すばらしい新世界 (講談社文庫)

すばらしい新世界 (講談社文庫)
316ページ
1349登録

すばらしい新世界はこんな本です

すばらしい新世界の感想・レビュー(637)

訳が古く読みづらかったが、面白い箇所も沢山あった。特に終盤の総統とサヴェジの会話。幸福と安定の話。たしかにすばらしい世界かもと思う一方で、それって生きながら死んでるようなものじゃないかとも思う。まぁ作中によれば、死は忌避すべきではなく、自然の摂理だから問題ないということになるのだろう。この世界にもいいとこあるかも思ってしまうのは、僕がキリスト教的価値観からは比較的自由だからかもしれない。人間性とは、その重要性とは、人の進化の果てにあるものは何か、その他色々なことを考え、感じさせてくれる名作でした。
★14 - コメント(2) - 3月2日

子どもの規格化 社会的宿命を愛すように処置
★1 - コメント(0) - 2月4日

ディストピアの古典と言われる作品。書かれたのが1932年という事に驚愕する。1984年に読んだジョージ・オーウェルの『1984』の驚きを遥かに上回るかもしれない。『1984』が書かれたのは第二次大戦後で、彼の描く全体主義国家像は、当時でもかなり既視感のある世界だからだ。一方ハックスリーの一見皆ハッピーで平和な100パーセント管理社会の方が恐ろしい。物語後半の野蛮国からの来訪者ジョンと文明国総統との問答で、ジョンのように人間的尊厳と引き換えに不幸の権利を求めることが、果たして本当に自分にできるのだろうか…。
★109 - コメント(2) - 1月10日

作られた世界の中で幸せそうに暮らしている人々を見て、恐ろしく感じた。でも、今自分の生きている世界もすばらしい新世界になりつつあるのではと思ってしまうところも読んでいるなかで思った。 ところどころ訳が読みにくかったので光文社版も読んでみたい。
★2 - コメント(0) - 1月5日

一切が安定し苦痛が解消され、快楽がそこかしこに満ちた世界。字面からはまさに理想的な幸福の世界で、社会は常にこの状態を目指して向上するのを原理としているはず。しかしいざそれが実現するとこうも空虚になってしまう。文明の発達が臨界点に達すると文化は生まれなくなる、つまり野蛮人の通り、人間的文化は人間がどうしようもなく持ってしまう時には苦痛さえ伴う何かがが裏付けしているのだ。文化が無い人間生活は快楽と生理のみに時間を費やすだけなのだが、一体この進化の最高潮がそれより遥か以前の生物と変わりがないというのは如何か。→
★5 - コメント(4) - 1月3日

読んだ後の感想は「あれ、意外にいい世界じゃない?」と思いました(笑)新世界に生まれていたら邪な考えさえ浮かばずに条件付けされて短期的な幸せを「最上の幸せ」として享受していると思う。問題も全て合法的な薬で解決できるしね。ただ、よくよく考えると全てが管理されているって全てが自分のものではなくなると同等だから、私のこの文章でさえも自分のものでなくなるのはさみしいかな。
★2 - コメント(0) - 2016年10月29日

生まれてくる前から一人一人階級が決められている世界。機械によって生まれてくるため、血縁という概念がほとんどない世界。苦痛はなく悦びや幸福だけがある世界。野蛮人が実際に受けたカルチャーショックは、おそらくきっと我々には計り知れない。
★6 - コメント(0) - 2016年9月5日

最初は難しい単語ばっかりで読みにくかったけど本当に面白かった あーゆーすべてが調和された世界に対する憧れっていうか…効率的だなっていう思いはあるけど、ベストだとは思えない…。 最後に野蛮区からきた青年にみんなが惹かれていくっていうのは結局人間は野蛮的か部分(?)っていうのも大事にしたいのかもしれないって思った…かな。 面白かったからオススメ!!
★2 - コメント(0) - 2016年7月10日

