変身 (講談社文庫)

変身 (講談社文庫)
あらすじ・内容
世界初の脳移植手術を受けた平凡な男を待ちうけていた過酷な運命の悪戯!
脳移植を受けた男の自己崩壊の悲劇。

平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲った。そして彼の頭に世界初の脳移植手術が行われた。それまで画家を夢見て、優しい恋人を愛していた純一は、手術後徐々に性格が変わっていくのを、自分ではどうしょうもない。自己崩壊の恐怖に駆られた純一は自分に移植された悩の持主(ドナー)の正体を突き止める。

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変身の感想・レビュー(12959)

脳を損傷した青年に他人の脳を移植したことから始まるミステリー小説です。なんとなくですが移植によって嗜好などが大きく変化したという実例をベースにして、まだ完成されていない脳移植を行ったらどうなるのかということを書いたものなのかなと思います。メインでは成瀬目線で進めつつ章の終わり書かれる手記や日記などから周りの心情が理解できること、話の後半に行くにしたがって元恋人を名前から女と呼び方を変えたり、一人称が僕から俺に変化させるというような技法によりどんどん引き込まれていくような感覚に陥りました。
★10 - コメント(0) - 3月17日

強盗事件で頭を撃ち抜かれた青年が右脳の移植手術を受けて助かるが、次第に人格の変容に悩みはじめ、移植された脳の影響ではないかと疑う。脳の提供者(ドナー)が誰かということはすぐ分ってしまうので、何かどんでん返しがあるのかと予想したが、そのまま突き進み破滅に向かうストーリーだった。
★14 - コメント(0) - 3月15日

★★★★☆
★12 - コメント(0) - 3月9日

銀行強盗に頭を撃ち抜かれた主人公が脳の一部を移植したことによって、徐々に意識を支配され『変身』していく物語。脳のドナーがまさかの人物。タイミング的にもしや……と薄々感じてはいたけど、それでもやっぱり衝撃的。最後まで恵が殺されなくて本当に良かった。 個人的に東野さん作品の中では今のところ一番ヒット! とにかく主人公の結末が気になって一気に飲み倒したくなる一冊でした。
★14 - コメント(0) - 2月28日

★★★★ 脳移植によって人格が変わり果てていく男の物語。とにかく救いのない悲しい話で、読んでいて疲れました。身体の機能は回復し表面上は問題なくなったとしても、自分が自分でなくなっていく以上それはやはり「死」を意味するのだと思います。全くの他人の人格(しかも殺人犯)に支配されていくという点では、アルツハイマーや多重人格になるよりも当人には残酷なのかもしれません。恋人の恵の存在が唯一の光でしたが、それでもあのラストで本当に良かったのかどうか疑問です。人が生きる意味とは何なのか重い問いかけだけが残りました。
★50 - コメント(0) - 2月24日

今回も東野圭吾さんの作品、面白かったです! 読んでよかった! 彼が徐々に変身していく様子に引き込まれました。 どう結末を迎えるのかドキドキしましたが、あの終り方で心が救われました。 人間の脳、生きること、死の判定とは…難しいテーマです。
★14 - コメント(0) - 2月19日

自覚症状を伴いながら他人の人格に少しずつ蝕まれていく恐怖。学術的な知識は全くないのだが、というか多分ないが故にとても楽しめた。文体や一人称など視覚的にわかりやすい部分も徐々に変質していくので、臨場感があり引き込まれる。理不尽だらけの物語だが恵という掛け値なしの救いの手、俗に言う「愛」が最後の文章により報われる事で死の概念について思考を巡らせるだけに留まらない、より感慨深い読後感にさせられた。こんなふうに献身に終始できる人間は現実には少ないけれど、残酷だけが世の中の取り柄ではないという暗喩にも感じる。
★33 - コメント(0) - 2月16日

kz
脳移植で主人公が別人格に変身していくという話。最後は報われて欲しかったけど、この後味の悪さもの東野圭吾の醍醐味なのかなぁと思います。脳死の事とか、自分の在り方についても考えさせられる一冊でした。
★11 - コメント(0) - 2月15日

人間の脳はパソコンのハードディスクと同じだと思うんだよね。記憶媒体だもん。それを違う容れ物に移したとしてもデーターはリセットされないでしょ。ましてや、脳は初期化できないしね。しかし、脳移植って人を助ける為の手術だと思ったけど...。東野作品は物事の裏にある本音の部分にゾクゾクするわ。
★14 - コメント(0) - 2月14日

