悪女入門 ファム・ファタル恋愛論 (講談社現代新書)

悪女入門 ファム・ファタル恋愛論 (講談社現代新書)
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悪女入門 ファム・ファタル恋愛論はこんな本です

悪女入門 ファム・ファタル恋愛論の感想・レビュー(181)

痴人の愛のナオミとか、風と共に去りぬのスカーレットとか、そういったタイプに破滅させられる男、という話がとても好きで、調べたらファムファタルという概念を知り、この本を手に取った。後半にいくほど(理解が)難しすぎるw作中に上がった本全部読んでみたい。カルメン型とナナが特に好き。
- コメント(0) - 2月18日

宿命の女≠ファムファタール=恋心を感じた男を破滅させるために運命が送り届けてきたかのような魅力を持つ女。地位や名誉を捨てさせ、将来の可能性を捨てさせ、財産を捨てさせ、友情を捨てさせ、盗みをやらせ美人局をやらせ、殺人を犯させ自殺させる。マイナス無限大への地獄へと突き落とす。男が抱く幻影を読み取り「理想」の女になりきる。器量や財産や性格などは二の次、その変身能力こそが美人の条件/ファムファタールの条件。……日本の「かぐや姫」とかは、ソレに分類されるものだろうか。元々人外だからダメかな。
★12 - コメント(1) - 2月7日

フランス文学をファム・ファタル(運命の女、男を破滅させる女)の視点から解説した本。確かにフランス文学にはファムファタルが多い! これを読んでファムファタルになろうという人はいないだろうが、文学への入り口としては面白いテーマだと思う。フランスでは今でも小悪魔的な要素を持つ女優が人気らしいが、その伝統ははるか昔からあったものなのね。
★9 - コメント(0) - 1月2日

あとがきを読んで失笑してしまった。若い女性がファム・ファタルになる入門+フランス文学紹介という、一粒で二度おいしい本、と銘打っている。実際、そこかしこに「ファム・ファタルになるには〜」と本文で助言しているが、ぼくは全然リアリティを感じないし、下世話なおっさんとしか思わなかった。笑 ファム・ファタルになっても仕方ないでしょ、って。それより、いわゆる「ファム・ファタル」たちを仏文の古典から10人ほどセレクトしてバラエティ豊かに紹介している文学パートに価値がある。……のだよね?笑
★11 - コメント(2) - 2016年11月13日

ファム・ファタルの登場するフランス文学案内。これを読めばファム・ファタルになれる?とはまったく思わなかった。そもそもファム・ファタルって男の想像の産物、見果てぬ夢でしょう。破滅的かつ情熱的な恋への欲求&自分を滅ぼす女への恐怖が産んだと思ってる。女性が描くファム・ファタルは出てこないし。つまり男の欲求を理解し、それを与えてあげればモテますよって言うことだね。そりゃそうだ。思い当たるのは木嶋佳苗。デブスの彼女があれほどモテるのはまさに男の欲求を察し、それを叶える(という幻想を見せる)事が出来るからだろう。
★2 - コメント(0) - 2016年11月11日

しっかりと作品を紹介してもらえるのでとてもお得。ところどころ表現に疑問を持ったけれど、あとがきを読んで、どういう趣旨で書かれたかがわかったのでまぁ納得した。この、恋愛について語るときの前提の高さに私なんかは怖じ気づくわけです。ミュッセの作品が大好きというあたり、著者はそうとうピュアな方なのかも…。でもこれ、ファム・ファタルって要するに男の妄想で、仮になれたとしても破滅が待っている、という結論じゃない? 女性が書いたファム・ファタルってないのかな。
- コメント(0) - 2016年11月3日

