江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書)

江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書)
あらすじ・内容
「江戸しぐさ」とは、現実逃避から生まれた架空の伝統である。
本書は、「江戸しぐさ」を徹底的に検証したものだ。「江戸しぐさ」は、そのネーミングとは裏腹に、一九八〇年代に芝三光という反骨の知識人によって生み出されたものである。そのため、そこで述べられるマナーは、実際の江戸時代の風俗からかけ離れたものとなっている。芝の没後に繰り広げられた越川禮子を中心とする普及活動、桐山勝の助力による「NPO法人設立」を経て、現在では教育現場で道徳教育の教材として用いられるまでになってしまった。しかし、「江戸しぐさ」は偽史であり、オカルトであり、現実逃避の産物として生み出されたものである。我々は、偽りを子供たちに教えないためにも、「江戸しぐさ」の正体を見極めねばならないのだ。

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江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 星海社新書巻はこんな本です

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江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 星海社新書巻の感想・レビュー(441)

江戸しぐさ自体よく知らなかったので、不幸中の幸いで被害はないのだけど、こういう話を聞くと学生時代にデタラメなことを学んでいたのではないかと恐ろしくなる。
★8 - コメント(0) - 3月14日

「江戸しぐさ」のロクでもなさやトンデモさはネットで度々、指摘されていたし、それに批判的な友人からも色々と話を聞いていたのだが、あえて自分でも読んでみた。結論としては、ただ唖然・・・。今の教育現場ではこんなヨタ話が教えられてるんですか・・・。しかし後半のヴェリコフスキーやラエリアン・ムーブメントやカルロス・カスタネダや「水からの伝言」の話題はいささか退屈。そんなヨタ話こそ、昔からこれっぽっちも信じてません。
★3 - コメント(0) - 3月8日

世の中は、恐ろしい
★1 - コメント(0) - 2月4日

新書という形態と紙面制約、またその執筆動機から考えれば仕方のない点だが、具体的な事例に対する批判の論証はもう少し丁寧にやってほしかった。せめて読者が主体的に検証できるよう近世の習俗や文化に関する参考文献をもう少し掲載&解説してほしかった。本書のキモは、一つの稚拙な創作が、いかに形成され、いかに史実あるいは真実のように語り継がれ、学校教育サイドからお墨付きをもらうようにまで肥大したかという点。さらに(実証)歴史学が「江戸しぐさ」という創作に対して(端からみて)無力だったのはなぜか広く問いかけている点。
★3 - コメント(0) - 1月13日

印象に残ったところ:現代を否定するために過去を美化したところで、その思い込みは実際の史料に裏切られるのが落ちである。:いかに知識がある人、高学歴の人でも荒唐無稽な話にははまるときにははまるものなのである。:::ありもしない空想上の過去にユートピアを夢みただけの話だが、それを利用する人がでて、なんとなくいい話なので、誰も表立って反論否定しなかったために、広まってしまった。
★2 - コメント(0) - 2016年12月12日

図書館で借りたんだけど、その図書館は「江戸しぐさ傘」の貸し出しもしていたよ
★2 - コメント(1) - 2016年12月12日

小説家・山本弘氏のブログを読んで猛烈に「読んでおかなければ」という危機感に襲われ即着手。 「江戸しぐさ」というものがいかに歴史的事実と整合しないかについて、一つ一つ矛盾点を論証しながら明らかにする、ある意味時代物的な本でありながら、こういうインチキはなぜ糾弾すべきかについて論じた熱い科学的態度の教養書。学校の先生とかに特におすすめしたい!
★3 - コメント(0) - 2016年12月6日

「江戸しぐさ」という捏造を丁寧に解きほぐした本.「水からの伝言」というデタラメは科学からの批判で排除の動きがあるのに,「江戸しぐさ」は歴史からの批判で排除できないことを嘆いていらっしゃいます.ほんと,その通り.こないだ学校で「江戸しぐさ」について講演を聴いた娘に2章だけ読ませました.にんまり笑ってましたw 知識をつけるってのは,ワクチンみたいなもんで,とんでもないものに引っかからないための対策ですね.
★2 - コメント(1) - 2016年11月24日

