きりこについて (角川文庫)

きりこについて (角川文庫)
あらすじ・内容
きりこは「ぶす」な女の子。小学校の体育館裏で、人の言葉がわかる、とても賢い黒猫をひろった。美しいってどういうこと? 生きるってつらいこと? きりこがみつけた世の中でいちばん大切なこと。

あらすじ・内容をもっと見る
217ページ
4662登録

きりこについてはこんな本です

きりこについてを読んだ人はこんな本も読んでいます


きりこについてはこんな本です

きりこについての感想・レビュー(3234)

自分自身にも他人にも、容れ物だけが本物みたいに思っていることいっぱいある。きりこはすごい。あの年齢で容れ物も中身も込みで自分だと気づいたのだから。いいことも悪いことも全ての経験が自分を作っているのだなぁ。
★19 - コメント(0) - 2月25日

面白かった。「きりこは、ぶすである」から物語は始まる。きりこはまさに絶世のぶすである。何度読んでも容姿が想像つかない程に。きりこと黒猫・ラムセス2世との出会い。猫は人間と話ができるけれど、それをわかっている人間が少ないのだ。【猫はそもそも、ペットではない。手元にある辞書でペットを調べてみると、「①愛玩用の動物。②お気に入り。また、年少の愛人」とある。笑止!】今回は猫本として読みましたが、人間とはまこと愚かで、猫とは気高く高潔な生き物ということだ。
★11 - コメント(0) - 2月25日

きりこはどれほどぶすなのか。ありったけの表現を用いて語られるぶすさは、とにかく私の想像以上なのだろう。猫の世界の長老おぼんさんが説明することわざの意味不明さ、白玉を口の中でずっと大切になめ続ける下りはよくこんなの思いつくなぁと笑うしかない。きりこは自分をかわいいと信じて疑わなかったがある日、初恋のこうたくんにぶすといわれてから落ち込み引きこもる。いつもそばにいる猫のラムセス2世はきりこを敬い、励ましそして語る。「自分のしたいことを、叶えてあげるんは、自分しかおらん」「容れ物(容姿等)は関係ない」その通り!
★8 - コメント(0) - 2月23日

人気の作家さんのわりに、初読みでした。すぐに好きな作家さんに仲間入りしそうです。読めてよかった。そして読み返したくもなりそう。大阪育ちの方はなんかもう、笑いのセンスが自然に植えつけられるのでしょうか。長老猫おぼんさんが言いはなった「おばはんらが一番好きなもん」のくだりは、飲食店にこの前までいたわたしには、もう堪らず声を出して笑いました。笑い泣きたいとき推奨。(どんなとき?笑) #(^ΦωΦ^) 猫と読書
★24 - コメント(0) - 2月22日

“きりこはぶす”である。しかし、それよりも重要なのは、“きりこはきりこ”だと言うことだ。聡明な黒猫・ラムセス2世ときりこは、肉球よりもまるい世界で生きる私たちに、大切なことを思い出させてくれる。それは、誰かの言葉に惑わされないで、自分として、生きる喜び。何度読み返しても、読んでよかったと思える作品。次に読む時は、私の心も、一角残してまあるくなっていれば良いんだけどなぁ。(今はゲジゲジしているので…笑)
★6 - コメント(0) - 2月22日

西加奈子さん初読み。『世界は、肉球より、まるい。』きりこに説明するラムセス2世、全然噛み砕いてないからwウケたwそうか、猫に可愛いは屈辱なのか、失礼していた。確かに賢いなコイツ!て猫はいるもんなー。おぼんさん、百年生きてても化け猫ではないのね、覚えておこう。きりこの自分が可愛いと思っていたやんか!発言と自分もこうた君にだけは容姿に捕らわれていたことを気付くとこ、いいなぁ。さて、西加奈子さん、次は何を読めるかな?楽しみ♪
★17 - コメント(0) - 2月22日

