月の輪草子 (特別書き下ろし)

月の輪草子 (特別書き下ろし)
あらすじ・内容
晩年の清少納言が、かつて中宮定子に仕えていた当時、宮中で出会った人々のこと、自身の結婚のことなどを生き生きと述懐する。

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月の輪草子の感想・レビュー(150)

花霞にけぶるような、宮中でのきらびやかな日々。とりとめのないような回想から、しだいに鮮やかな記憶が甦り、かつては書けなかった凋落の日々が浮かび上がる。本当に90歳の老女が書いたかのよう。って書いてるんだけどね☆
- コメント(0) - 2016年10月20日

枕草子大好きです。田辺聖子氏の「むかしあけぼの」と比べ なまなましく書かれています。作者のちがいかな? 読んでいるとページ毎の情景が浮かんできます。老婆となった清少納言の日々が過去に比べ、残念なような、当然のような気がしました。
★1 - コメント(0) - 2016年10月19日

清少納言の人生を本人がつらつらと書き綴った日記みたいなお話でした。定子に対する愛がほとばしってましたね。
★52 - コメント(0) - 2016年5月31日

清少納言が年老いて昔の話をするのだけど、何度も同じ話が出てくるあたり、リアルだ!?
★3 - コメント(0) - 2016年4月16日

友達の話を聞いてるみたいで身近に感じられました。生々しい話もあったけど……。それにしても才女だとはいえ、なんで自尊心の塊みたいな清少納言がモテモテだったのか謎です。ちっとも可愛いとは思えません。紫式部もそこらへんが嫌だったんじゃないかなと勝手に妄想してみたり(笑)
★1 - コメント(0) - 2016年3月19日

母の本棚にあったもの。高校時代、古典で読んだ話など思い出しました。
★2 - コメント(0) - 2016年1月4日

再読。
★9 - コメント(0) - 2015年12月23日

ずっしりとした女の一生が書かれていた。死ぬ時に持っていけるのは思い出だけだから今を楽しく生きたいと再認識。
★3 - コメント(0) - 2015年11月1日

枕草子の作者である清少納言の晩年を、瀬戸内寂聴が小説化したものである。読んでいると、小説なのかそれとも清少納言自身による自叙伝なのか混乱する。平安時代の貴族生活自体が、今の私たちにはお伽話のようなものだから、寂聴さんの脚色がなんの抵抗もなく史実として入ってきても不思議じゃない。むしろ、私自身が中宮定子に仕える女房の一人になった気で、清少納言を同僚として見ながら、共感したり批判したりしながら読んでいた。寂聴さんは清少納言になったつもりで書いていたんじゃないかな。きっと、好きやったんやで、清少納言が。
★3 - コメント(0) - 2015年6月26日

清少納言90才の随筆を表現 ゆらめく筆致がリアル
- コメント(0) - 2015年2月3日

なぜかラストにゾッとした。この清少納言は瀬戸内寂聴にしか書けないわ。 実質上田辺聖子さんが筆を折ってしまわれたことを思うと、よけいに壮絶さを感じます。 このナマさ。 瀬戸内寂聴の前では永遠に小娘でしかないわー、わたし。
★1 - コメント(0) - 2015年1月17日

清少納言について全く知らないと楽しめない部分もある。高齢となった彼女が記憶の海と夢と現とを行き来しつつ昔のことを思い出すままに語っていく。九十年生きてぼんやり過ごす日々の中で浮かぶこととは何か、今の私には想像もつかない。自らの華の時代を懐かしむのかそれとも思い残したことを悔いるのか、どちらとも違う心持ちなのか。あとがきに清少納言が乗り憑ったと記す著者。確かに文章のなかで二人の女がどこと無く重なって見えてくる。九十になっても女としての瑞々しさを残す作品が書けることを凄いと思う。
★6 - コメント(0) - 2014年8月10日

