わたくし率 イン 歯ー、または世界

わたくし率 イン 歯ー、または世界
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夜行
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わたくし率 イン 歯ー、または世界の感想・レビュー(807)

そんなに柔い繊細な言葉で、なんと精神に対する暴力のような物語を書くのだろう。「すべての真夜中の〜」とは違う読了感。最初は読みづらいと思うのに、なにかざくっと心に刺さるものがあってすすめていくと気分というか、体調が悪くなる。後半で一気に体温が下がった。”その誰もに他人と自分を間違えようのない、私、としか名づけようのない、かにか中心のようなものがあって、そこからそれぞれの世界が開いているのですよ”中学生くらいのときに思っていたもやもやを的確にわたしの中からくり抜ぬいたみたいな言葉だなと思った。
★6 - コメント(0) - 2月28日

まっくらな中をジェットコースターでびゅーんと、進んでいるのかどこを走っているのかわからないような感覚。読み終わったけどわけわからんかったので、ズル?してネットの書評ブログに助けを求めた。「絵のなかの黒い線の輪郭を自分の腕と世界のあいだに見出そうとして、見つけそうになりながらも結局見つけることが出来なかった」保育園の頃の記憶がよみがえった。もっかい読みます。
★1 - コメント(0) - 1月15日

「この奥歯を私であると決めたのです」何て突飛で興味深い申し出だろうか、その背後に隠された痛々しさを誰が想像しえようか。痛いのは厭や、そんなん私だって厭や、でも詰めて、抜いたのなら、それは訣別を意味するのかもしれません。わたくし率百パーセント・絶対であるわたしに、わたくし率が限りなくゼロに近い一文を教えてくれたきみ、この間の感情を思うと、甘酸っぱくてほろ苦かったです。でもありがとうがどの叫びよりもこだましました。
★15 - コメント(0) - 1月9日

純文学。芥川賞候補にもなった氏の処女作▼意味わからんタイトルが気になって気になって図書館行くたび前に立ってしまう。なもんで手にして見た。テンポよく、だが息継ぎも許さぬ勢いで吐露される私とわたしのこと。意味不明でありつつも意味深長。観念的でありつつもリアルな手触り。そんなお話でした▼“医師の右手にはピンクの印象。あの、ねっとりとして、歯に抱きつくようにしてうっとりといくつもの口の中の、歯の「無い」を浮かびあがらせて固めていくあのピンクの練りものの名前は、印象、というのです。”
★23 - コメント(1) - 2016年12月7日

同著者の標準語の文章読んだ後の関西弁の文章がかなりキツかった。
- コメント(0) - 2016年11月20日

序盤に感じていた違和感を降板で拾ってくれて尚且つテンポも良くなり、早く先を知りたい!先を!先を!と思う気持ちに読むスピードがついていけなくなるぐらい話に没頭できた。こういう湿度の高い暗めのお話、好きだな。
★1 - コメント(0) - 2016年11月13日

前回と同じく1時間8分。音声デイジー。島根県西部視聴覚障害者情報センターと音訳者さんに感謝。えーと、すいません。面白く読んだのですが、へえーそういう考え方もあるのか、と思うだけでした。これはおそらく僕がカトリックという超保守的宗教の影響下にあるために、柔軟な想像力・思考力を持てないせいかもしれませんが、結局のところ、すごいな!と感心するような・呆れるような複雑な印象が残りました。一読の価値ありと思います。僕は二読しましたけど(笑)。
★4 - コメント(0) - 2016年11月6日

1時間8分。音声デイジー。島根県西部視聴覚障害者情報センターと音訳者さんに感謝。えーと、1回目は著者の圧倒的な書きぶりに圧倒されまして、もう一度聴いてから感想を書いてみようと思います。
★4 - コメント(0) - 2016年11月5日

物語は展開しないのかと思いきや、最後どんどんすごくなる。あれよあれよとすごくなる。終盤に暴かれていくことに、納得もするけど知りたくなかった、みたいな苦しさがある。 つらいことがあると、それをかき消すために人はいろいろな妄想を組み立てるのだけど、印象の記憶はなかなか消えてくれない。かつてインド人がサンスカーラといったものはこういうことではないのか、ということを、主人公が語る。 正論探しをしない人になりたい、という方向で、勇気とは違う考える力が湧いてくるような、そういう小説でした。
★4 - コメント(0) - 2016年10月28日

新開監督との対談を見て知る。 古文を読んでいるかのような、独特な感性によって書かれている。時々分かりにくいところもあったけど、走っている時の表現力は素晴らしいと思った。 わたくし率の意味が分かったような分からないような。 おまけの作品は頭の中チンプンカンプンでした。
★1 - コメント(0) - 2016年10月23日

