虚無への供物 (講談社文庫)

虚無への供物 (講談社文庫)
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夜行
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虚無への供物の感想・レビュー(638)

1964年発表。1990年代にメフィスト賞出身の作家さんたちが登場するまでは、メタ・ミステリーといえばこの「虚無への供物」だったでしょうね。 今回、約20年ぶりに再読したんですけれども、ごく真っ当な、推理小説黄金時代タイプの推理小説、という気がしました。 1960年代の作品としては、だいぶ読みやすい作品ですけど、21世紀の小説に比べるとやはり読みにくく、毎晩少しづつ読んでは眠くなり、という感じでした。 今日は昼間の読書でも眠くなりましたけどね。
★11 - コメント(0) - 2月25日

気の毒やわ。
★1 - コメント(0) - 2月21日

探偵気取りさん達の迷推理に、なんだこれは……と思いつつ読み進めました。確かに探偵小説かと言われると首を捻る感じ。
★2 - コメント(0) - 2月3日

三大奇書、今さら読了。他の二冊より読みやすいです。今でこそやり尽くされてる手法ですが、作中のキーワードやアイテムが非常に魅力的で楽しめました。そして本を閉じて振り返ると、作者に指を突き付けられていた…そんな気分になる本でした。ゾクッ。
★1 - コメント(0) - 2016年12月30日

再読。どこかの探偵ではないけれど度々読みたくなる作品
★25 - コメント(3) - 2016年12月17日

再読。事件が起きてもないのに、そして事件が起きても殺人とはっきりしないのにそうと決め付けて犯人を推理をするという、関係者からすれば塩撒くどころか棒でぶん殴りたくなるような行為を平然と行う一行には初読の時よりイライラ。推理の内容自体は前回同様楽しめたんですが、久生のキャラはずいぶん悪い印象に変わってしまったなぁと思うのは、最後の犯人の慟哭が心に残っていたからなのかもと思います。でもまた多分、いつか読み返すんだろうなぁという予感。
★10 - コメント(0) - 2016年12月14日

「虚無への供物/中井英夫」読了。ついに手を出した三(四?)大奇書。アンチミステリか。確かに暗合多いし、探偵が推理を外すし、都合よく架空の人物現れすぎだし、犯行動機だって理解に苦しむし、ミステリと見せてミステリの体を為していないのかもしれない。確かに推理合戦とか、実はこんなものと関連があった、っていうのは面白かったけど。ゴーレムは無しだろ(笑)難しかったけど、面白かった。
★28 - コメント(0) - 2016年10月14日

奇書だ、アンチ・ミステリーだ、という声は散々耳にしていたが、自分は割とオーソドックスな謎解き物語として読み終えた。物語半分までは、論理的というよりは暗合や事件の構図に偏った推理合戦が、悪くはないんだけど少ししんどい。と思っていたのが、犯罪函数方程式あたりになってくると、様々な暗合がガチガチと嵌ってきて、あらゆるところに伏線が張られていたことに気づかされる。こういう気持ちよさはとても推理小説的。そういえば、江神さんとアリスはこの本が出会いのきっかけだったし、内容的に江神さんの境遇と無関係ではないなと。
★4 - コメント(0) - 2016年9月27日

作者も言ってるけどミステリーじゃないよ。偶然多すぎ。 当時の事件や実在の人物、固有名詞を使いながら描かれた耽美的な純文学。 長い夢を見せられていたみたいだ。
★3 - コメント(0) - 2016年9月6日

すごい。さすが日本三大奇書の1つ。美少年。薔薇。密室。宝石。シャンソン。男色。サディスム。マゾヒズム。不思議の国のアリス。不動明王。精神病院。途中から「この物語破綻してるんでは?」と思いながら読んでましたが、ラスト一気にワンダランドにつれていかれました。これはすごい。
★12 - コメント(0) - 2016年9月1日

自動車学校の片手間に読了。物語の量と密度がドグラマグラ以上でかなりの時間がかかってしまった。しかしまた時間のあるときに読み返したくなるようなミステリだった。
- コメント(0) - 2016年8月26日

