだのだいぶ前で今更ですが、感想をば。表題作は、「そんなに経ってんのかよww」とこっちは感じるのに、主人公が妙に冷静でこわい。順応って、主体が思ってるよりずっと怖いんだなあと。結末は、つまらなそうに見えて実はそうじゃない。今までのとんでもない体験はどうした?と言いたくなるスッキリさ。これまた主人公の冷静さ、というか一種の達観が生んだ違和感あるハッピーエンド。いい後味ですね。 『幸せという名のインコ』は、じわじわ来る怖さが秀逸。コイツだ!と言い切れる一歩手前まで来てるのに、疑い切れない怖さがうまく出てる
★2 - コメント(0) - 2012年7月4日

DK
オリジナリティという点では表題作が突出しており、界観の構築と神秘的、幻想的な雰囲気など抜群の完成度だった。それだけに他二編の既視感は残念な印象。環境に応じた心の動きを掴むのが上手いのか、登場人物と感情を共に出来るので入り込みやすいので、もう少しドラスティックな面があるとインパクトを残すと思う。「幸せという名のインコ」は非常に現実的な切迫感が痛い。やっぱりお金が一番怖いよね。
- コメント(0) - 2012年6月28日

表題作はもちろんのこと、その他の短編も、背筋が寒くなる作品だった。全編読むことがおすすめ。
★2 - コメント(0) - 2012年5月22日

怖いというより、やはり奇妙な味わいの物語群。『化身』は結構好きかも。彼は最後には、何になっちゃったんだろう。グルッと一周して人間に戻れたのだろうか。『雷魚』は、何だか懐かしくさえ思えるゴーストストーリー。雰囲気は非常に好み。インコの話は…やっぱり懐かしさを覚えなくもない展開ながら、最後の驚愕の一言にゾクリ。総じて将来バケるかもしれない作家さんだな、と思わされる作品群だった。
★11 - コメント(4) - 2012年5月18日

表題作よりも「幸せという名のインコ」の方が後味が悪くて好みでした。
★2 - コメント(0) - 2012年5月10日

表題作はホラーとは少し違う気がした。主人公の身体が徐々に変態していく様は不気味だけど、神秘的な印象の方が強かった。奥深い作品だと思う。その他、短編二作が綴られており、そちらはわかりやすいストーリー。
★2 - コメント(0) - 2012年4月12日

個人的には過去のホラー小説大賞の中でも一、ニを争う傑作だと思います。これを選び出した選考委員の眼というものは確かなものだなと唸ったものです。
★4 - コメント(0) - 2012年2月22日

過去の大賞受賞作と比較すると、この作品が大賞なのは納得がいかないです。 短編賞だったらOKなのですが……。そう思ってしまうのも、この作品が小川一水の『漂った男』と非常に良く似たプロットを持っていて、かつ、小川一水の短編の方がずっと怖いと感じた作品だったから。
★2 - コメント(0) - 2012年1月15日

化身の 評価:100 感想・レビュー:57
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