読了。「大量生産の歯車としての(あるいはそうカスタマイズされた)人間」「徹底した階級主義」といったディストピア的社会を皮肉たっぷりに描いた名著。人々が圧政に喘いでいて、テロ組織やレジスタンスが活発である(往々にして主人公はその一員である)多くのディストピアSFに対し、徹底した思想の刷り込みにより「すばらしい新世界」だとみんなが思い込んでいる。現在の社会体制、あるいは自らの身分が最も幸せだとみんなが信じ込まされている。より救いがない。
★3 - コメント(1) - 2016年6月1日

mm
1932年の作品なので、拡大再生産の経済史ステムは盤石で、世界人口も20億だし、この時点での未来のユートピアはヘリコプターで移動するという、サイズの合わない靴をはかされている感じはあります。でも、見える景色は凄いし、景色が訴えてくるものもマチュピチュ級?(行ったことないので分からんけど)人間を条件付けで企画サイズに仕上げるなんてことは、もはや誰も信じませんが、これを脳科学とバイオテクノロジーに方法を変えてみれば今風に。闘争も不安も逸脱も貧困もない、完全管理の超ド安定社会の狂気を是非お楽しみください。
★16 - コメント(1) - 2016年5月1日

なんともシニカルなタイトルだ。人類は、死以外のあらゆる苦しみ(生・老・病)から解放され、毎日の日々は幸福に包まれている。ただし、生まれる段階からα・β・Γ・Δと等級分けがなされていて、それを超えることは絶対にない。α・βはまだしも、それ以下だと情報も、身体さえもが制限される社会。我々が大衆である限り、それはΓ以下というディストピア小説にもなりうる社会を描く。まずは、これが1932年に書かれたということに驚く。見事なまでの慧眼だ。なにしろ、こんな閉塞社会に我々はΓまたはΔとして暮らしているのだから。
★315 - コメント(2) - 2016年4月14日

自分の生きている世界が自分にとって最も適当で幸福であるというすばらしい新世界。その世界を作るためにどれほど尽くされているのか、そこから外れてしまうことがどれほど苦痛で自由なことなのか。世界中の人間が幸福だと思える世界はどのような世界なのかという1例を痛烈に書き上げている。冒頭のニコラ・ベルジャアエフの言葉が示しているように。
★3 - コメント(0) - 2016年3月12日

読んだSF14冊目
- コメント(0) - 2016年3月12日

文明の進歩した行き着く先、徹底した「幸福」社会は受胎・家族・宗教・創作・学習・個人にいたるまでそのほとんどを否定している。後半のサヴェジと総統の会話が興味深く、こうした管理社会だけでなく、主人公の拠り所である過去の文明や文化も同じようなものとして皮肉っているのが驚かされた。全体通していろんなところからの引用が多く読み進めるのに苦労したので、今度光文社古典新訳文庫のほうも読んで比較してみるのもいいかなと思っている。
★4 - コメント(0) - 2016年2月20日

ジョージ・オーウェルの1984年と並ぶディストピア小説。科学技術の発展と大量生産、大量消費社会と階級社会、格差問題、効率性の追求した先に、自由の犠牲した一見安定した社会。そこにあるのは、人の生死もコントロールする徹底した管理社会、隷属、アルコールや薬物依存。専制的な福祉国家、ああすばらしい新世界。この小説は決して荒唐無稽な妄想ではない。現代の人々への過去からの警鐘だと思う。社会の安定の為に徹底した管理と情報統制で共産党一党独裁を維持している国は現在でも現実にある。
★4 - コメント(0) - 2016年2月13日

以前読んだ、1984が気に入ったので、にたようなディストピアものを読んで見ました。 単純に良い悪いと言いにくい話だと感じました。 1984 は表向き幸福で、表を飾るために裏はひどい監視された世界。新世界は、現状を幸福と感じるように、生まれさせられる世界。 人類全体の幸福は、こういう形でしか実現できないんじゃないか、とも考えさせられました。 ソーマは善か悪か。それだけでも、難しいです。
★5 - コメント(0) - 2016年2月2日