とても好みでした。延々と続く推理合戦には正直疲れたしすべてが明らかにはならなかったけど、おもしろかった。犯人の独白に胸を打たれたのは久しぶりです。決して正しいことではないけど、犯人の気持ちは痛いほど伝わってきた。初めのシーンとラストシーン、うまく出来てるなあ。最高でした。全体に漂う独特の怪しげな雰囲気にすっかり魅了されました。
★13 - コメント(0) - 2016年8月20日

氷沼一族は呪われた“無意味な死”をする一族で、探偵役たちは殺人事件が起こる前に事件を防ごうとするも、次男紅司が風呂場の密室で亡くなり、叔父橙二郎は密室で殺され、大叔母が住む老人ホームが火災で100人近く死亡し、事件が起きるたびに探偵役たちが推理合戦をするも…他の三大奇書は読みにくかったため、怖々読み出しましたがおもしろい!有名な海外推理小説知識がでたり推理へのメタ発言や犯人に向けての意味ありげな自作小説…(藤木田老と可哀想な蒼司兄さんがイイ味出していました)改めて表紙を見ると、このバラの色に恐怖を感じます
★28 - コメント(2) - 2016年6月25日

名探偵が名推理を披露して鮮やかに事件を解決、、、なんて展開には全くならず、あっちへフラフラこっちへフラフラ。犯人がわかってもいまいち納得できず。これがアンチミステリーなのか。
★2 - コメント(0) - 2016年6月14日

圧を感じたり抜けてたりと一本ではない、只者ではない作品。面白いし、一口にただそれだけを口にするのは憚れるような凄さがある。精神病院の檻の内と外にいるのはどっちか......(凄いキラーワードだった)幻想博物館が頭にあったとこでこれは「オオゥ」となった。アンチミステリ、アツいミステリパロディ、作者のこちらをいつの間にやら引っ込む文。読み続けるべきミステリ。
★2 - コメント(0) - 2016年5月27日

アンチ・ミステリー長篇。アンチミステリーというジャンル自体、推理小説やミステリー、サスペンスの存在があってのスリップストリームですが『虚無への供物』はその中でも対流の中に完璧に納まる緻密で精巧な作りと言えます。単純に古典ミステリーのパロディとして読む事も出来ますが、パロディである事が事件の骨格であり、そしてミステリーを愉しむという事が実は・・・・と、深読みするとある種純文学的な哲学すら感じますねw
★24 - コメント(0) - 2016年5月15日

N.K
日本三大奇書の一冊にして、アンチミステリの代表作。十年もかけて書き上げただけあり、濃厚で読み応えがある。巷に溢れる推理小説を話の骨格に据えた、素人探偵の推理合戦と思いきや、解説で語られるようにラストで純文学めいた心の叫びに繋がるあたり、作者がこの作品に込めた並々ならぬ意志を感じる。それにしても、人を選ぶ作品であると思う。普通の探偵小説を期待すれば、裏切られるだろう。しかし、それでもなお探偵小説好きな人には一度読んで貰いたいと思う。きっと、今までとは違った形で話に向き合う事ができるだろう。
★10 - コメント(0) - 2016年4月20日

「新装版」として上下巻ででているようだけど、気分的にはやはり1冊で読み切りたい。その辺、文庫版のジェフリー・ディーヴァー「リンカーン・ライムシリーズ」もそうなんだよねー。
★10 - コメント(0) - 2016年4月8日

三大奇書の中では1番苦痛でした 途中2回ばかり止めようかと思いました 何よりも推理のどんでん返しが続くし、久生の「黙って聞きなさい」推理が大抵ズレるのもきついし 妙な迫力のために深夜1人で読むと、電気を消せなくなります 結論というか、主張には一考させられます 3.11なども思い返してしまう 作者のミステリー好きな思いがいろんなところで垣間見えて微笑ましいです エディット・ピアフ 愛の讃歌、お奨めの一曲です
★5 - コメント(0) - 2016年2月23日

