源氏 物の怪語り (メディアワークス文庫)

源氏 物の怪語り (メディアワークス文庫)
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源氏 物の怪語りはこんな本です

源氏 物の怪語りの感想・レビュー(360)

平安時代×物の怪の関係はやはり切っても切れないほど相性がいいと思う。と言っても、本当の物の怪が出てくるわけではなく、人の心の奥に潜む思いが物の怪を作り出していた。あると思えばある、ないと思えばない。単純だけど深い言葉で、物語を読んでいきながら心で感じられるものがあった。道長の権勢を誇って詠んだ歌から藤原家のその後を記した後の、「欠けぬ月など、月ではない」という言葉が端的ではあるけれど、的確に人の栄華の儚さを表していて好き。
★1 - コメント(0) - 2016年9月18日

今月10冊目です。・・・少ない。この物語は、中宮彰子に仕えた藤式部が主人公。別の名を紫式部。中宮彰子に仕えながら『源氏物語』の執筆する藤式部。その周りで起こる怪しい出来事を解決していく、という内容。それを手助けするのは死んだ姉。藤式部の娘の身体を借りている。ちょっとやさぐれてる藤式部が面白い。和泉式部や赤染衛門などなど、有名人も多数登場‼源頼光は道長の家臣だったのか‼ちらりと頼光四天王も登場したのはテンションあがった。息子と孫は登場したけど、晴明は出なかったなぁ。あると思えばある、ないと思えばない。
★9 - コメント(0) - 2016年7月30日

源氏物語とゆうより紫式部と彰子さんに仕える女御さんたちの話。雅な世界観が落ち着きます。物の怪なんだか人の心の話なのか。もう紙一重。見えへん「心」が具現化しちゃう。辛い、恋しい、慕う、悔やむ。何でも強く想いすぎると異世界に行ってしまう。式部さんの姉さんもほろほろ現れる。娘乗っ取るのは怖いけど心強い味方。姉さんが成仏してまう時泣いた。嫌、嫌。逝くなんて言わんといて。ずっとそばにいて。さよならなんてしたくない。安心なんてせんでええから傍にいて。強くならんとあかん?ホンマに傍にいてくれる?お姉ちゃん見てくれてる?
★5 - コメント(0) - 2016年6月19日

再再再読
★1 - コメント(0) - 2016年4月25日

面白い。雅な雰囲気が素敵。時は平安、紫式部の周りで起こる怪奇な出来事を娘に乗り移った亡くなった姉と解決してゆく…紫式部の人柄や周りの人たちも好感が持て、雰囲気も良くて面白くて一気読み。再読の時はもっと雅な世界に浸りながらゆっくり読みたい。
★6 - コメント(0) - 2016年4月3日

源氏物語執筆中の藤式部(紫式部)の周囲で起こる怪異譚。伊勢大輔は好きな歌人なので出てきて嬉しかった。『望月の候』で中宮彰子と皇后定子が言葉を交わす場面が(現実ではないけど)いい。こんな関係だったらよかったのに、と思わずにはいられない。全体的な印象として物の怪の話は薄めだったけど、おもしろかった。
★23 - コメント(0) - 2016年3月22日

紫式部が何とも人間的に描かれていて、面白い。
★1 - コメント(0) - 2016年1月21日

「彼はただー好奇心のままに、“物の怪を見てみたい”だけである」こういう登場人物は好きだ。安倍吉平の息子が出てくるし、他にも名前だけ出てくるのがサービス?「老練な道士」とか見てみたい。
★8 - コメント(0) - 2015年12月21日

初読みの作家さんですが、とても良かった。雰囲気がとても素敵。色々な方が描く紫式部を読んだけど、一番好きかも。シリーズ化して欲しかった。
★6 - コメント(0) - 2015年12月21日

題材が気になって手に取ったけど、メデイアワークスだし、甘めのライトな感じかなと思ったら。思いの外しっかり重心のある作品で一気に引き込まれてしまった。当時の内裏の人間関係がこんな綺麗なわけが無いだろうけど、人の心の内の不安も、権力への欲も、すべて現。女官同士の関係も主の心の機微も歌に入る人の心にもうたれるものがある。古典文学を題材にする小説もいいなぁ。最後の姉君の自惚れてもいいかしら、からのくだりにはうるっときてしまった。読み応えあり。
★11 - コメント(0) - 2015年9月4日

物の怪が題材とされ登場人物は平安時代の女歌人たちで藤式部を中心として書かれていて読めば彼女を好きになってしまいました。 純粋な古典文学も好きですがこういった古典文学を題材とした物語もやはり面白いなぁと思いました。おかげで読む本の輪が広がりそうです。
★5 - コメント(0) - 2015年8月29日

