私本太平記(六) (吉川英治歴史時代文庫)

私本太平記(六) (吉川英治歴史時代文庫)
あらすじ・内容
建武の新政が、早くも暗礁に乗りあげる――公卿は武家を蔑視し、武家は公卿を軽んじる。それが端的に論功行賞にあらわれ、武家の不満は爆発した。武家は不平のやり場を尊氏に求めたが、情勢は混迷を深める。

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私本太平記(六)はこんな本です

私本太平記(六)の感想・レビュー(197)

お?何だか佐々木道誉が好きになってきたぞ?に彼みたいにうまく立ち回れる人って憧れるな。
★6 - コメント(0) - 3月15日

建武新政に失望し都人士は愈虚無的・刹那的になり、吉川はこの時代の世相を表す『建武記』収録の「二条河原の落書」を引用する。大塔の宮は尊氏を除かんとして策を弄するが結局宮は捕縛され鎌倉に囚われる。燻っていた北条方残党が東国の野で巨大な火勢となり鎌倉に迫り直義を三河に敗走させた。この間大塔の宮は殺害される。尊氏が動き鎌倉を奪回するものの朝廷は新田義貞を大将軍とし尊氏討伐を決定。尊氏の義貞弾劾状に対し義貞は尊氏の「八逆の罪」を奏している。尊氏は船で筑紫まで落ちるが、途中持明院統の厳光上皇の「院宣の御降し」を得る。
★36 - コメント(3) - 1月19日

吉川英治最晩年、病床での執筆とは思えない、まさに有終の美を飾る快作。私情を挟まない冷静な視点とあらたな解釈、物語性を深める味付け、躍動感にあふれた軍記。己の生きる道と世の中や時代は、己自身で切り開き、築き、後世に伝え残していく、という人間としての根本的な生き方、世の中というものが、「太平記」の時代に生まれ、育まれ今日に至っているということだろう。御簾の奥や牛車のうえで胡坐をかき、世のために何も生み出すことのない特殊な業界人から無用な権力や富を剥奪した功績は絶大。
★2 - コメント(0) - 1月13日

尊氏が道誉の使い方を心得ていておもしろい。そろそろ伏線回収も始まってきたし、南北朝の両立も見えてきた。吉田兼好をもっと登場させてくれると嬉しいなぁ。
★2 - コメント(0) - 2016年3月23日

足利尊氏VS新田義貞。闘いの決着や、いかにぃ~!
★2 - コメント(0) - 2016年3月17日

建武の新政に失望した武士たちの不満を尊氏が吸い上げる形で、後醍醐天皇に弓を引くことに。ただ、あくまで天皇を崇めようとする一方で、蟄居中に挙兵に備えて周到に準備をしたり、尊氏の本心がどこにあったのかは難しい。我々からは矛盾しているように思えても、本人にとっては矛盾していないのかもしれないが、周囲の人たちは気を揉むだろうなと思う。それが直義との激しい口論となっているが、兄弟の目指すものは同じでも、それに向けて取る手段が大きく異なることが分かり、読み応えのある部分だった。
★1 - コメント(0) - 2016年2月2日

建武の新政は早くも揺らぎに揺らぎ、一部本人の望まぬ部分があったものの、高氏、改め尊氏はついに反旗を翻す! 京都まで進出しあと一歩のところまでいくものの新田・北畠ら宮方の攻勢に九州への撤退を余儀なくされる尊氏ですが、彼には奥の手の秘策が。短い期間に繰り広げられるシーソーゲーム。直情的な弟・直義。食わせ者な重臣・師直。そしてトリックスターぶりが光る道誉。それぞれの個性が出ている動向が面白い。盛り上がってまいりました!
★2 - コメント(0) - 2016年1月12日

道誉は要所要所でホント良い仕事しますね!どの政権のときもサラリと重要なポジションに座っていて、世渡りの上手さに惚れ惚れします。直義のアグレッシブさもとても好き。足利兄弟の口論は両者の性格がよく出ていて面白いです。義貞の弾劾状は熱烈ですねー腹立ったんだろうなぁ。尊氏と義貞、同じ源氏の嫡流なのに何故こうまで違う境遇になったのか。個人的には、あの細川頼之のお父さんが登場しだしたので少しワクワクしてます。尊氏はついに光厳院の綸旨をゲット、そして九州へ…。あと二冊で終わってしまうなんて惜しいな…
★6 - コメント(0) - 2015年12月20日