魅力に溢れた女性が登場するフランス文学案内書。恋愛論としては悲劇になるので通用しないのではないかと・・・。直情径行型ヒロイン『サランボー』と、霞を食って生きるアリス型ヒロイン『ナジャ』は読まなければならない。133「鈍さ」が、こうした悲劇的タイム・ラグを生み、男はかならずや非業の最期をとげる(中略)「鈍さ」というのは、それ自体喜劇的であっても、他者には確実に悲劇をもたらすものなのです。 217「シュルレアリストというのは幼年期の黄金郷への回帰を願う子供そのものなのです。」
★5 - コメント(0) - 2016年10月7日

日本にも悪女はいますし、西洋にも悪女がいます。恋愛の国、フランスでは、悪女を表す言葉として、ファム・ファタール(Femme Fatale)という言葉があります。Fataleは英語のFatal、つまり「運命の」という意味です。Femme Fataleを直訳すれば「運命の女」です。しかし、運命の女神といったような肯定的な意味ではありません。運命を狂わす女、魔性の女という、否定的な意味です。 http://naokis.doorblog.jp/archives/femme_fatale.html
- コメント(0) - 2016年9月15日

ヒロインが「男を破滅させる女」であるフランス文学の解説と読書案内。結論は、フランス男はドM。そして男性の好意に気付かず、恋人とはお互いの信頼関係が大事なんて主義で「マノンレスコーは馬鹿女」と言い切っちゃう私はファムファタルの素質ゼロ。(^_^;)フランス文学の人って澁澤龍彦みたいに偏ったフェチ臭がするという偏見があったが、この著者は至って人間性がマトモな感じがする。あからさまに書く人の割にユーモアがあって面白かった。題材になっている11冊読んでから、また読み直すのが良いかもね。続き→
★23 - コメント(1) - 2016年8月29日

真面目な文学論である。この本のおかげでレポートAとれた
- コメント(0) - 2016年7月31日

仏文学におけるファム・ファタルについて綴られたエッセイ集。物語に登場するファム・ファタルたちは実に魅惑的であり、時に素敵だなぁとすら思わせてくれるが、彼女らが現実世界に存在するとしたら、残念ながら迷惑極まる存在にちがいない。犯罪の裏にカネとオンナあり…などとも聞くが、ここでいう「オンナ」こそがファム・ファタルのことだろう。んでもって、現実世界のファム・ファタルって、物語上の彼女らとは違って、なぜかあんまり美女じゃなかったりするよね。男女の仲とは、実に謎である。
★3 - コメント(0) - 2016年7月21日

大好きな読友さん達が立て続けに読まれていて「いかん、私だけ悪女になり損ねる!」と慌てて読了。 晴れた休日の昼下がり、登場する男どもの阿呆さ加減に、「ホンマ、ちょろいなぁ」とシャンパン片手に高笑いしていた私は、ひょっとしたらファム・ファタルたる素質があるのかもしれない。 ただ、ファム・ファタルに魅入られた男も、そしてファム・ファタル自身も、最後に待ち構えているのは破滅。特に後半に登場する作品群では、男女それぞれの愚かさが生々しく紹介されていて、悪女云々以前に人間の脆弱さを思い知った。
★12 - コメント(5) - 2016年5月2日

読み友さんから拝借。フランス文学=クレイジーなイメージがあったのだけれど、そう感じてしまうのは、自分がゴレンジャーガールだからだとわかった。後半になっていくほどおもしろくなった。ファムファタル。私には素質がなさすぎる~。
★16 - コメント(7) - 2016年4月24日

悪女入門ということで大変親切で、自分が悪女には向いていないと直ぐに分かる笑 恋愛戦術はともかくとして、フランス文学の有名な恋愛ものの概説としてとても面白い。どの作品も興味深く、実際に読んでみるつもり(『失われた時を求めて』もがんばる…)。 この本自体が文学研究をするに当たっての様々なヒントを含んでいるので、これを拠り所にフランス文学を突き詰めるのも面白いのかもしれない。
★5 - コメント(0) - 2016年3月13日

