空き家課まぼろし譚 (講談社ノベルス)

空き家課まぼろし譚 (講談社ノベルス)
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空き家課まぼろし譚はこんな本です

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空き家課まぼろし譚の感想・レビュー(307)

活版印刷三日月堂のお話が素敵だったので、ほしおさんの作品を読んでみたくなりました。ベニスのような古く美しい海上都市。六角形のバラ屋敷や、全てが黒い黒ダイヤ屋敷も想像しただけでうっとり。こんな街並みの中なら、不思議な出来事が起きてもすんなり納得できそう。
★34 - コメント(0) - 3月4日

作者はきっと建物好きだな、なんてストーリーとは関係ないことを思いながら読んだ。古くからの港町、その街の役所にある空き家課。街の貴重な古い空き家を新しい人に使ってもらう橋渡しをするのが仕事だ。その課の間宮君は家族を失ったとき写真を捨てられなかった思いから、それら空き家から写真を収集してしまう。しかしその悪癖と汀の不思議な力で空き家の謎や持ち主の思いを解決していく。汀は賢く大人びた小学生だが、彼女自身に知らなければならない過去があり、家族の思いと彼女の成長も描かれている。気持ちのいい読後感であった。
★1 - コメント(0) - 2016年10月10日

「館」と言えば綾辻ですが、こちらもあそこまでトリッキーではないけど古い建物にかかわるお話。それでも全身(?)黒ずくめの「黒ダイヤ屋敷」なんて言うのも出てきてどんでん返しがある。この人「暗号」モノは面白い。一気に10個の暗号を盛り込んじゃって…。とはいえ暗号モノには有名なものが多いので、ヴァリエーションは難しいけれど…。ファンタジーの世界の話でもありますが、この能力を使って解決する話より、使わないで解決する話のほうが(私は)好きです。
★3 - コメント(1) - 2016年10月4日

人様の写真をくすねる癖のある気の弱い会社員の明と、写真を触ると撮る前の数分間の景色を見られる上司の娘の汀ちゃんが奮闘するお話。設定が面白くてさらさらっと読めた。小話の話の組み立て方がどれも異なっていたのがすごい。舞台となる街が古き良き街なのも伝わるし、とても満足。
★13 - コメント(0) - 2016年8月5日

今いる瞬間を手のひらに残すことができる奇跡。写真の魅力を改めて感じた。ただ何気ない写真だとしても、当人にとってはかけがえのない一瞬かもしれない。そう思うと写真一枚一枚が愛おしく感じる。写真がその人の記憶を甦らせ、前へ一歩前進させてくれるかもしれない。またはその逆も然り。唯一確かなことは、写真を見た当人は当時の感情を情景を思い出し、残された写真は何かを伝えることができるということ。            気持ちを落ち着かせてくれる作品となっています。
★5 - コメント(0) - 2016年7月9日

最後で泣いた。生まれて、ここに居ることの不思議さを噛みしめる。大切な人を失った人たちが生きて此処にあることを幸せに思ってくれればいいと思う。お子ちゃまのお話とは思うけど、どこか都合の良いお話ではあるけれど、生きることを肯定していることが泣ける。
★7 - コメント(0) - 2016年7月1日

面白かった。海沿いの地の空き家活用をしている土地が舞台。上司の娘が持っている特殊な能力が力になっています。写真を撮った同じ場所で写真に触ると、その写真を撮影した時間を映像で再生してくれるというものです。この能力の説明を聞いて、iphoneの写真技術を思い出しました。この能力があることで、廃墟の虚無感が際立って、よりもの悲しさを感じさせられます。良い小説でした。
★19 - コメント(0) - 2016年5月28日

★★★☆☆
- コメント(0) - 2016年5月5日

ベニスのような水上都市、海市の空き家課で働く間宮明には古い家のアルバムをくすねて蒐集する癖がある。課長の娘、三上汀には写真に触れると撮った数分間の出来事が現れるという能力があった。人がいなくなっても残る写真という存在が物語のテーマとなっている。
★2 - コメント(0) - 2016年4月26日

海辺の海市を舞台にしたファンタジー。もし汀ちゃんのような能力があったら、いろんな写真を見てみたいな。
★1 - コメント(0) - 2015年11月29日

pu
架空のまちを舞台にした少し幻想的なお話。写真に触れるとそのときの情景が見えるしっかり者の小学生、汀ちゃん。空き家課の頼りなげな職員、明。2人で空き家や持ち主の思い出に触れる、ほっこりストーリー。
★3 - コメント(0) - 2015年11月21日

不思議な雰囲気の作品でした。特殊能力が秘密にされず色々な人の前で披露しても大騒ぎにならなかったり、敵役とされるウォーターフロントと重役の娘が最初と最後にちょろっとしか登場しなかったりと、若干、展開の期待をすかされた気分ですが世界観は好きです。
★10 - コメント(0) - 2015年11月6日