読んでいくうちに肩入れする人間が変わっていきます。楠木正成に、足利尊氏に。そういう本、珍しいですよね。前半頼もしかった護良親王は嫌いになり、前半軽蔑していた佐々木道誉は好きになってきました。
★3 - コメント(0) - 2015年11月13日

大内裏の造営の増税から豊島河原の戦いまで。大塔の宮の尊氏暗殺計画と鎌倉送り,二十日先代の乱,大塔の宮殺害,矢作川の戦い、箱根・竹ノ下の戦い、尊氏の京都制圧、官軍の京都奪回と続く。足利尊氏が新田義貞や後醍醐天皇と不仲になってく理由がよく分からない。結局は勝者の権力争いなのだろうが、尊氏をいい人に書こうとしすぎか。佐々木道誉はいつの間にか、尊氏の家臣のようになっているいきさつも不明。この時代、多少戦に負けてもすぐ復活しており、後世の戦とは随分規模も考え方も違う物なのだろう。★★★☆☆
★1 - コメント(0) - 2015年6月10日

尊氏がようやくメインに。
- コメント(0) - 2015年6月6日

これほどエキサイティングな時代の話があまり脚光を浴びていないのは、やっぱり天皇家のゴタゴタが絡んでいるからなのでしょうか? 三国志に勝るとも劣らない歴史エンターテイメントになりそうなもんですけどねー。
★1 - コメント(0) - 2014年11月2日

面白いです。単純に。調べたら吉川英治最晩年の作品らしい。つまり戦後。小生としては所謂皇国史観での尊氏、正成が戦後にどう変わったか、辺りが主な興味。そう云う事を念頭に読めば両雄が戦を回避しようとする辺りに戦後的な空気が有る。後醍醐帝と南朝はまだこれからだが、どうなるのだろう。下って戦国時代は滅されるばかりの赤松とか細川とか斯波が勝ち組尊氏の有力配下、同盟として活躍。
★15 - コメント(0) - 2014年7月25日

ざっくり中先代の乱から九州落ちまで。あれほど前半目立ってた佐々木道誉が完全に脇役になってしまっているのが不思議。
★2 - コメント(0) - 2014年7月18日

「毛抜き」がここまで読んできた私本太平記の中で私にとっては一番オモシ口イ。高師直の人物表現が文字を追う度に楽しい。大河ドラマでは柄本明が師直そのもので目に浮かぶ。このキャスティングの的確さに改めて瞠目。どうもメリハリがないと感じた尊氏だが、部下や道誉など人を活かした使い方が、この節でよく見えた。後醍醐天皇の准后・阿野康子の大塔の宮に対して持つ危機感を強くする心の動き。…そして…天下大争乱。寝返り頻発の中で余程の先見無くして大望成らずだが、紙一重の運もあったろうな。それを引き出す力も。
★3 - コメント(0) - 2014年5月29日

北条に対して勝利した足利尊氏も次なる内輪の争いには一転窮地に立たされる。しかし、ここでジタバタ動かないのが後の勝利者の思慮というものか。「時運はたえまなく動いているのだ。眼前の事態にのみ固着した頭脳では手も足も出せはせぬ。やがて勅使も帰洛のうえには、何かの変も生じて来よう。打つても自然出てくるものだ。」人の上に立つもの、かくありたい。
★4 - コメント(0) - 2014年5月25日

尊氏って波瀾万丈ですね。南北朝時代って面白い!
★3 - コメント(0) - 2014年4月13日

尊氏がなぜ歴史に名を残せたのかわかるなぁ。尊氏と道誉のコンビの策略もすごい。そして今は口論だけの兄弟が……か。
★2 - コメント(0) - 2014年4月6日

合わないやつとはいつまでたっても合わない。
- コメント(0) - 2014年3月12日

尊氏は宮中で画策し後醍醐天皇は宮様を捕らえる。鎌倉流し、北条残存兵が蜂起!鎌倉を直義から奪還、しかし尊氏駆けつけ20日で敗れる、・・・尊氏隠居w やがて足利討伐へ義貞向かい、尊氏いざ出陣、上洛までするが破れ西へ 勝ち負けが二転三転しめまぐるしいw 尊氏も北朝方を抱き込み双方勅を手にどっちが逆賊になるか? 九州で再起なるか?で次巻へ あと2巻か・・・
★25 - コメント(0) - 2013年12月9日

足利と新田がメインで争ってた。まだ、どっちつかずの戦だ。足利は逆賊と言われるのを避けるため、北朝側と手を結ぶ。九州の方では北畠なども動き出す。7巻も楽しみだ。
★7 - コメント(0) - 2013年10月24日

