私本太平記(五) (吉川英治歴史時代文庫)

私本太平記(五) (吉川英治歴史時代文庫)
あらすじ・内容
足利高氏はなに食わぬ態で六波羅軍に合流。問題はいつ、最も効果的に叛旗をひるがえすかにある。高氏の打ちあげた烽火は、まさに万雷の轟きとなった。石垣の崩れるごとく、鎌倉幕府は百五十年の幕を閉じた。

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私本太平記 五巻はこんな本です

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私本太平記 五巻の感想・レビュー(202)

北条が倒れた。のはいいけど、尊氏の動きが怪しい。
★6 - コメント(0) - 3月12日

高氏は千種忠顕、児島高徳、赤松円心らと六波羅を陥落させる。義貞も鎌倉を目指す。途中高氏の子・千寿王を迎えるが、若御料として日増しに人気が高まる。新田軍は苦戦を強いられるが、六波羅陥落が伝わると多くの武将が寝返り、遂に鎌倉に攻め込み北条一門は東勝寺で集団自決し幕府は滅亡した。後醍醐が還幸し、高氏は後醍醐の諱から一字を賜り尊氏となった。しかし大塔ノ宮は、尊氏を大いに警戒し打倒尊氏に闘志に燃やす。公卿の政治も始まるが、恩賞が不公平だとして多くの武将が反発する。尊氏と大塔ノ宮、義貞、正成の今後を読み進めよう!!
★36 - コメント(3) - 1月13日

吉川英治最晩年、病床での執筆とは思えない、まさに有終の美を飾る快作。私情を挟まない冷静な視点とあらたな解釈、物語性を深める味付け、躍動感にあふれた軍記。己の生きる道と世の中や時代は、己自身で切り開き、築き、後世に伝え残していく、という人間としての根本的な生き方、世の中というものが、「太平記」の時代に生まれ、育まれ今日に至っているということだろう。御簾の奥や牛車のうえで胡坐をかき、世のために何も生み出すことのない特殊な業界人から無用な権力や富を剥奪した功績は絶大。
★3 - コメント(0) - 1月12日

本巻を一言で言い表すなら「逆転」だったかもしれない。これまで、北条高時は不気味で何を考えているかわからないうつつなき人であり、寵愛しているのは佐々木道誉や五代院宗繁、円喜など長崎一族は幕府を専横している膿のような存在であり、高時は北条一族に体のいい神輿として扱われていた。だが、蓋を開けてみれば、寵愛されていた諸将は軽やかに裏切り、鎌倉で最後の時を共に過ごしたのは、北条一族や長崎円喜など御内人、また一度はお役御免され逃げろと申し渡された職人たちである。
★3 - コメント(2) - 2016年8月5日

高氏選手が尊氏選手になりました。んー、大塔の宮さん。。。なんだかねぇ。。。 歴史的にここからまたもや動き出すってところ。建武の新政の残念感がぱねぇ。
★1 - コメント(0) - 2016年3月15日

「鎌倉幕府の最期はこうなんだ」と、この時代を知らない”へたれ読者”は、読むこと読むことがお勉強です。何しろ、足利・新田・楠木と揃ってこれからどうなるのか知らないのですから、人一倍楽しめそうです。
★7 - コメント(0) - 2016年2月16日

とうとう高氏が叛旗をひるがえし、義貞が鎌倉を攻めて幕府が滅亡する。高氏の六波羅攻めの場面がメインになるかと思ったが足利としては激しい戦もなく、鎌倉攻めの方が熾烈であった。指導者として暗愚であることは罪であるが、高時自身としては自らが執権職に拘ったわけではないだろうに、担ぎ上げられて最後には死んでいく様は一人の人間としては哀れをさそう。千寿王を新田軍と合流させた高氏にどれほどの戦略があったのかは興味のあるところ。
★3 - コメント(0) - 2016年1月28日

