すべて真夜中の恋人たち

すべて真夜中の恋人たち
あらすじ・内容
<真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う。
それは、きっと、真夜中には世界が半分になるからですよと、いつか三束さんが言ったことを、わたしはこの真夜中を歩きながら思い出している。>
入江冬子(フユコ)、34歳のフリー校閲者。人づきあいが苦手な彼女の唯一の趣味は、誕生日に真夜中の街を散歩すること。友人といえるのは、仕事で付き合いのある出版社の校閲社員、石川聖(ヒジリ)のみ。ひっそりと静かに生きていた彼女は、ある日カルチャーセンターで58歳の男性、三束(ミツツカ)さんと出会う・・・。

あまりにも純粋な言葉が、光とともに降り注ぐ。
いま、ここにしか存在しない恋愛の究極を問う衝撃作。

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すべて真夜中の恋人たちの感想・レビュー(3873)

女性の誰しもが抱えている、抱えたことがある様々な孤独が表現されていた気がします。自分で選択した人生を歩みたいと思いました。
★7 - コメント(0) - 2月20日

胸が苦しくなるお話。なんでだろう。すごい大変なことが起こるわけでもないのに。実際にありそうな話だからか・・・
★13 - コメント(0) - 2月19日

★★★☆☆読者メーターランキングより興味を持って。恋愛小説というより、主人公の成長物語という印象だった。真夜中の描写はすごく良い。
★4 - コメント(0) - 2月17日

川上さん初読み。前半は頼りない冬子に共感できず、掴めない主人公は一体どこにたどり着くのかと思っていたが、後半はゆるやかに展開が変わったように思う。自分の生き方や人生観を肯定し、それを否定する人間を拒否、排除するのが"楽な生き方"なのかな、と私は思いました。
★9 - コメント(0) - 2月12日

流れるような文章は美しい。ときどきはっとした文章にも出会う。でも琴線には触れないというか、写真で見た綺麗な絵という感じ。主人公には共感できなかった。ただ、三束さんへの気持ちを自覚するまでの流れはよかった。
★6 - コメント(0) - 2月12日

Qm
はじめての川上さん。想像していたよりとても読み応えがあった。人のいいところもいやなところも出てきてキャラ立ってた。他の本も読みたい。
★11 - コメント(0) - 2月10日

自分まで、存在が透明っぽくなって、指先や皮膚の感覚がヒリヒリして、うずくまっているみたいになった。読み終えた後もしばらくそんな感じが続いてた。後半の冬子の心の叫び、三束さんを思って連ねられた言葉がページいっぱいに並び、好きで好きでたまらない気持ちがストレートすぎて痛くて。どんなラストで終わるのか心配したが、このくらいがちょうど良かった。
★9 - コメント(0) - 2月6日

人の人生の一部を切り取った小説。後半、レストランデートの描写がキラキラしてて、とても良い。あまりにモノを言えないヒロインに時折苛立つも、最後の聖との泣きながらの会話で、しっかりその点触れていて、溜飲が下がる。読みやすくて好きな文章だと思った。
★11 - コメント(0) - 2月3日

最後まで聖の読み方がわからなかったが、嫌いなタイプの女だったため「きよし」と読んでやった。他人の考え方は自由だと言いながらめっちゃ批判してるやん。主人公にも共感できなくて読みづらかった。
★11 - コメント(0) - 1月30日

120%感覚て書いたという印象だったわたくし率を読んだ後だと、文章的には若干もの足りない様な気もするけど"川上未映子のきちんと書かれた文章"という別種の美しさもあった。普段自分でも感じていることの整理がついた。
★19 - コメント(0) - 1月30日

N
人付き合いの苦手な校閲者・入江冬子が、物理の高校教師・三束さんに出会う。街でポケットティッシュとかチラシを断れないっていうの、すっごく共感。それから、聖の言う女子にギクッとした。確かになーと思った後、恭子さんの言う聖への文句にも納得したから、一人の意見が正しいなんてそんな単純なことじゃないんだろうな。もっと冬子の歳に近づいてからもう一度読みたい。
★14 - コメント(0) - 1月27日

初めての作家さんの小説。それぞれに歪みをもつ登場人物たちの紡ぐことばと物語に引き込まれた。他の作品も読んでみたくなった。
★11 - コメント(0) - 1月26日

冬子、考えすぎ!沈黙や、ふいに訪れる間に耐えられずに、視線を泳がせたり一ヶ所に固定させたり…。その描写がとにかく丁寧で、常に考えて行動してる感じがひしひしと伝わってくる。考えて行動してるから、不自然なんだろうね。もっと自分の感情を全面に押し出せたらね…やりすぎると聖みたいになるのかな。とにかく自分に自信がなさすぎ。服装や髪型、メイクで、立ち振舞いも変わるのはすごくわかる!お酒飲んだ状態で会いたい気持ちもわかる。笑!意外とわかる表現が多かった。
★15 - コメント(0) - 1月24日