昭和30年頃のまだ混とんとした世情が残る東京の雰囲気が味わえる推理小説です。超絶技巧の版画家清原啓子の画集に彼女の好きな作家が中井英夫と書いてあり読んでみました。
★4 - コメント(0) - 2016年2月19日

幻覚を見たような不思議な物語だ。1950年代の東京は想像してみるしかないけれど、目白駅から氷沼家に向かう描写などを読み進むとその時代の風景が見えてくる。五色不動(目白、目赤、目黒、目青、目黄)、不思議の国のアリスやシャンソン、薔薇に関する蘊蓄、密室トリック等々衒学的な要素も飽きさせない。三大奇書の一冊といわれるが、このアンチ・ミステリーは面白い。氷沼家の世界に引き込まれ、長篇ながらも時間を忘れた。それにしても、この物語が始まる12月10日と同じ日に作者が亡くなったというのは不思議な因縁に思える。
★7 - コメント(0) - 2016年2月12日

10年ぶりに再読。所有しているのは創元ライブラリ版。己の中の衒学趣味が下火になったせいもあるのか、冷静に読むと退屈な「推理小説」である。文章は文句なしに美しい。細部に至るまで神経が張り巡らされている。けれども待ってほしい、人が死んでいる、人が死んでいるそのそばで、冗長な推理比べをしないでほしい。と、それを言ってしまえば推理小説というジャンルじたいの根幹が揺らぐわけだが、本書が金字塔的扱いを受けているのはまさに、その根幹に深く切り込んでいるという、その一点に尽きるのだろう。
★13 - コメント(0) - 2016年1月29日

日本三大奇書の1つ。三大奇書の中ではもっとも読み易いと言うか、『普通のミステリ』に近いです。三大奇書というのは、それぞれアンチミステリの『アンチ』たる意味が違うのですが、この『虚無への供物』はミステリの構成を結末において故意に逸脱しているのが特徴で、その結末の受け取り方次第で『最高』にも『最低』にもなり得る作品です。多重解決、メタ展開、観念論的動機など、本作が後世の作品に与えた影響は計り知れません。何度も読んでいる作品ですが、再読する度に違う印象を受ける不思議な作品です。
★48 - コメント(2) - 2016年1月25日

三大奇書読破。
★2 - コメント(0) - 2016年1月20日

学生時代、江神さんと学生アリスの出会いのシーンに出ていていたので興味を持って読んでみた本。 ……正直、あの頃はよくわからなかった。再読してみると、……さらによくわからなかった。アンチミステリは性に合わない。
★3 - コメント(0) - 2015年11月25日

2015.6/18読了。最初は取っ付きにくかったが 私が昭和人間なので 文体そして時間のゆったり感が好き。現実社会と仮想空間の入り乱れ方も丁度良い。そして何よりもその知識の豊富さ^_^sin.cos.って、、、笑印象に残った言葉残酷な事件を 安全地帯にいて見物人の側なら どんな痛々しい光景でも喜んで眺める、それがお化けの正体 そして 凄まじい虚無」読後感良。
★5 - コメント(0) - 2015年11月10日

推理小説として読む人のためにネタバレ的な感想は書けないけど、本書の終わりに著者自身が書いている通り、最初は煩わしく、うんざり、第二章後半あたりから面白くなって、第三章から一気呵成。 「アンチ・ミステリー」ということになっているらしいから、仕方ないのかもしれないが、推理小説的にはもう少しきっちりとした論理が欲しいね。論理的にはグダグダで疲れる。ミステリーとして読むと肩透かしを食う。絢爛たる(?)ペダントリーにもちょっとイラッとするかな。ま、「奇書」ということで、暇になった昭和のオジサンにはお勧め。
★2 - コメント(0) - 2015年11月3日

何回読んでも、蒼司の最後の豹変が悲しい。 無意味な死にどうにかして意味を持たせようとするために、虚無への供物とわかっていても、計画を止められない。
★6 - コメント(0) - 2015年9月8日

