私本太平記(一) (吉川英治歴史時代文庫)

私本太平記(一) (吉川英治歴史時代文庫)
あらすじ・内容
この世の影なき魔物の正体を衝く意欲作――日本史上の空白期とされる南北朝時代、もはや王朝のみやびは影をひそめ、人間のドス黒さがあらわに出てきた時代――足利又太郎(後の尊氏)が颯爽と京に登場する。

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私本太平記(一)はこんな本です

私本太平記(一)の感想・レビュー(325)

中世日本史に興味が湧いたので、比較的手軽に読める本書を読み始めました。足利家・新田家は家系や家紋、領地が非常に似通っていて正にライバルであったことがよくわかります。登場人物の苗字を追うと、室町時代はもちろんのこと戦国時代・江戸時代まで繋がっていることが見えてきて面白いです。著者は文化や言葉を丁寧に表現しているので、興ざめすることなく読書が進みます。一巻目では楠木正成が登場しなかったので、続巻が楽しみです。
★1 - コメント(0) - 2月26日

吉川英治最晩年、病床での執筆とは思えない、まさに有終の美を飾る快作。私情を挟まない冷静な視点とあらたな解釈、物語性を深める味付け、躍動感にあふれた軍記。己の生きる道と世の中や時代は、己自身で切り開き、築き、後世に伝え残していく、という人間としての根本的な生き方、世の中というものが、「太平記」の時代に生まれ、育まれ今日に至っているということだろう。御簾の奥や牛車のうえで胡坐をかき、世のために何も生み出すことのない特殊な業界人から無用な権力や富を剥奪した功績は絶大。
★1 - コメント(0) - 1月6日

第1巻は足利高氏(後の尊氏)の忍び上洛から始まる。後醍醐帝、執権北条高時、新田義貞が登場。高氏は、祖父家時が自殺の折に残した置文(遺書)を読み、その後の人間性を変化させる。世は執権北条高時の代。鎌倉の腐敗・悪政がはびこり、後醍醐帝は中宮の懐妊の祈祷と称し、実は討幕の祈願を行う。討幕派公卿は文談会を装う無礼講の後「正中の変」が勃発。この時代流行った社会風潮が婆裟羅だ。高氏は北条氏一門の赤橋守時の妹登子を妻に迎える。高時は執権職を赤橋守時に譲る事に。白拍子・藤夜叉と高氏の間の子・不知哉丸が気になる。第二巻へ。
★44 - コメント(2) - 2016年12月18日

逆説の日本史で室町幕府前後の時代に興味がでて、小説でも読み始めた。足利尊氏と新田義貞ってそんな関係だったのね。楠木正成と後醍醐天皇も井沢元彦さんのおかげで興味がわいた。興味が湧くかどうかも歴史の読み手紹介者次第。いつもの吉川英治節なのだが、これまで最もなじみがなかった時代だけに新鮮で面白い。
★3 - コメント(0) - 2016年8月22日

久しぶりの私本太平記。うんちくたっぷりの太平記もいいけど、やっぱりこれは読みやすくて面白い。時代としては中国は元朝。百済酒、宋学、官僚制に貨幣に紙幣、闘茶に闘犬と刺激的なものがどんどん入ってきた時代だ。はじめて都に来た青年高氏と右馬介。これからどうなるのか、全くストーリーを忘れててワクワクする。
★11 - コメント(0) - 2016年7月8日

とりあえず前半の部分を読んでみた。 面白かったのは、やんちゃで後先考えない性格の主人公足利尊氏が、足利一族の宿命を知ることで、心に大望を持ち、行動が変わってくるところ。これが、男として一皮剥けるってことなのかもしれない。
★2 - コメント(0) - 2016年7月3日

高氏の青春時代、道誉との関係がどうなるのか。☆2
- コメント(0) - 2016年6月17日

なじみあるようでよく知らない歴史の一つ。
- コメント(0) - 2016年5月3日

高氏が責任を取らないから、道誉がからかう。素直に嫁さんに、昔の恋人だと打ち明ければ、みんなを苦しめずにすむのに、、と思いました。でも高氏は若さと無骨さでそのような器用なことはできないです。 一方、執権高時は結構、武芸者で、しかも芸術に理解があったりと世間一般的に言われている暗愚な君主でなかったという評価が読んでいて気持ちがいいです。
★3 - コメント(0) - 2016年1月25日

どうしても尊氏が真田広之になってしまう。 読み始めなのでゆっくり読みたいなと。
★1 - コメント(0) - 2016年1月13日

10年ぶりくらいに1巻読了。年末年始にかけて読んでいきたいな、と思ってる。ほぼ導入であり、人物紹介パートではあるけれど、孕ませた女を捨てる尊氏の外道っぷりよ。同じ捨てるならカッコ良く捨てられんものかと。
★2 - コメント(0) - 2015年12月26日

