パルプ

パルプの感想・レビュー(74)

高橋源一郎さんと柴田さんの対談での話題本。うん、まあ、テンポも良いし、面白い。けどなんかこう、もっとハチャメチャな小説かと思ってました。意外と普通。柴田さん訳だから上品に洗練されちゃった感もあるかな。それでも、『人生は人間をすり減らす。がりがりにすり減らす』『人間誰だって正しくて、かつ間違っていて、かつ上下さかさなのだ』など、ブコウスキーらしさは今作も全開。死が美しい貴婦人だったら・・イイな。『そうよね。あんたたち、どうしようもなく深い墓穴を掘っちゃったみたいね』墓穴を掘るために人類は在る、のかな?
★1 - コメント(0) - 2016年9月11日

...
翻訳者の力のせいか、灰汁の抜けたポップな読み物になってしまっている。
- コメント(0) - 2016年4月13日

荒唐無稽だし、ちゃちい話だしなんだこれはと思わなくもないが、深い意味を詮索するほうが間違いだという結論にいたる。そもそも小説における意味は必要十分条件ではないのだ。解説によると本作品はアメリカの大量消費された三文雑誌を指す“パルプ・マガジン”の形式をあえて再現した作品だそうで、サンプリングで作られたヒップホップに当たるのものではないかと思う。メロディーが素晴らしいとか内容がとかそういうものではなくて、あの時あの場所の空気を閉じ込めた、一種のざらつきだったり煙たさを感じるのが最良の楽しみ方だと解釈している。
★4 - コメント(0) - 2016年3月12日

柴田さん訳のせいか下品さがひかえめだ。個人的にはブコウスキーには開けっぴろげな下品さでしてほしいところ。探偵の看板を掲げながら、一体生業はなんなのよ?と訪ねたくなる主人公。突拍子もない、あるいは壊れきった登場人物あり、手品の種をあかしながら実演してみせてるようなバカバカしさあり。なんでもアリなんだね。嫌いじゃない、こういうの。思うに、汚れたものの中にびっくりするような輝くものを見つけると、そのものの価値が何倍にも膨らむんだと思う。恐るべしブコウスキー。逆だと途端に価値がしぼむよね。
★27 - コメント(2) - 2016年3月9日

一読すると小学生がつまらん授業中の合間に暇つぶしで書いたような小説に思える。ファンテやセリーヌなど憧れの作家を登場させ、キャラクタライズを放棄し、挙句には宇宙人を登場させることで、プロット自体も破壊し、ストーリーをうやむやにする。素人同然の文体というか、小説の体すら成していない小説である。しかし、この小説にはそんな文体云々でなく、圧倒的でしょうもない世界が広がる。スコッチと時給6ドル、キツい香水とそれからラムアンドコークも。最後は成果主義と行き過ぎた資本主義の批判かな?まっそんなことはどうでもいいわな。
- コメント(0) - 2014年8月8日

登場人物、ストーリーのシュールさに引き込まれた。
- コメント(0) - 2014年2月9日

テンポの良い文章の中に、乾いた笑いが散りばめられている。ハチャメチャな展開だし、主人公もどうにも食えない男なのだが…何故かとてもかっこいい。最後のレイディとのシーンが好き。
★5 - コメント(0) - 2013年11月20日

タイトル通りのこの安っぽさと軽快な読み心地だった。しょうもない展開と会話のやりとりは面白い。いい意味で読後に残るものは、ない。
- コメント(0) - 2013年7月6日

ブクの探偵ものの小説。随所に彼らしさが散りばめられ、やはりブコウスキー此処にもあり的な内容。こんな風に生きられたら素晴らしいが、所詮夢のような彼の人生。少なくとも純和風な私には無理。羨ましいぞ!ブコウスキー!なんてね...
- コメント(0) - 2012年6月15日

面白い。遺作としては完璧。こんな風に死にたい。
- コメント(0) - 2012年2月4日

適応能力があるのかないのかよくわからないダメ人間に意外にまともな面があったりして少しかっこよく見えたような気がしたり、とにかく変な魅力のある主人公。はじめ夢オチかと思えば現実の物語なようだったり、とても微妙な線の上をヨタヨタと歩き、決して破綻するまで行かない妙な気分になる一冊。しいて言えば設定から登場人物までめちゃくちゃだけれどもそれがまともに物語として流れている。面白かった。でかくて馬鹿な付き人はデフォなんですか?
- コメント(0) - 2011年3月11日

文章を読んでいるだけなのに、頭の中で登場人物がディズニーのカートゥーンがごとく跳ね回る感覚に襲われる。くだらない展開ばかりで物語がガンガン進行していって、ポンポン放られる研ぎ澄まされたジョークに笑わされる。そんな中でも、たまに死の予感や絶望がおそってきて最後には主人公のあっさりした死亡で幕を閉じる、そのことがなぜだかものすごく腑に落ちる。この感覚は、読んでみないと絶対にわからないだろう。この本が絶版とか、冗談でしょう?
★1 - コメント(0) - 2010年12月5日

なんだかよくわからん。でもスピード感はある。
- コメント(0) - 2009年11月21日

おもしろかった。テンポに独特なものがある。くだらない話なのに面白くなる。
★2 - コメント(0) - 2009年8月16日

最高にうだつの上がらない下衆な探偵の物語。何も動かず事件を解決してしまう探偵・ビレーン。しかし決して名探偵などではない。事件自身が勝手に動いて衝突し、事件そのものが自己解消してしまう。本人はひたすらに酒場へ行って酒を飲み喧嘩するだけなのだ。汚れきった異常な世界で汚物に塗れたまま積極的に生きることを諦めるビレーン。だからこそ死に際に見い出すことのできた「赤い雀」の美しさが際立つのだ。救いようのない名作。
★2 - コメント(0) - 2009年7月7日

本当はSSSだけど、めんどくさいからB。けど、実際の所、本当にBのクソ探偵。こいつ10Pに1度は酒場で酒を飲んでいる。酒に対して哲学や経験をエッセイっぽく語ることなく、本当に飲みたいだけだから始末に負えない。主人公ビレーンは懸命に生きている。自分と折り合いをつけながら、一生懸命に日々を送って、そして死ぬ。その生はひどくかっこわるいが、姿勢は恐ろしくかっこいい。本気の大人が見せるハードボイルドは、こんなにもかっこわるく、カッコいい。
- コメント(0) - 2009年6月15日

この人のエッセイはあんまりこなかったが、これはかなり面白い。しれっとしたハードボイルドが愚痴を言うのに適している。会話が多かった。
- コメント(0) - 2009年3月16日

2000年5月12日読了
- コメント(0) - 2000年5月12日

今読んでいるみんな最新5件(8)

07/03:Russell
09/29:さるお
11/27:オカピ
08/01:gM

積読中のみんな最新5件(1)

12/09:JP

読みたいと思ったみんな最新5件(11)

09/30:tuyu
08/12:hakurou
04/27:poco
03/17:めー
パルプの 評価:51 感想・レビュー:19
ログイン新規登録(無料)