私本太平記(三) (吉川英治歴史時代文庫)

私本太平記(三) (吉川英治歴史時代文庫)
あらすじ・内容
二万の大軍が取り囲む赤坂城に孤立した正成。後醍醐帝の切なるご催促に、一族五百人の運命を賭けて、重い腰をもち上げた正成であったが、早くも前途は多難。一方、佐々木道誉は幽閉の後醍醐帝に近づいていく。

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私本太平記(三)はこんな本です

私本太平記(三)の感想・レビュー(225)

佐々木道誉、許すまじ!黒子を引きちぎってやりたい。藤夜叉には幸せになってもらいたいなぁ。
★5 - コメント(0) - 3月6日

吉川英治最晩年、病床での執筆とは思えない、まさに有終の美を飾る快作。私情を挟まない冷静な視点とあらたな解釈、物語性を深める味付け、躍動感にあふれた軍記。己の生きる道と世の中や時代は、己自身で切り開き、築き、後世に伝え残していく、という人間としての根本的な生き方、世の中というものが、「太平記」の時代に生まれ、育まれ今日に至っているということだろう。御簾の奥や牛車のうえで胡坐をかき、世のために何も生み出すことのない特殊な業界人から無用な権力や富を剥奪した功績は絶大。
★2 - コメント(0) - 1月10日

笠置は落ち後醍醐帝は六波羅探題に囚われ、楠木正成の赤坂城も劣勢になり正成は城に火を放って自害を装い城を脱出する。後醍醐帝は出家を拒否し隠岐の島に配流が決まり、婆裟羅大名・佐々木道誉が道中の警固を務める。道誉は道中帝に対し常に敬意を払い帝から信頼されるが、彼は北条の世は長くは続くまいと思っている。幕府は持明院統の光厳帝を立て、高時は執権役は他人に渡したものの実権は依然として握っている。吉川は吉田兼好を物語の其処此処に顔を出させ、元成・卯木、藤夜叉らと接触する。正成も再び現れ幕府軍と戦火を交え益々面白くなる。
★42 - コメント(3) - 1月2日

楠正成の出陣から後醍醐の天皇を隠岐配流、北畠具行を佐々木道誉が処刑するところまでを描いている。前巻から、各々の登場人物の妻との関係性の描写に力を入れている印象。単に読者のニーズの問題なのか、後年に尊氏や後醍醐天皇の家族関係が、南北朝の動乱を激化させた面もあるため、力をいれて描写しているのかはこれからわかってくるのかも。
★1 - コメント(0) - 2016年7月31日

この巻の前半は楠正成を中心に描き、それ以降は佐々木道誉が後醍醐を隠岐に送るところを少しくどい位に描いている。鎌倉幕府の武力はいまだ宮方を圧倒しているものの、反目する人が各地方に多くいたことをしめしているものだと思う。鎌倉に見切り付けている佐々木道誉や足利高氏であるが、これまでのところ具体的に起つ動きはなく、どのように心が動いて幕府に弓を引くのか気になる。
★1 - コメント(0) - 2015年12月27日

後醍醐天皇京都脱出!楠木正成参戦!するものの叡山、笠置、赤坂とことごとく宮方は鎌倉の大軍と足並みの揃わなさ故に敗れることに。正成はゲリラ戦じみた行動を選択し、道誉は天皇に近づくなど不気味な動きを見せる中、高氏は表面的には真面目な勤め人を演じつつこっそりあれこれ準備中。時々火の手があがりつつも状況は未だ蠢動の段階。次巻ではどう動くのか?
★5 - コメント(0) - 2015年12月7日

こんなに面白いのだから、太平記全巻一気読みすればいいのに。ついついあっちの本、こっちの雑誌と浮気してしまいます。あと5冊かぁ。どこかでまとめ読みしたいな。
★4 - コメント(0) - 2015年12月5日

話が動き出して面白くなってきました。幾つもの別の人達の人生が同時進行で進み、たまにそれが交差していくのが楽しい。
★2 - コメント(0) - 2015年11月1日

「魚に河は見えない」には上手いなぁと感心してしまいました。話進むのがゆっくりでもどかしいけど、おかげで嫌いだった道誉のことが段々好きになってきた。
★2 - コメント(0) - 2015年10月16日

ようやく楠木正成登場。そして、やっと後醍醐が隠岐に流され、面白くなってきました!
★1 - コメント(0) - 2015年8月18日

楠木正成の挙兵から北畠具行の処刑まで。楠木正成は武家というより家族を大事にしたいと宮方に踏み切れず、弟の正季が暴走気味。笠置山の戦い、赤坂城の戦い、後醍醐天皇の隠岐配流、楠木正成の赤坂城奪回、渡辺橋の戦いへと話が流れる。佐々木道誉は日和見で嫌な奴。天皇の配流ではどういう行程だったのかよくわからないが、輿で罪人を運ぶとか、時代が違えども貴人に対する扱いはずいぶん暖かいと思う。★★★☆☆
★2 - コメント(0) - 2015年5月15日