研究会(31回)講読本。仏文学入門に好適な小著。
★1 - コメント(0) - 2016年3月9日

勉強になります! 
★10 - コメント(0) - 2016年2月7日

軽快な語り口。
- コメント(0) - 2015年12月19日

こういうの、高校の授業でやったらダメかな。いいと思うんだけどなぁ。イジメとかに励むより恋愛の駆け引きを学んだ方が素敵な大人になる気がする。
★11 - コメント(3) - 2015年12月17日

誤解されそうなタイトルですが、悪女っていうよりもフランス文学におけるファム・ファタル論です。鹿島先生いわく、「悪女=ファム・ファタルではない」そうで。マノン・レスコー型、カルメン型、などと分類わけされていて楽しかった! ところで今読んでいる『イニシエーション・ラブ』のマユも『マノン・レスコー』を読んでいる。まだ確信ないけど、マユもマノン型のファム・ファタルなんだろうか・・と、フランス文学以外でもこんな風に考えるのもまた一興ですね。
★15 - コメント(0) - 2015年10月13日

悪女ファムファタルは一人ではなれない。彼女をそうさせる男あってこそ。 自分をボロボロにして破滅させるのを知っていながら巻き込まれ跪く。 女に生まれてこれほどの陶酔はないだろう。誰でもがなれない。 美人でなくてもスタイルが悪くても構わない。男の心を空かさず察知し 彼の物語に滑り込んで魅了してしまうテクニックが大事なようだ。 ミステリアスで有る事。。そしてきっと男を包み込み甘えさせても 決して恋に堕ちてしまわない。。そこが私的には一番難しそうだな。 私の人生に「オムファタル」は存在したのだろうか。。 もしかし
★6 - コメント(1) - 2015年8月29日

愛を試すために男に犠牲を強いる女を悪女と定義する。
★7 - コメント(0) - 2015年6月6日

図書館本 ★★★ 専門的な内容にもかかわらず、軽快な語り口でさらさら読めてしまう。どの作品も読んでみたくなる。フランス文学への導入としてとてもお勧めできる。
★1 - コメント(0) - 2014年10月14日

優れた能力者は、凄まじい能力を持つことではなく力の調節が出来る人間だと思えた。求める理想像をちゃんと察して提供してあげられるファム・ファタルはすごいね。とりあえず、この本の男版(悪男?)があれば是非とも読んでみたいw
★1 - コメント(0) - 2014年10月10日

ここに出てくる蠱惑的な女性たちは努力してなるというよりも生まれ持っての才能かと思う。うちの娘が、正にゴレンジャーガールになってるんだけど、将来苦労するのか…。
★17 - コメント(0) - 2014年8月1日

男のツボをつき絡めとっていく女性たち。彼女たちのセリフや行動を分析するほどうっとりしてしまう。計算だろうと天性のものだろうとここまで人を狂わせる技術を持っていると、人生もまた色濃い。
★1 - コメント(0) - 2014年7月20日

日本でいうところの、魔女・悪女・魔性の女・小悪魔を全部足したようなファム・ファタル。これは日本語には訳せない。男の人生を崩壊させ、場合によっては命すら奪ってしまう危険な存在。そして、相手をボロボロにするだけではなく、自分自身をも破滅させる運命を持っているファム・ファタル。さすが恋愛大国・フランス。日本より格段にスケールが大きい。いかにも妖しげな女に惹かれてしまうのが男。そして、どうしようもないような男に引っ掛かってしまうのが女。これはきっと永遠に変わらない
★4 - コメント(0) - 2014年7月14日

フランス文学に登場するファムファタルをタイプ毎に分類し、紹介した本。 マノンレスコー かわいい小悪魔?系 カルメン まんまビッチ、激しい。 けどこういう女性嫌いじゃない フレデリックとベルヌレット 上に比べたら良心的なファムか?ていうか普通の女性じゃない? 従妹ベット プロのファムファタル、あんまり自分を偽りすぎるのも大変だと思うが? 椿姫 プロ サランボー 清純派ビッチ先駆 彼方 才能食い ナナ なるべくしてなったファム スワンの恋 こいつもプロやな ナジャ 電波 マダムエドワルダ ?!!
★2 - コメント(0) - 2014年6月7日

