セイジャの式日 (メディアワークス文庫)

セイジャの式日 (メディアワークス文庫)
あらすじ・内容
しんどいですよ、絵を描くのは。
絵を一枚仕上げるたびに、絵にサインを入れるたびに、もうやめよう、これで最後にしようって、考える――
それでも私は、あなたのために絵を描こう。

かつて彼女と過ごした美術室に、彼は一人で戻ってきた。
そこでは、長い髪の女生徒の幽霊が出るという噂が語られていた。
『プシュケの涙』『ハイドラの告白』に続く、不器用な人たちの、不格好な恋と旅立ちの物語。

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セイジャの式日の感想・レビュー(2294)

最後のこの一言を聞くためにここまで読んできた感ある。正直プシュケの涙からセイジャの式日の後半までとんでもいい気がする。プシュケの涙の結末におさまりの悪さを感じる人はこれだけでも読んでもらいたい。
★2 - コメント(0) - 3月23日

絵を書くたびに、これで最後にしよう。でも、絵を書くことで出会える。名前を入れる度に辛くなるけど、そこに名前を入れることで血肉にしよう。由良君のギリギリな感じが良く解るしどう進んでくのかもわかる感じ。
★11 - コメント(0) - 2月23日

しんどいですよ、絵を描くのは。絵を一枚仕上げるたびに、絵にサインを入れるたびに、もうやめよう、これで最後にしようって、考える――それでも私は、あなたのために絵を描こう。
- コメント(0) - 2月22日

由良シリーズ3作目。今作も素敵でした!表紙はもちろん、小説全体の雰囲気が綺麗というか。語彙力無いんだけど、とにかく綺麗。プシュケ、ハイドラと繋がっている部分を読むと何か嬉しい気持ちになる。最後の絵はウルッときたなぁ、、
★11 - コメント(0) - 2月12日

プシュケの涙、ハイドラの告白と一気読み。過去を引きずるのと糧にしているのはまた違うようで。
★5 - コメント(0) - 1月15日

やっぱり由良君、いいね! やっぱり人が死ぬと悲しいよね。何年経っても...。でも、今回は前に進んでる話でちょっと嬉しかった。私も進めるといいな。由良君らしさはそのままで、成長した姿が見れて良かったです。でも私は「プシュケの涙」が一番好きかも!
★17 - コメント(0) - 1月5日

由良彼方が彼方を失った傷を埋める話でしょうか。プシュケとは違い前に進む話。由良彼方編でしょうか。ハルさんと由良のぶつかり合い、由良が求めてたのは死ぬ間際の青。それは生きてるから見ることは叶いませんよね。 同じ父親の血を持つ彼方と遥 名前も合わせてグッと来るものがありますね。 後半は由良が学校に戻る話。この時点でプシュケの時よりも真人間で、準備室で亡くなった人は居ないと言った時既に踏ん切りはついてたんでしょう。 由良が最後に言った絵は枯れないという台詞プシュケで彼方が言っていたのですが捉え方が変わりました
★5 - コメント(0) - 1月4日

前半は彼方くんの本音、後半はプシュケでぶっ壊れた彼方くんが同じ場所で再生する話。他人の目を通して由良彼方を描いていくこのシリーズの構想はとても好きです。
★3 - コメント(0) - 2016年12月17日

ここで死んだ人間なんかいないんだよ
- コメント(0) - 2016年12月15日

「プシュケの涙」「ハイドラの告白」の続編。今回も物語は2本立てになっている。前半はハルさんに誘われて彫刻家の家に行った美大生の由良が事件に巻きこまれる。後半は高校の後輩の目を通して教育実習に来た由良がえがかれる。犯人に屋上から一緒に飛び降りようとそそのかす由良にも、かつて自分が落ちた美術室の窓から下を見下ろす由良にも、吉野彼方の影が見えて胸が痛む。あれ以来、由良はどれほどの虚無を抱え、どれだけの悲しみを筆に託したのだろう。ハッピーエンドにたどりつけずに終わった3部作の余韻は切ないな。 (★★★☆☆)
★6 - コメント(0) - 2016年12月10日