まだまだ先は長い。
★1 - コメント(0) - 2015年5月2日

佐々木道誉といえばどうしても要領がいいイメージがあるが、要領のよさ以外にも実は気遣い屋でマメだったり情け深い面も描かれていたり、打算ばかりではないところが少し可愛い。正成は対照的。続きを早く読みたいけど読み終えるのがもったいない。
★3 - コメント(0) - 2015年3月22日

佐々木道誉の怪人ぶりが今後も楽しみ。これだけたくさん登場人物が出てくるややこしい話が、するする読める。吉川英治は面白い。
★2 - コメント(0) - 2015年2月24日

道誉がユニーク
★2 - コメント(0) - 2014年11月7日

『大物』かと思っていたキャラが舞台を降りたり、新たな役者が舞台に上がったり、徐々に盛り上がりを見せてきました。ところで、楠木正成はなかなか出てきませんなー( ̄▽ ̄)
★1 - コメント(0) - 2014年10月25日

話が後醍醐のターンになるとつまらなくなる。
★1 - コメント(0) - 2014年7月13日

幕府と朝廷の争いが徐々に激しさを増していく。
★1 - コメント(0) - 2014年6月8日

ずうっと昔は講談社の吉川英治全集、赤茶色の奴が本棚にならんでいた。あんな大きな本をよく全部読んだ物だ。吉川英治の初読は全部このシリーズだった。それが今ではiPhoneの青空文庫だ。青空文庫で登録出来ないので、吉川英治文庫で代用しているのだが。床に就いて眠くなる迄の読書なのだが、うーん、寝る時間がますます、無くなっている。調子が出てきた。この小説が戦後に発表されているのは押さえておきたい。
★16 - コメント(0) - 2014年5月30日

楠木正成の赤坂城の戦い、幕臣でありながら幕府・宮方の間を巧みに動く婆娑羅大将の佐々木道誉、その道誉に警固され隠岐に送られて行く後醍醐帝・・・。この巻はこの人達の話。高氏は、たまに登場するが、先行き自ら幕府を興す予感を抱かせるような節はほとんどない。各巻末に掲載されている、松本昭「私本太平記の旅」が格調高く、短いながらも太平記のいにしえに数行の間に運んでくれる。
★4 - コメント(0) - 2014年5月9日

後醍醐帝は隠岐に流罪。平穏が戻ったのもつかの間、楠木正成はついに立ち上がった。足利高氏は依然北条側の人間として息を潜めつつ、佐々木道誉は鵺のように正体不明な態度でいる。そんな中、幕府の取り締まりはさらに強固になり、朝廷派の北畠知具行は遠流の途上、斬罪に処せられる。回転の時期に見られる騙し合い、裏切り、出し抜き。しかし鎌倉幕府の衰退は目に見えたものとなっておりいよいよ時代は大きなうねりに入る。
★3 - コメント(0) - 2014年5月5日

ついに楠公出陣。この時代のエピソードって知らない事ばかりで新鮮です。
★3 - コメント(0) - 2014年3月18日

満を持しての楠木正成登場。日野俊基の危うい決起には加わらず、機が熟すのをひたすら黙して待つ姿はいかにも大人物風で、明治の人々が諸葛孔明とイメージを重ねた、というのもよくわかる。対する日野俊基。毛並みも良く、革命のエースだったはずなのに。迂闊なところも含めて、個人的にはこっちの方が好きだなぁ。
★3 - コメント(0) - 2014年3月11日

楠木正成の戦い方は見事。今作永遠のライバル? の佐々木道誉はどうも怪しい。怪しいが、彼の世渡りの才能もまた見事である。
★3 - コメント(1) - 2014年2月22日

ゴダイゴが絡むと一旦、西に向かうのかね。
★1 - コメント(0) - 2014年2月6日

正成出仕から後半は婆娑羅大名佐々木道誉がこの巻の主人公でしょうか?正成も一旦負けたけど再び現れたし。後醍醐天皇の復帰は有るのかってトコですかね?高時も一線退いたんじゃないのかw尊氏は伊賀あたりで自分の家来を鍛えてたとはw
★29 - コメント(0) - 2013年11月29日

akk
道誉はどうも好きになれない人物だ。近畿地方が舞台となってなじみ深い地名数々でてきた。それぞれの場所を思い浮かべながら鎌倉時代を想うのは味わい深い。
★3 - コメント(0) - 2013年9月3日