鎌倉幕府滅亡。時宗の最期は見事でした。政治的には無能であったかもしれないけれど、彼には彼の生き様があったのだと感じさせらるものが。勝者となった後醍醐天皇ら宮方は、焦土の上に建武の新政を始めるも、儀式ばかりで現実を見ていないその場しのぎの政策や不透明な恩賞に早くも不協和音が。虎視眈々と「次」を見据える高氏、卓越した指揮能力をもちつつも視野の狭さをさらけ出す義貞、類い稀なる戦術眼と洞察力、忠誠心をもちながら朴訥で無欲過ぎる人柄故に今一うだつの上がらない正成。三者三様の人間臭さい様が浮き彫りとなっています。
★5 - コメント(0) - 2016年1月12日

とうとう討幕が成就した巻、今までの巻に比べて道誉が全くといって登場しない巻である。その分鎌倉幕府の滅亡がメインで、新田義貞の人の好さとゆうか凡庸さと、高氏の深慮遠謀が対比される。千寿王という寄生虫とは言い過ぎだが、自分の功が薄れる要素を疑わずに信じる人の好さに、のちの歴史を知っている読者は哀れみを覚える。相変わらず空気の読めない護良親王の強引さもまた哀れに感じる。
★43 - コメント(0) - 2016年1月4日

仲時や守時はじめ北条に殉じていった人々に泣けてきます。高時は、暗君といっても傀儡政権だったようだし…この巻の彼はすごく好ましく思えました。最後の得宗として鎌倉幕府と共に潔い最期を迎えてくれたと思います。親政が始まるも、公卿ばかり恩賞に与って武士たちは不満いっぱいだし、大塔ノ宮は物凄く尊氏を警戒しているし、楮幣が出回って民たちは混乱してるし、これから一体どうなるのかな?
★6 - コメント(0) - 2015年12月14日

新田義貞の巻でした。この時代に今まで本当に無知だったことを痛感します。人のつながりが整理できてきて、読むスピードが上がってきました。
★2 - コメント(0) - 2015年11月9日

名越高家の戦死から建武の新政まで。足利高氏は丹波の篠村で正式に反旗を翻す。六波羅陥落、北条仲時の自刃、新田義貞の挙兵、分倍河原の戦い、東勝寺合戦、新田義貞の上洛、足利尊氏の改名、足利直義の東下と流れる。義貞は高氏の子千寿王を鎌倉攻めに参加させるのだが、結果論でしかないが、随分お人好しだと思う。北条高時はそこまで暗君でもなく、どこまで失政があったのか、民衆の反応がどうだったのかあまり分からない。★★★☆☆
★2 - コメント(0) - 2015年6月3日

今度隠岐の島に行ってみよう、そんな気分になりました。今でも結構遠いですけど、当時は本当に「遠く」にあったんでしょうねー。
★4 - コメント(0) - 2014年10月30日

六波羅陥落、鎌倉の滅亡。ついに成った建武の新政だが早くも暗雲が立ち込めはじめる。北条仲時の死に様や、北条高時の彼らしい最期など意外なところで盛り上がる。
★3 - コメント(0) - 2014年7月17日

鎌倉が墜ちた。高時の最後は迫力満点。新田義貞の鎌倉侵攻はまだ大都市江戸が無い頃なので混乱する。どんなだったんだろう。北海道の原野?あと高氏配下に細川、今川とか後の有力家系が出てくるのも要チェックか。応仁の乱は遥か後。
★19 - コメント(1) - 2014年7月12日

北条高時の最期の場面が良かった。 高時がただの暗君として描かれていない描写に好感。
★3 - コメント(0) - 2014年6月16日

後醍醐帝が京に戻る。足利が北条の使いを斬り、北条幕府に謀反。新田も同じ源家の系類でありながら自身より高氏の子・千寿丸に人心が向くのに面白からずも、鎌倉を目差す。北条例幕の時が来た。だが、どうも盛り上がりに欠ける。高時の最期、東勝寺の場面が一番の見せ所・読み所。大河ドラマの片岡鶴太郎がはまり役だった。ここでも北条方・宮方の飛び石を巧みに渡りながら、婆娑羅大名佐々木道誉・陣内孝則は行く。
★4 - コメント(0) - 2014年5月24日

