真田信繁 幸村と呼ばれた男の真実 (角川選書)

真田信繁 幸村と呼ばれた男の真実 (角川選書)
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真田信繁 幸村と呼ばれた男の真実の感想・レビュー(57)

圧巻は、幾多の史料を駆使した大坂の陣再解釈。さながら戦場ドキュメント、あるいは戦争の群像劇と呼ぶべき臨場感です。読む手に力が入った。ここまで典拠が明示されると、解釈における史料の強度を改めて実感させられますね。読者からの再検証にも耐えうる内容です。また大坂冬の陣について、実は徳川方の「敗戦」との同時代認識の提示は特筆すべきものでした。そして夏の陣における豊臣氏滅亡のトリガーとして「牢人問題」を見立てる視点は、寛文年間まで至る「長い16世紀」ともつながる議論でしょう。良書。
★1 - コメント(0) - 2016年12月20日

ようやく読み終わった!間に合った!いろいろ発見がありました。若干体裁重複記述その他で読みにくい部分がありますが、図説など充実しているし、表現も基本的に私がなんとか理解できるレベルなので、歴史好きなら全く問題なし。「真田丸」最終回に間に合ってよかったけど、もっと早く読了するべきであった……
- コメント(0) - 2016年12月12日

真田丸の大坂陣を想像しながら「あー、この逸話やられたら泣くな」「これも確実に泣くな」などと考えつつすでに涙腺ゆるゆるでありました。
★1 - コメント(0) - 2016年7月11日

JC(日本青年会議所)の6月例会で購入した。面白かった。
★1 - コメント(0) - 2016年6月11日

家康が本当は豊臣家を滅ぼすつもりはなかったというのは、あれだけ周到な策略をしかけているなかで意外であり、信じられない。
★1 - コメント(0) - 2016年6月3日

BIN
いろいろ真田幸村を読んできましたが、最近の研究成果から史実は通説とは違うようだということがわかってきて非常に楽しく読めました。第二次上田合戦はもとから真田討伐であったこと、徳川家康は豊臣家を滅ぼす気はなかったこと、大阪の陣は両方とも豊臣側が優勢だったことなど。狡猾な家康が嫌いですがちょっとましになりました。それにしても信繁に弟がいたとは知らなかった。幸村のことをよく知っている人にとっては新たな視点を与えてくれる良書です。
★13 - コメント(0) - 2016年5月27日

やっぱり日の本一の武将でしたね。 しかし真田丸は信繁本人が築いたわけではなかったのか。 それでも本人の采配で場所を選ばずとも戦果を上げれるのです!
★1 - コメント(0) - 2016年5月15日

真田丸を見ていて、全く史実を知らない自分が恥ずかしく手に取った本。 小説ではなく数少ない書物や手紙などから史実を検証する形態でとても読み応えがあった。 まだまだ知らない事ばかりなので、今度は有名な書物も読んでみたいと感じた。 今までこのジャンルに触れなかった自分が情けない
★1 - コメント(0) - 2016年5月9日

第1章で信繁発給文書の花押の型の変化を年代順に検討することにより、「幸村」署名の文書を偽文書と論証しているところにはうならされた。第5章では真田丸の研究史、主な史料を丁寧に紹介しており、非常に参考になる。豊臣政権の諸問題、そして「牢人問題」と大坂夏の陣へと向かう歴史の流れの中に真田信繁という人物を位置づけており、面白く読めた。随所に最新の研究による新見解が盛り込まれ、固定観念をときほぐしてくれる。またそれでいて、まだまだ不確かなこと、わからないことはしっかりとその旨を明記している。堅実な良書。
★7 - コメント(0) - 2016年4月1日

史実にあまり明るくない自分にとっては大河ドラマ「真田丸」の今後をかなり知ってしまう内容であったが、信繁及び周辺の人物についての最新の研究成果を知ることができてよかった。
★3 - コメント(0) - 2016年3月25日

平田氏の著作は「長篠合戦」以来になるのだが、素人読者も十分に意識しつつ、先行研究への目配りも欠かさない著作に今回も共感した。今回の著作の眼目は真田幸村なのだが、新機軸新解釈が随所に推論の形で提示されて興味深い。大阪城夏の陣における秀頼方の「牢人」問題。確かに戦国末期の「牢人」問題提示は意義深い。個人的には「ヒト」質にも興味を抱いた。兎も角も真田信繁こと幸村が「内蔵助」「義経」に匹敵する人物に形成されたのは間違いない。
★5 - コメント(0) - 2016年3月15日

著者は大河ドラマ「真田丸」の時代考証を担当している。非常に丁寧に考察を進めていながら読みやすく、しかも面白い。こんなことがよくできるものだと感心してしまった。真田丸の構造分析の部分はやや見透しが悪いか。堀田作兵衛・・・。
★1 - コメント(0) - 2016年3月13日

非常に丁寧な分析でした。 ただ、大阪の土地勘が多少無いとなかなか分かりにくい所があるかも知れません。数少ない史料からこれだけの事を論じられる努力には頭が下がります。
★4 - コメント(0) - 2016年3月2日

新しい幸村(信繁)感、新しい家康感が書かれていて、引き込まれた。 皆何とかしようと頑張ったのだが、行き届かない様々な要因に、そうせざるを得なかったんだなあ。誠御苦労に存ずる。 後決して大坂方不利ではない、冬の陣夏の陣だったのがよくわかった。 加えて家康。 大河で内野さんがああして演じてるのも、この本を読んであながち、と思った。 大河を裏打ちしてくれる本としても結構なもんだ。 生き延びた信繁血縁を匿った伊達家片倉家、グッド!!
★1 - コメント(0) - 2016年2月21日

