雨の日のアイリス (電撃文庫)
松山剛の関連本
雨の日のアイリスを読んだ人はこんな本も読んでいます
雨の日のアイリスの感想・レビュー(1529)
- 感想・レビュー
- ネタバレ
これはわが友人の説でもありますが、日本人が描くロボットの内面と、外国人の描くロボットの内面は認識が微妙に違っているのがこういうものを読むと如実に表れていて興味深いです。おそらくはその宗教観および歴史から来るものだとも思われますが、日本人にとってロボットは基本的に心を持って当たり前のもの、外国人にとってロボットは基本的に「心を持つと反乱するもの」なのですね。非常に楽しく読了。
ラノベで久々に感動した。人間型のロボットがいろいろな事情からスクラップにされてしまい、もう一度姿を変えロボットとして再起する話。アイリスの一人称が「僕」で、ボクっ娘でメイドで金髪美少女とか最高じゃん、って思いましたね。自我を持ったロボットたちが人間に抵抗しようとするところ、典型的なSFにありがちだけどラノベという枠組みで見るとまた新鮮に感じられる。ラノベとしては今まで読んだ中でかなり質が高い部類なのではなかろうか。
特筆することは無い。主を失ったロボットが、スクラップにされながらも自我を失わず冒険して行く話。割とありがちなんじゃ無いかな。最後は大団円だし、安心して読める話ではあるけども。
★★★★★いいものを読んだ。「生きる」をテーマにした、 人間味あるロボットたちのしっとり切ない物語。生と死を真正面から扱いながら、最後には「めでたしめでたし」と言える構成になっているのがとても好み。リリスの「甘ったれてんじゃないわよ」とか「世の中ってね……あなたが思ってより、ずっと、いい加減に出来てるのよ」の台詞が好き。あとアイリスの一人称が僕なのも面白かった。明らかに女の子な外見だが「ロボットに性別はない」と言われれば、なるほどその通りだ。
いい本だった。テーマがすごく明快で、キャラクターに語らせすぎている感はなくもなかったけどそこまでしてもよかったと思える程度ではあった。ピギャースの時も思ったけど、すごく分かりやすくて丁寧なシナリオの組み立て方をする作者さんだから読んでてすっと入ってくるのはいいポイント。あと、アイリスの姿が変わるところはすごくショッキングで、あのワンアイデアだけでもうやられたー!ってなるからベーシックな作りに強烈なアクセントが効いてたのも評価高いポイントでした。
ロボットが最初から異様に人間らしすぎて笑ってしまった。ロボット的な人間と人間的なロボットの境界線が、創作におけるキャラ付けで重要ではなくなってきてるのかなと。話そのものはご都合主義で無難な感じ。
作中に出てくるリリスの言葉で、エンデのメモ箱に書かれた話を思い出した。
世の中のいい加減さが人を救うことがある。不完全さというのは決して良いものともいえないけど、悪いものでもないのかもしれない
90年代中盤~後半の電撃のラノベっぽい雰囲気。バンプオブチキンのKのような疾走感。とか言ってれば必然気になる人も出ようってもんだろう。まあ今更何をって感じの名作扱いか/ロボットと言いながら明らかな人間のメタファーとして描かれているが、ロボットなので腕も足も飛びますし派手なアクションもやりたい放題だ。真夜中の読書会の幸福感、の裏側に見え見えに張り巡らされた悪意の棘、素直に浸らせてくれない意地悪さを好きだと言う人はたくさんいそうではあります。個人的には性善説を土台にしたハッピーな話のが好みではありますが
とあるブログでオススメのライトノベルとして紹介されていて興味を抱いた作品。普段ライトノベルは読まないのだが、騙されたと思って読んだ。心を持ったロボットが日常に存在する世界。主人を亡くした美少女メイドロボットの物語。残酷だけど優しくもある世界に泣きそうになった。心を持ったロボットに弱くてなぁ……。騙されたと思って読んでみてよかった。
感動系SFもの。事前情報なしでいきなり読み始めたけど、いいねコレ! この手の作品は好物だ。描写が鋭く序盤から感情移入しやすいつくりになっているため、怒涛の後半の破壊力が増している印象。読了感が素晴らしい作品でした。
第1章、メイド型ロボットに、若くて美人な博士の登場。おまけにロボットは自分のことを「僕」と呼ぶ。これだけで、「やっちまった、ハズレを引いてしまった~」と思ったおいらを誰も責められまい。ところが、博士が帰って来ないってとこら辺から「おいおい、ちょっと待てよ!いくらなんでも、それは酷すぎないかい?」ってな展開が。こんなミエミエで泣かせようっていう作者の意図にハマる人間がいるわけがな……(T_T)ぶわっ