森谷明子さんの源氏物語シリーズを再読したので、本作も一緒に再再読
★4 - コメント(0) - 2015年7月26日

初著者。 本のイラストが甘口だったけど、内容は意外に真面目なものだった。人の生きざまを見つめ、物語ともののけの境を歩む藤式部。物書きの業なのか。 でも、やっぱり私は清少納言が好きだなぁ。この本には出てこないけどね。
★13 - コメント(2) - 2015年3月29日

吉平君はいくつになっても吉平君だった(感想それかよ)
★3 - コメント(0) - 2015年3月3日

再読。小説を読む楽しさ、物語というものの不思議さが素直に実感できる一冊
★4 - コメント(0) - 2015年3月1日

序から引き込まれました。物語、言葉、人の心の奥深さを露わにする過程が、とても良かったです。史実との巧みな兼ね合い、典型的でない人物と和歌の解釈等、一巻完結で埋もれさせるのがもったいない!全四編、起承転結に沿って式部が姉離れし、また四季が進行していくのも趣深いです。清少納言が仮想敵国でないのも◎。/ところで本書、安倍晴明あやかし鬼譚(六道 慧)、千年の黙 異本源氏物語(森谷明子)と、最近の紫式部ものでは彰子が人気の様子。三話での「どうか、どうかまた、私と帝と一緒にいていただけませんか?」には泣けました
★5 - コメント(0) - 2015年1月23日

平安の時と四季を感じられる物語。春から夏、秋を通して冬、少しづつ変わっていく藤式部が愛しく思えました。また道長という人物に対する印象も自分の中で変わりました。欠けぬ月など、月ではない。の一文がとても響きました。
★5 - コメント(0) - 2014年12月18日

源氏物語好きなので読んでみました。面白かったです。歌がいいですね〜この時代の雅な感じが出ています。紫式部が主人公の本は初めてでした。とても素敵な才女だった事でしょう。
★17 - コメント(0) - 2014年10月31日

歌がたくさん入るのが良い。何だか愛らしい藤式部でした。
★6 - コメント(0) - 2014年9月29日

物語がきちんとしてるしそれぞれ季節が感じられるお話で結構面白かった。 『夏夜の逢瀬』の真相いいなぁ~、和泉式部とあの人との出逢い(?)がこんな感じだったら…と思うと楽しい。 『望月の候』がとても良かった。彰子と定子の色んな時期の感情を想像すると切なくなる…。こんな風にお互いを想っていたら素敵。
★21 - コメント(0) - 2014年9月9日

気の迷いが妖を呼び込むといった風情の平安物。…ようするに気をしっかり持ってれば妖なんて怖くない、と言ってしまうと身もふたもない…。中宮定子と彰子の絆が素敵でした。
★6 - コメント(0) - 2014年8月11日

たまに読み返したくなる作品。時代が平安で尚且つ紫式部(女房)が主人公なファンタジーはあんまり見なかったので面白い。またちょこちょこ知ってる偉人が出てくるのも楽しい。最近源頼光と四天王の漫画読んだので、名前だけでも出てるとテンションがあがるね。あとは作中の藤式部の年齢は幾つだろうといろいろ検索したりもしました。しかし出生が不明で幅がすごいことになっていた…
★3 - コメント(0) - 2014年8月11日

再読!確認したら初読から約2年。前回はつらい時期に読んだので余計に染みたものでした。今回冷静に再読してみると、物の怪語りなのに思った以上に物の怪が登場してなかった(笑 物の怪は内に有り、という角度から陰陽シリーズとは違う平安ファンタジーを見せてくれる。渡瀬さん本当に平安時代好きなんだな。/いつもながらこなれた文章でしっとり読ませてくれる、安らぎの一冊。姉様の「自惚れていいかしら」に続くセリフが今回もまた染みる。/ていうか、あれ!この作品、幼馴染出てこなかったぞ!!渡瀬さんの著作で唯一では?(笑)
★3 - コメント(0) - 2014年8月8日

まず、私は国語が苦手です。でも読書は好きです(笑)そしてそんな私は、この本を一日で読み上げてしまいました!国語の内容も、これだけ面白かったらいいのに・・・。途中で入る歌や、人々の色々な思い。とてもジーンとなります。そして「紫式部」となったのは、こういうことだったのか・・・!!中学で勉強した人たちが出てきて、うおっ!ってなりました(笑)
★4 - コメント(0) - 2014年6月29日

nym
再読。物の怪といいつつ妖怪っぽいのが原因になってないのが良いんだよなぁ。「古の奈良の都の~」は最初に覚えて唯一覚えてる奴なので最初読んだときはちょっと感動した。
★3 - コメント(0) - 2014年5月21日