友人に『MADMAX怒りのデスロードの元ネタはこれだと思いますよ〜』と借りたが、結果、そんなことはなかったw 本書はMADMAXに限らず後世のコンテンツに影響を与えている傑作である。 本作の世界は人間で試験官で生まれ、超管理社会、出生児から社会的な階層と職業を設定され、全体主義的な思想をデファクトされており人々の感情も揺らがない。本作のような名作のディストピア感は現実化しているから恐ろしい。 本作で書かれている様に人間は真理や美、個人意思と幸福という価値観の対決やトレードオフをし続けるんだろうなと思った。
★5 - コメント(4) - 2016年1月22日

全体主義的な思想を植えつけられ、徹底的に管理された社会で生きる人間たち。行き過ぎた管理と科学技術によって、人々は仕向けられた方向へと体を向けている。生命の多様性を許容するべき(実践できているかは疑問)だと考えているので、ここに描かれる世界で生きたいとは思わないが、現実に今ある僕らの世界にも多かれ少なかれ、ある種の方向へと人々を仕向ける力というものはあるだろう。結局程度の差なのだ。ここでも、バランスを取ることが大事、そんな言葉が思い出された。
★6 - コメント(1) - 2016年1月20日

システムだけでなく人間さえも国家の思い通りに設計された完璧なユートピア。何を幸せと感じ何を不幸と感じるかさえ操作されていて、その事実さえ民衆が快く受け入れるように出来上がっている。作者の科学への造詣の深さがうかがい知れる。人間心理などもとてつもない観察眼と緻密な計算で描かれていた。恐ろしく素晴らしい。
★5 - コメント(0) - 2016年1月2日

恐るべき近未来。「欲しいものは手に入る。手に入らないモノは欲しがらない。皆は豊かで病気にならず死を怖がらない。幸せな事に激しい感情も起きず親と言う「災い」や強い感情に悩める妻も子供・恋人も必要とせず、仕事・身分に合わせた精子と卵子の受精、壜内での育成、睡眠教育がなされるので誰も不満起きず嫌なことは薬で解消。小説の舞台はロンドンだが日本が世界で一番「素晴らしい新世界」に近いかもしれない。皆に教育するから不満も愚痴も出てストレスもたまる。高学歴が必要なのはこれからごく一部で充分なのか・・・・
★11 - コメント(1) - 2015年12月27日

再読。不幸になる権利。遺伝操作や条件反射で「幸福」が決められ、「幸福」が途切れそうになればソーマを服用する。構成員皆が「幸福」な、統合された社会。悩み、穢らわしさ、孤独や不満もない。文学、宗教や科学も安寧を妨げるとして排除される。すべてが満たされ、安定している。でも「不安定」って、必要じゃないのか。いくら安定してても、喜怒哀楽のどれかが欠けたら、真の人生讃歌にはならないんじゃないのか。「負」を背負ってこそ、豊かな人生だ。あまりにも「負」が大きいと、社会に助けを求めたいけど、「負」を抹殺してほしくはない。
★5 - コメント(0) - 2015年12月18日

ディストピアで有名な古典作品。Thank God!がThank Ford!で、十字架でなくT型フォードのTが胸の上で切られる世界。
★2 - コメント(0) - 2015年12月15日

科学の真理、自由な思考、芸術の美が許されない代わりに無常の優しさと快楽を与えられる人々。全てが条件反射的な行動で求められ、単純な作業、行動、思考を課されている者は不快を感じないように生まれた時から階級別にプログラミングされている世界。『見たくないものは見ない』というのは野蛮人が住んでいる世界を否定的に捉えている壜から生まれた人々の弱さであり、それが本来の人間の本能なのだと考えると他人事ではないと思わされた。『不都合が好き』というジョンの無垢な言葉にディストピア世界の救いを感じたのは自分だけではないはず
★3 - コメント(0) - 2015年12月4日

自由を奪われているが寝食に困らない飼い犬と、自由だが日々過酷な生活をする野生動物どちらが幸せか。人間であれば後者を選ぶのが模範回答であろうが、辛いことばかりの日々であれば、いっそ前者のほうが良いのではと思うこともあるかも。本当のbrave new worldとはなんだろう。
★6 - コメント(0) - 2015年11月6日