過酷な肉体労働の中用済みとされたロボットがスクラップにされていく中とあるロボットが逃げ出そうとするシーンがある。何故?生きていても人間にこき使われ辛い思いをするだけなのに。それはきっとこのロボットが愛し愛されたかったからではないでしょうか?アイリスは解体される時殆ど抵抗というものをしなかった。それは自分が愛し愛されることを諦めてしまっているから。しかしこのロボットは生きたいと強く願いその心は彼を動かした。そしてその気高い魂はアイリス達に受け継がれた。それはきっと彼が望んだであろう愛されるという事。
ずっと読みたかった本。そしてしばらく積んでた本。正直、他の方のレビューがハードルを上げすぎてしまったかな。表紙がかわいいのにかやり早い段階であの感じは辛い。
泣かせ狙いの作品? 尼レビューが高評価につき読了。主人公のロボット少女を襲う、理不尽な災難の数々。それでも、彼女は主人である博士への愛を貫く。感動要素は、満載。が、個人的にはみなさんが言うほど感動スイッチは入らなかったかなというのが正直な印象。泣かせようという意図を強く感じてしまったからか、あるいは自分の心が曲がっているからか。。。ロボット用語などの設定表記、構成、効果的な手紙文の使用など、作者の力量を感じたし、よく練られた物語だとは思いました。
読了。良作。単刊で劇場版のような物語である。しかし、テーマが不明瞭、曖昧模糊としている。多くの読者に様々な事柄が響いて反響していることは間違いない。ロボットの少女を救済し、その行為が正しかったものであり続くようにする博士。救済された少女は懸命に生き、更に同じロボットである友に助けられ、最期まで主人を愛し抜く。絶対服従というロボットたらしめる器官が破壊されて自由にロボットが動き、主人公アイリスはロボット工学の本を読んでいたりしたし、これヒトに代わってロボットの社会になるよっていう終わりを見せてるんだよね。
出だしが人間味溢れる幸せ感満載だった故に、1章終わる時の喪失感がすごかった。その後もろくに希望らしいものも無かったが、だからこそなのか逃走中のそれぞれの件は胸を打つ。最後の手紙はご都合的ともとれるが収まりよくハッピーエンドを迎えてられて心地良い読後感だった。一人称僕が最初戸惑ったけれど、妹ではなくアイリスとするため、など考えるのも一興かなとか。表紙のアイリスの、その残骸を持っての微笑みがとても好い。
生き方なんて難しい問題?考えたこともなかったわ。きっと人間たちだってわかってやしないわよ。考えないようにして、ただ生きているだけなんじゃない。今まで私が接してきた人間たちはそうだったように思う。今から考えたとしても、わからないわよ。でもね生きているのよ、創られ壊される命なのかもしれなけど、私は今生きているの。あなたもそう。生きているから考えられる、悩むことができる。動くことができる。今はそれでいいの。
9/10。最高の雰囲気小説。ロボットの内面描写がとても豊かであり、読み始めればその世界に一瞬で引き込まれるだろう。家事や戦争のために作られたロボットたちは、その役割を終え、「何のために生きるのか」という疑問を抱いてしまう。その葛藤は、現実を生きる読者をも巻き込んでいく……。作者の描く世界にすっかり魅了されてしまったので、他の作品も読んでいきたい。
まず、第一章「解体」から始まるところで『え!?』と驚いた。アイリス解体されちゃうの?幸せな時間はほんのわずかで正直なところバットエンドしか考えられなかった。でも最後の「手紙」で胸にこみ上げるものがありました。人間とロボットを描いた作品がたくさんあるけど、これだけ痛烈で温かい作品はなかなかないと思います。
【SF ファンタジー強化月間⑫】評判を聞いて読み始める。ロボットと人の、ロボットとロボットの友情物語。とても良いお話。かなり先の読める展開だったけど、作品の評価は変わらない。良作。ボルコフの台詞、「ボルコフ、殺し方、知ってる」「でも、生き方、知らない」は、胸を打つ。特に第三章では効果的。読書メーターを始めて以来、数冊ラノベを読んでみたが、正直、認識が変わった。今までラノベをバカにしてた。どんなジャンルでも面白いものは面白い。そのことに気づかされた。猛省します。