好きすぎる……。
★1 - コメント(0) - 2015年9月1日

長い!長いよ!謎が解けそうで解けない思わせぶりな展開が続くから焦れったくて中盤あたりはキツかった。次々起こる密室殺人のトリックやその犯人はだれかといったことを登場人物たちが推理し、集まっては各々の見解を披露するのだけど、頭を使いながら推理を追うのが苦痛で、自分にはミステリ読みのセンスはないのかなと笑
★8 - コメント(0) - 2015年8月13日

最初は取っ付きにくかったが 読んで良かった 自分が昭和人間からか 文体 そして時間の流れのゆったり感が好き 現実社会と仮想空間の入り乱れ方も これ位が丁度良い そして 何よりも その知識の豊富さ ミステリーのsin cosの説明を受けるとは思ってもみなかった 印象に残った言葉「残酷な事件を 安全地帯にいて見物人の側なら どんな痛ましい光景でも喜んで眺める それがお化けの正体 そして 凄まじい虚無」 トラピスト修道院も初めて知る
★6 - コメント(0) - 2015年6月18日

読みづらかった~
★6 - コメント(0) - 2015年6月14日

読了までに一週間かかった本は久しぶり。あまり読まないタイプの書籍だったので、自分が普段甘やかされた読書をしていることに気づかされた(特に語彙力の面で)。二転三転する展開に惑わされ、雰囲気たっぷりの書きぶりに翻弄された。
★2 - コメント(0) - 2015年6月2日

三大奇書の一つだったらしい。あまり、感じなかった。 ややこしい密室トリックの解説は、理解が苦手。
★2 - コメント(0) - 2015年5月31日

藍ちゃんがかわいい
★2 - コメント(0) - 2015年4月29日

一週間で読了。「日本三大奇書」の一つとされているが、他二冊よりは明らかに読みやすい。戦後の作品だということもあるのか。それでもアンチ・ミステリー性は明確で、そこに物語の流れが収斂していく。衒学性もほどほどで良い。間テクスト性、同時代の世相・都市論的な視点からも読めそうだ。
★3 - コメント(0) - 2015年2月22日

今年もサロメの夜から読み初め、無事読了。他の方も挙げられているが人物描写の服装がとても素敵。混迷を極める推理合戦、トリックと告発に今年の自分のありようを反省する1冊。 数日前に山手線で事故があり多くの人が写真に収めている画像が流れてきて、エピローグの語りが脳裏をよぎった。
★2 - コメント(0) - 2014年12月13日

久生の服装の描写が秀逸。とても男性が描いたとは思えないと思ったら、女性の友人の方にアドバイスをもらっていたということ。和装洋装どちらも素敵。おっちょこちょいで早とちりで生意気な久生大好きです。「初釜のお開きはお済みになって?」
★5 - コメント(0) - 2014年11月6日

「ドグラ・マグラ」以来、三大奇書のひとつを読破。「ドグラ・マグラ」に比べると読みやすかったものの、時代背景や独特の幻惑的な描写や心情を理解しながら読むのは大変で時間がかかりました。解説にもあるとおりアンチ・ミステリ的な部分があるので、ミステリ好きよりも純文学好きに好まれる作品かもしれません。三大奇書は残すところ「黒死館殺人事件」のみですが、今回費やした労力を鑑みてとりあえずしばらくは遠慮しとくことにします(笑)
★17 - コメント(0) - 2014年10月13日

この三大奇書の一角を徹夜も辞せずに夢中で読み耽った。まさに奇書。主題は最初の一頁を開く前から既に予知していたがやはり最終章では重く打ちのめされて僅かに唸る他なかった。まことに完璧である。感想はそれなりにあるが敢えて沈黙を選びたい。因みに下方スクロールしていくと核心部分のネタバレがフィルターもなく散見されるため純粋な選書に活用されたい方には避けることをお勧めする。
★3 - コメント(0) - 2014年10月5日

虚無への供物の 評価:72 感想・レビュー:176
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