江戸しぐさと言うものは江戸時代から続いた伝統などではなく、一人の男の作り出したユートピアであることを丁寧に検証した本。しかも設定では江戸の誰もが自然と身に付けていたものですらなく江戸講と言うグループに所属していたメンバーだけに口伝で伝えられたんだと、なんだよそれ。風俗、習慣ですらないじゃねえの。そんなものを道徳の教科書なんかに載せていいのか、と言うのが作者の主張。ここまで広まるには電通が大きく関わっていたと言うことになればいっそ強く叩けるのだが(笑)創始者が反骨の人だったのに今では政府のお墨付きとは皮肉。
★4 - コメント(0) - 2016年11月22日

この手の「トンデモ本の世界」的な本は、中途半端に頭の良い人が、頭の弱い人を笑いものにするという、あまり読後感が良くないものだ。しかし、この本についてはそれを感じなかった。理由は、江戸しぐさがすでに権威化しており、本書は書かれる必然性があったからだろう。かくいう私も、何冊か本を買っており、もし授業で扱っていたら、一生の傷になるところだった。危ない、危ない。ところで、本書で詐話師として言及されていたカルロス・カスタネダ。どっかで聞いた名だと思ったら、晩年の平井和正氏が傾倒していた人物だ。嗚呼何たること。
- コメント(0) - 2016年10月24日

娯楽でも宗教でもでたらめなオカルトはあっていいと思うけれど、それは「それがオカルトである」という共通理解が成立したうえでのこと。一番の問題は、本書の後半で語られているように、検証を経ずして教育へ導入されたことである。研究者や専門家がこれまで黙殺していたのは、この前段があるからだが、一気に後段まで来てしまったために、先般より危機的状況にあるのである。叩くべきは、文科省の杜撰な検定や、教育行政における科学の軽視であろう。 あと、どうでもいいけど紙面に余白が少なく、字が詰まりすぎて読みづらい。
★2 - コメント(0) - 2016年10月10日

なぜ江戸しぐさがねつ造されたのか、あまりにも身もふたもない結論が示されていますが、提唱者はこんな大事になるとは思ってもいなかったのでしょう。むしろ、広めるのに功のあった弟子筋の真の意図が気になります。「オカルト」というものの構造をこの本は見事に喝破しています。ほとんどのトンデモネタはほとんどの人にとっては怪しいまま忘れ去られていくところ、「江戸しぐさ」については、ろくに検証もされず教育に食い込み、教科書ネタにも採用されているあたりが大成功というか、大問題ですね。黒幕の存在を疑って陰謀史観に陥りそう・・・
★5 - コメント(0) - 2016年10月3日

あまりの歴史偽造捏造っぷりに唖然。よくぞここまででっち上げたもんだ。「根菜やきのこ類を昆布ダシでゆっくりほほえむように時間をかけてコトコト煮込む…これが"江戸ソップ(スープ)"」なんて嘘レシピまであるよ…。一番メジャーな傘かしげも実は創作‼︎江戸っ子の雨具は頭にかぶる笠や蓑で、和傘は贅沢品。万一所持していたとしても、傘をかしげるのではなくすぼめていたのですよ…。そして、江戸っ子狩りに江戸っ子大虐殺。それを生き延びた隠れ江戸っ子って。。。何なんそれ⁉︎( ;゚Д゚)そんな歴史、知らない〜‼︎
★33 - コメント(5) - 2016年9月25日

興味があり探していたがちょうど図書館に入ったので早速借りる。80年台に一人の研究者が創作した『江戸しぐさ』という道徳が、マスコミに取り上げられついには2012年には文部科学省選定の教材になってしまっていた。この道徳?が実際の江戸時代の風俗などといかに違うかを証明していく。著者はオカルト、特に偽書の研究家で検証は非常に冷静だ。嘘と分かった事例についての例があり、個人的に驚いたのは、インディアン邪術士の下で修行してその体験を本にしたカルロス・カスタネダは、でっち上げだったそうだ。ニューエイジの代表格なのに……
★60 - コメント(3) - 2016年9月8日

