私本太平記(四) (吉川英治歴史時代文庫)

私本太平記(四) (吉川英治歴史時代文庫)
あらすじ・内容
不死鳥の如き正成は天嶮の千早城に拠った! 五万の敵勢を金縛りに悩ましつづけるが、一方、北朝側か幕府側か、去就を注目される足利高氏は、幕府の意向を無視して一族四千騎、不気味な西上を開始する……。

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私本太平記 四巻はこんな本です

私本太平記 四巻の感想・レビュー(214)

佐々木道誉と足利高氏の腹の探り合いのシーンがよかった。ここでも藤夜叉は「モノ」として利用されちゃうのね…。
★6 - コメント(0) - 3月9日

吉川英治最晩年、病床での執筆とは思えない、まさに有終の美を飾る快作。私情を挟まない冷静な視点とあらたな解釈、物語性を深める味付け、躍動感にあふれた軍記。己の生きる道と世の中や時代は、己自身で切り開き、築き、後世に伝え残していく、という人間としての根本的な生き方、世の中というものが、「太平記」の時代に生まれ、育まれ今日に至っているということだろう。御簾の奥や牛車のうえで胡坐をかき、世のために何も生み出すことのない特殊な業界人から無用な権力や富を剥奪した功績は絶大。
★3 - コメント(0) - 1月11日

巻四は後醍醐の隠岐の島脱出劇が描かれる大きな山場だ。隠岐の判官・佐々木清高は鎌倉で秘密裏に後醍醐を暗殺するよう言いつけられ動揺し叔父の能登ノ介清秋が暗躍する。しかし後醍醐は遂に島を脱出し名和長年の協力を得て大山の船上山に皇居を築く。楠木正成も千早城で大軍を相手にゲリラ戦で挑む。幕府は足利高氏に総大将としての出兵を強要する。しかし高氏は高時に妻子を人質に取られての出征であった。高氏は宮方に寝返るが、新田義貞も宮方の為に立ち上がる。藤夜叉も大きな転機を迎える。血気にはやり過ぎの高氏の弟・直義が心配ではある。
★36 - コメント(2) - 1月7日

楠正成が守る千早城や後醍醐天皇の隠岐脱出、足利高氏の上洛が主な内容。本巻は、この物語自体の大きな仕込みのように感じる。これまで見えてこなかった佐々木道誉の心中にスポットを当てていること、高師直や大塔宮、赤松円心などのちの南北朝時代を彩る役者が登場し始めること、そのまま直冬との因縁に繋がる藤夜叉と高氏の邂逅などなど。個人的には机上の兵法に取り憑かれた毛利時親がなんとなく哀れに思える。地元の無学な人間の前では物知り仙人のように振舞えていたが、一旦戦乱の中に踏み込むと本職の武士に全く相手されてない。
★2 - コメント(0) - 2016年8月5日

後醍醐天皇の隠岐脱島と足利高氏の京都への参戦と、動きが大きくなりどんどん面白くなってきた。不破の関で、高氏と佐々木道誉が対面して反幕の密約を交わすくだりは特に面白かった。動きが遅いと弟、直義や高師直に思われた高氏が佐々木道誉を前にして見事に彼を味方につける掛け合いは、この巻のクライマックス。ただ、その後の高氏と藤夜叉の場面は時代に翻弄される女性の弱さを感じさせるが、今の価値観で高氏を非難しても意味がいないとも感じた。
★3 - コメント(0) - 2016年1月16日

後醍醐が隠岐から帰還し、高氏がいよいよ表舞台へ。不和の関での道誉とのやり取りが読み応えあったな。さー、これで舞台は整い役者は揃った。
★1 - コメント(0) - 2016年1月11日

わくわく、どきどき!  これから面白くなるぞ~。
★5 - コメント(0) - 2016年1月8日

いよいよ宮方が反撃を開始。後醍醐天皇の隠岐脱出、正成の千早籠城、中国・四国の様々な諸勢力の進出、そして満を持しての高氏出陣。鎌倉幕府の屋台骨に入ったヒビが、どんどん大きくなっていきます。お互いを憎み合い認め合い利用し合う高氏と道誉の関係や、ひょっこり登場し足利家の中で独自の地位を築きつつある高師直の動きも興味深い。ようやく盛り上がってまりました!
★5 - コメント(0) - 2015年12月28日

伊吹での高氏と道誉の掛け合いがたまらない。藤夜叉は、じめっとしてて苦手だったけど、さすがにちょっと可哀想な気がしてきた。時親は広元の曾孫だと思うとなんとなく肩入れしてしまう。このままどっちにもつかないのかな?気になる。守時がすごく好きなのに守時の明るい未来が見えなくて辛い。
★5 - コメント(0) - 2015年12月3日