揺り籠から墓場までが規格化された医療管理社会の物語。受精段階で選別され、培養瓶で製造され、出産後には睡眠学習や電気ショックによって自らの階級を学習させられ、意識を持ったあとも錠剤(ソーマ)によって精神を安定させられ、葬式会場ではチョコレートを舐めさせられ、来る自分の死の瞬間をも自然なこととして受け止めさせられる、そんな思いやりに満ち溢れた共同体の姿が美しく描かれている。主要人物の視点から「信仰の禁止」「負の感情やそれから生まれる文学の不在」などの欠点を提示する一方で、同等の視点からそれらが
★5 - コメント(3) - 2015年10月30日

原書は1932年発行。瓶から子どもが作られる世界。安心、安全、清潔、食べ物の心配もしなくてよく、病気もない、憂鬱はソーマ(薬のような物)で忘れるように推奨され、古いものや壊れたものは捨てて新しいものを手に入れるのが良い。美しい音楽に身を任せ、良い匂いで胸を膨らませ、触感をともなう映画を見て過去や未来を考えず現在だけを楽しむべし。特定の誰かに長く執着するのはいけないことである。肉体は衰えぬままポックリ死ぬ。死は怖くない。なんだ、素敵な世界じゃないの。最初から最後まで気色が悪いけど。読後感も最悪だけど。
★18 - コメント(0) - 2015年10月17日

いき過ぎた管理社会をハックスリーは逆理想郷の様に描いたけれど、ぼくは誰もが疑問に思わないくらい極端に進行した管理社会の方が意外と過ごしやすくて良いと思う。なんて、こんなコメントを書いたら、時代が時代ならば某国秘密諜報機関に要注意人物としてマークされるんだろうな。某テロ組織に関するリツイートをしただけで逮捕される今の世の中は、ある意味不健全な管理社会だと思うけど。
★2 - コメント(0) - 2015年9月20日

素晴らしい新世界ーーー。ユートピア的でありながら、これほど非ユートピアを強く意識させられるタイトルはない。/熱情と悲壮は取り除かれ、条件反射教育とソーマが占める幸福で安定した世界。階級、能力、職種は予め定められ、瓶から続くレールに分岐はない。T型フォードよろしく大量生産された人々が、触感映画と電磁気ゴルフで愉しみを共有し、死ぬまで子供のように快楽に浸り、死すら恐しいものではない。/1984年とはまた違い、此方の支配は先天的な人格に及ぶ。抗おうという考えすら浮かべないだけに、前者以上に恐ろしいかも。
★6 - コメント(0) - 2015年8月23日

時は未来。人類はその誕生を母なる母胎から卒業し、瓶の中から生まれるようになった。人々は瓶の中で育つ際にあらかじめ決められた処置を施され、階級に応じた知能や身体的成長を遂げて生まれ、そして睡眠学習や徹底した幼児教育を受け社会の一員となる。大人たちは、適度な勤労と娯楽に明け暮れた幸福な時間を過ごすのであった…。今から80年程前に書かれたこの作品は「ディストピア」と言われるアンチユートピアの世界を描いている。ただ、この作品が提示する「幸福な社会」について、確固たる反対論をまとめられないのがもどかしい。
★3 - コメント(0) - 2015年7月7日

人工授精と条件反射教育によって統制された未来社会と、そこに紛れ込んでしまった異端者達の葛藤を描く、ディストピア小説の古典。提示される「未来」の奇妙なリアルさもさることながら、見所は、そこで出会う人々それぞれが求める幸福のありかただろう。個を無くし、ドラッグで不安を忘れることか?孤独に悩み、宗教に救いを求めることか?美や文学で自己実現を図ることか?どの「幸福」も、本当にこれでいいんかいとモヤモヤしつつ、多分答えは無いんだろうな…昔からある問いであって、今でも見つからない答えなんだろうと思う。
★4 - コメント(0) - 2015年6月5日

読み辛かった。意訳しすぎると原作の雰囲気を損なう可能性があるかもしれないから仕方のないことなのかもしれないけどもう少し読みやすい日本語にならないのかと何度も思いました。この滑っていく感じね。ディストピア作品、きちんと触れるの初めてだったのですが、これは明確な悪が無い作品なんでしょうか。それにしても凄い世界ですよね。読後感としては、古典SFよりかは哲学小説のイメージ。
★2 - コメント(0) - 2015年6月3日

