きりこについて (角川文庫)

きりこについて (角川文庫)
あらすじ・内容
きりこは「ぶす」な女の子。小学校の体育館裏で、人の言葉がわかる、とても賢い黒猫をひろった。美しいってどういうこと? 生きるってつらいこと? きりこがみつけた世の中でいちばん大切なこと。

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きりこについてはこんな本です

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きりこについてはこんな本です

きりこについての感想・レビュー(3147)

容れ物も中身も込みで私なんだ。世間一般では中身に惚れたとかよく言うけど、人間は中身とその容れ物、そしてその人の歴史、つまりその人そのものがその人なんだな。だから自分がもし人を好きになった時、別に理由付けなんていらない。なんの理由でその人を好きになったか人それぞれ色々あるけど、その人の全てがその人なんだからその人を好きになったという結果が大事なので原因はどうでも良いと考えさせられました。本当に素晴らしい作品だと思うし、自分の生き方に前向きになれます。
★3 - コメント(0) - 1月22日

笑いが止まらない!西先生の本を初めてよみましたが、すっかりファンです。自分のしたいことをしてる人って輝いてみえますよね。今の自分に足りないものをおしえてくれました。
★5 - コメント(0) - 1月21日

「自分」として生きるとはどういうことかを考えさせられる本。ただ内面だけに終始するだけでなく中身も容れ物も両方合わせて「自分」なんだときりこが気づくシーンが良かった。また「人間」に対しての「猫」という存在が、人間社会の中の悩みや傷を「そんなものは猫の世界では〜」と軽やかに笑い飛ばしてくれ、それがきりこと同じような想いを抱える読み手の気持ちをきっと柔らかくほどいてくれるはず。
★5 - コメント(0) - 1月21日

西加奈子さんの本は 主人公の年代の自分の感情を思い起こす。私は子供の頃、子供なんだから可愛いだろうくらいに考えていたが、突然見ず知らずの中学生に「君は可愛くない」と言われる。 それから何につけても「カワイクナイ」が私につきまとった。そんな自分ときりこを重ねてしまったので、読み進むにつれ、きりこの幸せを切に願った!きりこの両親の手放しの愛情も泣ける。 いつも一緒にいた猫のラムセス二世が猫の目線で語ってくれているのも猫好きにはたまらない魅力です。
★6 - コメント(0) - 1月20日

主人公の語るメッセージはよくあるものだけど、それを導くストーリーが奇抜で面白かった。猫を飼いたくなる。
★2 - コメント(0) - 1月19日

読友さんオススメ本。人間の価値観を突破らって猫達のように生きるのは自由で幸せなのことなんだよなぁ…激しく憧れるな♡
★51 - コメント(14) - 1月18日

またもや、読んでよかったー!としみじみ思える本。『自分のしたいことを、叶えてあげれるんは、自分しかおらん。』『うちは、容れ物も、中身も込みで、うち、なんやな。』名言って言われるものはあんまり好きじゃないけど、赤線を引いて何回も読み返したい言葉がたくさん。猫たちとのやりとりも、たのしいし、書かれてるテーマは重いはずなのに、悲壮感が全然ない。読み終わって爽快になる。本当に、読んでよかった。
★6 - コメント(0) - 1月14日

ブスである自覚のなかったきりこが思春期をむかえ、苦悩しながらも成長していく物語です。小さい頃は疑問に思っていなかったが、実は自分は○○でした!ということは多くの人が経験していると思います。本著はそういう経験を見事に再現しています。こういう内容だと、雰囲気が重くなりがちですが、きりこと猫との関係が物語を軽妙な感じにしていて、気詰まりな感じを払拭しているところが見事です。猫好きな人には、特におすすめです。
★5 - コメント(0) - 1月14日