再読。プシュケ、ハイドラ、セイジャの3冊を通して由良くんの心情を追ってきたけど少し、晴れたかなと思う。同時に、またあの綺麗で怖い青の絵は書くのかなとも思った。そして、最後の挿絵、最高です。
★8 - コメント(0) - 2016年11月14日

「思い出せない。落ちていくなかで何を見たのか。青い絵を完成させることができない」 「それが苦しい」 由良はどれだけの間苦しんできたのか。ずっと、青い絵を完成させるために。 絵にサインを入れる度に彼女のことを思い出す。逃げることなんて出来ない。 「生きている者には見えない色がある」 「生きている者には描けない絵がある」 謎、複雑な想い、過去の物語。全てが交錯して一つにまとまる。 過去の謎を解くことが現在の謎を解くことに繋がる。 犀と由良の歪んだ絵の書き方。自分の苦しみを糧に絵を描く。それ以外に方法はないの
★11 - コメント(1) - 2016年11月14日

プシュケ、ハイドラに続く作品。一冊なのに二冊読んだような気分。由良のことを孤高の存在として読んでいたところがあったけど、3冊を通して読んで人間らしい部分が見えてきた、というよりも由良こそ一番人間らしいんじゃないかって思った。読んだあと、とても晴れやかな気持ちになりました。
★2 - コメント(0) - 2016年11月6日

前作たちを読んでからだいぶ経ってしまってるのでキャラクターがどんなだったか思い出せず、読み直してから読めばよかったと思ってます( ˘•ω•˘ ) でもやっぱり作品の中に漂う独特の淡い雰囲気は大好きです(o^u^o)
★11 - コメント(0) - 2016年10月17日

再読。プシュケ→ハイドラ→セイジャと一気に読み直しましたが、最後の笑顔であの日から由良が背負ってきたものがやっと軽くなった気がしました。今までは重い感情で吉野を忘れない様にしてきたかもしれないけど、これからは違うもっといいプラスの感情で忘れないのだろう。絹川と日野が由良に花束を描いて描いてと言う姿が、由良が吉野に花以外を描く事をすすめた時と重なって見えた。
★5 - コメント(0) - 2016年10月5日

再読。ミステリー色が強い中で際立つ犀さんの芸術家肌なところが私は好きでした。「自分の不幸も破滅も、後悔も罪悪感も、全部糧にして、何もかも筆に載せて、そうして絵を描くんだ、俺たちは。」という言葉が印象的だなと。そして火を見つめる姿勢は芥川龍之介の地獄変のラストシーンを彷彿させられました。彼方君がオフィーリアのようと表現したのも印象的でした。後半は教生として彼方君が母校に戻ってくる話。この話読むとプシュケの涙を彷彿させられて泣きそうになりました。最後の頁が由良シリーズ全てを内包してくれてるみたいで大好きです。
★5 - コメント(0) - 2016年10月4日

【積読】努力では埋められないもの、それが「生まれ持った才能」というやつか…。人それぞれ向き不向きがあるから「皆平等」に生きられないのがこのご時世。同じ茨の道を選び、進む者としては、例え同級生だろうが先輩後輩だろうが、皆「ライバル=敵」のような、ドロドロメラメラした、何とも表現し難い感情を抱えて生きているのだろうな。自分も絵描きに片足を突っ込んだ立場上、気持ちは何となく察せる。特に面白味のないシリーズだったが、ラストの由良の笑顔を見て「成長したなあ…」と寂しいような切ないような…よく分からないが胸が痛んだ。
★4 - コメント(0) - 2016年9月28日

moe
また読んだ後ボロボロ泣いてしまった(プシュケも大号泣した)。内容そのものというより、ここに至るまでの辛さとか悲しさとか悔しさとか、そういうものを想像して私まで辛くなってしまう。最後の見開きのページで、とても満足できた。ほんの少しだけど、救われた気がした。
★5 - コメント(0) - 2016年9月26日