新田vs足利!!!
★4 - コメント(0) - 2013年10月1日

将来脅威となり得る尊氏を今のうちに潰しておこうと、朝廷側は尊氏の鎌倉無断出征、上洛無視を逆賊討伐のかっこうの?理由に、尊氏はまたそれを利用して自分の大望を遂げようとしている。すごく個人的な見方だが、正中の乱や倒幕の為の戦と違い、この戦には朝廷側のやり方にどうにも違和感を覚えてしまう。書く人にもよるだろうが、今作の尊氏が目先のものに囚われず、常に大望の為、秩序立った考え方で冷静に動いているせいかもしれない。こういう人物にトップに立って欲しいというか。怖いくらいの度量の大きさが伺え、道誉がかわいく思えたほど
★9 - コメント(0) - 2013年9月20日

鎌倉幕府を倒して後醍醐天皇による"建武の親政"がはじまるが、早くも不協和音がはじまる。後醍醐天皇の理想は朝廷中心の天皇親政、一方の尊氏の理想は武家中心とする武家政権。北条残党が勢力を盛り返して鎌倉が奪還され、再び北条残党を鎌倉で殲滅する尊氏。京では鎌倉の尊氏を討つべく朝的征伐の朝命が新田義貞に下される。いよいよはじまる尊氏と義貞の戦い。尊氏は一気に京まで攻め上るが、さすがはつわものの義貞。一進一退の戦いであるが、ついに尊氏は京を退き西国に逃れる。"筑紫びらき"とは言うものの博多まで落ちのびたということ。 
★8 - コメント(0) - 2013年6月17日

赤松円心はいつも前線で大変な思いをしているなあ。頁を繰る手がとまらない。
★3 - コメント(0) - 2013年4月8日

後醍醐天皇の建武の新政が始まったけど、論功行賞がイマイチで武家の不満が爆発状態になります。そしてこの巻の前半では天皇の息子の大塔の宮と足利尊氏との政治的闘争で、その駆け引きがとても面白い!そして後半では、とうとう尊氏は後醍醐天皇や新田義貞と戦う事になり、ホント目まぐるしく歴史は動いていきます。それぞれの側のちょっとした判断で、ホント形勢がころころ変わるので全然目が離せない第6巻でした。
★12 - コメント(0) - 2013年3月27日

読破
- コメント(0) - 2013年1月29日

この巻から時代は目まぐるしく動いていく。まずこの時代の風見鶏的存在である佐々木道誉、巻頭では態度を曖昧なものとして描かれていたが、時期に高氏改め尊氏の足下に仕える事に。尊氏への帰順した際の道誉の態度の切り替わりはバサラ者の感。前巻から一変、鎌倉を制圧した新田方は都にて強大な権力を握りつつある尊氏と相対する構図。尊氏はいよいよ義貞征伐に着手。足利vs新田の因縁の戦いの幕開けである。前巻での活躍で一世を風靡しつつあるに見えた大塔の宮は時代のイデオロギーに斃れる。この時代やはり天皇は絶対的権力者という一面を感ず
★6 - コメント(0) - 2012年11月17日

やっと読み終えた。佐々木道誉が物語のスパイスになっている。この人物は実在していたのだろうが、ここで描かれているような、一癖二癖もあるような人物だったのだろうか。ここまでとは異なり本巻では、尊氏といつのまにか上下関係が築かれていたような。いよいよ物語も終盤。7巻につづく。
★1 - コメント(0) - 2012年8月7日

京都をとったりとられたり、激しく対立する後醍醐天皇・新田と足利。書中には共感できる登場人物はいない。大義なき権力闘争、武力闘争。でも面白い♪
★1 - コメント(0) - 2012年7月19日

kim
★★★★
- コメント(0) - 2011年8月3日

うわー、尊氏と道誉がついに仲間に!そして賊軍と成り果てて九州へと。官軍となった新田側に美貌の武将・北畠顕家、見参。風雲急を告げる戦の行方は...?!と言いつつ、ここまでめっちゃゆっくり読み進めてるんですけどね(*^^*)
★5 - コメント(0) - 2011年5月25日

Mzo
後醍醐方と足利方とで目まぐるしく戦局が入れ替わる。そして、鍵を握るのは、天才にして美形の貴公子、北畠顕家!(大河ドラマでは後藤久美子が演じていましたね)
★3 - コメント(0) - 2010年2月28日

新田と足利、ついに衝突。
★1 - コメント(0) - 2009年9月18日

☆☆☆☆☆☆☆☆
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全集版をブック○フで200円くらいで手に入れたので再読した際にまたコメントします。
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