ジョン・レノン対火星人 (講談社文芸文庫)

ジョン・レノン対火星人 (講談社文芸文庫)
あらすじ・内容
住所はなく、消印は「葛飾」、そして差し出し人の名前は、「すばらしい日本の戦争」…………
名作『さようなら、ギャングたち』に先立つこと1年、闘争、拘置所体験、その後の失語した肉体労働の10年が沸騰点に達し、本書は生まれた。<言葉・革命・セックス>を描きフットワーク抜群、現代文学を牽引する高橋源一郎のラジカル&リリカルな原質がきらめく幻のデビュー作。

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ジョン・レノン対火星人はこんな本です

ジョン・レノン対火星人の感想・レビュー(545)

ざっくり言ってしまうと、ジョン・レノン”的”な何かと火星人”的”な何かが対決します。戦いの幕開けは「すばらしい日本の戦争」の名前で”葛飾”から送られてきた一通のハガキ。60年代的なものへの葬送として描かれていますが、他の物事へ置き換えたり、もっと普遍的なテーマとして読むことも可能かと思います。タイトルとは裏腹に、軽妙とナンセンスを装った暴力とエロス。手に取る方はご注意下さい。
★10 - コメント(0) - 2月20日

う〜ん。スゴイ。 圧倒的で清々しく、脈絡のない、言葉(エログロ?)の羅列。 でも、まず、そのリズム、そしてセンス、何よりバランスが、スゴイ!何だろ、コレ?
★5 - コメント(0) - 2月18日

積みから読了。わからない、わからないけど笑えてしまう。例え話の連続で、エログロで、物語としての訴えは一切無い。70〜80年代のロックの異訳はこんな感じであったかも。ただ、それ以上に破綻していて、その破綻の向こう側に秩序を見出す一瞬があったりして。個人的に好きだった件はヘンゼルとグレーテル、『すばらしい日本の戦争』を精神科医へ連れて行ったくだり。
★13 - コメント(0) - 2月5日

そんなにたくさん聞いた曲でもないのに、そんなにたくさん見た映画でもないのに、ふとしたときにそれらが頭の中をかすめることがある。自分にとって本書がそんな作品になるかならないかは、その「ふとしたとき」になるまではわからない。ただそのときが死ぬときになるのだけは御免こうむるなあ、とは思う。精一杯の親しみを込めて。
★7 - コメント(0) - 1月23日

再読。醜悪なことを軽やかに。周囲がすべて死体に見えるというのは考えようによっては当たり前ともいえたりなんかして
★3 - コメント(0) - 1月17日

言葉を負っても何を言っているのかはわからないけど、伝えたくて伝わらないあせりだとか、心の中に住むこわいものが伝わってくる気がした。妙に残る。タイトルは特に関係なし。エロくグロく、精神的にアレなかんじがポップなかんじで描かれている。30年、40年という時間が経っているからアリな気もする。エロいこともグロいこともかけるけど、時代を超えて残る作品は少ないという意味で。
★3 - コメント(0) - 1月17日

こんなにわからないのに、こんなに面白いなんて。革命の時代なんて、全然知らない。当時どのような風潮があったのか、どのようなことが行われていたのか、漠然としかわからない。だから当時の人々の胸の奥に蠢く感情もわからない。けれどそれらがどんな思いに変わって今の世の中にあり続けるのか、そういう叫びのようなものが、感じ取れた…かな?
★8 - コメント(0) - 1月6日

たいへん高尚な小説を読んだ気がするし、糞みたいな散文を読まされたような気もする。嫌いではない。
★3 - コメント(0) - 2016年12月26日

何を読んでしまったのか、消化するのには、もうちょっと時間がいるかも 解説が優秀で助かった気もする
★2 - コメント(0) - 2016年12月12日

この物語は「めちゃくちゃ」である。「めちょくちょ」と言った方が正しいかもしれない笑それはまさしく、大切に育まれた文学の花壇をめちょくちょに踏みつけるような、そんなイメージが正しいのかな。それを侮蔑し憤怒するか、もしくは面白がれるか?読者は委ねられる。率直に内容はひどいと思う。けれども読ませる、ページを進めさせるものがある。それは高橋氏特有のあっけらかんとしたユーモアにたっぷり込められる皮肉と淋しさ。レビューを連ねる内に、やっぱり良い作品だったのかなぁなんて、考えてしまう。内容はひどいのだけれども笑
★5 - コメント(0) - 2016年12月8日