ハルさんって苗字しか名乗ってなかったっけ?由良が教育実習生として母校に戻った話が印象強くて前半が吹っ飛んでしまった。最後の笑顔で救われた。イラストも素敵。
★4 - コメント(0) - 2016年9月25日

あらすじを見て由良くんと幽霊のあのこの再会を期待して、期待しすぎてハイドラに先んじてこっちを読了。まあ失敗、シリーズはとばしちゃいけませんね。結局最後まで読んだんだけど、つっかかるところはありつつもキレイな話だった。由良くん成長して、もはやただのイケメンになってる。最後の、幽霊なんていないって説明するところではうるっときた。彼女のことを死んだ後も守ろうとしてるんだなぁって。由良くん一途すぎてほんとイケメン。
★7 - コメント(0) - 2016年8月24日

あの性格な二人の由良君がハルを邪険にできなかったのは、きっと遥&彼方が義兄妹だったからだろう。しかもあんな父親なくせに、子供達へのネーミングセンスは切ない。 ずっと忘れられないんだな…彼方君は彼女を。最初はなんとなくな心残りで訪れた母校かもしれないけれど、絹川さんに言われなくても彼は母校へ戻ってきたはず。 幽霊の話なんて聞いてしまったら、私なら絶対に戻りたいと思うし、ただの噂だったとしても近くに居たいと思う。 ただ、何年かしたら彼方には次の恋をして欲しいと切実に思う。全体を通して涙ぐむのが止まらなかった。
★6 - コメント(0) - 2016年8月20日

高いところから落ちるとき人は何を見てどう感じるのか知りたがるのは吉野のことを想い続けているからなのだろうか。
★5 - コメント(0) - 2016年7月12日

【再読】
- コメント(0) - 2016年7月10日

プシュケの涙からシリーズ3作目。由良くんは、そういえばこんな子だったな。ずっと明るい由良くんを見てなかったから忘れていた。やっぱりいちばん良かったのは、一作目の「プシュケの涙」だけど、彼がどのように吉野彼方の死を受け入れていくのか知りたかったから読みました。最後、彼が花束を持っている姿の絵は良かった。
★9 - コメント(0) - 2016年7月6日

オフィーリア、シャイロック、コーディリア辺りの認知度は何%程度?
★1 - コメント(0) - 2016年6月8日

由良シリーズ三作目。今回は前作から時間を置かずに読めたので、割と入りやすかった。前半は、彫刻家のアトリエでのミステリー。「死に向かって落ちるとき、人間は何を見るのか、俺に詳しく教えてください」という由良彼方。苦しかった。何年経っても吉野彼方の存在が大きいことが伝わってくる。ラストで絵を見つめ続ける姿が印象的だった。また後半は、彼方が教育実習として母校に戻った。由良が笑ってる、と嬉しくなったけれど、やはり彼方が言う「大事にしなさい」は重みがあった。ようやく少しだけ気持ちが前向きになったのを感じられた。
★118 - コメント(0) - 2016年6月6日

SSD
プシュケ、ハイドラときてセイジャ(1冊目と2冊目逆に読んじゃったけど)。この3冊は分けてはいけませんでした。 1冊にしておかないと。 毎回前半ミステリーっぽい話、後半恋愛っぽい話の2部構成×3で特にハイドラは支離滅裂感が否めないですが、セイジャの後半の話の終わり方まで考えると1冊の本とするとか上下とか上中下とか前後編とか前中後編とかにするのが妥当な三冊だと思いますよ? 絵が凄く綺麗で好きです。
★9 - コメント(0) - 2016年6月2日

由良シリーズ3作目。前半のクライマックス、ほんとうに由良がまた落ちてしまうのでは…って思ってはらはらした。後半の話のほうがやっぱり感慨深かった。ラストで花束を貰った由良の「絵なら枯れない」、1作目で吉野も言っていたなあと思ってじわっときた。今まで挿絵に出てこなかった由良の顔が最後の最後に出てくるっていうのもいいな。
★3 - コメント(0) - 2016年5月31日