ディストピア作品という事で読んでみた。この作品は読みはじめから気持ち悪くなるそんな作品だった。ただ、この作品に書かれていることが実際に可能な時代になりまた、現実になろうとしていると思うと鳥肌が立つ。たぶんこの世界に住むことになれば必ず野蛮人になるだろうなと思った。感情の不安定さをなくした世界。そして、すべてが計画され統制されている世界。そうなったら、どうなるのか疑似体験をしているようで恐ろしかった。ただ、その構成員だったらと思うと、果たして1gに頼らないのか、自信がない。
★2 - コメント(0) - 2015年3月12日

まさに、いわゆるアーキテクチュア論が想定する世界。自由か、さもなくば幸福か。
★2 - コメント(0) - 2015年3月5日

同一規格の人間が人口受精で大量生産されるの工場から上流階級の暮らしぶり、人間の幸福とは何かをあぶりだす野蛮人?の生活や問答と90年前に書かれた本なのにちっとも古くなっていません。人間の幸福と安定した社会を追究すると、個性や自由が否定された画一的世界になってしまい、芸術を生み出すのが不安定からというのが人間の皮肉な現実ですね。
★13 - コメント(0) - 2015年2月6日

ディストピア、ユートピアものの古典。ラストの指導者の独白が印象的。
★1 - コメント(0) - 2015年2月1日

人間を人工的に培養して人口を自在に操り、階級ごとに培養時の薬物を調整し、パブロフの犬みたいな反射教育を徹底的にされるので、人は自分の人生に何の疑問も持たず、社会の安定のために生きていく。結婚制度はなく、親や家族といった概念は猥雑なものとして扱われ、万人は万人のものなのでより多くの人間と関係を持つことが推奨される。辛さや苦しさを紛らわせる麻薬みたいなもの(合法)を常用しているから精神は常に安定。社会は万事安泰。いろんな意味で理解できなくて、頭がヒートしそうだった。
★24 - コメント(0) - 2015年1月30日

Tui
言わずと知れたディストピア小説の元祖。80年以上も前の作品なんてびっくり。本質を突きまくりで、まったく現代に通じますもん。とくに、野蛮人ジョンと総統ムスタファとのガチンコ議論がすばらしい。一人の時間をなくし、快楽で隙間を埋め、仕上げに他の階層を卑下する思考を幼少から叩き込んで、安定した格差社会の出来上がり。資源の有限性について言及されていないところを除けば、徹底した管理社会のあり方として現代にも十分通用する気がします。いやむしろ、格差拡大やスマホ普及やバーチャル化など、新世界は私たちに近づいているかも。
★25 - コメント(1) - 2015年1月27日

あらかじめ階級別に計画的に人間が作られる社会の話。薬によって常に幸福感が得られるように仕組まれている。それに反抗して、野蛮人と呼ばれる別世界の人間が、人間的な生活を取り戻そうとするが、絶望に終わってしまう。未来にこんな世界は訪れるのだろうかね。
★1 - コメント(0) - 2015年1月23日

人間が試験管で、同じ胚から多数の双生児が生まれて、同じ教育を受けて将来同じ工場で一緒に働くという、つまり人間を部品として扱うことも恐ろしいが、それ以上に「花」などわずかでも自由をもたらしうる事柄について、電気ショックによって負の感情と結びつけるように条件反射を教え込む設定に戦慄した。
★6 - コメント(1) - 2015年1月13日

人口も健康も感情でさえも完全に管理された文明を舞台に、人間の幸福とは何かという問いをめぐって繰り広げられる群像劇。世界観に入り込むのに難儀したが、読んでいくうちに気にならなくなった。第十六章の総統と野蛮人ジョンの問答が素晴らしかった。文明(国家)の管理に対して、盲目的に管理されてしまうのもある意味で幸せだが、僕はそれは嫌だ。
★9 - コメント(0) - 2015年1月4日

すばらしい新世界の 評価:58 感想・レビュー:185
ログイン新規登録(無料)