鎌倉幕府はあっけなく滅亡。北条高時の最期はあくまで美しく散る。最高権力者の最期にふさわしい死に様。そしてそのあとに起こったのは建武の新政。しかし帝をはじめとする公卿にもはや政権担当能力はなかった。それに気づいた武士集団には早くも新田か足利か、などといった不穏な動きが出始める。一方で楠木正成はあくまでも静かに時を過ごそうと努める。時代はさらにうねるを見せようとする前夜の感。
★4 - コメント(0) - 2014年5月15日

ついに鎌倉幕府滅亡。建武の新政やいかに?
★3 - コメント(0) - 2014年4月7日

仲時の最期が壮絶。これが武士だとまじまじと見せつけられたのかのよう。義貞は頑張ったのにいまいち人気が出ずかわいそう。正成も同じことを言われていたが、やるときはパーっとやらないといけないのかね。
★3 - コメント(0) - 2014年3月14日

高時は執権だから無能とか言われる。無能のくせに役職に固執する奴らには腹が立つ。
★1 - コメント(0) - 2014年2月27日

尊氏謀反!仲時らの自害は悲しいすね400人。案外清く散った北条高時、鎌倉幕府の終焉の巻でした。ついに新政権、しかしつたない、紙の紙幣か・・・ムリだろうその時代では。足利下ろしの策謀が渦巻く中次巻へ。 尊氏、正成のおっとり方と新田義貞らの性急差がなかなかの対比でしょうか。しかし、新平家、私本太平記と読んできたが、やはり公家と天皇家は好きになれないなwまぁこれまでの平家、北条家が凄い悪役として吉川さんが書かなかったからだとは思いますが。
★31 - コメント(0) - 2013年12月7日

鎌倉幕府が倒幕。天皇がどう支配してゆくか楽しみです。
★2 - コメント(0) - 2013年10月3日

番場での北条仲時以下432名自刃には言葉が出ない。ついに鎌倉幕府滅亡。そして始まった建武の新政。しかし後醍醐の掲げた理想と現実とは天と地ほどの開きがあり、実現はおろか下手すると鎌倉の頃よりなお悪いと評されるほど。遠望を持ち混迷の世情を冷静に見定める尊氏と(命を狙われて心が折れそうになってもグッと我慢なところはさすが、でもちょっと気の毒…)身に余る程の出世に浮かれる事なくあくまでやるべき事をやる律儀な忠義者の正成、不安定な世情をも手玉に取り波乗りでもするかのように飄々と渡る道誉。三人三様の生き様が興味深い。
★9 - コメント(0) - 2013年9月13日

akk
破れ去って行く人々の姿はやはり哀れです。この時代の人々も壮絶な人生をおくっていたのですね。
★3 - コメント(0) - 2013年9月8日

吉川英治の『私本太平記』の一番の読み場は湊川における楠木正成の戦死の場面であるが、その次の読み場は この巻の鎌倉幕府崩壊の場面における執権・北条高時の自害の場面だろう。かつて高時に用いられた者も幕府滅亡を前にして我も我もと高時を見捨てて新田方に投降する浅ましさ。だが、高時がその技を重用した職工たちは最後の時を高時とともに自害しようと東勝寺に集まる。最後に、高時とともに運命をともにする者と見捨てる者。人間の美醜がこれほどにあからさまになることはない。我々は人の美しい生き方に対して感動をおぼえる。 
★10 - コメント(0) - 2013年6月15日

鎌倉はよく知る地なので、合戦の想像が楽しく悲しく。ついに鎌倉幕府が倒れるも新政は早くも怪しい雲行き。教科書丸暗記知識しかないので、物語が純粋に楽しい。いつも思うんだが、地名で呼ばれるのってカッコイイ。館も大きかったんだろうな。
★4 - コメント(0) - 2013年4月5日

