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救急精神病棟

感想・レビュー
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いのふみ
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なにより分裂病(統合失調症)の支離滅裂な病状、また医師、看護士・看護婦(看護師)など現場の対応がリアルだった。精神科病院への世間からの風当たりの強さや、医学界に限らない理解のなさ、他の科に比べて予算等の恵まれなさも知ることができた。
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H_AY
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★4
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moe
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分裂病、看護婦・看護士という言葉に一世代前という感じが否めないけれど、急性期の精神病院として目指しているものはおぼろげながらも理解できました。 救急の精神病院というと、夜間の救急の受け入れがメインであとは他所の病院へ移送するのかと思っていたのですが、ちゃんと退院まで治療して、退院後のフォローもしているところに感心しました。その後の様子も知りたいです。
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紙魚
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2000~2003年のドキュメントらしいが、まだ精神科のことを何も知らない私にとっては目から鱗の話ばかりだった。特に通電治療の記述。全身麻酔で痛みを伴わず、個人差はあれど劇的な回復を見せ詳細な理由はなんと解明されていないとか。私はこのような生物学的精神医学にこそ希望があると感じた。前書きでも仰っていたように、プライバシーなどの問題で精神病のことを伝えるのは難しい。だが、看護スタッフには当たり前のことでも、私たちは知らないのだ。性教育やネットリテラシー教育のように、広く教え、考えさせるべきじゃないだろうか。
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mnt1983
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①精神科救急って具体的にはどんな?と思ったが、つまり、急性期の治療に特化し、原則3ヶ月での退院を目指す機関であること、その為には入院患者をある程度絞り込まざるを得ず、つまり、従来精神科がその役割を負わされてきたところの「厄介者を誰彼構わず長期間収容する治安的機能」からは一線を画すこと。医療は司法でも警察でもない。この事は本書執筆時折しも法案が提出されてた医療観察法に関するセンター長計見一雄の提言にも表れている、曰く、精神疾患の疑いがある重大犯罪人に医療的措置を施すべきか司法にかけるか、それを(続
mnt1983

④読んでいる最中、精神科の長期入院の問題に関するTV番組があったらしい。見逃したけど(再放送は見る)。この精神科救急は、急性期医療(と院外リハビリ)を充実させることで、長期入院患者をこれ以上増やさず地域での治療を目指す、としている。統失は不治の病と言われていたが、治るようになっている。あとはマスコミの世論形成。精神科医療の問題(薬、通電療法、隔離拘束等)を告発してると見せかけて精神科への偏見を助長している(続

02/04 22:26
mnt1983

⑤確かに医療面での問題はあるが、その報道により精神疾患への理解が深まったとは言えぬだろう。三障害(身体・知的・精神)のうち、精神障害だけは未だ「頭おかしい人」という差別的レッテルを貼ることが社会的に許容、とまでは行かずとも容認されているように思う。自戒も込めて。というか、その差別に自覚的になったところで、それを正そうとする意識がどこまで有効かって話になってくると、想像以上に難しい問題ではないか、率直に言って。(了

