雲と海の溶け合うところ

雲と海の溶け合うところ
あらすじ・内容
音を喪った男は、「過去と今」の旅に出た。 突発性難聴と診断され、癒しの旅に出た男は「神を探す女」と出会う。人が人を癒すとはどういうことか。心の中を旅しながら、懸命に人生の意味を探す長編小説。

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雲と海の溶け合うところの感想・レビュー(28)

序盤は退屈で嫌悪感があったけど、回想がはじまってから面白くなった。主人公とカスミは互いに臨床心理士であり患者の関係なのかな。終盤のオランダの船乗りのセリフが象徴的。荒いと感じるところもあるけど美しい。
- コメント(0) - 2016年2月14日

ロードムービー的物語で、じんわりと穏やかに癒されるようでもうひとつ共感しきれないところがちょっと残念。『もうすこしです』。妻とは離婚し子供も成人を迎えた主人公・寛久は、ストレスによる突発性難聴で長期休暇を取り、あてもなく旅に出た先のドイツの街で不思議な女性・カスミと出会う。“一卵性の旅友”として旅をすることになったふたりはそれぞれの欠落や傷と向かいあってゆく。寛久の生まれ育った瀬戸内の島での描写が生き活きと描かれている反面、カスミとのやりとりが終始不自然で癒しの物語としてはなんだか座りが悪い感触なんだなぁ
★47 - コメント(1) - 2015年3月20日

ストレス性の難聴をわずらった主人公が旅先で出会った若い女性と旅をする話。たくさんの大切なものを失い困惑しながらも生きていく主人公に親近感が湧いた。また読みたい本。
★8 - コメント(0) - 2015年2月14日

ロマンチックだな♪ こうゆう話は好きだ。
- コメント(0) - 2014年8月9日

旅で出会ういろんな人・風景・出来事を通じて次第に変化していく主人公の様子を中心に話が展開されていきます.<br> 旅先で出会ったカスミの女性像だったり,過去に整理を付けていくその感覚が私には響かなかったけど,最後には本を閉じたこの瞬間からでも,自分の道に本気で進んでいこうと思わせてくれました.私が歳を取ったらまた読んでみたいです.きっと今とは違う味がする気がします.
★1 - コメント(0) - 2014年3月14日

年を重ねた大人にしか書けない本。主人公ヒロは作者自身の姿なのか、とても生々しい心情描写。人生を迷った時にまたこの本を読みたい。「人の一生なんて本当に小さいものだからね。天から見ればきっと一瞬のことなんだよ。そんな一瞬に偶然とか奇跡とかは起きないよ。決まった道を我々は歩いているのかな。」「自分の論理でしか話せない、考えられない人が孤独に見えるのだ。」「人の表層は年月をかけて変化するが内面はあるところまでに出来上がったまま変化しないのではないか」「自分の神は自分の中にしかいない。」
★2 - コメント(0) - 2010年8月15日

優しくて温かな物語。再生、という言葉がぴったりとくる。人と人の微かな繋がりが、生きていける、という確信へと変わってゆく心地よさ。海が、見たくなった。
- コメント(0) - 2010年2月12日

突発性難聴を患った主人公が旅先のドイツでカスミという女性と出会い、「一卵性の旅友」として一緒に旅をします。読後はほのかな幸福感に包まれて、心地良い余韻が長く残りました。お勧めします。
★1 - コメント(0) - 2009年1月29日

泣きました。 こんな偶然はないだろうという部分もありましたが、よい作品でした。
- コメント(0) - 2008年10月18日

苦しんで苦しみぬいた果てに光が見える物語だ。その光は孤独のうちにではなく、人との関わりのなかでおずおずと心が導かれていった先にほの見えたものだ。幾多の逡巡と停滞を繰り返しつつ、過去と現在を行きつ戻りつする心を受け容れていく過程が旅であった。訥々とした語りに惹かれ、読むうちに居ずまいを正す私がいた。タイトルの、まさにその「雲と海の溶け合う」シーンは感動的だ。彷徨う心が行く道を見いだした、その喜びが読み手の心をも癒す。ほのかな、けれどもあたたかな幸福感に私は包まれた。
★1 - コメント(0) - 2008年8月12日

大人のファンタジーでもあるし、人生小説でも。旅先での出会いは素敵のイチゴ。最近ではこういう禁欲的な小説はないので希少。面白い。
★1 - コメント(0) - 2008年7月22日

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