ブックオフで購入した久しぶりのラノベ。あまり期待していなかったが途中から止まらなくなる程に魅入ってしまった。今までのラノベの中でもかなりの傑作。使い捨てられるロボットにここまで同情してしまうのはもはや人間と遜色がないからだろう。その意味では楽園追放を思い出す。いつか現実でもこのようなことが起こる日が来るのだろうか。個人的にはリリスの世の中は意外にいい加減にできているという言葉が印象に残った。絶望的になりながらも最後はハッピーエンドで終わってよかった。読み終わってから表紙を見たところでまた泣きそうになった。
王道展開とご都合主義ハッピーエンドではあったけどそれ故に引き込まれる部分も多い。題材がSFだけどファンタジー寄りの童話的で読みやすい。「破壊と再生」なるほどなー。
ラノベの主人公の美少女ロボットの外見が、話の途中で萌えもクソも無いメカメカしいロボットに変わるのは予想外w スクラップにされる時が一番感動した、紙面上の演出あざとい(褒め言葉) イイハナシダナー…でもそれ以上に心に残るものが無い。
ロボットが主役のSFラノベ。予想外の質の高さに驚きです。ロボットが使い捨てされる時代。「生きることの意味」を模索する主役ロボット「アイリス」の冒険譚ではあるが、人間のエゴイズムが物語の根底にある。表紙イラストの可愛い少女と粗末なロボットは、どちらも「アイリス」本人。両方とも等しく愛せるだろうか。ラストは少々都合よく納まるものの、安定したストーリー展開に納得です。
いい話だったけど、なにか物足りない感じはする。博士があまりにあっけなかったから、その魅力や人間性をもっと描いてほしかった。あと、冒頭からずっと、一人称が「僕」であることの違和感が最後まで拭えなかった。普通に「私」じゃだめだったのかなあ。
家事補助型ロボットアイリス。残骸となってしまった彼女が如何なる経緯を歩んできたかが綴られる。可哀想な女の子が矢継ぎ早に降りかかる困難を搔い潜っていくお話。中身について触れたいけれど、これは語るに語れない。全部読み終わった後に表紙を見ると、この表紙のずるさ(褒め言葉)に気がつける。だから未読の人には読んでくれとしか言えない。読んでくれ。
長年積んでいましたが、引っ張り出してきてようやく読了。何で読んでおかなかったんだと思いました。すごく人間味のあるロボットたちが主役です。博士との幸せな日々から辛く暗い土砂降りのような展開へ。その中でほんの小さな光を頼りに頑張るロボットたちに「雨はいつ上がるのか?」と思いながら読んでいましたが・・・良い物語でした。とてもさわやかな読後感でした。
主人公はロボットだが、SFではなく、どちらかと言えばファンタジー寄りの作品。筋については、王道の良さを知ってる作家さんだなぁって感じ。やっぱり「ここは俺に任せて先に行け!」なシチュエーションは盛り上がる。でも、最後の辺りはちょっとあざとすぎたかな。雨上がりのようなさっぱりとした読後感だった。
博士とアイリスの経緯、冒頭の壊れたロボットの伏線が説明・回収されたところは非常に爽快でした。あと廃棄場で出会うふたりとの関係が意外だったな、と。ラストは切ないけれど前向きなハッピーエンドで救われました…童話的構成ですね。ラノベは読者の甘い淡い期待に高確率で応えてくれるので大好きです。話の展開もしっかり緩急があって、のめり込んで読めます。しかし一つ言うならば、少し「人間味」があり過ぎる気も…。
ラノベ、それとあまり接しないSFと聞いてたので、あまり期待せず読み始めました。でも速攻で裏切られる始末。冒頭からあれこれ想像してしまって、最後まで涙腺がしまらず……。 普段ほとんど泣かないですが、こういう構成はどうしても弱いなぁ。桜庭一樹さんの『砂糖菓子~』などもそうですが、こういうカタルシスの与え方はズルい! 色々あって切なさは残るけど、ラストもすごくキレイな締め方で良かった。 これはラノベの域に留めておくには非常に勿体ない……それくらい傑作でした。
最後のボルコフとの別れのシーン泣きそうでした;x;
序盤ののほほんとしたお話がどうやって真夜中の読書会に繋がっていくのか、と思っていたら予想外の展開でした。
アイリスのスクラップのシーンは読んでいて目を覆いたくなるような苦しいシーンでしたが、最後はハッピーエンドでよかったです。
泣いた とにかく泣きました アイリスの立場になって読むととても切なくなりました この本はもっとみんなに知られるべき 買おうと思った人は迷わず買ってください 明日から学校で布教を始めますw
全550件中 1 - 40 件を表示
雨の日のアイリスの
%
感想・レビュー:550件













