西加奈子さん初読みです。改めてしみじみと「ぶす」って超ド級に否定的な言葉だな、と、噛み締めて読みました(笑)。こんなにぶすぶす書いてある本、珍しいですよね。なのに凄くキュートなので不思議です。リズミカルな語りに「ラムセス二世」とか「パァパ」とか「マァマ」とか「キャロラインちゃん」とか(笑)。開いてすぐ惹きこまれました。「うちは、容れ物も、中身も込みで、うち、なんやな。」「うちの人生すべてで、うち、なんやな!」そんなきりこは最高にかっこよくて、いい女です!
★46 - コメント(5) - 2月20日

おすすめしていただいたもの。この物語のいろんなところに自分がいる。中身が大事だよって話ではない。中身と容れ物と歴史。少しずつ積み上げてきた不確かな自信のようなものを、大丈夫だと後押しし、まだまだだと未熟さ(これから良くも悪くもどうにでもなりますよ、ということ)もやんわりと伝えてくれる。
★7 - コメント(0) - 2月18日

「うちは、容れ物も、中身も込みで、うち、なんやな。」そうです。 猫は偉大…!
★3 - コメント(0) - 2月15日

なかなか強烈な作品だった。きりこの顔は思い浮かべようと思っても、浮かんで来ない。なぜだ!
★4 - コメント(0) - 2月14日

これが西加奈子だったのか……! これまで読んだのは、うつくしい人・窓の魚で、どちらも西加奈子ぽくない、みたいなレビューが書かれてて、私としては「そうなんだ?」って感じだったわけだけど、そうみんなが言う理由がわかったなぁ。 でも、きりこについては、うつくしい人と根底に流れるテーマは近しいところがあるのではと思う。表層的な語り口はまるで違うけど、中身は同じ人が書いたそれだなぁと思う。改めて他の 西加奈子作品も読みたい。サラバとか。
★6 - コメント(0) - 2月14日

西作品2作目。読み始めから三分の二くらいまで嫌悪感しかなかった。さっさと読み飛ばして次に行こうと思っていたのに、後半はきりことその周りの人々に喝采を送っていた。奥が深いなー
★11 - コメント(0) - 2月13日

「セックスをたくさんしてるから、体を大切にしてへん、のやなくて、ちせちゃんは、自分の体が何をしたいかをよく分かってて、その望む通りにしてるんやから、それは大切にしてる、ていうことやと思う。自分のしたいことを、かなえてあげるんは、自分しかおらんと思うから。」「性交の際、なんともいえない安心感で涙を流したのも、初めてだった。自分で、自分の体の欲求に従い、自分の体を愛することは、もちろん幸せなことであるが、自分以上に、自分の体を愛し、慈しんでくれる相手がいるというのは、もっと幸せなことであると、知った。」
★6 - コメント(0) - 2月12日

誰かにおかしいと言われてもその「誰か」は「自分」ではない。「自分」は「自分」だと思えることの強さを教えてくれる、そんな素敵な作品でした。
★21 - コメント(0) - 2月11日

なんかすごい話だった。「自分のしたいことを、叶えてあげるんは、自分しかおらん」ということ。「自分」の欲求に従うこと。思うように生きること。誰かに「おかしい」と言われても「誰か」は「自分」ではないのだから、気にしないこと。いや~いいこと言うね。「うちは、容れ物も中身も込みで、うち、なんやな」「今まで、うちが経験してきたうちの人生すべてで、うち、なんやな」その通りやね。
★66 - コメント(0) - 2月10日

西さん初読です。なんとなく今まで避けてた(笑)読んでみると何とまあ不思議な世界!一文目がいきなり「きりこはぶすである。」だもの。ラムセス2世による俯瞰した語りが印象的。ぶすに悩んだものは若い頃苦しみ、顔で得をしたものは大人になって自分の中身の無さに気づくという感じがまたなんとも。さえちゃんが立派な税理士になっていたことが嬉しかった!
★13 - コメント(0) - 2月10日

初作家さん。新聞のコラムを読んで素敵な人だなと思ってたが、作品読んで確信。自分は自分、他の誰でもない。誰もが励まされる一冊だと思う
★6 - コメント(0) - 2月6日

