恋する寄生虫 (メディアワークス文庫)

恋する寄生虫 (メディアワークス文庫)
あらすじ・内容
何から何までまともではなくて、
しかし、紛れもなくそれは恋だった。

「ねえ、高坂さんは、こんな風に考えたことはない? 自分はこのまま、誰と愛し合うこともなく死んでいくんじゃないか。自分が死んだとき、涙を流してくれる人間は一人もいないんじゃないか」

 失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。一見何もかもが噛み合わない二人は、社会復帰に向けてリハビリを共に行う中で惹かれ合い、やがて恋に落ちる。
 しかし、幸福な日々はそう長くは続かなかった。彼らは知らずにいた。二人の恋が、<虫>によってもたらされた「操り人形の恋」に過ぎないことを――。

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恋する寄生虫はこんな本です

恋する寄生虫の感想・レビュー(726)

「操り人形でいることを操り人形自身が肯定したとき、それを自由意志による決断と呼べるか?」
★6 - コメント(0) - 3月22日

ここで終わるのか、と。ハッピーエンドでもなく、バットエンドでもなく、ふんわりと。 三秋さんの作品はその後をあれこれと想像してしまう。。。その余韻がまた好きです。虫によってもたらされた恋だけど、それもまたいいんじゃないかなと。 あとがきの、女性のエピソードも素敵だし、「人生で最も美しいバグ」というのに心うたれました。。。
★9 - コメント(0) - 3月21日

最後の結末ですが、私は、その後佐薙は自殺していないと解釈します。理由として、まず、瓜実は虫は経口感染で拡大すると推測しています。(p220)中盤コンテナの中でしたキスで佐薙と高坂お互いの虫が移動した通り、瓜実の推測は正しく虫は経口感染することが確定しました。そして、最後の公園の場面で虫を失っていた佐薙と高坂がキスをしています(p291)。これにより高坂の虫が佐薙に感染したことになります。最後に佐薙は独白で「高坂さんの虫をわけてもらえば持ち直す可能性はある」(p298)と考えています。
★7 - コメント(1) - 3月18日

気づかないうちに誰か(何か)によってもたらされた気持ちも恋も大事なものだと思うなぁ
★10 - コメント(0) - 3月16日

この話はハッピーエンドのようでバッドエンドのような。定義付けするのさえ憚れるのは登場人物が自ら決定した選択で幸せそうに最後のページを迎えるから。(その背景に何があろうとも。)複雑、悲しい、読了後はそんな気持ちに支配された。何よりあとがきの「人間の最も美しいバグ」の話、素敵すぎて卒倒。
★7 - コメント(1) - 3月16日

本当に虫が出てくると思っていなかったのでびっくりした。なるほど、そういった病でくるとは。少しもの悲しさを抱えつつもさらっと読めました。
★8 - コメント(0) - 3月14日

m
はじめは、タイトルと、主人公達の性格に、やや気味の悪さを感じながら読み進めていましたが、なんとも切なく素敵なラブストーリー。終わり方の感想が色々ある様ですが、私は女の子が「気づいていない」という設定の、とても可愛い幸せな終わらせ方、ととっちゃいました。変ですかね?
★6 - コメント(0) - 3月12日

ラストで絶対のハッピーエンドにしてくれないあたりが三秋さんの魅力かなと。結局虫に拠らない恋を証明しながら、そのままでは終われないラストがもったいなく、だからこそ愛おしい。
★8 - コメント(0) - 3月11日

図書館本。何かに操られてそうなるのか、とか、そんなことはどうでもいいとも言える。ヒトもヒトだけで存在できているわけではないはずだし。そんなことを考えながら、心が温かくなりました。面白かった。
★20 - コメント(0) - 3月11日

4E
ラストがとても良い。あとがきにもあったけど、一見残酷な未来だけど当人達からすれば至上の幸せなんだという考え方が表れていてすごく好き。虫で恋をしたっていいじゃないかと彼女を想う高坂さんに、無視に頼らずとも本物の恋をできたんだよと存在の証明を残して飛び立っていく彼女。消毒液の匂いがするいつもの部屋で穏やかに最期をむかえる。三秋作品の優しさも切なさも含んだみたいな幸福感がたまらなく好き。
★10 - コメント(1) - 3月11日

あとがきにとても共感した。ラストの終わり方にも満足できた。
★5 - コメント(0) - 3月10日

頭の中の虫の話。虫が人格までも変えられるってみんなに教えたくなる。SSRIとかクドアとか国試で勉強したことが出てきたので読んでて楽しかった。
★4 - コメント(0) - 3月8日

この作者の作品はいつも、絶対的多数にとっての幸福を否定するような結末が非常に印象的ですね。幸福とは相対的なものであるというあとがきの内容も大筋では納得できるものです。とはいえ、そこからもう一つ突き進んだところで、絶対的な幸福について探求していってほしいと、この作者に対してはついそんなことを求めてしまうのです。あと寄生虫博物館、懐かしい。ヨメが妊娠中に二人で訪ねました笑
★16 - コメント(0) - 3月8日