由良シリーズ3作目。前巻からの続きって感じの前半部分。カナタもアタカも出て来て満足。何気に一番精神的に不味いのは犀さんではないかと思いました。後半は教育実習生として母校に帰って来た由良と、美術部の男子高校生と女子高校生の話。全体としてはシリーズ一作目の方がやっぱりよかった気はしますがこれはこれで綺麗なラストで満足です。《2016年174冊目》
★32 - コメント(0) - 2016年5月14日

全体としてはイマイチでした。でも208頁からの物語は良かったと思います。一人の男の子の変化がとてもよく書けていました。変わった日野くん、素敵です。あと個人的に308頁の文章好きです。
★5 - コメント(0) - 2016年5月14日

★★★★☆ 川面をただようオフィーリア。彼女に寄り添う『ケシ』に込められた花言葉。死の迫るのも知らぬげに。半開きの口から溢れる祈りの歌。榎戸川いわく、「どこか笑っているような、その双眸」。『生』と『死』の狭間でたゆたうオフィーリアが最期に浮かべた表情は、かつて『プシュケ』の後を追いかけるように四階から飛び降りを図った『エロス』(由良)がみせた『それ』と、同様のものであったように思う。
★5 - コメント(1) - 2016年5月11日

確かに美術室から飛び降りたのは由良彼方かもしれない。でも、女生徒が死んだのは本当。それを言わずに噂を否定した彼方は、吉野彼方を恐ろしい幽霊のレッテルから守りたかったのかな。たぶん、絹川さんのこと初めは吉野彼方だって期待したと思う。たぶん1番由来教生が好きな話。絵がまたなんとも切なくさせる。これで終わりかと思うと寂しくなる。もう少し、アタカナ2人でいるところとかも見たかったなと思います。
★6 - コメント(0) - 2016年5月10日

“ハイドラの告白”を読み、待ちきれずにそのまま読破。由良くんの言動や行動に影の薄さを感じ、後半で少し大人っぽくなってるのには、感動と同時に寂しくなる。それはたぶん、私の中で吉野さんと由良彼方が、シャボン玉ではしゃいでる光景が忘れられなかったから。「大事にしなさい」という言葉を彼方がいうと、重くて心苦しい。最後の二行と、由良彼方が笑っている絵で、この物語は全てが報われたと思う。美術室から、吉野は微笑んでいたのかな。“そうだよ。笑って。笑っていて。”“あなたが笑ってるなら、それで、文句ない。”
★3 - コメント(1) - 2016年4月28日

前半の話ではちょっとえぐい事件が起こるけど、最後はさわやか。
- コメント(0) - 2016年4月9日

読んだ
★1 - コメント(0) - 2016年4月6日

生きているから見えるものがある。 生きているから見えないものもある。今回はそういうお話。とても良かった。
★3 - コメント(0) - 2016年3月31日

事件のにおいがするざわ・・・ざわ・・・青大将死体がログインカットシーン欲しかった何でもないシーンが面白いのに花束でなんとなく泣いてしまう
★2 - コメント(0) - 2016年3月31日

何て言うか由良彼方は変人だし危なげだけど結構いい奴なんだよな~なんだかんだでその後もハルくんとは仲良くやってるみたいなんで少しほっとしたな~跡は日野くんと絹川さんどうぞお幸せに(゜_゜)(。_。)(゜_゜)(。_。)
★9 - コメント(0) - 2016年3月29日

前半の由良はどこか危うく、消えてしまいそうな感じ。由良の生き方はとても苦しく、胸が締め付けられる。後半の由良はそういう危うさは消え、救いの物語のようだった。助けるよ、大事にしなさい、とか大人だったら誰でも言いそうなことだけど由良が言うからすごく重みがある。最後の由良の笑顔が見れてよかった。
★7 - コメント(0) - 2016年3月19日

読了後、いまいち流れが(後ろの相関図的な事や、これまでに至った経緯的な)わからなくて、モヤモヤしてたのだけど、シリーズものだと知り、なんとなく納得(笑)。物語の後半から一気に引き込まれ読了。前作も読んでみようかな。
★15 - コメント(0) - 2016年3月17日

セイジャの式日の 評価:74 感想・レビュー:676
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