なかなか遅々として読むペースがあがりませんが、休日にどっぷり浸かって読みたい本です。足利軍もようやく動き始めました。
★1 - コメント(0) - 2015年11月7日

千早城出陣から足利高氏と佐々木道誉との黙契まで。後醍醐天皇の隠岐脱出、船上山の戦い、千早城の戦い、足利高氏の出陣へと続く。赤松則村(円心)の挙兵については、ほとんど触れられていない。足利高氏の出陣も何の目的かよく分からないし、三河で長子受け取りの幕府の使者を殺しても気づかないとか、どれだけ幕府も鈍いのか。後醍醐天皇は当時何十キロも離れた隠岐から本州へ、どうやってうまく脱出できたのか不思議。★★★☆☆
★2 - コメント(0) - 2015年5月26日

中盤にさしかかり、名前の通った人が出てきだしたところ。
- コメント(0) - 2015年5月9日

ついに歴史は大きく動き出す。
★2 - コメント(0) - 2015年2月28日

いよいよ尊氏、正成が台頭して来た感じですね。それにしても、この時代の『島流し』ってどんなもんなのでしょうか??
★1 - コメント(0) - 2014年10月29日

佐々木、楠木、後醍醐の影に隠れて存在感の薄くなっていた尊氏がついに表舞台に。それにしても登場するたびに尊氏さんのキャラが変わってるようなきがするんですが。
★4 - コメント(0) - 2014年7月16日

尊氏立つ。藤夜叉の怨みが哀れ。
★15 - コメント(0) - 2014年6月27日

後醍醐帝の隠岐破島、反幕の蜂起、楠木正成の千早城の壮絶な戦い。攻めあぐむ幕府軍。高氏の子を育て晴れての対面を願い続ける藤夜叉・・・兵学と実戦は違うという毛利時親・吐雲斎と元幕府放免(間者)の忍の大蔵のやりとりが興味深い。 いよいよというか、ようやくの高氏の出陣。しかし、その心中には既にある決意が秘められていた。「夜叉と男」では、高氏が初めての子までなした藤夜叉が憐れ。
★3 - コメント(0) - 2014年5月21日

鵺のような佐々木道誉と遂に盟約を結んだ足利高氏。鎌倉幕府に対して反旗を翻した。しかし妻子は人質として鎌倉幕府に渡ったまま。どうする?後醍醐帝の思惑と、楠木正成の思惑と、足利高氏。倒幕という一挙についてのみ一致しているが、それぞれ考えていることは全く違う。集中砲火は鎌倉へひとまず向かいそう。
★1 - コメント(0) - 2014年5月10日

遂に高氏が起つ!
- コメント(0) - 2014年4月21日

やっと高氏謀叛。少し中だるみ気味でしたが、ここから期待。
★2 - コメント(0) - 2014年3月29日

日野俊基や楠木正成の愚直さに比べて、佐々木道誉の狸っぷり。処世のうまさに嫌悪感を覚えつつも、最後に勝ち残るのはやっぱりこういうタイプなのか。
★2 - コメント(0) - 2014年3月27日

ついに高氏が動く。藤夜叉に対する非情な態度も天下を取る者の覚悟の印か。相変わらず強い楠木軍は後醍醐帝と共にどう立ち向かうのか…一気に盛り上がってきた。はっきりわかんだね。
★2 - コメント(0) - 2014年2月28日

高氏と道誉はなんだかんだでラブラブだったということね。
★1 - コメント(0) - 2014年2月13日

後醍醐天皇の隠岐打出&正成の再度の千早城籠もり、そしてしびれを切らした鎌倉幕府はついにやってはいけなかった事 足利の出兵へと、尊氏はいざ西上途中謀反仲間に道誉を誘う。哀れなり藤夜叉。ここで折り返し、楠木、鎌倉(北条)足利、新田、佐々木それぞれがどう動いて、二人の天皇のどっちに誰が着くんだ?段々ややこしくなってきた?w
★29 - コメント(0) - 2013年12月6日

akk
とうとう後醍醐天皇が隠岐を脱出!これからですね。道誉と高氏の対決もおもしろい。
★2 - コメント(0) - 2013年9月7日

ついに倒幕!次巻が楽しみです。
★2 - コメント(0) - 2013年9月4日

後醍醐が隠岐から脱出し、名和長年らと共に船上山へ。楠木軍の千早での善戦。各地で宮方の武士が次々と蜂起しだし、倒幕への気運は高まっていく。正成や赤松円心、名和長年など表舞台で活躍する者もあれば菊池武時のようにひっそりと消えてゆく者もいる。正直者の武時が馬鹿を見て、どっちつかずの少弐、大友に分があった事が本当に腹立たしい。当然戦は無惨な結果に終るが、武時の気概はそのまま武光ら残された者に受け継がれる事になる…。そしてついに尊氏、道誉、新田も反旗を翻し、幕府は土台を失う事に。
★12 - コメント(0) - 2013年8月16日