難解…平凡なわたくしには。
★7 - コメント(0) - 2016年10月13日

みなぎる感情、ほとばしる感覚。理屈と論理で世を渡れるほど器用でも幸福でもないのなら、この自己完結を正しいと思い込むしかない。でも外界で生きていくうえで培ってきたリアルな正しさも大事すぎるぐらい大事なので、この二人の衝突を小説という媒体で俯瞰させてくれた著者に感謝しかない。
★14 - コメント(1) - 2016年9月29日

う~ん、解らん、共感できん。でもなんか残る・・・
★2 - コメント(0) - 2016年9月22日

うわー読みにくい  遺体の身元確認はよく歯で行われるよねと思っていたけど、この話での『人間の本質は奥歯』ってのはそういう問題ではなく狂気です(^^;;;)   そして永久歯の不足は生える前にもレントゲンで分かると思いますが、それもやっぱりそういう問題ではないのね。  NHK対談番組での紹介を見て手に取りましたが。
★3 - コメント(0) - 2016年9月21日

日本語だけど日本語ではないような...なんだこりゃ⁈ってなりました。世界観が独特すぎだけど、楽しめるところは幾つかありました。
★10 - コメント(0) - 2016年9月7日

川上さんの脳内の言葉が溢れ出てるような独特な文章。多少の免疫があったとはいえ、これは内容が難しい。前半ひたすら歯!歯科医院の中にあるアレを舌と思うのか!思ったことなかったなぁ…。そして、現実なのか妄想なのか分からない世界。かと思いきや突然に過去のリアリティのある生々しい描写。読んでいて苦しくなる。逃げたほうがいいのに、逃げられないそんな気持ち。一瞬だけそんな世界から救ってくれた雪国な彼への思い。歯に特に奥歯に人間性を重ねて、気持ちがダメになった時は痛みを伴うやり方でさよならする。分かるようで分からない…。
★20 - コメント(0) - 2016年8月21日

『わたくし率イン歯ー、または世界』はじめは文字がリズムよく滑る滑る。頭…じゃなくて奥歯の妄想が今立っている現実の自分を覆い尽くす様子が続き、どこに話が向かうのか分からずに戸惑う。後半、過去のいじめに繋がり、そこからの奥歯なのか、と苦々しく痛みを感じる。普通に逃げずに、奥歯に逃げるしかなかったのかな?解ったような、本当は解っていないような話だった。『感じる専門家 採用試験』女ってそういう所見てるよね、やっぱり感情的な生き物だよね、と思った。
★3 - コメント(0) - 2016年8月2日

表題作と「感じる専門家 採用試験」。処女小説。
★1 - コメント(0) - 2016年7月24日

クセが強いんじゃ〜。どこまで脳内、じゃなくて奥歯の中なのか、全部なのか、よく分からん話でした。好みが真っ二つに分かれそうやけど私はどっぷりハマりました。
★8 - コメント(0) - 2016年7月10日

指が5本生えてるのが気持ち悪くて、映画見てて気づいたら映画の主人公と自分は同一人物で、でその映画の中の自分もまた映画を見ていて、さらにその映画の主人公もまたじぶんと同一....みたいな感覚思い出した。去年親不知抜いた。
★2 - コメント(0) - 2016年7月1日

小説デビュー作。いじめを生々しく描いた「ヘブン」が凄まじく、エッセイでどんな方だろうと様子を見た後、難解と評判の本作を手にした。難解さも特筆すべきですが本作もまた心痛む作品でした。ますます川上さんが心配になります。芥川賞候補も納得。これは受賞作品も読むしかないな。【早稲田大学坪内逍遥奨励賞受賞作品】【池田昌子記念賞受賞作品】
★27 - コメント(0) - 2016年6月26日

なんとも、これは……みなさんデビュー作は衝撃的なのかしら。これはでも新しい文学の世界を切り開いたと言ってもいいのかもしれない。未映子独特の文体や感性はもうすでに現れていて、面白かった。
★8 - コメント(0) - 2016年6月16日

意味不明。 でも人の頭の中で繰り広げられてるのって、こういうことだと思う。 とにかく文章が力強くて、思考丸出しで、わたくし率でぱんぱんになっておった。
★7 - コメント(0) - 2016年6月5日

後輩の紹介。初の川上未映子作品。 独特の世界観、正直ついていけず…。文体が独特。でもテーマは面白い。あと、脇役の存在も面白い。テーマを引き立ててる感じがした。
★3 - コメント(0) - 2016年6月4日