「人を見た目で判断してはダメ。」そんな当たり前のこと、誰もが分かっていることを真剣に考え直す作品。容れ物、中身、歴史、その人の全てがその人を形成する。見た目で判断するのがダメなんやなく、見た目「だけ」で判断するのがダメってことなんかなーと。まぁ私のIQなんてたかがしれてるので幼稚な言葉しか紡げませんが。。。ここまで言っといてなんですが、「ダメ」の意味はよくわかっていません。。○
★3 - コメント(0) - 1月12日

☆4 B 『肉子ちゃん』以来2冊目。きくこもきりこもどちらも心の闇や現実の冷たさをちゃんと描いてるのが良い。猫の観点から書いてる感じは森見さんっぽくて好みだ。第三者目線で物語を展開することできりこの心理描写が客観的になり過ぎてしまい感情移入の妨げになったかも。AV製作会社立ち上げっていうぶっ飛び具合も面白いし、辛い状況の知人をどんどん採用していくきりこの温かさにも感動。きりこには幸せになってもらいたい。「人は自分が傷つく事を認めた時に傷つくのだ」きりこは『7つの習慣』を読んでるかもしれない。
★6 - コメント(0) - 1月11日

強烈なセンス!映像化したら「アメリ」みたいになるのかなあ、と思いながら読んでた。
★8 - コメント(0) - 1月4日

新年のはじまりにぴったりの一冊。私はわたし。容姿も中身も含めて、今までの経験すべてを合わせたものがわたし。 飼い猫ラムセス2世の視点で軽快に物語が進んでいく。重い場面も出てくるけれど、猫視点だからこその表現が後味重くならなかった。
★7 - コメント(0) - 1月3日

知人に勧められ。冷静に読むとトンデモなストーリーなんだけど、「ありそう!」と思えてしまう。読み返したい。
★21 - コメント(0) - 1月3日

tmm
女の子の価値観と女の価値観の違いが乱暴だけど的を射ている。どっちも残虐。
★2 - コメント(0) - 1月2日

西加奈子の文章は、独特な言葉の使い方をしている。 特に、『きりこについて』はまた独特な気がする。 好みが分かれる気はする、し、私はこの言葉の選び方は少し苦手だったりする。 それでも読んでしまえて、読了後にいい気持ちで本を閉じられるのは、登場する人たちの言葉や行動や思いがまっすぐだからだと思う。 SNSが発達して、自己顕示欲を自分で満たすだけでは飽き足らなくなってしまった現代の若者には読んでほしい。 少なくとも、その部類に分けられるであろう自分は、救われたから。
★5 - コメント(0) - 1月1日

読んでとても良かったし感動しました。 ただ、人間ってやはり「容れ物」にひきづられたり差別したりするのも現実なんだなあと改めて思いました。
★3 - コメント(0) - 2016年12月31日

西加奈子は電子書籍で読めない。 海外暮らしの中で貴重な日本図書を扱う古本屋でであった一冊。 勢いのある文章の中に語り手や主人公の生き生きとした純粋な疑問や感情がみえてくる。 その中でふっと大きくて静かな海のような優しさに包まれる きりこがある力を得てからは 魔法少女の変身シーンのあの空間の中にいたようだった
★9 - コメント(0) - 2016年12月28日

病気が発覚して、1か月間、本を読めなかった。本が読めない一生なら、死んだほうがましだと思った。私にはそのくらい読書が人生の支えだったのだ。その中で泣きながらも手にとったのがこの一冊。「自分は死ぬまで生きるだけの存在である。」「自分のしたいことを、叶えてあげるんは、自分しかおらん。」このふたつが名言である。愛猫の死と自意識と。私にはあとどのくらいの本を読む時間が残されているのだろう。願わくば、恐怖と絶望の日々を、優しく包んでくれる本に出会いたいと願うばかりである。
★26 - コメント(0) - 2016年12月23日