深く意味を考えずに単純にセンテンスやリズムを楽しむという意味では純文学でありJ-POPでした。
★2 - コメント(0) - 2016年12月4日

ur
素晴らしい日本の戦争
- コメント(0) - 2016年11月30日

新潮社版に同じ。講談社版の内田樹さんの解説によると、これは「過激派の時代を生き残ってしまったことに対する疚しさ」を描いているそうだけど。
★1 - コメント(0) - 2016年11月27日

最高にロックで意味不明。二度と読まないだろう。
- コメント(0) - 2016年11月20日

エネルギーは感じたが、残念ながら何をどう楽しむ作品なのか理解できなかった。あとがき、解説なんかの感じだと書かれた当時の時代背景なんかを理解してると、作中の様々なワードに込められた比喩や皮肉なんかが分かって楽しめるのかなと思った。
★1 - コメント(0) - 2016年11月19日

著者の幻のデビュー作。幻のままにしていても良かったのではないかと思うところもありましたが、面白かったです。エロ・グロ・ナンセンスに加え暴力を描きながらも抜群の軽快さがありました。言葉と革命とセックスが上手く絡み合いながらも荒削りなところが魅力です。小説の重さが解放され、文学ながらもリリカルですね。単純に楽しめる作品だと思いました。文学に1つの投石を放ったような気がします。
★81 - コメント(0) - 2016年10月5日

ぐちゃぐちゃしている。終わりがけは筋が通ってきている感じもある。
- コメント(0) - 2016年9月18日

作家は処女作の中に全てが現れる、と語ったのは誰だっただろうか……この幻のデビュー作の中に、確かに高橋源一郎氏の全ては入っているように思われる。ひと口で言えば、セックスと死と六〇年代の政治活動/学生運動に魅入られた氏の姿が見てとれるのである。そしてそれは後の作品でも顕著となることを考えれば、恐ろしくこの作品が現代的であることも認めざるを得ないだろう。どちらかと言えば個人的にはよりセンチメンタルな『さようなら、ギャングたち』が好みだが、荒削りなこの作品が持つ魅力も捨て難い。ラストの不吉な余韻にやられてしまった
★18 - コメント(0) - 2016年8月23日

「物哀しいリリシズム」「小説が重苦しい“意味”から解放された」という当時の批評に納得。
★5 - コメント(0) - 2016年7月25日

いつか「偉大なポルノグラフィー」を書こうと夢見る「わたし」。彼の元にグロテスクな文章を書き付けたハガキが届く。差出人の名は「すばらしい日本の戦争」。やがてわたしは、死躰のことで頭がいっぱいだという「すばらしい日本の戦争」に会うことになる。著者の政治的背景抜きに読むと真面目腐った文学を否定した何か、という感じがしたけど、解説を読むと過激派が受けた理不尽の残滓とも見て取れるのだな。しかし、訳の分からなさとエロスにまみれた文章がイマイチ好きになれなかった。
★22 - コメント(0) - 2016年3月6日

「さようなら、ギャングたち」の前に書かれた幻のデビュー作だそうですが、うーん。「幻」のままの方がよかったのでは?エロ・グロ・ナンセンスの大洪水に正直、ついてけませんでした・・。1980年代の作品なので当時の風物詩やアイテムが数々登場しますが、そこらへんは田中康夫の「なんとなくクリスタル」を彷彿させます(中身はかなり違うけど)。
★40 - コメント(0) - 2016年2月19日

昭和58年に書かれた小説であるが、全然古びていない、というか今でもキレッキレ。確かにリリカルで、また内田樹の解説を読むとそういうことなのか~とも思うが、単純に読んでいて非常に気持ちいい。大傑作だと思う。1家に1冊!
★8 - コメント(0) - 2016年2月15日

なんとも感想を言いがたい作品。読めばわかる、が、言葉にはしがたいなんとなくモヤモヤした感じ、それでいて不快というわけでもない。面白いとかつまらないという判断をする作品にはではない。いわゆる『文芸作品としての小説』だと思って読むと、肩透かしをくらう。あるがままを一気読みできたなら合ってるのだろう。
★2 - コメント(0) - 2016年2月6日