まぁまぁ、でした。 田辺聖子の「むかしあけぼの」の方が人物も生き生きしていて面白かったです。
★1 - コメント(0) - 2014年7月18日

kum
先日読んだ「はなとゆめ」の清少納言像より、こちらの彼女の方がしっくりくる。気が強くて、自信満々な女だ。紫式部への悪口など、生き生きと過ごす清少納言。清々しい位だ。両小説の中で重なる話がいくつかでてくる。道長に対する評価がちょっと違うなど、対比しながら読んでみるのも面白いかも。定子への忠誠心と、いかに中宮が素晴らしい女性だったは、どちらからも感じ取れた。
★8 - コメント(0) - 2014年6月9日

定子さまがひたむきで健気です。とても好きになってしまいました。清少納言と則光にかんしてもそうですが、人間の描き方が静かで丁寧です。相性としてはそこそこ悪くないであろう二人が微妙にすれ違う様や、彼女から見た他者像を思い返すと、人間関係はなんと難しい問題かと悶絶せずにはいられないですね。
★3 - コメント(0) - 2014年5月17日

寂れた庵で一人暮らす、年老いた清少納言の昔語り。思いつくままあちらこちらと話が移り変わる語り口は、いかにも齢を重ねた女性らしいもの。敬愛する中宮定子の美しさ、華やかな宮中の暮らし、政争に敗れ没落していく貴族、そして様々な男たちとの出会い。全てがゆるゆると柔らかな筆致で描かれ、やはりこの時代を描くには、型があるのだと思わされる。瀬戸内寂聴の筆は、さすがに老いを感じさせるけれど、確かに雅で艶がある(冲方丁の「はなとゆめ」を比較するのは酷というもの)。麗らかな春の日に、平安時代に浸るに相応しい一冊だった。
★19 - コメント(0) - 2014年4月16日

表紙が美しい。まず、感じた。 定命は、寂聴さんの法話で聞いていたから、すっと入った。
★1 - コメント(0) - 2014年3月3日

枕草子に書かれたのは、少納言の意地と、宮廷の思い出。さっぱりとした気風には、定子様への深い愛情と、滅びゆく宮廷文化への固執が入っていたのでしょう。彼女の書いた枕草子は、現代でも古典として親しまれています。その裏側には、少納言の葛藤や時代の流れがあることも知り、ますます彼女が好きになりました。月の輪草子読了後、ああ、私はこういうのを待っていたんだ、と思わずにはいられません。少納言のことは元から好きだったので尚更です。もっと彼女を知りたい。理解したい、と思える良作でした。
★2 - コメント(0) - 2014年2月8日

kk
瀬戸内寂聴さんの清少納言独り語り。枕草子、栄華物語、大鏡、紫式部などの同時代の日記を網羅して書かれた模様。定子敬愛、宮中の様子等々清少納言が素顔のまま吐露しているように進んでいく。ちょっと毒のあるようなところも、枕草子のまま語られていて面白味がある。人間味のある清少納言だった。
★10 - コメント(0) - 2014年1月13日

清少納言が主人公の小説。清少納言が自分の人生を振り返る形で小説が進んでいくが、どうしても彼女を寂聴さんに重ね合わせてしまう。清少納言の人に対する眼差しは辛辣なところがありながら、優しく、あたたかい。人間のどうしようもなさを認めながら、それでも人間を愛おしく感じるという清少納言の大らかな想いには励まされる気がした。御年90歳とは思えない寂聴さんの瑞々しい文体が素晴らしい。寂聴さんの小説をもっと読んでみようと思った。
★95 - コメント(0) - 2013年12月15日