源氏物語を書いた作者紫式部(この時点では藤式部)の周りで起きた怪事件のお話。もし、死んだはずの姉が、娘に取り憑いていたとしたら?そんなもしもストーリーな展開が良かったです。事件に巻き込まれつつも、姉に手助けしてもらって少しずつ成長してゆく、そんな描き方が素敵でした。
★6 - コメント(0) - 2014年5月11日

紫式部や和泉式部は自分にとって、遠い昔のすごい人くらいの認識だったが、この作品を読むと彼女たちも一人の人間だったのだなと思えて、彼女たちそのものを知りたくなる。そんな作品でした。高校の古文の授業をやる前に読みたかった。
★3 - コメント(0) - 2014年4月26日

表紙の雰囲気に惹かれて読んでみました。女流作家・紫式部の近くには亡くなった姉の霊がいる。娘にとりついた姉とともに、宮中でおきる様々な事件を解決する。彰子の話が好きですね。ところどころに入る和歌も素敵です。
★4 - コメント(0) - 2014年3月20日

Sen
きれいな文章と、和歌の挿入が心地よい作品。ただ、各編に共通する「人の内面から生じる怪異」の動機付けが全体に弱いような。姉の執着や別れについても、すんなり合点がいくには遠く、強引に想像しないと消化出来なかった所が少し残念です。自分としては、久し振りの平安ものだったこともあり、充分楽しめました。
★3 - コメント(0) - 2013年11月16日

【再読】普段は清少納言派ですが、この藤式部は好き。
★3 - コメント(0) - 2013年10月7日

とにかく美麗だったのでジャケ買い(笑) 稀代の才女の拠り所がまさかの…… 物の怪、といえどホラーではなく。相手を想う気持ちが前面に出ていて優しい感じの話でした。
★6 - コメント(0) - 2013年10月6日

人と妖との境が曖昧なのが平安時代に似合う。拗ねたり甘えたりする才女藤式部、かわいいなー
★2 - コメント(0) - 2013年10月1日

情緒豊かに描かれた妖と人との幽かな触れあい。色即是空、空即是色、確かならむものも在ると感ずれば在る。
★16 - コメント(0) - 2013年9月20日

Oke
紫式部の姉の霊が娘賢子に憑き、周囲で起きる事件を解決する短編集。素直じゃない式部が可愛らしい。
- コメント(0) - 2013年9月14日

繊細で優しい筆致の平安怪奇譚。この作者がこのレーベルで書くとこうなる、という安定感みたいなものを感じる。
★1 - コメント(0) - 2013年7月24日

藤式部(紫式部)と娘・賢子に憑りついた藤式部の姉が、身の回りのちょっとした怪奇を穏やかに解決していく話、というとこ。伊勢大輔や和泉式部といった百人一首でもおなじみの人や歌が登場して心躍ってしまいました。恋に奔放な和泉式部に最初は好感そこまで持てなかったけど、生霊に対しての言葉やそれまでの恋に対する想いを聞くと和泉式部がなんか好きになってしまった。 特に彰子の定子と息子への想いや、父・道長と違って栄華も刹那的なものとして見ているところとか、切なさに胸を打たれました。偽者でも霊としての定子の言葉がいい。
★1 - コメント(0) - 2013年6月20日

特に彰子と定子の話が好きです。藤原氏繁栄の裏にある娘たちの心境が現れているようで切ない。
★2 - コメント(0) - 2013年5月25日

お説教タイムを繰り広げてしっかり者と思いきや、随分と甘えん坊な藤式部さん、GJ!
★1 - コメント(0) - 2013年5月14日

藤(紫)式部を中心に主人の彰子、同僚の女房、娘の賢子達を描いた作品。ゆったりとした雰囲気が好き。藤式部が苦手とする和泉式部。そんな彼女の「一緒にいられた間は、すごく幸せだったから」というセリフが印象的。そう言える関係っていいな。道長は嫌いだ^^;留守中の局から原稿を勝手に持っていくとか。権力者とはいえ、いかがなものか。敦康親王の件、彰子の場合は少し特殊だけど、昔は跡継ぎ争いの悲劇は多かったんだろうな。母として複雑な気分。陰陽ノシリーズの吉平達が少し出てきたのが嬉しかった。
★12 - コメント(7) - 2013年4月30日

全体的に優しく落ち着いた雰囲気の語り口で、怪異らしき問題事も穏やかに解決していったように思います。そんな文体がとても好きで、読み終えるまでとても幸せな時間を過ごさせて頂きました。平安時代ものが好きで手を出したはずが、人生で大切なものとは何か、人との関わりとは、という親から教わる大切な事をもぅ一度教わるように、この物語の中で沢山の事を教えて貰いました。これからも大切に保管して、読み返していきたい一冊です。
★13 - コメント(0) - 2013年4月24日

源氏 物の怪語りの 評価:88 感想・レビュー:152
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