いや、びっくりです。「江戸しぐさ」という言葉が定着した現在、それに異論を唱える内容の本。そもそも、「江戸しぐさ」という言葉も、そう言われるような行為も、江戸時代には存在しなかったそうです。読んでみて、確かに…とうなずける事が多く、今まで、騙されていたような気になりました。何事も鵜呑みにしては、いけませんね。なんだかな~という気分。
★20 - コメント(2) - 2016年9月5日

反論本があれば必ず読むことにしている。今回は、こちらが正しく感じた。流行りに流され、何でもかんでも鵜呑みにして信じちゃいけないんだよね。
★15 - コメント(0) - 2016年8月29日

自分は大学時代落研であり、それなりに江戸時代についても勉強したが、越川女史の言う事はデタラメばかりである。 そもそも越川女史はベトナム戦争中かそこらの時、ソンミ村大虐殺の話を聞いて、”江戸っ子大虐殺が行われた”などというとんでもない捏造歴史をでっち上げたろくでもない人物である。
★2 - コメント(0) - 2016年6月5日

まあ時の権力者によって歴史捏造がされるってことはよく聞く話ですが、情報隠蔽が難しい現代において、虚偽を根拠に「道徳」を語る流れがまかり通っていることが不思議。あーアホくさ。
★3 - コメント(0) - 2016年5月17日

とんでもなインチキに感情もそこそこ抑えて真正面から正論でその根本を否定していて、どの指摘も納得した。「全部が嘘とは言いきれない」だの「役に立ってるからいい」だのって理屈は、根本がインチキから始まっている江戸しぐさにはあてはめちゃいけないな、と思う。ジジィのヨタ話でありオカルトであり歪んだ懐古主義。ぞっとするような礼賛ぶりが「良いもの」として教育現場に適用されたのはもっと問題視されてもいいと思う。毒ではないが有害。水素水よりタチ悪いよな。ちゃんと自分で考えないと、とんでもないメに合う。出典、原本って大事。
★4 - コメント(0) - 2016年5月15日

1980年代にある意味偏屈な老人が生み出した「日本人としてのあるべき姿(マナー)」を、同じく昔はよかった派の女性とコーディネータとで、学校や企業に、日本人が学ぶべき「江戸のしきたり」となってしまっていく怖さを描く。客観的にみると全く話にならない成立ちを、子供の教育や従業員の訓練に携わっていく人たちが簡単に信じ、洗脳されていく。日本人は本当に疑うことが苦手だし、権威に弱いことを痛感。中国人や韓国人の歴史歪曲を笑えない。
★1 - コメント(0) - 2016年5月10日

「江戸しぐさ」(「仕草」ではなく「思草」だそうな)の胡散臭さは以前から知っていたが、改めてまとめて読むと笑えない。興味深いのは、「江戸しぐさ」を1980年代から提唱し始めた芝三光の姿勢は反権力だったにも関わらず、彼の死後は「古き良き日本」賛美の文脈で、「江戸しぐさ」が権力と妙な親和性を示しているという点。とはいえ芝も「夢は、環境の良いところに『プチ江戸の町』を作り、コインロッカー・ベビーを集めて、立派な『江戸っ子』に育てること」と臆面もなく書くあたり、閉じられたコロニーの権力者となる意欲は満々なのだが。
★11 - コメント(0) - 2016年4月27日

それは違うかもしれないけど、役にたってるならいいじゃないか。ってのは根拠もない自分に都合のいい話を引っ張る常套句やね。そもそも道徳を「教える」ことに違和感バリバリなんだけど。人には構わない教育してほしいなあ。日本は。
★2 - コメント(0) - 2016年4月23日

江戸時代に行われていた人づきあいの知恵だという「江戸しぐさ」が実は1980年代に生み出されたものであり、実際の江戸時代の風俗からかけ離れた偽りの歴史と伝統であることを検証した本
★2 - コメント(0) - 2016年4月16日