歴史の境界線。楠木の奮戦に幕府はゆらぎを見せ始め、いよいよ反旗が翻った。
★2 - コメント(0) - 2013年8月4日

歴史が動きはじめる。後醍醐天皇は危機一髪で隠岐ノ島を脱出。楠木正成は千早城で幕府の大軍相手に奮迅。そして足利高氏も西上開始を機にいよいよ幕府への反旗を翻す。 後醍醐天皇の隠岐ノ島脱出は緊迫の場面である。鎌倉からの指令により後醍醐天皇を秘かに亡き者にしようとする島の判官と宮方との駆け引きは読み応えある。また、幕府に反旗を翻すも佐々木道誉との対決を避けるべく単身で伊吹城に乗り込んでの高氏と道誉との対面の場面もすごい。最初から最後まで手に汗にぎるこの巻であった。
★8 - コメント(0) - 2013年6月11日

前半は後醍醐天皇と楠木正成、後半は道誉と高氏、いずれも決死の覚悟を持って行動する、なかなか読みごたえのある巻だった。そんななかで時親さんがなんとも・・・苦笑w あと藤夜叉、不憫とは思うが怖くもある。結局人生最後まで呪われるわけだよな高氏は。
★2 - コメント(0) - 2013年5月21日

ついに倒幕か。ラストの高氏と道誉のやり取りも腹の探り合いで面白い。草心尼と覚一のやり取りに何とももやもや。
★5 - コメント(0) - 2013年4月3日

主要人物がやっと出揃った感じではないでしょうか。足利尊氏、足利直義、高師直、後醍醐天皇、楠木正成、新田義貞、佐々木道誉などなど。皆キャラが立っていて、魅力的です。彼らが少しずつ繋がっていき、点と点が結ばれていき、それが少しずつ歴史を動かしていく様は、とても面白いです。主人公の足利尊氏もようやく鎌倉幕府を倒す為にに動き始めました。次巻はとうとう、究めて大きな動きがありそうで楽しみです。
★22 - コメント(0) - 2013年3月13日

読破
- コメント(0) - 2013年1月29日

全編8冊中一番分厚い4巻目の本著。後醍醐帝が隠岐に流されやがて脱出。正成の籠城における様子など、全巻までのめまぐるしさがなくひと段落した風に見受けたが、終わりになって高氏が現れやがて回天へと動き出す。世渡り上手でありイデオロギー色の強い佐々木道誉に対して高氏が単身彼の居城である伊吹城に乗り込みサシでの対談は一つのクライマックスのように思えた。さて次巻からいよいよ大きく時代が動き出すというワクワク感は更に続く…。
★7 - コメント(0) - 2012年10月28日

この巻はなかなか進まなかった。あまりにも長いので途中、違う本を読んでしまった。南北朝の雄達がようやく動き出した。それにしても佐々木道誉とは実に政治家色の強い男で本作品ではその魅力を発揮している。本巻終盤の高氏と道誉の伊吹城での会談で互いの利益をそれぞれの立場で考慮した駆け引きの下りは、これまでの展開が全て前振りだったことが判明し感激というか感心した。この後の高氏の鎌倉への対応と、宮方への接近が楽しみである。五巻につづく。
★3 - コメント(0) - 2012年7月2日

いろんなステレオタイプな登場人物が出てきて面白い。主役でない佐々木道誉に感情移入できたりして…人は何のために生きるのか?
★2 - コメント(0) - 2012年4月18日

ここで描かれている足利高氏の精神性がどうも好きになれない。小説としては文句なしに面白い。
★2 - コメント(0) - 2012年2月29日

正成の戦略がいまいち明確ではない様に感じる。籠城では仕方が無いか?いよいよ高氏も動きだす。
★9 - コメント(0) - 2011年12月29日

kim
★★★★
- コメント(0) - 2011年7月1日

三国志、水滸伝と実はがっかりしていたけど、太平記は面白い…楠木正成と高氏の蠢動。いよいよ盛り上がってましりました。
★3 - コメント(0) - 2011年4月5日

私本太平記 四巻の 評価:64 感想・レビュー:46
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