2016年13冊目。 大部。大坂の陣の丹念な記述は、大坂の陣の悲惨さを ひしひしと感じる。
★1 - コメント(0) - 2016年2月12日

考証が綿密かつ丁寧。この人の考証なら面白いに違いないと思わせる作品。
★2 - コメント(0) - 2016年1月25日

著者はNHK大河ドラマ「真田丸」の時代考証を担当しているそうです。まず信頼できる史料に、「信繁」が「幸村」と名乗ったことはないことを確認し、その足跡を順を追って解き明かしていく過程がとても興味深った。実際、信繁が「表舞台」に立ったのは、冬の陣の直前に大坂城に入城し、夏の陣で討ち死にするまでの半年ほどの出来事。それまでの雌伏、忍従の日々を丹念に描くことで「日本一の兵」の名を残して戦陣の露と消えた一人の男の実像に迫ろうとしている力作だと思いました。これで大河ももっと楽しめそう(ん?あっち寄りの書き込みかな)
★2 - コメント(0) - 2016年1月24日

次回大河の主人公ということで手に取った図書館本だが、単に「幸村」関連情報だけでなく、大阪冬の陣での堀埋め立ての理由、夏の陣が不可避となった事情、豊臣氏の処遇に対する家康の本意など、従来の固定観念がいろいろと覆され、楽しい読書経験となった。取り分け興味深かったのが、関ヶ原以来の十数年続いた平和の間に実戦経験のない将が徳川方に多く、豊臣方には「幸村」を始め歴戦の将が多くいたことが、徳川方苦戦の大きな要因となったこと。十数年にしてそうなのだから、幕末の戦がいったいどのようなものだったのか、推して知るべしである。
★4 - コメント(0) - 2015年12月20日

力作。生い立ちから花押の推定、各種資料を駆使しての真田丸の検証など一度では消化しきれない盛りだくさんの内容だった。もちろん信繁の生涯を追ったパートも充実しており、九度山時代の様子や大坂城入城後の様子も丁寧に描かれている。残された数少ない書状類も掲載されており、伝説的な英雄「幸村」ではなく1人の武将「信繁」が感じられる一冊だと思う。
★1 - コメント(0) - 2015年11月30日

真田幸村のモデル、真田信繁。現存する書状は10通、正確な生年は不詳 …ここまで一次資料が少ないとは…。信繁の妻子にもっと触れてほしかった。大河ドラマ化を機にもっと研究が進めばいいな。
★2 - コメント(0) - 2015年11月25日

真田幸村こと信繁の伝記と思ったが、基本的には真田丸の在処などいくつかのポイントについての推察と解説。大河ドラマに備えて知識を増やしておくにはいいかもだけど、読み物として面白いかというとちょっと微妙だった。
★4 - コメント(0) - 2015年11月23日

さすがの充実ぶり。安心して楽しんだ。
- コメント(0) - 2015年11月23日

細々読んでた本を読了。定説と違うけどおもろいなと思ったとこまとめ。1:関ヶ原での真田家分裂は前年から計画していた?2:第二次上田合戦で秀忠は元々真田への抑えが主な役目。豊臣恩顧大名の意外な活躍で家康が決戦を前倒しにしたため行動に混乱が生じた。3:方広寺の鐘は当時の感覚的には呪術的な攻撃を仕掛けられたと判断されるに足りる。4:冬の陣は東軍の兵糧が尽きかけ、大阪方の玉薬が尽きたための和睦だったが、当時は家康の負けと取られた。5:夏の陣は極力戦闘を回避して豊臣家を存続させようとした双方の思惑を超えたところで勃発
★7 - コメント(0) - 2015年11月18日

資料読みに14か月かけたと豪語するだけあり、情報の密度がすさまじい。信繁の事跡を着実に追うなかで、「家康謀略論」などの通説がガタガタと崩壊する。信長を「普通の人」として描く『長篠合戦と武田勝頼』『検証 長篠合戦』と合わせ、戦国時代の「英雄中心史観」は著者により否定された。もう司馬遼太郎の戦国ものなんてアホらしくて読めない。次は秀吉について書いてほしい。もしくは戦国時代の通史か。
★3 - コメント(1) - 2015年11月17日

前著『真田三代』では、史料的な制約のため、あまり触れられなかった信繁を最大のテーマにした著作。軍記類を含めた多様な史料を読み込み、大坂の陣の推移を検討する。信繁を主軸とした大坂の陣を著述したものとしては、現状で最も詳しい概説であろう。「真田丸」についても詳細な検討が行われているが、結論としては近年の千田嘉博氏の論考を重視する。また、家康が最後まで秀頼を滅ぼすつもりがなかったとする渡邊大門氏の著作(『大坂落城~戦国時代の終焉』)を高く評価する(p372)が、平山氏が書かれた本書の内容の方がより説得力がある。
★7 - コメント(1) - 2015年11月10日

来年の大河ドラマ『真田丸』の時代考証担当の著者による、真田信繁の伝記。本書の丸々半分の分量を占める大坂の陣がこの本の真骨頂。特に真田丸の章が見事。真田信繁の史料の少ない中でこれだけの成果を築き上げるのはさすがの一言。大河の予習も含めて読んでおきたい一冊。
★3 - コメント(0) - 2015年11月7日

真田幸村、として有名になっている真田信繁についての本。父親の昌幸のことが結構多くなるのは史料的制約からくるものでしょう。来年の大河ドラマに向けた予習としておすすめ。
★8 - コメント(0) - 2015年10月23日

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