日本霊異記の世界 説話の森を歩く (角川選書)

日本霊異記の世界 説話の森を歩く (角川選書)
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日本霊異記の世界 説話の森を歩くの感想・レビュー(21)

多くの説話が仏教的な教訓から少しずれているのが興味深い。何か理由があるんじゃないだろうか❗
★1 - コメント(0) - 2016年3月9日

日本霊異記がずっと気になっていた。しをんさんの父上・三浦先生が本書を上梓されていたのを知り購入。仏教思想を基盤とした霊異記説話は、神話とは一線を画した感じで、それを判りやすく解説されている。日本昔話でもおなじみの一寸法師や浦島太郎の元となる説話はホノボノ系ではなく「あざとさ」を感じるような話だったことに興味をそそられた。何らかの証拠の品が遺されているという事実性が、実は事実に基づくものではなく、本当にあったことのように思わせる語りのテクニックであるということに驚かされた。
★32 - コメント(0) - 2015年8月2日

仏教が広まる以前の日本の姿を垣間見せつつも、話にわざわざ不自然な人物や行動を入れてまで事実らしさを作り出すところが神話とは一線を画している。そういった新たな思想が浸透しきる前の不安定さが見えるのが面白い。
★2 - コメント(0) - 2015年6月12日

平安初期に成立した『日本霊異記』を「古代神話的世界から仏教倫理・律令国家体制への過渡期にあるもの」としているのが興味深い。本書に引かれている説話は事実譚から霊験譚まで様々であるが、一貫しているのは平城、もしくは平安京という都市社会の成立なしには生まれなかったものばかりである。その意味では当時の人々の心性を探る上でこれ以上ない歴史的史料と言えるのではないだろうか。
★5 - コメント(0) - 2013年6月22日

日本霊異記は古代の不思議な話を集めたものかと思ってたら、仏教説話集なのか。なるほどと納得できるような説話ばかりじゃないけど、いろんな伝わり方をしてる物を集めたからで選者が偏向してないということか。
- コメント(0) - 2012年8月26日

戯曲のように整合性の高い文芸作品が好きな自分にとって、古典作品の脈絡のなさというか意味不明加減が大の苦手で、正直に言って、進んで読みたいと思ったことなどなかった。しかし、この本を読んで、そういうものに対する耐性が出来た気がする。話の不整合は、むしろ想像の余地として楽しむものなのね。
- コメント(0) - 2012年2月20日

古代日本の奔放な性が仏教の流布や律令制度の成立で一夫一妻の型枠に押し込められてくる過程で一部の説話が成立して行った過程。あと、死後の世界の考え方が時代と共に変遷してゆくのが興味深かった。
- コメント(0) - 2011年3月16日

古事記的な神話世界が、仏教の伝来によって倫理的な世界に変容していく過程がわかる。説話はやっぱり面白い。
- コメント(0) - 2010年10月16日

面白かった。霊異記説話群を神話的伝承世界と律令国家的/仏教的伝承世界の狭間にあるものと捉えて読み解き、そこから見える当時の人々の姿を描き出している。
- コメント(0) - 2010年8月25日

ユーモラスな語り口に導かれて面白く読み終えた。不殺生、放生、報恩など興味深いキーワードだったが、一方でそうしたタブーが穢れに携わる人々への差別を増長させたのかとも思う。
- コメント(0) - 2010年4月2日

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