ラムセス二世が底抜けに可愛い。 可愛いという表現は不本意のようですが。 ラムセス二世の本音を読んで猫の本音はこうなのかもしれないとも思えたし、むしろこうだったらいいのにと思ってしまった。 最後の方は本当に駆け足で、物足りなくもあり、 時間がない!とこちらもなぜだか焦ってしまった。 可愛い!愉しい!と進むうちに ターニングポイントがきて きりこの持っている賢さに心掴まれた。 笑っているだけでは終わらない!そんなお話だった。
★10 - コメント(0) - 2016年12月22日

ふくわらいを読み返して印象が変わったので(よくなった)、もひとつぱっとしない印象のきりこも。西さんの本を読むとありがとうっていいたくなるね、今夜西さんが世の中で一番好きです。
★14 - コメント(0) - 2016年12月22日

とてもよかった( ゚,_υ゚)✨✨ 前半部分ばどうも苦手な感じの運びだったんだけれども、中盤から急に核をついてきて、感動した
★5 - コメント(0) - 2016年12月16日

猫からみたキリコちゃんのお話。相変わらず性的なお話が多い。中身も容れ物もその人自身。
★5 - コメント(0) - 2016年12月16日

“容れ物”と“中身”? 難しいなあ。癒し系の装丁、魅力的なキャラクター、あっさりした読みやすさと語り口、本書の魅力の底部に横たわるずっしりと心に重い永遠のパラドックス。
★4 - コメント(0) - 2016年12月15日

☆5.0 話も面白いし、猫好きにはたまらん
★1 - コメント(0) - 2016年12月15日

様々な先入観に囚われている人達(あるいは日本人や日本社会と言ってもいいかもしれない)を主人公の視点から批判的にとりあげ、解放させてしまうのが西さんのマジックなわけだが、とうとう今回は猫が登場してイリュージョンを起こす。何とも明け透けでありながらチャーミングな小説な訳です。
★24 - コメント(0) - 2016年12月14日

図書館本。なんとなくスッキリしない感じがした。初めての作家さんだったけど。容れ物ではなく中身が大切なのはわかるし、共感もできたのだけども、なんとなく合わなかったかな
★4 - コメント(0) - 2016年12月13日

随所に西加奈子らしさはあるけど、純文学寄りな内容で小難しかった。ストーリーに盛り上がりなく、ぶすに気付くまでと気付くあとのきりこと周りの人の人生をひたすらラムセス二世って猫の視点で淡々と語り、不変的な価値観を説くみたいなお話。人生、外見や見た目とかの容姿も心が美しくあることが大事で、きりこみたいな心が美しい人がある意味誰よりも美しいんだなと気付かせてくれたのはよかった。
- コメント(0) - 2016年12月10日

かなりぶっ飛んだ内容のような気もしましたが笑、最後にはとても大切なことを教えてもらえた作品でした。少し自分のことが好きになれたかも。
★5 - コメント(0) - 2016年12月9日

西さんの小説を読むと、泣きすぎて妙にスッキリしてしまった時のような気持ちを思い出します。“ぶす”のきりこに励まされるこの感じ、漁港の肉子ちゃんと似てました。自分が嫌いになってしまいそうな時は、西加奈子を読もう。
★7 - コメント(0) - 2016年12月6日

自分の容姿も中身も受け入れると人生は楽になると感じた。当たり前だが人は誰も一人ひとり違って、みんな違ってみんないいって思える世界になればいいんだけど、なかなかそうは思えなくて、、、でもそう思えなくても、せめて自分だけは自分の願いを叶えてあげよう、と思った。
★5 - コメント(0) - 2016年12月3日

良い本だった!前半はきりこのお嬢様っぷりとその自由で奇怪な行動に辟易しそうになったけど、読み進めて本当に良かった。きりこの『中身』がとても美人なのは言わずもがな、他の子たちに関しても『中身』がブスな子はいないのが、この本の良いところかなあと。ラムセス2世はとても賢くて最後は少し悲しい。それでも、世界は、肉球より、まるい。
★7 - コメント(0) - 2016年12月3日