挫折。しっかり者の少女汀と空き家課の2年目間宮のコンビの話だけど、間宮が阿呆すぎる。 汀ちゃんいなかったら仕事ができないってダメすぎる。もしかしてコネ入社?小学生じゃなくて、しっかりした先輩だったらまだ読めるかも。
★19 - コメント(0) - 2015年10月26日

生意気な汀と気弱な明、良いコンビでした。ほのぼのした話、謎解き、切ない話があったけど、「オルガン奏者」と「一五〇年祭」が好きでした。
★15 - コメント(0) - 2015年10月14日

空き家に新しい住人を見つけ再利用するための組織「空き家課」で働く間宮と、ちょっと不思議な力を持つ課長の娘・汀が、家の謎を解決したりするお話。汀の生意気さが、少し気になったりもしたけど、境遇や間宮の頼りなさを思うと仕方ないかな。その汀の持つ力、せっかくならもう少し活躍を見たかったかも。優しい雰囲気のお話で好きな感じだったけど、ちょっと物足りなさも感じました。それにしても、間宮は、良くも悪くもほんとに嘘のつけない人だよなぁ。
★2 - コメント(0) - 2015年10月10日

わりと好みなお話でした。空き家課で働く新米明。頼りなく、課長の娘汀に振り回されながら、謎解きをしていく。ほのぼのファンタジーでミステリー。小学5年生の汀ちゃんは気が強く、生意気なタイプですが友だち思いのいい子だと思うな。汀の能力は本人の言うとおり限定されすぎて謎解きにおいて重要な役割とは言えませんが、残されたものたちが納得したり心の整理ができたりと、すごくあったかい能力だと思う。最後の汀のお母さんのお話はうるっときたし、会いたいだろうけど今は合わないと決断する汀ちゃんは強い女の子だ。
★4 - コメント(0) - 2015年6月15日

初の作家さん。読メで見かけて図書館から借りてみた。空き家課は現実にありそうな課だけど、海市という日本海側のベニスのような水上都市にしろ、訳ありの空き家にしろ、登場人物の背景にしろ、全体的に子供向けのファンタジー設定。謎解きそのものは悪くないけれど、英文学者に薔薇の溢れた庭だのアンティークオルガンいっぱいのお嬢様学校だの元炭鉱王が建てた超豪華お屋敷だの、そんな素敵な空き家だらけの地方都市があるかいなと、オバハンはそこで入り込めない。主人公も超能力を持つ少女も上司も同僚も皆、フワフワで現実感なし。残念。
★1 - コメント(0) - 2015年4月5日

【図】
- コメント(0) - 2015年2月24日

「オルガン奏者」が少し切ない。
★2 - コメント(0) - 2014年12月30日

主人公の明より、上司の娘が主人公っぽい。明、手癖悪い(^^;空き家課がほんとにあればいいのに。
★2 - コメント(0) - 2014年11月13日

空き家課の仕事してみたいなぁ。ほのぼのなのかと思うと、謎解きだったり、対決なのかと思うと、家族ものだったり。写真にまつわるエピソードと、水上都市の建物のお話。主人公いなくてもいいかも。汀ちゃんは容赦なさすぎ。・・・三上課長が主人公じゃなダメなのかな?
★11 - コメント(0) - 2014年11月11日

黒ダイヤ屋敷の宝探し部分は読者も一緒に謎解きできる構成のが良かったな。テーマは好みなのに、ほのぼのというより、ぼんやりな印象でした。
★3 - コメント(0) - 2014年10月27日

ベニスのような水上都市、海市。空き家になった古い建物。設定からして絶対好みにあうと思って読み出しました。それぞれ建物にまつわる思いでを軸にした短編でとても良かったです。
★11 - コメント(0) - 2014年8月1日

水上都市、海市。空き家バンク担当の間宮明と、課長の娘汀が、汀の持つ不思議な力で、空き家に纏わる過去を解き明かす。 好きなジャンルの話なのに、イマイチ乗り切れないかった。 キャラの印象が、薄い。汀の能力も、本人の作中セリフでも言ってた通りニッチすぎる。
★4 - コメント(0) - 2014年5月12日

珠玉。
- コメント(0) - 2014年3月15日

日本海の海際のどこかにある、ベニスのように美しい水上都市、海市。その景観を維持するために、思い出を建物という形で残すために、海市協会空き家課の人々は、誰も住まなくなった建物に再び命を吹き込んでいく。 思い出というのは、どういう形で残していくのが一番良いのだろう。記憶に残しても、写真に残しても、いつか失われてしまう。その思い出を大切にしていた人が亡くなってしまえば、残っている記録も、他の人にとっては無意味なものかもしれない。せめて自分は、どんな記録も大切なものと考えられるようになりたいと思った。
★2 - コメント(0) - 2014年3月2日