IYO
川上さんらしい後半に流れるような展開に、もどかしい気持ちで読んでいったが、やはり後半の展開に引き込まれた。色んな忘れかけてた記憶や気持ちや感情を思い出させてくれました。ハッ、とする言葉にも心打たれ、表現の仕方にも言葉のチョイスにもうっとりし、ストーリーと共に私も粛々と日々が流れていきました。2度目読むと、また受ける印象が変わってきそう。
★16 - コメント(0) - 1月18日

恋というのは儚くて脆いけどそれでも輝く光なのだということでしょうか。 なんとも言えない切なさに胸がグッとなります。 とてもよかった。
★12 - コメント(0) - 1月18日

大人の恋はもどかしい(苦笑)
★11 - コメント(0) - 1月16日

フリーの校閲者・冬子は人付き合いが上手い訳でもないアラサー。派手でなく堅実な彼女に友人と呼べるのは聖くらい。そんな彼女が三束さんという男性と知り合い、光の話で繋がっていく。冬子の持つ光はどんなものだろう。三束さんに知り合ってからの光はどんな光だろう。一度でも誰かの胸を借りて泣く経験があることは、人付き合いの下手な冬子にしてみれば貴重な経験と思う。素敵な表題で真夜中の澄んだ空気と静寂に輝く様々な光は人それぞれを表しているように思う。光を見る度に思い出す冬子の静かな恋と私なりに解釈。
★19 - コメント(0) - 1月14日

静かでゆっくりとしていて苦しい。切ないなんかじゃない。これは痛い、だ。個人的に自分の意志がない人が苦手なため、主人公への嫌悪感から何度か「もう読み進めたくないなぁ」と思ったが、著者の素晴らしい文章力に導かれるようにして完読できた。本当に、どうしてこんなに美しい日本語を、枠にあてはめるようにひとつひとつ丁寧に選びとることができるんだろう。うっとりするような読書体験とはこんなことをいうのだろうか。読んでいてずっと苦しかったのは、自分や自分の人生をすり抜けていったいくつもの人たちがそこに存在したからだと思う。
★29 - コメント(0) - 1月11日

決してハッピーエンドではないし、現実は美しいものではない。でも、出会ったことや、過ごした時間、会話はとても美しくて切ない。これから冬子は、頑丈な城壁を築くのではない方法で、自分を守ることができると思う。きっと。
★17 - コメント(0) - 1月7日

苦しい。冬子も聖もそれぞれの人の中にある感情のような。三束さんのどこを好きになったのだろう。嘘で終わる最後が、より奈落の底へゆっくりと落ちていくような・・重くへこんだ。
★21 - コメント(0) - 1月7日

心が求めるもの。 頭で理解したはずのこと。 狭間で、もがくこと。
★14 - コメント(0) - 1月6日

聖も冬子も典子も、ある時期の自分と重なり始終切なかった。読み終わった後、また最初のページを読み返した。元の生活に戻った後も、三束氏の言葉を思い出しながらの真夜中の散歩シーンは泣いてしまった。二人のやり取りは年齢を超えた純愛という感じ。三束氏が物理に詳しいのは父親が物理教師だったから?職業を偽り続けた自己嫌悪のピークに達した瞬間だったのかな、父親を思い出した時は。嘘をついていた三束氏は、冬子の人生の登場人物から降りたのだ。目の前で起きた交通死亡事故がキッカケで勇気を出す冬子。同じ経験があり鳥肌ものだった。
★34 - コメント(0) - 1月5日

静かな本でした。聖の相手に自分の常識を押し付けたり周りより優位に立とうとする気持ちもすごく分かったし、対する冬子のなぜあなたに頑張ったって言ってもらわないといけないのという気持ちも分かって、最後はお互い本音でぶつかり合えてよかった。その中で三枝さんとの関係は本当に光のようにさりげなく暖かでした。もっと違う終わり方があればよかったのに。
★17 - コメント(0) - 1月5日

他人とかかわること、恋をすること、気持ちを伝えること、たとえ好きに言葉にできていたとしても、伝えられず自己完結していたとしても、人は楽に、傷つかずに、うまく生きていくことはできない。
★13 - コメント(0) - 2016年12月30日

登場人物の一人一人の性質は、多かれ少なかれ自分も持っているものだったので、誰にでも感情移入できて面白かった。失恋後の心の落ち着いていく様子がとても儚いけど、経験上そんなもんだなぁと。わからなかったのは何故冬子に人は色々打ち明けるんだろう。反論しないから?関係ないから?芯がないようで確固たるものを持ってるから?カッとなった時に「あなたを見ているといらいらする」水野と聖が同じことを冬子に言っているのがなんだか印象的だった。これはもう一回読むかなぁ。2回目に色々発見しそう。
★13 - コメント(0) - 2016年12月29日

タイトル通り真夜中の静けさの中にいるような感覚になるお話。その静けさの中で一人の不器用な女性が初めて人を好きになっていく。その描写がとてもきれいで切なくて胸が苦しくなった。
★16 - コメント(0) - 2016年12月29日