相手の望むものを察して、相手に合わせることで抜群のモテ力を身に付ける。こう書くと、もっと自分自身を全面に出すべきだ!!本来の自分を大事にしましょう!!といった発想が頭を過る、しかしながらそういった行動でモテることが出来るのはほんの人握りの人間であり、実際付き合ってみたら思ったような人ではなかったというのは良くある話だ。モテるためにポリシーは捨てて相手に合わせよう、いつしかその習慣が性格になるのだから。
★2 - コメント(0) - 2014年5月24日

あとがきのゴレンジャー・ガールとウッフンのくだりが面白かった。そのつもりで読んだらもう少し読みやすかったかな。
★3 - コメント(0) - 2014年4月27日

幸せは手に入れば現実になってしまうのだから、いかに自分を概念化し永遠に堕ちない理想になるか。それが有望な相手の希望と合致した時に転落が始まる。
★1 - コメント(0) - 2014年4月11日

あるファム・ファタルが別の男にとってどうでもいいことも十分にある、つまり「ファム・ファタルとは、あくまで、女と男の総体的な組み合わせにおいてのみなりたつ概念」である。なるほど、この点からフランス11編にみる男女の恋愛を見ている。読んでみたくなったのは『椿姫』と、鹿島本で度々取り上げられる『ナナ』かな。
★8 - コメント(0) - 2014年3月20日

悪い女って魅力的だなぁとページをめくってみたら、悪女学の授業中で(そんなんじゃファムファタルには程遠いっ)と叱咤されてしまい、(おぉ!そうすればいいのですね)と思わず真剣にお勉強してしまいました。(しかし発揮する場がなさそうですが)
★13 - コメント(0) - 2014年2月24日

あとがき、ウッフンとゴレンジャー・ガールって言葉のセンスに脱帽。ファムじゃなくてオム・ファタルになるために、鹿島先生の教えを請いたいと思いました。
★1 - コメント(0) - 2014年1月19日

『マノン・レスコー』『カルメン』『フレデリックとベレヌレット』『従妹ベッド』『椿姫』『サランボー』『彼方』『ナナ』『スワンの恋』『ナジャ』『マダム・エドワルダ』うち4篇未読だが面白い。フランス文学をファム・ファタルから読み解く本。文学の講義から生まれた本らしい。その講義が受けたかった…。
★1 - コメント(0) - 2013年12月13日

フランス文学に登場するファム・ファタルについて。各作品のあらすじも出ているので、ブックガイドとしても楽しめます。『従妹ベット』と『ナジャ』が気になる。個人的には、フランス文学&ファム・ファタルと縛りをつけず、各国の小説中に登場する悪女、謎の女、幻の女を扱って欲しかったな~。でも面白かったです。あとがきの「ウッフン」という呼び名に笑ってしまいました。
★6 - コメント(0) - 2013年7月29日

面白かった!フランス文学って結構好きかも…
★1 - コメント(0) - 2012年12月29日

これを読んだからといってファム・ファタルになれるわけではないし、そもそもなりたいとはあまり思わないのだけれど、それはやはり自分がゴレンジャー・ガールだからだろう。うむ。 本編もおもしろいけど、あとがきが一番気に入った。
★1 - コメント(0) - 2012年12月16日

12年度もっとも面白かったんじゃないか本上位ですわこれ。 運命の女を追いかけまくってる俺には痺れる内容 どの作品のファムファタルも完璧といえるほどに男を滅茶苦茶にしてるのが凄い!
★4 - コメント(0) - 2012年12月3日

悪女入門 ファム・ファタル恋愛論の 評価:82 感想・レビュー:65
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