ベニスのような水上都市・海市。そこで古い建物を再生する空き家課に勤める間宮明は、仕事で扱う建物からアルバムを蒐集する悪癖があった。ある日、課長の娘・汀が仕事見学で同行することになったが、そこで不思議な出来事が…(あらすじ)設定が懲りすぎているわりに、話があまり凝ってないので、つい「架空の都市まで作る必要あった?」と感じ、残念。主人公の明と汀がそれぞれに過去を背負っているので、どちらの思いにも充分に時間がかけられておらず、焦点がブレている。後半、栞まで出てくると、誰にどう寄り添ったらいいのか混乱した。
★7 - コメント(0) - 2014年2月18日

図書館。古い建物の保全が仕事の"空き家課"の職員(主人公)と、ちょっと不思議な力を持つ利発で元気な女の子(小学生)のハートフルストーリー。ベニスのような水上都市が舞台で、「薔薇屋敷」「黒ダイヤ屋敷」「聖星館」など魅力的な古建築物が出て来ます。エピソードとしては最後の「百五十年祭」が一番好き。汀ちゃんは最初ちょっと生意気すぎかなぁと思ったし、間宮さんは頼りないとこがあるんですが、読み進めていくうちにいいなと思う内面が見えてきて、どんどん好きになっていった感じ。児童書みたいなほのぼの優しい本です。
★40 - コメント(0) - 2014年1月21日

主人公駄目男すぎる(笑)物語に出てくる建物が魅力的。
★5 - コメント(0) - 2014年1月14日

★★★☆☆
- コメント(0) - 2013年11月13日

タイトルと素朴な感じのイラストに惹かれて。ベニスのように美しい水上都市を舞台に、趣ある空き家を再利用し貸し出す、というお仕事をファンタジーを絡めて描いたお話だった。主人公の明さんは気が弱いしどことなくくたびれてて苦労人で、そのうえ汀ちゃんや栞ちゃんといったお嬢さん方がしっかりしすぎているので、彼自身に主体性がないように感じてしまうのが残念。でも『バラ屋敷』や『黒ダイヤ屋敷』や『聖星館』といった建物の描写はとても綺麗で、想像するのが楽しかった。個人的には『一五〇年祭』本番のあれこれも読みたかったな。
★9 - コメント(0) - 2013年9月23日

課長の娘(小5)に、僕はふりまわされっぱなし。というか、だいぶお世話になっている。彼女は、僕の仕事、空き家再生の営業に口を挟んだり、意見して、様々な謎や事件を解決に導いてくれている。いや~しっかりした女の子だ、なんて、呑気に感心している場合じゃないんだけど。僕には、人には言えない癖があり、彼女には不思議な能力がある。薔薇屋敷、まやかし師、古いオルガン…、いろんな事があった。これからも、僕は彼女にふりまわされるのだろうか。海近くの、とある街を軸に繰り広げられる、ちょっとミステリアスでユニークなストーリー。
★14 - コメント(0) - 2013年9月19日

ファンタジー×なぞ解きもの。子供向けな印象。最後のエピソードはホロリとくる。親が思うほど子供はしっかりしてるぞというエピソード。
★2 - コメント(0) - 2013年9月9日

映像化しても面白いだろうなーとか思いながら読んでた。汀ちゃんは性格あんな感じだけど、友達のためなら、能力つかっても良いと言う、優しい面もあって良い子だなーと。それぞれの物語にそれぞれの思い出が詰まってホロッとする。
★2 - コメント(0) - 2013年8月25日

ヘビイチゴから久しぶりによんでみた。イマイチ主人公に感情移入できなんだな。
- コメント(0) - 2013年8月17日

主人公の一人、汀のことが好きになれずに一度挫折して読むのをやめてしまった本の再読です。やはり最後まで汀のことは好きになれなかったけれど、お話自体は好きかもしれない。人の思い出に触れていくという点でいい方にも悪い方にも転びそう。それゆえに短編なのかな?
★1 - コメント(0) - 2013年8月15日

すばらしい。好き。
★1 - コメント(0) - 2013年8月11日

最初は汀がやな感じだな、と思ったけど後半でそうでもなくなった。海市の雰囲気も素敵だし、ミステリとしても良い。
★3 - コメント(0) - 2013年7月27日

とある海上都市で景観保護のため古い建物の再利用を斡旋する「空き家課」。下っ端の間宮と上司の娘の汀が、仕事と不思議な力を通して建物に残る謎と思い出をそっと救い上げる優しいお話。
★3 - コメント(0) - 2013年7月25日

海市空き家課に勤める間宮君と、課長の娘でそこに出入りする汀ちゃんが、空き家の思い出や写真をめぐる謎を不思議なちからで紐解く。間宮君の手癖の悪さ、最早犯罪です(笑)。
★2 - コメント(0) - 2013年5月29日

空き家課まぼろし譚の 評価:92 感想・レビュー:130
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