今回は道誉と後醍醐天皇が中心の話だった。道誉は世渡りが上手だと思った。後醍醐天皇と恒良親王の静かな別れのやり取りも切なかったが素敵だった。
★5 - コメント(0) - 2013年8月31日

正成が参戦するも、すぐに笠置は陥落し、赤坂も甲斐なくこれに続く。後醍醐は隠岐へ。道誉の如才なさが光る巻。宮方への礼を尽くした振る舞いや隠岐へ向かう後醍醐を奪還しようとする勢力への万全の対策は流石。しかし、印象強いのは北畠具行の最期。腹を割って語り合ったかに見えた夜があったかと思えば、鎌倉からの命令が降ると「背に腹は変えられん」と、すぐさま具行の処刑へと行動を移す切り替えの早さ。そして具行の前で白々しくも最後まできれいごとを口にするしたたかさ。毒にも薬にもなる彼の底知れなさが魅力的でもあり不気味でもあった。
★12 - コメント(0) - 2013年7月30日

TM
太平記をこんなに面白く小説にするなんて吉川英治、恐るべし!
★8 - コメント(0) - 2013年6月30日

ああ面白い、そしてどうなるの?そういえば足利タカウジあまり出てこなくてさびしかったです、代わりに、佐々木道誉、楠木正成などなどが大活躍開始!
★9 - コメント(0) - 2013年6月9日

天皇の御盾となる喜びこそが武士の本懐、であるという一族郎党の総意を確認したうえで、とうとう楠木正成が立ち上がる。赤坂城では幕府軍をさんざん悩ませる。だが、笠置の山を落ちた後醍醐天皇は鎌倉方に捕らえられ、幽閉された後醍醐天皇に対する幕府方の処分は隠岐ノ島への遠流。公方方による天皇奪還といった不気味な情報が流れる中、佐々木道誉が天皇一行を島送りする。 佐々木道誉の、後醍醐天皇、鎌倉方の双方に対する立ち回りが面白い。道誉の立ち回りは、"善"か"悪"かではなく、"得"か"損"か。正成とは対照的な男である。
★9 - コメント(0) - 2013年6月2日

青空文庫版第三巻。みなかみ帖。便宜上、画像は学生時代の思い出、歴史文庫版を使用。いよいよ時代は風雲急へ。
★2 - コメント(0) - 2013年5月22日

高氏と直義。正成と正季。大塔宮と宗良親王と尊良親王。三者三様の兄弟模様
★2 - コメント(0) - 2013年5月19日

佐々木道誉が魅力ありすぎる。
★1 - コメント(0) - 2013年3月29日

カリスマ的な後醍醐天皇に、家族・領民思いで、戦嫌いで戦上手の楠木正成がとうとう鎌倉幕府に向かって立ち上がります。しかし、彼らは挫折し、次の再起を伺う事に・・。この巻では、主に婆娑羅(派手でチャラい感じ?)大名の佐々木道誉がメインでした。はっきりいって彼の動きは、天皇方なのか鎌倉幕府方なのか読めません。けれど、彼は憎めないキャラで僕的には結構好きです。主人公の足利尊氏はほとんど出てこず・・。少しずつですが歴史が動き始めていると感じさせる第三巻でした。
★20 - コメント(0) - 2013年3月5日

右馬介が男前すぎる
★1 - コメント(0) - 2013年1月30日

読破
- コメント(0) - 2013年1月29日

宮方側の後醍醐天皇(本巻で隠岐流し)からの直々のお願いにより楠正成が重い腰を上げてようやく出仕するところから始まり、あとは俗称・婆娑羅大名と呼ばれる佐々木道誉の動きを中心に描くのがこの巻である。道誉という人を一言でいえば風見鶏ともいえる。鎌倉北条氏の重鎮でありながら、後醍醐天皇の隠岐流しの際には尽くす待遇に終始、身は鎌倉にありながら天皇方にも恩を売っておくという風に見受ける。このような世渡り上手はいつの世にもいるものだが、彼ほどバランスのとれた世渡り上手もなかなかいないんじゃないか。
★6 - コメント(0) - 2012年10月10日

後醍醐天皇が隠岐に流される下りで、亡父の故郷島根県を辿るシーンが印象的だった。いつの日か隠岐の島に訪れてみたいものだ。ところで著者の作品で「宮本武蔵」でもそうであったが、脇役に登場する女性が、郎党が抜鉤する街道を無防備に徘徊するお馴染みのパターンであるが、これは大衆小説が故に、どうしても男女の恋愛ストーリーを織り交ぜなければならないということだったのだろうか。ちょっとこのパターンに苛つきを感じてしまうのは私だけなのだろうか。四巻に続く
★3 - コメント(0) - 2012年6月22日

私本太平記(三)の 評価:68 感想・レビュー:51
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