作者の才能はもちろん圧巻。しかし、最初に読んだ時の感想には「冬子の造形がいい、三束の嘘がまたいい」と書いているが、今回はそうも思わなかったのは何故かしら。作者の情景描写の美しさだけが心に残った。
★19 - コメント(0) - 2016年12月28日

初めて川上さんの作品を読みました。 ハッピーエンドで終わるのかと思いながら読んでましたが、三束と入江は似た者同士なのか展開が進まず、更に最後も?な感じだった。
★7 - コメント(0) - 2016年12月24日

ここまで主人公を具体的にイメージ出来なかった本はない。
★4 - コメント(0) - 2016年12月22日

すごく好きだった、もう会えない人を思い出した。この先何度も思い出して胸が苦しくなるのかもしれないけれど、忘れたくはない日々のことを。
★9 - コメント(0) - 2016年12月22日

すき、と言う言葉を漢字ではなくてひらがなで書くこの本の文章が好き。わたしは三束さんがすき、と声に出してみた場面がなんだかわかる気がした。わたしと寝たいと思ったことは、ありますか。はい、ってところでもう読んでいて本当にドキドキした、本を読んでドキドキするなんて生まれて初めてだった。すきな人にそんなことを言って、はい、なんて言われたらどんなに胸が苦しくなるかを想像してしまった。毎日何を食べ、どんなふうに過ごし、何を大切に思い、どんなことを考えて暮らしているのか。すきな人のことを何も知らない、知りたい。
★23 - コメント(0) - 2016年12月20日

苦しい本でした。冬子の初めての恋なので、温かく見守ってあげたら良いのだけど、なぜか落ち着かない。冬子としては真っ直ぐな想いなのだろうけど…不器用すぎる。器用に振る舞える人ばかりではないのね。
★4 - コメント(0) - 2016年12月13日

メモ【朝や昼間のおおきな光のなかをゆくときは今も世界のどこかにある真夜中を思い、そこを過ごす人たちのことを思った。ひとりきりの夜を、ひとりきりの真夜中を過ごす人たちのことを思った。】 どうしようもなく辛かった出来事にしばられていた気持ちも、心に深くささったトゲの傷あとも、いつしか時の流れとともに消えていく。読みながら心が洗われる、そんな時間を過ごすことができました。
★10 - コメント(0) - 2016年12月11日

人それぞれの行き方があり、いろんな考え方をさせてくれる作品でした。
★6 - コメント(0) - 2016年12月11日

光の描写が際立って美しい。冬子は好きになれないのに、恋の結末に自分でも驚くほどショックを受けたのは、彼女の想いがひたすらに純粋できれいだったからだと思う。三束さん、あんまりじゃないか。「ヘヴン」でもそうだったように、脇役がいちいち持論をまくしたてるのにちょっとげんなりした。どうでもいいけど、この本に(たぶん)誤植を見つけて気になった…。
★13 - コメント(0) - 2016年12月10日

初めのほうの暗くて静かでしっとりした雰囲気は好きだった。 でもストーリーは、冴えない中年女性が非モテ無職ジジイに恋して男が結局クズでした、って感じでちょっとなあ…
★14 - コメント(0) - 2016年12月10日

冬子のように上手く生きることが苦手な部分も、聖のように強がって理詰めで生きてしまう部分も、分かるから痛くて息が苦しかった。本当に美しくて静かな情熱。結婚を考えられるとかられないとか、年収とか職業とかハイスペックとか安定とか将来とか、そんなところじゃなくって。足の親指の爪の形とか、口が半開きの寝顔とか、文庫本を読む時の指とか、そういうので人を好きになりたい。愛しいと思いたい。そういうものを愛や恋だと呼びたい。上手く生きられているように、みせているだけなのです、本当は心細いのです。
★16 - コメント(0) - 2016年12月8日

入江冬子(校閲者)石川聖(出版社社員)三束さん(物理教師?)30年間、人との関わりを深く持たず自分の世界の中で生きてきた人生初めて「恋」をした話全ては光のような話もどかしいような恋をするのもいいのかな
★3 - コメント(0) - 2016年12月6日

三束さんと冬子さんより聖さんと冬子さんの関係が気になった。三束さんに会うときに下着まで聖さんの服を着ていったのはぞっとしたけど、冬子さんが聖さんのことに憧れているからなのかなとも思った。自己主張が激しくない主人公だから三束さん以外の人間に対しての感じ方がわかりにくくて読むのが難しかった。
★9 - コメント(0) - 2016年11月29日

なんで三束さんのことをすきになったんだろう? 丁寧な文章。主人公の内気さや、三束さんとの会話がおかしくて何度か吹き出した。主人公はおもしろい。幸せになってほしい。最後に真っ白なページに文字を書いたところで、小説を書くようになるのかも、と思った。
★15 - コメント(0) - 2016年11月29日

すべて真夜中の恋人たちの 評価:98 感想・レビュー:1497
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