初めて江戸しぐさという言葉を知ったのは数年前のTwitter。まさか1980年代にまで遡るとは思ってもみなかった。こんなのあり得ないという呟きをほぼ同時に見たのでまた創作実話か、と軽く流してしまいがちだったんだけど教育現場にまで汚染が広がってるとなると話は別だ「良いことなんだから嘘だとしてもいいじゃん」って思考危険。東日流外三郡誌懐かしい…偽書が作られる経緯・布教方法・定着過程見てるとメディア利用とはいえほぼ数人でやってるのぞっとする。ところでP197の腐女子の如く掛け算の前後にこだわる、の一文は超余計…
★3 - コメント(0) - 2016年3月26日

出典確認の重要性を再認識した。教育委員会の意思決定プロセスが脆弱すぎる。本書P79に出てくる立石和スープ詐欺が1990年台に流行ったと聞いて呆れる。デジタルネイティブは2chとかtwitterで「ソースは何?」と厳しく聞かれ痛い目をみるうちに、出典確認文化が根付いた。1990年台の大人たち(=2016年現在50~70歳)には、出典確認文化がないのかと疑いたくなる。こんな話に騙される程度の人が教育してるんだから、権威のある人やえらい人の話は簡単に信じず、自分で考えることが大事だよ、と子供たちに教えたい。
★1 - コメント(0) - 2016年3月19日

高度経済成長期に江戸の人ならこれしたっしょ!で作られた「江戸しぐさ」が30年間という時間によって歴史と化し、それがそのまま教科書に「江戸時代の歴史」として載ってしまい誰もそれに疑問を抱かないということにそこはかとないやばみを感じつつ、ぱっと聞いたら「あーわかる、してそう」となる"江戸しぐさ"の「ありそう」、なもやもやとしたリアリティにちょっと驚かされました。個人的には別に知ったところで「いやしませんけど?」という話なのでどうでもいいのですが、こういう装飾をはがしたリアルな江戸の風俗を知りたくなりました。
★3 - コメント(0) - 2016年3月14日

176「天文学者・SF作家のカール・セーガン(1934-1996)は、ヴェリコフスキーのでたらめな天文学的推論には辟易したが、聖書やエジプト史、古代メソポタミア史などの斬新な解釈にいい意味で驚かされた。/ところが、古代中東史を専攻する教授とヴェリコフスキーについて議論した時、その相手は逆に、天文学的解釈に感銘しつつ、古代史の新説をナンセンスと切って捨てたという。/自分の専門に関することではおかしさにすぐ気づく人でも、それから外れた領域では荒唐無稽な話を受け入れ、素直に関心〔→感心〕するということは大いにあ
★6 - コメント(1) - 2016年3月4日

笑って読みはじめ、戦慄して読み終える。30年位前、実家に江戸しぐさの本が一冊置いてあり興味持って読んだら、読みにくいわ趣旨が理解できないわで、なんでこんな本買ったの? と母に尋ねたら「誰かが売り込みに来て置いてった。私も一度読んでもう読んでない」(母は雑誌編集者だった)ということだった。それ以来すっかり忘れていたが、山口晃の絵が描かれたACのビジュアルで復活していたのを知った。一番ショックだったのは、大学時代一般教養で読んだカスタネダのドン・ファンが創作キャラだったということ。人文系でも捏造はあるんだと。
★4 - コメント(0) - 2016年3月3日

所謂「江戸しぐさ」を初めて知ったのはいつ頃だったろう。数年前、東京の電車で意見広告?を見てからだろうか。「傘かしげ」や「こぶし浮かせ」とかがイラスト付きで説明されていた。こういった道徳を説くものは嫌いなので第一印象は「また礼法とか歴史に詳しいセンセが金儲けかぁ」辺り。直感的に江戸とは違うと感じた。「京しぐさ」だったらまだ納得出来そう。作者は「と学会」でも活躍する人で、「トンデモ」に分類出来る概念だと分かる。笑い飛ばせないのは「道徳教育」に取上げられている点で 続く
★27 - コメント(4) - 2016年1月22日

バカバカしくて、最初のうちは笑ってた。最終的には笑えなくなった。クソみたいなババアとジジイが組んで金儲けしてるだけだ、これ。創設者の芝という人の評価は悩む。自分勝手なバカ爺さんとは思うものの、金儲けしようとは考えていなかったのではないかと思える。何にせよ、こんなクソはさっさとこの世から消え去って欲しい。EM菌もいっしょに。そのほうが、世の中が良くなるに違いない。
★3 - コメント(0) - 2016年1月21日