再読。晩年の清少納言がこれまでの人生、主に宮中生活を思い起こしながら綴った、という設定の小説。とても落ち着いた文章でありながら艶めいた描写も見えます。淡々と、しかし切々とした語り口が真に迫っていて実際に見聞きしてきたことのよう。酸いも甘いも噛み分けた、清少納言がここにいます。■そしてやっぱり、“草の庵”の話が大好きです。
★10 - コメント(0) - 2013年12月13日

m!
お年を考えるとしょうがないか…な出来。
- コメント(0) - 2013年11月26日

久しぶりにこういう舞台設定の本。時代背景は平安時代だけど、人の営みの中の苦悩は同じだだなぁと感じる。作者が寂聴さんなのでこなれていて読みやすかった。
★3 - コメント(0) - 2013年11月24日

普段ラノベや現代文学しか読まないから、最後まで読めるか心配だったけど、清少納言がさばさばしたお人だったから読みきれた。清々しいわ。定子、彰子の影にかくれて忘れられた人のイメージが強かったので、不遇でも帝に愛された最後で安心した。次は源氏物語読んでみたい。
★5 - コメント(0) - 2013年10月28日

清少納言、ブームなのか?来月には冲方丁の『はなとゆめ』が出る。私は藤原定子が好きなので、彼女が出て来ると、読みたくなる。最晩年の清少納言の昔語りだが、今と昔を行ったり来たり、中々リアルだった。同じく九十歳を過ぎた作者ならではの、話運びかも。
★4 - コメント(1) - 2013年10月24日

現代文学しか読んだことがないのではじめは世界に入ろうとするだけで疲れてしまったんだけれど、一人の女の人生だと思うと楽しくて一気に読めた。自分が90歳になったらどんな風に思うかな?清少納言と作者、どちらにも重ねて考えてみたけれど、想像が容易でない。自分を愛した男たちもがおぼろげになるモテっぷりにうらやましさを感じました。あはは。
★2 - コメント(0) - 2013年10月23日

90歳になった清少納言が昔を思い出しながらエッセイを書いたかのようなスタイルの、とても読みやすい小説でした。平安時代はのんびりまったりしていたようなイメージがあるけれど、色々読んでみると政権の移り変わりが激しい、結構不安定な時代だったことが分かります。晩年零落れたことばかりが有名な清少納言だけれど、自分のスジを通した上での零落なら、それも立派な人生なのかもしれない。明るく社交的に見えて、実は世渡り下手だったのかしらん。最近離れていたけれど、また古典を読んでみようかな…
★8 - コメント(0) - 2013年10月6日

愉しんで読むことができたと思う。「「大鏡」も「栄華物語」も参考にしたが」とあるように、古文で読んだ話がいくつか出ていて懐かしかった。
★2 - コメント(0) - 2013年8月27日

月の輪庵で九十歳を迎える清少納言。去来する幼い頃からの悲喜劇、関白家の衰退、中宮定子との日々。それを描くは、九十歳を迎えた瀬戸内寂聴。不思議なシンクロ感。清少納言が寂聴なのか、寂聴が清少納言なのか。中だるみはあったが、伊周の陥落、中宮定子の哀しみの最期、とクライマックスは引き込まれた。杉本苑子『山河寂寥』を読んだばかりなので、少し物足りないなさはある。でも!瀬戸内氏 九十歳!その筆致と意欲は素敵。「清少納言が(略)憑っ」たよう。御自身も仰るように、もう二度と書き下ろしはないかも。色々な意味で貴重な一冊。
★23 - コメント(0) - 2013年8月18日

清少納言の目から視た中関白家の栄光と没落……特に没落の早さと現実に追いついていけない人々嘆きや焦りが胸を突く。定子と清少納言との信頼関係もよいものでした。
★1 - コメント(0) - 2013年8月13日

90歳にしてこの筆力。伊周と定子の没落の経過が読みどころ。なるほど、うぬぼれ屋で、がさつで、涙もろい、もう一人の暴れん坊少納言に自分を重ねているのか。寂聴さんの昔の作品、とくに源氏物語と蜻蛉日記関連を、読んでみたくなる。
★7 - コメント(0) - 2013年7月8日