?「お手上げ」である。自身の体験を元に係れているのだと思われるが、とにかくよくわからない。書くことは自己療法ということか。この本は人を選ぶかもしれない。
★2 - コメント(0) - 2015年12月19日

やっぱりギャングの方がいいと思う。
★1 - コメント(0) - 2015年11月1日

「ジョン・レノン対火星人」とは、東京拘置所内の野球チーム三塁コーチャーの出すサイン!高橋氏のデビュー作は、「なんだこれ」の連続。それ以下でもそれ以上でもない、直球の文章は中原昌也氏の作品を想起しました。「暴力とエロス」を病的な幻想世界に閉じ込めたような世界観は強烈です。内田樹氏の解説と年譜までセットで読むべき。氏の人生そのものがまるで映画!
★18 - コメント(0) - 2015年10月17日

面白かった。
- コメント(0) - 2015年7月16日

実態が掴めぬまま読了してしまった。『ギャングたち』と同じだ。何度も読まないとわからないのだろう、いや何度読んでもわからない可能性は十分にある。それでも、手に取るんだろうな、きっと。魅力ある何かがあるのは確か。このテイストはこの作家にしか出せないのかもしれない。
★6 - コメント(0) - 2015年6月14日

読んでいたら、「いちご白書をもう一度」が頭の中で流れてきた。 『僕は無精ひげと 髪をのばして 学生集会へと ときどき出掛けた~♪』 ことはないけど、そんな感じなんだろうな。 学生時代って、何であんなことしたんだろう、みたいなことが山ほどあって思い出すだけで赤面ですが、でも、戻ってもう一度、、って思うだよな。 ドラエモーン タイムマシーン出してくれ~~~。
★3 - コメント(0) - 2015年6月6日

mm
数年前から気になりつつ、ほとんど読んでいない高橋源一郎さんをちょっとだけ続けて読もうと思う。先ずは幻のデビュー作から。解説は内田樹さん。全共闘世代の物語にとどまらず、説話的普遍性を獲得しているという解説に一票。暴力とエロス、義人の受難が説話要素。所々で、声を出して笑ってしまうパロディーネタがあってよかった。笑えるというのは、文章のリズムがいいんだろうな。
★15 - コメント(0) - 2015年4月24日

これはきっと作家本人ですら、手に負えないようなシロモノなんじゃないかと思う。作者は文字を統べているのではなく、文字のいくままに身を任せたという印象が強い。そしてこの本の中で、文字は跳ね、バウンドし、人体を貫く高速の球となり、暴力と無の世界に消えていった。
★3 - コメント(0) - 2015年4月21日

未読
- コメント(0) - 2015年2月17日

「さようなら、ギャングたち」でもそうだったのだが、前半の自由で筋道の立たない言葉の広がりに意識を拡散させられて、後半の痛切な物語が生の状態で突き刺さってくる印象を受ける。著者と同年代の内田樹による解説も見事だった。
★4 - コメント(0) - 2015年1月28日

面白かった。シモのカテゴリに入るセンテンスがたくさん出てくるってだけで別にエロくはない。
★2 - コメント(0) - 2015年1月18日

作者にはあまり才能がないように思える。才能のある作家は、なんというか「本当のこと」「これしかないというもの」を自然に見つけ出せるのだと思うが、この小説のあれやこれは、何やら文学的意図があるとしても、まったくもって本当のことではなく、わざとらしく、才能のない人間が奇を衒っているだけに見える。作者は自分にあまり才能がないことを自覚した上で、こういう足掻きのような書き方をしているのでは。偽物が本物に立ち向かうためには全力で奇を衒う(策を弄する)しかないのかもしれない。それはある種の覚悟・一つの方法論と言っていい
★8 - コメント(1) - 2014年11月30日

冒頭から終始げろげろな雰囲気で正直読むに耐えなかったが好きである。 また読み直せば新たな感想がでるだろうと思いつつ今は本棚に寝かせようかと。
★1 - コメント(0) - 2014年11月27日

★★★☆☆
- コメント(0) - 2014年8月31日

myk
読書会課題図書。(2014・06・02)
- コメント(0) - 2014年6月11日

ジョン・レノン対火星人の 評価:54 感想・レビュー:137
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