うーん。どうだろう。
★3 - コメント(0) - 2016年1月21日

そう2、3年前のこと。狭い歩道で年輩の女性に体を半身にして立ち止まって道を譲った。そのとき女性が頭を下げつつ「江戸しぐさ、ですね」と呟いて行った。無邪気な自分は「江戸しぐさ」なるものが江戸の昔から一般庶民のいわば美風、と存在しているもののこどく理解していたのだが……。本書を読めばそれが1980年代にある作家が「創作」したものであること、そしてそこまでは良いが、やがてトンデモナイ捏造歴史まで創作するにおよび、学校や企業の教育にも浸透しているとなれば、もはや看過できないとして筆者が本書を上梓したという。同感!
★30 - コメント(0) - 2016年1月18日

普通に「マナー集」として出せば(うけるかどうかは別として)問題なかったのに、なぜか偽の江戸時代をベースとして創られた「江戸しぐさ」の検証本。内容だけでなく、創作者たちにもフォーカスし、なぜ生まれ、どう普及したのかがわかる。それにしても「江戸しぐさ」での歴史的考察の良い加減さはどういうことだろう。あとこういう偽りの内容がロクに検証されないまま社会に取り込まれている状況も心配。
★3 - コメント(0) - 2016年1月17日

江戸時代の商人が上に立つ者の行動哲学として掲げたとされる「江戸しぐさ」を徹底的に検証していく本。検証過程で江戸時代の暮らしが垣間見えます。僕は知らなかったのですが、江戸しぐさは道徳教育の教材に使われるほど浸透しているそうです。本書では、江戸しぐさは虚偽であり、オカルトであり、現実逃避の産物であると結論付けられています。根拠が全くない伝統にもかかわらず、現代でこれほど浸透しているという事実は、僕たち日本人にとって江戸時代が他の時代とは違う何か特別なものであることを感じさせます。
★3 - コメント(0) - 2016年1月14日

もお、徹底的にありとあらゆる方面から「江戸しぐさなんか嘘だ!」と実証。ぐぅの音もでません。確かに広重の浮世絵に傘をかしげる人なんて出てこないもんね。
★2 - コメント(0) - 2015年12月21日

「最近、昔を回顧して江戸しぐさを取り戻そうという運動があるが、江戸しぐさは現代に作られたものである」という内容。著者の説明に偽史・偽書の専門家と書いてあって、そんな人がいたのかという感じだった。江戸しぐさが最初に世に出たのは、営団地下鉄のマナー啓発広告だったという。確かに、その広告は見覚えがある。常識的な内容だし、その時は「へえー、そんなマナーが昔にあったんだ」という印象を受けた。しかし、著者によると、1980年代に芝三光という人によって生み出されたものだという。また、内容も近年エスカレートしている。
★2 - コメント(3) - 2015年12月15日

世の中には、あざとく作られたものもたくさんあって、知らぬ間に飲み込まれないようにしないとな!と思った。
★2 - コメント(0) - 2015年10月31日

こっちのほうが科学的、歴史的に検証もされていて納得できた
★1 - コメント(0) - 2015年10月24日

単に江戸しぐさを虚構と一刀両断するだけでなく、芝三光という人物がどのような考え方に基づいて個々の仕草を作ったものなのか検証していて面白かった。しかし章末に特大フォントで結論を箇条書きするのは、人の理性ではなく感性に訴えかけるようで好きになれない。
★2 - コメント(0) - 2015年10月18日

twitterで展開されていた「江戸しぐさ」のついての検証がまとまっていて徹底した追求ぶりに頭がさがる思い。最近の年寄りは池波正太郎も読まないのだろうか。「道徳に叶えば嘘でも良い」という発想なんだろうが、嘘教えちゃいかんよな。杉浦日向子先生がご存命ならこんな商売はできなかっただろう。
★2 - コメント(0) - 2015年10月1日

江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 星海社新書巻の 評価:100 感想・レビュー:212
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