大河ドラマを見て興味を持って随分立ったが、ようやく読み始めた。大作だけあって、当然のことながらドラマより細かいエピソードがあって面白い。特に日野俊基に関わる話が丁寧に書かれていて、悪性を糺そうとしつつ後醍醐天皇に忠義を尽くした彼が好感を持たれていたことが分かる。高氏と藤夜叉のくだりは、ドラマより高氏がひどい男に思えるが武家の棟梁としては当然か。高氏が今後どのように北条打倒に向けて心境を変えていくのかが楽しみなところ。
★5 - コメント(0) - 2015年12月5日

吉川英治版『太平記』。時代は鎌倉時代末期。新しい帝・後醍醐や側近の公家たちが不穏な動きを見せ始める京の都には、後に室町幕府を創設する足利高氏(尊氏)の姿が。見聞を広めるための京見物旅行の中で、彼は後に共に戦い、そして対立する様々な人物と関係をもつことになります。屋台骨がぐらつき始めているはいえ、未だ盤石に見える北条家が支配する鎌倉の世。『悪党』『婆娑羅』といった新時代の価値観が芽吹き始めている中、これからどのように崩れていくのか!?
★6 - コメント(0) - 2015年11月23日

以前から読んでみたかった大作。室町時代の始まりはよく知らなかったので、かなり時間がかかりました。
★2 - コメント(0) - 2015年10月23日

読メ記録開始から999日。折角だから「銀河鉄道」にでもするべきだったかも。  ま、それは兎も角、太平記。場面の切り替えが見事です。バサッと次の展開に入ります。これは楽しめそうです。
★7 - コメント(0) - 2015年9月29日

吉川英治さんは読みやすくて好き。高氏、直義、義貞、守時、俊基、資朝などなど魅力的な登場人物がいっぱいで読むのが楽しいです。そして道誉にイライラ。正中の変で鹿ヶ谷を思い出しました…いつの時代も同じようなことしてるんですね。浅い知識しかない時代なので、新平家同様物語にのせて楽しく時代の流れを頭に叩き込めればいいな。
★5 - コメント(0) - 2015年9月18日

足利高氏が家督を継ぐ前から北条高時が執権を辞任するまで。この時代はあまり詳しくないので難しいのだが、後醍醐帝の即位直後から安藤氏の乱、正中の変へ、登子の嫁入りと続く。佐々木道誉は高氏側の人間のはずなのに、随分とニヒルな役回り。足利家時の置文を見て高氏が発奮するのだが、そんなものだけで幕府を倒そうと思うかなと疑問。北条貞顕の執権就任から辞任まではほとんど描かれず。★★★☆☆
★1 - コメント(0) - 2015年4月24日

またも、吉川英治にはまってしまう。この時代、まだ日本がこじんまりとしていたと思われるが、厳しい世の中を渡っていかなくてならなかったのだな。
★3 - コメント(0) - 2015年3月27日

癖の強い人々によって織り成される歴史物。先祖から受け継がれる因縁と荒れる政治。積み重ねていく因果。吉川英治が心血を注いで描き出した大作。どのように激動の南北朝が作られているか楽しみ。
★20 - コメント(0) - 2015年3月13日

ついに手を出してしましました。やっぱり吉川英治は面白い。名調子の文章にぐいぐい引き込まれていきます。
★1 - コメント(0) - 2015年2月18日

野心があるのか、単に面白ろがっているだけなのか、高氏の変化・成長以上に道誉の本心が気になるところ。
★2 - コメント(0) - 2015年1月31日

若かりし頃挫折した吉川太平記ですが、太平記の魅力はその登場人物にあると思います。 足利、新田、佐々木、執権北条、後醍醐天皇、公卿方北畠、悪党楠木赤松、等々。 その中でも高氏の茫洋としたさまはやはり一番の魅力と映ります。 佐々木道誉との虚々実々の駆け引きにも決して引けを取ってはいない。が、道誉もかなりの曲者。 これから繁栄と挫折が繰り返されるがまだまだ序盤。今回は是非とも完読したい。
★14 - コメント(0) - 2015年1月29日

数多く歴史小説を読んできたが、鎌倉末期は初体験。期待感ワクワク
★4 - コメント(0) - 2014年11月4日

大長編スペクタクルロマン?の始まりに相応しい重厚なスタートですな。それにしても『まるで見てきたかのような』リアリティを感じます。続きに期待(=゚ω゚)ノ
★4 - コメント(0) - 2014年10月12日

吉川英治の著作はほぼ全て読んだつもりだが、この『私本太平記』はことさら強く印象に残っている。なぜだろうと思ってふと手にとって再読し始めたのだけれど、なぜ印象に残っているかは今のところ良くわからない。でも何となく、婆娑羅の佐々木道誉のバサラ具合と洒落にならないエゲツナサなんかが胃にもたれる感じで残ってたのかも。
★6 - コメント(0) - 2014年7月21日