再読。重いテーマで、読み終えた後の疲労感が逆に心地よい感じ。主人公 成瀬の混乱と切迫感が細かく描かれていて、読んでいて辛くなりました。最後は命も狙われるし(´・_・`)ちなみに映画も観ましたが、ラストが違ってそれもまた良かったです。
★11 - コメント(0) - 2月12日

専門的なことはわからないけど、もともと左脳に対して右脳が優位に働いてしまう作用がないのであれば、己自身が負けてしまったということなのかな。
- コメント(0) - 2月7日

★★★★★恐ろしくも切ない話。人格が徐々に変わっていく様は読んでいてゾクゾクした。
★8 - コメント(0) - 2月3日

やっと読み終わったー!!いやぁ、深いね人の死は心臓が止まることか?脳が死ぬことか?成瀬純一は強盗に撃たれ望まない脳移植で人格が変わる。脳移植されたのは強盗犯の京極。物静かだった純一は京極の狂暴な人格になり犬やら人を殺す。最後に少しでも純一の心が残っていて良かったと思う反面、可哀想すぎるなと思った。脳移植で人格が生きるということは結局は別の人間を乗っ取って生きるようなもの。ルパンのクローン人間のマモーみたいだなと思った。
★13 - コメント(0) - 1月30日

☆☆☆☆ 重厚 「そばかす」の使い方が秀逸 表装は別バージョンの文庫
★6 - コメント(0) - 1月27日

娘からオススメの本①面白いよーとのこと。本当に内容が怖くもあり面白くもあり集中して読めました。ハラハラして私はこういうミステリー系怖い系が好きなのだと感じた。
★34 - コメント(0) - 1月26日

引き込まれて一気に読み終えてしまった。純一の一人称が僕から俺になってることに気づいた時は本当にゾクッとした。最後に純一本人で一生を終えれたのが救いだなと思った。
★8 - コメント(0) - 1月25日

はあー。深かった、、めっちゃ苦しい話だった。 人間の死って一体なんなんだろ。 生きることは足跡を残すということって言葉、すごくすごく考えさせられた。 自分がどんどん他人になっちゃうなんて一体どんな気持ちなんだろ、 実際に脳移植をすることで、あそこまで移植片の性格だけが支配するってのは考えにくいけど、、人格形成は前頭葉だし、、医学を勉強してるからか、考えれば考えるほど混乱してしまった。 人の性格は変えられないのかな。
★10 - コメント(0) - 1月22日

これじゃあ、成瀬も恋人も直子も可哀想すぎる。一番悪い奴らになんの制裁もないんだもん。
★10 - コメント(0) - 1月22日

ありえないことの連続で物語として読みましたが、技術が発達すればあり得ることなのかもと思うと恐ろしいテーマです。成瀬があまりにも可哀想で仕方がありませんでした。最後を選ぶことができたのは救いなのでしょうか?読後感はあまりよくはありませんでしたが、どんどん読み進めてしまいました。直子も悲惨だな。
★6 - コメント(0) - 1月21日

銃を撃たれた被害者が犯人の脳を移植され、被害者と正反対の犯人の亡霊に取りつかれて苦悩するあまりに残酷な話。結局、犯人を生かすことになったように思えてならなかった。
★10 - コメント(0) - 1月21日

一気に読んだのですが、引き込まれるのですが星3.5
★11 - コメント(0) - 1月17日

☆☆
★4 - コメント(0) - 1月16日

辛くて不幸な愛の話だった。タイトルの『変身』は予想と真逆のものでした。
★9 - コメント(0) - 1月15日

純一が彼女を助けたばっかりに、この仕打ち・・・。あまりにも不幸で切ない。一人称が『僕』から『俺』にかわり、どんどん奴に変身していきます。奴の生い立ちはどうであれ、その悪行に閉口。途中読み進めるのをためらう感じ・・・。最後はピストルで決着するあたり、今回も強引なオチで東野節が光っていますね(笑)簡単に警官からピストルは奪えないかと。そして、弁護士嵯峨さんがもう少し純一の助け舟になってくれるのでは?純一が復活するのでは?と期待するも、すべて裏切られました(笑)なのでオチは納得できませんが、上位に入る作品です。
★28 - コメント(0) - 1月14日