きりこは自分を世界一可愛い、と思っていたが、初恋の人、こうた君に<ぶす>と言われて深く傷つき、「容れ物は関係ない。自分の好きなようにするんや。」と考える。立派だ。人間は容姿じゃない、中身だ。ところが大人になったきりこは、大人になったこうた君と再会し、がっかりする自分に驚く。うちも容れ物を好きになっていたんや!そして気づくのだ。「うちは、容れ物も、中身も込みで、うち、なんやな。今まで経験してきたうちの人生のすべてで、うち、なんやな!」私は、ぶすのきりこを、愛する。私は、ラムセス2世。きりこの猫。生涯の友達。
★36 - コメント(0) - 2016年12月1日

良かったです。 猫がそばにいる人生は良いものです。
★5 - コメント(0) - 2016年11月25日

私も母に「かわいい、かわいい」と言われて育ちました。美醜の価値観は私の顔。初めて遠回しに「かわいくない」と言われた23歳くらいのことはよく覚えている。きりこちゃんがブスと言われて家のなかに引きこもっていく様子は痛々しすぎた。でも、大人になってその当時の人たちにまた出会い、きりこちゃんが立ち直っていく様子も勇気付けられました。わたしはわたし。そう見てくれる人はどれだけいるかわからないけど、外見にとらわれない自分で居たいなと思った。
★17 - コメント(2) - 2016年11月24日

思春期までは、顔の美醜で評価する傾向は少ないが、小学高学年にはブスなどと騒ぎだす残酷さが見事に描かれる。お姫様然としてリーダーシップを発揮したきりこだけに、そのギャップが大きくやがて不登校になる。この物語の救いは、誰も陰湿ないじめをせず、自分自身を追い込んだきりこ自身が再生の道を歩むところ。予知夢を見て猫のラムセス2世に相談し、夢で見た人々と一緒に善き方向に進むきりこにブスと蔑まれた暗さはない。30を過ぎ初恋のこうた君と再会したきりこは零落した彼の姿をみて自らも外見しか見ていなかったことに気づき反省する。
★7 - コメント(0) - 2016年11月20日

『きりこは、ぶすである。』インパクトのある書き出しで物語は始まる。猫目線で、きりこの周りの出来事が語られていく。西さん、発想が素敵だな~。
★14 - コメント(0) - 2016年11月20日

「ぶす」「ぶす」「ぶす」…太字で書かれる単語のなんと胸に突き刺さることか。どう考えても「ぶす」寄りの私にはかなりきついところもあったけど、文章がテンポ良く、優しい大阪弁が心地良くて最後まで一気に読んでしまった。美醜とは、人の心とは、あたしであたしである、ということは。面白かったけど「いやまあ美人もいろいろあるだろうけどぶすもかなり辛いし…」と少し考え込んでしまったので、きりこの出した答えを私はまだ理解出来ていないのだろう。にゃんこの語り口は優しい視点でとても良かった。猫好きの方は無条件にオススメ。
★8 - コメント(0) - 2016年11月18日

西加奈子が読みたくなり、まだ読んでなかった2作を入手。 「五時間目のチャイムを聞いたとき、周囲の子供たちに口を開けて見せ、「ほら、うちまだ白玉入ってんねん。」と言ったときの、皆の感嘆の目!」
★2 - コメント(0) - 2016年11月17日

西さんの小説を読むのは、これで3冊目。期待はずれだった。ハッピーエンドありきで書いてるのがありありと見えて萎えた。特に最後の後日談は、あまりにもご都合主義すぎる。
- コメント(0) - 2016年11月16日

「自分のしたいことを、叶えてあげるんは、自分しかおらん。」「今まで、うちが経験してきたうちの人生の全てで、うち、なんやな!」人と比べてしまう事も多いが、自分は自分。大切な事を温かい言葉で教えてくれる西さんに感謝です。
★4 - コメント(0) - 2016年11月14日

きりこについての 評価:64 感想・レビュー:1100
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