ゆっくり目のスタート。大きな歴史的事件は正中の変ぐらい。足利と新田の地位が同レベルなのに違和感。
★2 - コメント(0) - 2014年7月8日

高氏という人物と時世に引き込まれ、今後の展開を楽しみながら、読み進めています。
★3 - コメント(0) - 2014年7月4日

吉川英治の歴史小説は幾つか読みましたが、これは初めて手にしました。 足利尊氏についても、何も知らない状況で読み始めます。
★1 - コメント(0) - 2014年5月30日

高校以来の再読。あの頃は、歴史に無知だった。小説の読み方も知らなかった。太平記に挑戦する為の足慣らし?
★13 - コメント(0) - 2014年5月15日

前から読もうと思っていた太平記。主人公は足利又太郎高氏(尊氏)。1991年の大河ドラマで音楽ともども記億に残っていた。この刊では、若き尊氏の京の旅、錦小路の小酒屋から始まり、鎌倉で北条方の赤橋守時の妹、登子を娶り足利家を継ぐ辺りまで。まだ、茫洋とした感のある尊氏と周囲の人々の登場・紹介といったところ。京からの帰路に婆娑羅大名の佐々木道誉に招かれ二夜を過ごす。その伊吹の城で逢った藤夜叉、尊氏の弟・直義、新田義貞、高氏の徒者・ー色右馬介、日野俊基、幕府執権・北条高時・・・。
★2 - コメント(0) - 2014年5月4日

若き日の足利尊氏(高氏)を描きつつ、物語は始まる。執権北条氏の政権は一見盤石なものに見えつつもその内情は崩壊に向かっていた。若き尊氏は幕府転覆を夢見つつもそんなことはおくびにも出さない。北条氏との政略結婚も逆に利用しようとするのは幕末を生きる人間の逞しさか。
★2 - コメント(0) - 2014年4月24日

南北朝時代にあまり馴染みが無かったので勉強のため読み始めたが、だんだん面白くなって来ました。 続きが楽しみです。
★3 - コメント(0) - 2014年3月4日

人物が丁寧に描かれていてとても面白い。個人的には奥さんに弱いあの人の活躍が気になるところ。藤夜叉との子供もどうなることやら……
★2 - コメント(0) - 2014年2月8日

新・平家物語読了後、一息入れてから読み始め、足利尊氏、新田義貞、佐々木道誉、登場、北条高時はこの巻で退場ですね。さて、楠木正成は名前だけ登場でこの後どう絡んでくるのか?ワクワク。
★27 - コメント(0) - 2013年11月26日

akk
平家物語の次に選んだ太平記。これから足利家の巻き返しが始まる…というところで1巻はおしまい。次をすぐに読まねば。
★1 - コメント(0) - 2013年8月24日

尊氏の若い頃の出来事。人物の説明が丁寧で読みやすかった。道誉が結構意地悪だなーって思った(笑)次の巻では誰が出るのか楽しみである。
★3 - コメント(0) - 2013年8月9日

正中の変まではなかなか進まなかったけど、そこからはすらすらと。道誉は尊氏を手のひらで転がす…というか思いっきり揺さぶって反応を楽しんでる?…ように見えなくもない。藤夜叉の件では悪趣味というかやり過ぎの感もあり若干引いてしまった。とはいえ、魅力ある人には違いなく、尊氏と共にこれからの活躍がとても楽しみです。さらに、これから出てくる楠木正成や北畠顕家がどう描かれているのかも気になるところ。
★12 - コメント(0) - 2013年7月8日

吉川英治の作品は、その口語体主体の物語の展開により登場人物の魅力があますとこなく描かれているところにあるだろう。とりあえずこの第一巻、なんといっても婆娑羅大名・佐々木道誉が圧倒的な存在感である。近くにいたら、これほど嫌な奴はいないだろう。だが、なんとなく憎めない奴。道誉が高氏に色々とちょっかいを出してくるさま、そしてそれをかわす高氏。この二人の攻防の様は読み応え十分。 この第一巻、高氏が先祖の秘密の置文をみて打倒北条を決意するまでが書かれている。そしてライバル新田義貞、時の執権・北条高時が登場。  
★11 - コメント(0) - 2013年5月15日

とても読みやすく、一気に読んでしまいました。おおよその展開を読者が知っている実在の人物が主人公の歴史小説ですから、作者の演出といいますか、場面の作り方、人物の台詞などを楽しむという読みかたをしました。第1巻なので、時代背景と人間関係の伏線が少しずつ書かれています。藤夜叉との出会いと別れが一つの区切りになっていて、続巻が楽しみです。
★3 - コメント(0) - 2013年5月5日

若き高氏の短慮と自重。まだまだ新田や京極のほうが上手
★2 - コメント(0) - 2013年4月9日

私本太平記(一)の 評価:62 感想・レビュー:66
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