辛くなった。 川上未映子さんは好きだけど読むといつも辛くなる。
★8 - コメント(0) - 2016年5月6日

何言ってんの分からない
★3 - コメント(0) - 2016年5月2日

いきなり弾丸のような散文にやられた。 この人どれだけ言葉の引き出しを持っているのだろう。 最初のインパクトが強すぎて内容を理解するより先に歯、歯、歯のことしか見えなかった。 ハイ、そうですね、とてもとても歯ですね、歯歯歯歯。ふざけてません。だから、ふざけてませんって。 感じる専門家採用試験も同様。関西弁と単語の羅列に圧倒された。 彼女の世界は誰にも真似できない。最初からとんでもない物に当たった。
★9 - コメント(0) - 2016年4月12日

わたくし率。考えたこともない概念だけれど、言われてみると自分を定義している自分ってどこにいて、それは何なのかっていう答えのない問いが永遠に続くように感じられる。主語がなくて、それじたいがそれじたいで素晴らしいと考える自分はどんな自分なのか。うーん。難解。考えれば考えるほど、すぐに破綻してしまう。誰もが子どものときに一度は疑問を持った根源的な体験を思い出した気がした。
★1 - コメント(0) - 2016年3月15日

2008-0604
★1 - コメント(0) - 2016年3月12日

読み始めから頭の中が⁇で始まった「わたくし率 イン 歯ー、または世界」なんだろうまた妙な世界の発見に驚きです。これはちょっと理解出来ずに読み終わった作品、でも読むのに無駄な時間を使ったようには思えない内容をです。H28.78
★68 - コメント(0) - 2016年2月29日

川上さん大好きですが、これは読んでなかったのです。 なんかすごいですね、力強さを感じました。 私の私たる所以は一体何?私は脳にあるのか、奥歯の中でもいいんじゃないか。 叫びたくなるほどに私というものが宇宙の果てに飛んで行ってしまうような不安のち爽快感。
★36 - コメント(0) - 2015年12月23日

なんなんなんなーーーん!?!?!?こりゃなんなんな??わけわからん。何ページにもわたって○がないってどゆことよ。だらだらもたいがいにせいよ、といいたいわもう。むずかしっ!!結局青木はなんやったんやーーーい!
★2 - コメント(0) - 2015年12月17日

アイデンティティを得ようと(または捨てようと)せんが為の、外から見ればひたすらな狂気だが、こうあるべきという形而上のなかで自己は解体され分裂し、圧倒的な口語体の言葉に押し流され、妄想として再統合されていく。文法を無視しているのに(いるからこその)こんなに完璧な表現を見せられては、感想といえども文章を書くのが怖くなる。現実との対峙~過去のトラウマのあたりは、とげとげしすぎて痛々しくて、それまでとのギャップを感じてしまった。
★25 - コメント(0) - 2015年11月21日

8年前に「早稲田文学」で見た際は挫折した。独特の文章が合わないという方は、何か著者のエッセイを先に読んで言葉のチョイスや表現に慣れておくと大分違います。谷崎&町田&安部公房がルーツと思しき、流れる文体と不条理な物語。「ジョジョ」の影もちらほら。社会と接する為の仮面である「わたし」とより本質的な「私」の葛藤。川端康成「雪国」冒頭の美しい一文に主語が無い事から派生する自我への嫌悪。考える脳よりも確固たる奥歯にアイデンティティ。痛みも喜びも悲しみも全て飲み込む奥歯。「奥に当たる」という云い回しから意図は推測可。
★43 - コメント(6) - 2015年10月21日

難解ストレートに読んでいいものなのか代替として対象を見ればいいのか。「私は奥歯」と言われても、なんといっていいやら独特の文章構成で、人によっては読みにくいかもしれない。直木賞候補作
★6 - コメント(0) - 2015年10月10日

つかみ所のないポップな関西弁の口語文をするすると読み進めて行くといつの間にか自分と世界の境界線が溶けてなくなって元に戻らなくなる。
★4 - コメント(0) - 2015年9月30日

終盤怒濤の自白の場面は本当に鳥肌が立った。川上さんの文章は哲学的で、読み終わったあと現実じゃないところにいるみたいにふわふわできるから好き。
★3 - コメント(0) - 2015年9月22日

「あんたら人間の死亡率。うんぬんにうっわあうっわあびびるまえに人間のわたくし率こそ百パーセントであることのすごさ!」
★3 - コメント(0) - 2015年9月4日

乳と卵に続いて2冊目。乳と卵も独特なリズムに唸らされたけど、デビュー作というこっちは頭から悩まされた。冒頭から何度読んでも文章の意味がわからなくて…これはなんの話だろう?と漠然と読み進むのが辛かった。めちゃくちゃ。最後の方は言いたいことはわかるけど…押し付けがましい。喧しい。騒がしい。共感したくない。と言った感じに…この本を始めに読んでたら、次にこの著者の本を手に取ることは難しいよな…。
★2 - コメント(0) - 2015年7月20日

わたくし率 イン 歯ー、または世界の 評価:90 感想・レビュー:256
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