とうとう、この巻で新田義貞により鎌倉幕府が、足利尊氏により京都の六波羅探題(鎌倉幕府側)が倒れました。ですが、気持ち良く、めでたしめでたしというわけではなく、作者は敗者側(鎌倉幕府)の方にも眼差しを向けて作品が書かれていて、読んでいてやはり戦はむごいものだなと感じさせられました。そして、とうとう皆が待っていた後醍醐天皇による政治(建武の新政)が始まりました。ところがどっこい、どうもすでに建武の新政は、波乱含みの様相です。天皇による支配が上手くいくのかどうか、次巻が楽しみです。
★22 - コメント(0) - 2013年3月18日

読破
- コメント(0) - 2013年1月29日

高氏が動き出して前巻が終わり、この巻では頭から新田義貞の動きへシフト。義貞が鎌倉に攻め入る一部始終、そして執権・北条高時の滅亡までを描いている。六波羅を撃った西の高氏、片や東・鎌倉に於いて北条氏を滅亡させた義貞、両者、表向きには盟友という風にとれるが、高氏は天性の性格の上からか度量の広さを、義貞は表では冷静ではあるものの高氏への嫉妬心は只者ではないと読み進めるに従い表面にあらわれていく。宮将軍といわれる大塔の宮の存在が義貞を心強くしたのは言うまでもないが、はやくも次の戦乱への孕みを感じさせる後半の開幕であ
★5 - コメント(0) - 2012年11月10日

いつの世も政権が交代するわけだが、前政権を倒す時の大きな期待と政権交代後の新政権の実態がかけ離れ、庶民が大きく失望することは世の常なのだろうか。 現代においては政権交代前後で生死を掛けるようなことはないが、昔の人々は生死に直結するだけに日々激しく焦燥にかられたことだろうと想像する。 新政権後に、新紙幣を配布する下りがあるが庶民は大きな政策より身近な生活に関わる政策、特に身銭にまつわることには敏感であり共感できる。古今共通の願いとして、これ以上税金を搾取するのは止めてほしい。
★5 - コメント(0) - 2012年7月11日

以外と簡単に倒幕実現!
★2 - コメント(0) - 2012年6月27日

鎌倉幕府滅亡の頃の歴史は現代人にはあまりメジャーでない。しかしこの時代の歴史は江戸時代にはメジャーだった。しかも近代日本建設の原動力だった。日本が第二次世界大戦に負けて、天皇賛美の反動で、この時代の歴史は闇に葬られてきた。鎌倉幕府の最後とか、色んな意味で興味深いけど、あまり知られていないのはもったいないと思う。The time of the downfall of the Kamakura Shogunate history is not too major to modern people. Howev
★3 - コメント(0) - 2012年6月16日

kim
★★★★☆
- コメント(0) - 2011年7月14日

ついに鎌倉幕府の滅亡。しかし既に新政府内でも不穏な空気が。いろいろな人の思惑と権謀が渦巻くなか、高氏はじっと忍耐強く、しかしここぞというタイミングを逃さずに権力の中枢に到達した。尊氏となった後に待ち受けつのは?
★5 - コメント(0) - 2011年4月16日

鎌倉幕府滅亡!高氏が叛意をあらわすタイミングまでの緊張感にひきこまれる。手に汗握り血湧き鳥肌たつ…!展開。心配性の義直が波乱ぶくみの良い味をだしている。
★2 - コメント(0) - 2011年4月14日

Mzo
足利の六波羅攻略、新田の鎌倉攻略。北条氏滅亡。驕れるものは久しからず、か。今週からマレーシア出張で読書ペースが落ちてしまった。
★2 - コメント(0) - 2010年2月21日

新田義貞のターン!
★2 - コメント(0) - 2009年9月15日

☆☆☆☆☆☆☆☆
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私本太平記 五巻の 評価:60 感想・レビュー:41
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