学生のころ古典の王道というと「枕草子」と「源氏物語」だった。今は「源氏」の一人勝ちらしいですね^^文学的深さでいうと「枕草子」は「源氏」にかなわないと。清少納言が中宮さまのそば、宮廷で名を馳せていたのは、ほんの短い期間。そのあとの定子さまが苦しまれた様子を物語にしてみれば、後世まで語り続けられる文学者になっていただろうに それをしなかった清少納言の潔さが格好良いなと思えた。女性が窮屈な時代とはいわれるが文学は女性を解き放って自由にしているなと、文学(物を書くこと)の力のすごさを再確認させられた。
★18 - コメント(0) - 2013年6月13日

寂聴さんに清少納言が乗り移って書いた(?)と思われるような枕草子のその後と90歳の清少納言の思い出語り。ぶっちゃけ、その後の方が物語としてはおいしい(底意地の悪い紫式部ならその後を小説にしてたと解説にあったが、そうだろうな)しかし、この時代の才女たちはキツいなあ。キャリアバリバリの営業管理職=清少納言。セクシー小悪魔重役秘書=和泉式部。無言でドスを効かせる総合職のお局様=紫式部。うーん、友達になるなら赤染衛門かなー?でも、まあ。物書きってだけで何でもネタにされそうで怖いよなー(ってまあ、妄想だけどね☆)
★11 - コメント(2) - 2013年6月6日

九十歳のリアルな感覚・・・なんか納得
★2 - コメント(0) - 2013年5月21日

お聖さんの「むかしあけぼの」と似たような感じなのかなと想像して読んだら、びっくり。全く趣が違う。90歳である清少納言が回想するのだが、話しが後先になったり、くどくどしていたり、物忘れが出始めた老女を演出したのだろうけど、それが、しっくりしていてさすがと思わせる。小説であって史実と違うところもあるよとのこと。寂聴さんの人生も投影し、融合されている部分も見えて、面白かった。ただあの時代の流れはこの演出じゃあちょっとつかみにくいかもしれない。
★13 - コメント(0) - 2013年5月18日

八王子実家往復の横浜線内で...あっという間に読んでいた。 父と亡き母の思い出話...そして日本酒3合余も加わり、復路では寂聴さんイコール清少納言になって快い時間旅行をさせてもらった 寂聴さんの現在の心象風景の一片がふと発露するところも楽しめましたよ。結語は意味深です「男たち.....もう顔も忘れてしまった...」この寂寥感がぐっとくる... また、定子&彰子の関係、藤原氏の内紛、皇室との絡みetc....私の当時の歴史感に一本の筋を通してくれた。歴史書よりすんなりと...
★16 - コメント(0) - 2013年5月1日

最初はエッセイかと思い、冒頭で翻訳かと思い、読み進めて小説だと気付いたのは、エピソードの真偽を調べた所、どうも出典は大鏡らしいと分かったあたり。小説なのだから、肩肘張らずに読めば良さそうなものだが、筋を置いてでも史実やその出典を調べたくなるあたり、歴史小説が読めなくなっているなぁ。本書に関しては、小説なのだから創作箇所がふんだんに出てくるが、特にそれが気にならないのは、古典の現代語訳と織り交ぜた構成の上手さか、文章力か、はたまた作者の徳の高さか・・・ 何れにもあやかりたいものです、南無阿弥陀仏。
★5 - コメント(0) - 2013年4月20日

雅な世界へ寂聴さんの誘い。歳をとった清少納言に自分を重ねるかのようなところもありつつ、昔華やいでいた宮仕えや、主である定子への敬愛の念を回顧する物語。歳のせいなのか、そのような設定だからなのか、同じ話が何度もされたり、時系列もあっていないが、読みにくさは感じませんでした。寂聴さんには、千年経っても色褪せない清少納言や紫式部の素晴らしさをこれからも伝え続けて欲しい。
★12 - コメント(0) - 2013年4月19日

月の輪草子の 評価:94 感想・レビュー:76
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