とても面白かったです。 初めてかもしれないの恋愛小説だったけど、とても読みやすかったです。〈虫〉の起こした偽物の恋で終わらなくて良かった…。
★7 - コメント(0) - 3月8日

極度の潔癖症のため引き篭もり生活を送る青年、金髪、ヘッドフォン、ピアスという風貌で帰省中にやけに詳しい女子高生。逢瀬を重ねて次第に心の距離が縮まる。ふたりの体内には、比翼連理の寄生虫が寄生していた。とても傷つきやすくて、儚げな純愛小説でした。フタゴムシのように、一緒にいないと生きていけないふたり。それが幸せなのか、不幸なのか。最後の展開が自分の望まない方に向いていきましたが、はっきりと描かれないことに救いを感じました。
★13 - コメント(0) - 3月8日

三秋さんの作品はハッピーエンド風だけどよく考えるとバットエンド。そこが個人的に好きです( *´꒳`*) 人に恋愛をさせる寄生虫なんて本当にいるのだろうか。 今の私も寄生虫の「おかげ」で生きているのか…考えされられますね。
★8 - コメント(0) - 3月8日

最後の結末だけが後味悪かった。 別にハッピーエンドでもよかったやん;;
★3 - コメント(0) - 3月8日

重度の潔癖症の高坂賢吾と、不登校の高校生佐薙ひじりの純愛小説。精神的欠陥のある二人が惹かれ合う過程が良かった。惹かれ合うわけ、それが、、だったとしても二人にとっては本物だったはず。最後に佐薙の心の中の気持ちには私の心が停止してしまったけど、ハッピーであったと祈りたい。作中に出てきた寄生虫、、それだけ聞けばグロテスク、有害と言うワードしかわかないが、フタゴムシ、ナナホシクドアの生態には魅力を感じてしまい、目黒寄生虫館に行ってみたいと思ったほど。奥深く、面白い作品だった。⭐️5
★38 - コメント(0) - 3月7日

過度な潔癖症の男性・高坂と不登校女子高生・佐薙のお話。あまりの潔癖症具合によくこれまでやってこれたな…とある意味感心してたけど、佐薙と友達になれとの謎の指令から始まり徐々に距離を縮めていく。結末は悲しいけれども美しいバグの終わりには相応しいかと。
★5 - コメント(0) - 3月7日

この作者の作品は、書かれた順に読んでいくのがおススメ。だんだん、耐性が付くから。わるいいみじゃなくて。その物語に思い入れし過ぎて、読み返したらオチが変わっていないものだろうかどうだろうかってなるときがある。コレは、なった。読み返した。よく考えると、これってそうかもしれないけれどそうじゃないかもしれないくらいの細い線は残っているんじゃないなんて思った僕は。思いませんでしたかどうですか。
★10 - コメント(0) - 3月7日

2017-019 --僕が<虫>で恋をしたって、何もおかしくはない。誰にも、文句は言わせない。--操られた恋でも本人たちが良ければ良い。設定がとても好きでした。私の中にも<虫>が居るのかも…!?
★25 - コメント(0) - 3月4日

何がきっかけで人は人を好きになるのかなぁ。たとえ虫がきっかけだったとしても好きな気持ちはかけがえのない物だと思うけど、虫がいなくても好きだと思いたいものなのか。考えさせられるお話だった。いい意味で寄生虫の説明がリアルすぎて気分が悪くなってしまった。笑
★5 - コメント(0) - 3月3日

恋に落ちるきっかけなんてなんだっていい。それが本物になれば良いだけ。最後はそうやって終わるんだなーと思いましたね。実際にあり得るのかもしれない・・・・ 初めて読む作者ですが、非常に読みやすくて面白いと感じましたので、他の作品もぜひ読んでみようと思いました。
★8 - コメント(0) - 3月1日

0o0
精神的欠陥の物語。三秋作品は、ほぼ読んでいる。毎回独特の世界観を構築するのが巧く、本作ではさらにそれに磨きがかかった印象。寄生虫という難しいアイテムで恋愛を描くというトリッキーな取り組み。にも関わらず、三秋作品独特の暖かさと切なさを折り込み、きちんと不器用すぎるふたりの恋物語に昇華しており、今作もじんわり胸に染み渡る読後感を頂戴しました。あとがきによると、前作が肉体的欠陥の物語なら、今作は精神的欠陥の物語とのこと。まだお若いのに深いことをおっしゃるよね、ホント。通りがかりのおっさん読者としては感嘆。
★7 - コメント(0) - 2月28日

この作者さんのお話がすごく好きなので、この本を読むのは、すごく楽しみでした。素直に、凄い話だな、と思いました。最初は、寄生虫によってもたらされた恋なんて、そんなの自分たちの意思じゃないし、自分なら嫌だなって思ったけど、2人を見ていると、それもまた一つの恋愛なのかなって思いました。難しいしモヤモヤは残るけれど、幸せもつまっていて良かったです。なんだか新しいな、って思いました。
★4 - コメント(0) - 2月26日

