ジハード 6 主よ一握りの憐れみを (星海社文庫)

ジハード 6 主よ一握りの憐れみを (星海社文庫)
あらすじ・内容
──さらば、ヴァレリー。定金伸治の贈る名篇、ここに完結!
十字軍に完全に包囲された聖都・イェルサレム、我を失い、心を幼少期に捕われてしまったエルシード、命の終わりが迫るサラディン……。
ヴァレリーはイスラム軍を率い、リチャード獅子心王に乾坤一擲の戦いを挑む。
数多の命を散らせ、莫大な費えをもたらし、東西の憎しみを増幅させた聖戦。イエスを捨てた青年は、この巨大な戦いにいかなる幕を引くのか──。
奔放な想像力で世界史上の画期を描いた名篇、ここに堂々完結!

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ジハード主よ一握りの憐れみを 6巻はこんな本です

ジハード主よ一握りの憐れみを 6巻はこんな本です

ジハード主よ一握りの憐れみを 6巻の感想・レビュー(27)

エルシードもまた弱い人間だったという。あのような神の眼差しさえ有することもあったかの女のどこに弱さがあったのか。それはまさしくその神のこころを内に宿すあまりに、ひととして弱かったということなのだろう。その身に神を宿し続けていたのなら、あるいは本当にいのちを早々に使いきってしまっていたかもしれない。マリアン、アフダル、そして最後にはヴァレリー……くしくもかの女に敵するものが、かの女の内なる神を削ぎ落とすこととなった。ならばひとを見て「泥から生まれたものども」と罵ったその口で土笛の残骸を食べてみせたことも、
- コメント(1) - 1月2日

獅子心王リチャード率いる第三次十字軍と聖将サラディン率いるムスリム軍による聖戦が遂に終わる。互いの講話を模索した結果、リチャード王の妹であるアリエノールと結婚したヴァレリー。しかし要衝アスカロンを巡る話し合いは平行線を辿り、遂にヴァレリーがいる街諸共にムスリム軍に包囲されてしまう。様々な思惑が交錯した結果、エルシードもシャラザードも傷付きボロボロだった。その上に彼に裏切られたと思い込んだ彼女は、憎しみを乗せた剣で彼を斬る…。中盤はとても重苦しい流れになってしまい辛かったが、最後に希望が残って良かった。
★2 - コメント(0) - 2015年11月21日

★★★★☆
- コメント(0) - 2015年10月29日

本シリーズを初めて手に取ってから早20年。ようやく全てを読了。途中で読むのをやめてしまったのは自分の意思とはいえ、最終的にどのような結末になったのか気がかりでしたが、ここでそれを目にすることができたことは幸運なことでした。キャラクターの行動基準や、死にゆく者の死のきっかけ、またなぜ死ぬことになったのかなどなど、キャラ描写に拙さが残されているのは作者の初期作品だからでしょうか。大団円とは言えぬラストでしたが、心に爽やかな風を吹き込んでくれるエピローグを読めば、これはこれで良き物語だったと思えてきます。
★4 - コメント(0) - 2015年9月21日

そろそろ飽きてきたのでいいとこでおわってよかった 最近あきっぽいかも
- コメント(0) - 2015年1月23日

キリスト教徒であることを、極端に言えばイエスを捨てて、十字軍の行いを不正義だとしてイスラム軍に加わった西洋人の青年の話だった。そういえば。かつての同胞と戦い、敵味方が入れ替わり、勝つことはなかったが壊滅することを防ぎ続けたのにもかかわらず、イスラムからも親しい人からも裏切り者のように言われる立場になるヴァレリー。もうそろそろ、ただの人間にかえしてやってほしいと思えるラストだった。
★7 - コメント(1) - 2015年1月4日

完結。エルシードとお互いがかけがえのない存在と認識しながらも、平和のためにアリエノールと結婚しヤーファの共同統治を選んだヴァレリー。時間が経てば経つほど、あるべき存在が傍らにいない影響を周囲も強く感じる中で、置かれた立場による利害の対立から戦うことになった二人の心情が、周囲の人々の葛藤が辛かったです。戦う中で多くの大切な人を失い、苦しんだ物語でしたが、だからこそ二人が悲しい別離でなく、紆余曲折を経てあるべき形に戻ったことに安堵しました。そんな二人がどのようなその後を送ったのか、続きが読んでみたいですね。
★21 - コメント(0) - 2014年12月16日

完結。この話は戦いよりも戦いを経て変化していく人の心の方を重視して書いた作品だったように思う。敵だったヴァレリーの事を愛して死んでいったアリエノール。ヴァレリーがいなくなった事で身体に異常をきたし浅慮な行動しか取れなくなったエルシード。人の良心を信じ、託されたものを必死で守ろうとしたヴァレリー。かつての味方に蔑まれ、大切なモノを失いながらも歩み続けた彼が残したものは大きい。読んでいてツラくなる展開の連続だったけど最後に今まで通りの彼らの姿があった事が救いになった。蛇足部分が読みたい限り。
★18 - コメント(4) - 2014年12月10日

かつて、このような戦いがあったのか。こんなひとたちがいたのか。多くの味方が死んでもかれは生き続ける。よわいかれがせおわされたおおくのもの。味方だったものたちにさげすまれ遠ざけられた。それでもかれは人を信じた。善性を信じ続けた。果たしてかれが得たものとは、選ぶ道とは。リチャードとの決着。「蒼狼」との因縁。新たなる不穏。心が痛む展開。それでもかれが信じたもの。そして、その後。やはり続きが読みたい。
★4 - コメント(0) - 2014年12月4日

終わってしまった。正直作者が蛇足部分は書かないと言ってますが、私は読みたい。ヴァレリーさんともお別れか。。。
★1 - コメント(0) - 2014年11月19日

彼は弱きものだった。彼は負け続けたものだった。彼はいつも奪われるものだった。けれど世界の流れだった。彼がいるだけで風がおきる。人が進み始める。良いことばかりではない。死が常に隣にいて、彼でなく親しきものを連れて行ってしまう。奪われてしまう絶望を、ただの人である背中に負いて荒野を進む。まるで聖人か英雄のように。
★3 - コメント(0) - 2014年11月12日

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ジハード主よ一握りの憐れみを 6巻の 評価:81 感想・レビュー:11
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