ブスなきりこと賢い猫のお話。人を外見だけ、中身だけで判断してはいけないという当たり前のようなことを教えてくれます。
★2 - コメント(0) - 2月4日

きりこが、死ぬ程、美しい。美しさとはどういうことなのか、猫の清さ尊さ儚さを感じさせられる。どれだけ修辞を尽くしても、この本の良さは伝えきれない。何度でも読み返したくなる、自分の心にいつも置いておきたくなる、本です。
★8 - コメント(0) - 2月4日

★★★☆☆
- コメント(0) - 2月1日

最高に面白かった!書いてくれてありがとう、西さん!
★8 - コメント(0) - 1月29日

ブスだといわれ続け、猫と喋れるきりこ。中身と外見のどちらが大事なのかというテーマ。後半はレイプ根絶を目指すAV女優と過ごす話でちょっと重い感じだが、猫がしゃべるので軽くなる。前半は漫画を読んでいるようで面白かった。55点
★2 - コメント(0) - 1月27日

インパクトのある物語。著者は極端な対比や例、角度から本質を浮かび上がらせることに長けていると思うが、今回も、他の作家さんでは思いつかない、思いついても物語化不可能な、猫視線からのドブス主人公きりこの話を描ききった。本人が猫好きなのが伝わってくる。猫を登場させる物語を書いたら、彼女に敵う作家さんはいないだろう。煙草を吸うためにベランダに出たちせちゃんが、きりこと猫軍団を見て涙したシーンが良かった。「世界は、肉球よりも、まるい」いつまでもくよくよせんと、前行くで~!やはり、私は、西加奈子が好きである。
★6 - コメント(0) - 1月26日

きりこは「ぶす」な女の子。人の言葉がわかる、とても賢い黒猫をひろった。美しいってどういうこと? 生きるってつらいこと?   セリフの面白さは相変わらずですが、「きりこ」の輪郭が私には想像できず難解だったかな。
★6 - コメント(0) - 1月24日

容れ物も中身も込みで私なんだ。世間一般では中身に惚れたとかよく言うけど、人間は中身とその容れ物、そしてその人の歴史、つまりその人そのものがその人なんだな。だから自分がもし人を好きになった時、別に理由付けなんていらない。なんの理由でその人を好きになったか人それぞれ色々あるけど、その人の全てがその人なんだからその人を好きになったという結果が大事なので原因はどうでも良いと考えさせられました。本当に素晴らしい作品だと思うし、自分の生き方に前向きになれます。
★5 - コメント(0) - 1月22日

笑いが止まらない!西先生の本を初めてよみましたが、すっかりファンです。自分のしたいことをしてる人って輝いてみえますよね。今の自分に足りないものをおしえてくれました。
★5 - コメント(0) - 1月21日

「自分」として生きるとはどういうことかを考えさせられる本。ただ内面だけに終始するだけでなく中身も容れ物も両方合わせて「自分」なんだときりこが気づくシーンが良かった。また「人間」に対しての「猫」という存在が、人間社会の中の悩みや傷を「そんなものは猫の世界では〜」と軽やかに笑い飛ばしてくれ、それがきりこと同じような想いを抱える読み手の気持ちをきっと柔らかくほどいてくれるはず。
★5 - コメント(0) - 1月21日

西加奈子さんの本は 主人公の年代の自分の感情を思い起こす。私は子供の頃、子供なんだから可愛いだろうくらいに考えていたが、突然見ず知らずの中学生に「君は可愛くない」と言われる。 それから何につけても「カワイクナイ」が私につきまとった。そんな自分ときりこを重ねてしまったので、読み進むにつれ、きりこの幸せを切に願った!きりこの両親の手放しの愛情も泣ける。 いつも一緒にいた猫のラムセス二世が猫の目線で語ってくれているのも猫好きにはたまらない魅力です。
★6 - コメント(0) - 1月20日

主人公の語るメッセージはよくあるものだけど、それを導くストーリーが奇抜で面白かった。猫を飼いたくなる。
★2 - コメント(0) - 1月19日

読友さんオススメ本。人間の価値観を突破らって猫達のように生きるのは自由で幸せなのことなんだよなぁ…激しく憧れるな♡
★51 - コメント(14) - 1月18日

入れ物も中身も、これまで経験してきたこと全部あわせて、自分。他の誰かのようになりたいと、他人を目指して素の自分を殺して可愛く生きることなんて、ちがう。自分は自分の『好き』を全うして自信を持って胸を張って生きる。そのほうが、見た目だけが可愛いよりも何倍も輝く。なるほど。死ぬまで生きる!
- コメント(0) - 1月15日