儚いけれど幸せな余韻に浸れるいい終わり方だった。以前読んだ作品よりも文章の癖がなくなり読みやすくなっていたのも好印象。寄生虫の薀蓄も興味深かった。★4.5
★20 - コメント(0) - 2月26日

うーん、バッドエンドにしてほしくない作品だった。あと、高坂さんの顔が見たい。この本に感化されて、頭が痛いと「寄生虫のせいだ!!」って思うようになったw
★2 - コメント(0) - 2月22日

最終章の涙の描写が読み手の想像力に働く、とても余韻の残る作品。衣服を通して染み込む涙は、彼女のかけらのようで、いつまでも寄生虫のように、かれのなかでいきつづけるのかもしれない。そう思うと、涙が溢れてきました。
★5 - コメント(0) - 2月21日

なかなか面白い。他のも読んでみょ。
★1 - コメント(0) - 2月18日

恋する寄生虫というタイトルも、寄生虫による恋という設定も、佐薙ひじりのキャラクターも、表紙のデザインも、とても好きなのだけど、儚くて幸福だけどハッピーエンドではなくてとてもよい。この世界での生きづらさとか言葉にしがたい希死念慮とかがきれいに表現されていると感じた。
★5 - コメント(0) - 2月13日

さいごそうなっちゃうのねー・・・・! 思わず寄生虫館にいって聖地巡礼してきてしまった!! 佐薙ちゃんがちょっと報われなさあって悲しさこみ上げるけど、最後どうなったのかが書かれてないからいいように想像しておくことにしよう・・・!
★10 - コメント(0) - 2月12日

恋に落ちるきっかけは様々だ。今回はそれがたまたま〈虫〉だったというだけのこと。互いに無いものを互いに補完し合う二人を見て心が暖まる。出会い、離れそうになる、実に王道のラブストーリー。
★4 - コメント(0) - 2月12日

途中から渡辺美里のシンシアリーがずっと流れていた。それはさておき、この先ひじりと高坂がどうなるかは判らない。でも「判らない未来」にした事で、私たちが現実に戻った時、本を読み始める前の世界に、タイム・トリップから元の世界にきちんと戻してくれたような良い読了感だった。「普通の女の子が普通じゃない格好をして普通じゃない行動を取っていたら、それは普通じゃないことがその子の身に起こっている証拠」。話の筋とは関係ないが、何かピタッと来る言葉だったので載せておいた。
★16 - コメント(0) - 2月8日

相変わらず結末が渋い。寄生虫の話は聞いたことあったけど、天使の囀りで読んだんだっけな。あちらとは全く方向性が違うけど。結末の曖昧さがいい
★6 - コメント(0) - 2月8日

他人とコミュニケーションをとるのが苦手な人に読んでほしい一冊。 社会適応能力が低い2人が、必死に生き、そして恋する話。 こんなに極端ではなくとも、生きていれば少なからず共感できる場面や、悩み、葛藤が表現されている。キャラも三秋先生の作品らしいキャラで、いい感じに作品にマッチしていたと思います。 こういった話に寄生虫を取り入れるあたりが、さすが三秋先生だと思いました。
★1 - コメント(0) - 2月6日

この作者の作品は主人公が煙草と酒を嗜んでる姿を美味しそうに表現していたけど、この物語はそのシーンが少なく新鮮だった。 スターティングオーヴァーの時と比べたら大分優しい物語を書くようになったけど、やっぱり落とすところは落としてました。 優しくて儚い幸せの物語だった。
★10 - コメント(0) - 2月6日

寄生虫により惹かれ合う男女の物語。寄生虫などの専門知識が度々出てくるが、これが意外と嫌悪感を抱くことなく素直に知識として自分の中に入ってきた。物語はページを捲るほど切なさを増していき、静かに終わっていく。少女が最後に証明したことは紛れも無い真実で、それが彼女を包み込んでくれることを心から信じたい。
★10 - コメント(0) - 2月5日

いい意味でもやもやする作品だった。 結末が主人公達にとって良し悪しどちらともとれる絶妙な終り方だった事がそう思わせる大きな要因であった。 単純にそのまま幸せかバッドエンドかわかるように終るだけだと、特に普通の恋愛モノと変わらないような印象だったかもしれないが、なるほどそういう曖昧な表現もあるのかと感心した上で、不思議な読後感に包まれた。 もやもやしたのも、このヒロインがとても可愛くて、いい終わり方であって欲しかったと願ってしまうような作品だったからだと思う。この作者の色が最後に出てきた印象深い作品だった。
★10 - コメント(0) - 2月4日

専門的な知識がたくさん出てくる中で、続きが次々と気になるような作品でした。結末が曖昧なところが読者の空想を掻き立てるのではないでしょうか。
★5 - コメント(0) - 2月1日

寄生虫により惹かれあう二人のお話。真綿で首を絞められる様な静かに終わりに向かっていく物語。面白いです。しかし、三日間の幸福程の感動は無かった。
★4 - コメント(0) - 1月31日

恋する寄生虫の 評価:80 感想・レビュー:281
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