02/04 22:26
4件のコメントを全て見る
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のり
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精神科の医療に興味があって手に取りました。想像を超える状況を知り、驚きました。治療の難しい病気に苦しむ患者さんが快方に向かうよう医師も看護師努めている姿に心を打たれます。本当に大変な職場だと思いました。緊張して読んでいたのか、読後は疲労感が残りため息。でも読んでよかったです。
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りお@積読本増加中
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患者さんの実態、精神科の実態に迫ってるだけはある。食事中に思い出したくないような話(汚いネタ)がそこかしこにあるのでいつでも読める、というわけではない。でもそれだからこそ他にない話も読める。分裂病多い!自殺って結構多いけど当たり前だけど看護師さんに打撃を与えるんだな・・・、昏迷って大変だけど回復したら周りの喜びも多いんだなと古い文献だけど発見も多かったです。
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七鵺
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読みやすい箇所もあれば、読みにくい箇所もあった…筆者さんの言い回しが合わんかったかなぁ…。院内での患者さんの様子とか、実際にあった事件についての箇所は勉強になりました。
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atsuko
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10年前のノンフィクションで、当時(今はあるのか?)唯一の救急の精神病を扱う医療現場をルポしている。うつ病が社会問題になり、精神病院の敷居が低くなったように感じていたが、やっぱり現場は大変だ。それでも、治る精神病も増えてきたとか。これからの医学の進歩に期待したい。それにしても、内容や切り口は面白いのに、なんか物語チックな語り口がいただけなかったのが残念。
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とら@千歳市民
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今の日本は、うつ病で自殺する人が年間に3万人と言われてる。駆け込みで対応する救急の精神科が、もっとあってもいいのではないだろうか?
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ハーブ
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一つ一つのエピソードは面白く勉強になる でも小説なのかドキュメントなのか構成の立ち位置がへんでなので連続して読んでいくとイライラしてしまう 下手に凝らずにかいてくれれば..
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あずさ
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10年前の本なので、現状とはちがうかもしれないけど読んでよかった。タイトルから勝手に、夜中自殺未遂を起こした人が運ばれてくるところとかかな、と思ったら全然違っていた。
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アブサーディティ
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<図書館>(当時)唯一といえる救急精神病棟を舞台としたノンフィクション。「患者さんには高確率で睡眠障害がある」「歯の異常がトリガーになるケースもある」などギクリとさせられる事もしばしば。精神分裂症患者に対する偏見を打ち消すという一点に限っても、読みやすさも相まって本書の存在価値は大いにあるように思われます。
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一葉
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時代の2歩先を行くものは周りには理解され難いという見本。いまでも在院日数の短さは驚異的だと思う。地域へ帰すという感覚がこれからほかの精神科病院でも進んでくるだろうか。
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ntahima
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遥か昔、開放病棟に知人を訪ねたことがあるが、精神病院との接点はその時だけであり、 このテーマに関心があると言うより、完全な“作家買い”である。脳科学への関心は強いが、精神病に関する知識は皆無に近く、当事者にも関係者にもなったことがない者が簡単に論評できる内容ではないと思う。精神病というと若年発病、治療困難、低発症率という先入観があっただけに、当初は“救急”という言葉に違和感を覚えたが、読むうちに、誰にでも起こり得る身近な疾病であることが知れた。それと人格障害を巡る議論については考えさせられる点が多かった。
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Yuki Futakata
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知識の無い私が偉そうにレビュー出来るような内容ではないなぁと。色々考えさせられました。精神科の救急があるなんて知らなかった。思いつくのは紙一重って言葉のみ。
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小心
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千葉県内に精神科のみの救急センターがあるということを、この本を読んで初めて知った。8年前の本だから現在は変わってきているのかもしれない。家族が精神病棟のお世話になっている私にとってこういう本は「別の世界の話」ではなくなったんだなあ。精神病棟の「個室」の存在の大きさや通電療法のことなど勉強になった。日本のすべての病院の入院患者140万人のうち、精神病で入院している人が34万人(出版当時)というのも想像以上に大きな数字で驚いた。私としてはその中で知的障害者の割合はどれくらいなのか気になるけれど。
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tky
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野村進の文章の読みやすさはすごい。
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foxhanger
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単行本で読んだ本の再読。
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いちにの
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千葉精神科医療センターのルポ。急性期の患者が落ち着くまでの医療現場、治療内容。行政の問題。初出月刊「現代」
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maddroid02
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いかんせん今読むにはちと古いかも。五年経ってだいぶかわっているし、まあしかしいまだにそれほどしられていないジャンルではある。
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カヤノ
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精神病に「救急」という概念があるとは知らなかった。苦しい仕事を続けていける人たちはすごいな。
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narez.mono
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精神科病院の歴史的な経緯と今後の有り様を考えさせられる。ドキュメントではあるが 作者の第一級の救急病院を取材してその理念を明らかにすることで、精神医療が現在抱える 問題点をあぶり出していると思った。 やはりほとんどが統合失調症の例を引いているがやむを得ないのかも知れない。読んで良かった と思える本だった。
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賽子
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★★★☆☆・・・以前読んで面白かった「統合失調症あるいは精神分裂病」を書いている計見一雄という方がセンター長をつとめる千葉県精神科医療センターを取材した本。精神病治療に関わる問題を広く扱っていて、内容が豊富で書いていることも興味深いです。面白かった。
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貧家ピー
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精神科救急に重点を置く日本で唯一の公立病院である千葉県精神科医療センターのルポ。 長期入院させるのではなく、治療可能な病気は治療して、自宅など病院の外に出すという考え方、スタッフ・医師の動きがわかる。 人格障害は病気ではなく、家や警察が面倒を見るべきというセンター長の考えは、現実的には難しい問題をはらんでいそうだ。
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nemutage
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こっち
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タニッシュ
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フィジカルとメンタルの病気が同一なものとして考えられるようになった一冊です。
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鈴と空
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2006年以前
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