またもや、読んでよかったー!としみじみ思える本。『自分のしたいことを、叶えてあげれるんは、自分しかおらん。』『うちは、容れ物も、中身も込みで、うち、なんやな。』名言って言われるものはあんまり好きじゃないけど、赤線を引いて何回も読み返したい言葉がたくさん。猫たちとのやりとりも、たのしいし、書かれてるテーマは重いはずなのに、悲壮感が全然ない。読み終わって爽快になる。本当に、読んでよかった。
★6 - コメント(0) - 1月14日

ブスである自覚のなかったきりこが思春期をむかえ、苦悩しながらも成長していく物語です。小さい頃は疑問に思っていなかったが、実は自分は○○でした!ということは多くの人が経験していると思います。本著はそういう経験を見事に再現しています。こういう内容だと、雰囲気が重くなりがちですが、きりこと猫との関係が物語を軽妙な感じにしていて、気詰まりな感じを払拭しているところが見事です。猫好きな人には、特におすすめです。
★6 - コメント(0) - 1月14日

「人を見た目で判断してはダメ。」そんな当たり前のこと、誰もが分かっていることを真剣に考え直す作品。容れ物、中身、歴史、その人の全てがその人を形成する。見た目で判断するのがダメなんやなく、見た目「だけ」で判断するのがダメってことなんかなーと。まぁ私のIQなんてたかがしれてるので幼稚な言葉しか紡げませんが。。。ここまで言っといてなんですが、「ダメ」の意味はよくわかっていません。。○
★3 - コメント(0) - 1月12日

☆4 B 『肉子ちゃん』以来2冊目。きくこもきりこもどちらも心の闇や現実の冷たさをちゃんと描いてるのが良い。猫の観点から書いてる感じは森見さんっぽくて好みだ。第三者目線で物語を展開することできりこの心理描写が客観的になり過ぎてしまい感情移入の妨げになったかも。AV製作会社立ち上げっていうぶっ飛び具合も面白いし、辛い状況の知人をどんどん採用していくきりこの温かさにも感動。きりこには幸せになってもらいたい。「人は自分が傷つく事を認めた時に傷つくのだ」きりこは『7つの習慣』を読んでるかもしれない。
★6 - コメント(0) - 1月11日

強烈なセンス!映像化したら「アメリ」みたいになるのかなあ、と思いながら読んでた。
★8 - コメント(0) - 1月4日

新年のはじまりにぴったりの一冊。私はわたし。容姿も中身も含めて、今までの経験すべてを合わせたものがわたし。 飼い猫ラムセス2世の視点で軽快に物語が進んでいく。重い場面も出てくるけれど、猫視点だからこその表現が後味重くならなかった。
★7 - コメント(0) - 1月3日

知人に勧められ。冷静に読むとトンデモなストーリーなんだけど、「ありそう!」と思えてしまう。読み返したい。
★21 - コメント(0) - 1月3日

tmm
女の子の価値観と女の価値観の違いが乱暴だけど的を射ている。どっちも残虐。
★2 - コメント(0) - 1月2日

西加奈子の文章は、独特な言葉の使い方をしている。 特に、『きりこについて』はまた独特な気がする。 好みが分かれる気はする、し、私はこの言葉の選び方は少し苦手だったりする。 それでも読んでしまえて、読了後にいい気持ちで本を閉じられるのは、登場する人たちの言葉や行動や思いがまっすぐだからだと思う。 SNSが発達して、自己顕示欲を自分で満たすだけでは飽き足らなくなってしまった現代の若者には読んでほしい。 少なくとも、その部類に分けられるであろう自分は、救われたから。
★5 - コメント(0) - 1月1日

きりこについての 評価:70 感想・レビュー:1127
ログイン新規登録(無料)