読み始めたらあっという間に読み終りました。他人の脳を移植された主人公が、段々と性格が変わっていく主人公の苦悩が丹念に描かれている。東野圭吾さんなので、どこかでいい意味で裏切ってくれると思っていたけど予想の範囲内で終わってしまった。
★11 - コメント(0) - 1月13日

自分が自分でないものに変わっていく恐怖。このような難しい課題でも読者にページをめくる手を止めさせない。さすが東野さんです。
★12 - コメント(0) - 1月10日

面白かった。そして、雑文ばかり読んでいる自分を反省した。同じ読むなら、こういうプロの文章を読む割合を増やすようにしなくては、人生がもったいない。
★11 - コメント(0) - 1月10日

テーマとしては面白いけど、この状況にするためには仕方ないにしろもう少し自然な展開にできなかったのかなあと思いました。
★15 - コメント(0) - 1月9日

愛、人生、身体、脳死、向き合わなければ、ならないテーマが詰まってるお話です。最後に純一に戻り、恵と向き合い自ら処遇を決めるあたりは、名作[秘密]のラストのようですね。
★16 - コメント(0) - 1月8日

ぞっとする内容。今まで読んだ東野圭吾さん作品とはちょっと違った種類だなあと違和感を覚えた。私だけかな?百田尚樹さんのモンスターを思い出した。 最後の展開が早すぎて、疑問点がいくつか残った。日記こと、嵯峨さんのこと。
★31 - コメント(0) - 1月7日

「生まれ変わることと、少しずつ自分を失っていくこととは違う」という言葉が印象的。東野圭吾は物語への引きつけ方が抜群だとは思うんですが…、この作品に関しては、ちょっと期待しすぎちゃったかなって感じでした。
- コメント(0) - 1月6日

ki9
 純一は脳移植手術を受けて、奇跡的に一命を取り止める。  順調に回復してくように見えたが、ある違和感が彼を付きまとう。そして徐々に純一の性格が崩壊していく様子は読んでいて辛いものがあった。愛していた恋人・葉村惠への気持の変化は読んでいてやりきれない思いが湧いてきました。
- コメント(0) - 1月5日

怖くて不安でかわいそうで、なかなか先に進まなかった。後味も悪い。彼女の献身さだけが救い。こんなことが当たり前の世の中になるのかな、いつか。こわい。
★14 - コメント(0) - 1月1日

頭を銃で撃たれて、その犯人の脳を移植された主人公。徐々に人格が乗っ取られていくが、恋人を殺そうとするときだけ元の成瀬が戻ってくる。 犬や人間を殺す描写はちょっと気持ち悪かった。 脳移植、将来的に可能になっても他の臓器移植より抵抗あるな・・・。
★18 - コメント(0) - 2016年12月31日

映画は見たことがあったのですが、ストーリーを忘れていたため楽しく読むことができました。こんなに激しい内容だと思いませんでした。
★20 - コメント(0) - 2016年12月29日

加害者に乗っ取られて行く被害者。でもまたその加害者も仄暗い過去を持つ。 最後、よかった。
★14 - コメント(0) - 2016年12月23日

最後に成瀬純一が帰ってきてくれて本当に良かった。京極に支配されていたときには鬱陶しく見えたソバカスが丹念に描かれていたということはそこに成瀬純一はいたということになりそこに愛は存在していたということになる。脳には私達が想像できないほどの可能性があって、それを解明するのはまだまだ長い時間がかかるのだろう。
★13 - コメント(0) - 2016年12月23日

主人公が犯罪的な行為に走るほど自分が自分でなくなる恐怖に蝕まれていく様子が辛かった。恵を殺してしまわなくてよかった。もう読まないと思う。やるせない。
★12 - コメント(1) - 2016年12月15日

装丁が気に入って読んでみました。自分の体のはずなのに抑えきれない衝動、ドナーに浸食されていく自分の意識、それが徐々に表れていく様は恐怖感があります。この話はフィクションですが、現実社会においても医療技術の向上に伴い人間の定義は変わっていくもので難しい問題だと思います。
★17 - コメント(0) - 2016年12月13日

脳移植手術をしたことで成瀬純一の心が次第に京極瞬介に乗っ取られていく様が読んでいて辛いけれど、なにか怖いもの見たさのような感覚で先の展開が気になる内容だった。自分の身体は生きていて心は支配される。それは果たして生きていると呼べるのかと考えさせられた。
★15 - コメント(0) - 2016年12月13日

変身の 評価:66 感想・レビュー:1997
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