地の底のヤマ

地の底のヤマ
あらすじ・内容
炭鉱の町・大牟田の刑事猿渡鉄男。伝説的刑事だった父の死の背景には、誰にも言えない秘密があった。西村健渾身の書下ろし長編。

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地の底のヤマの感想・レビュー(215)

★★★☆
- コメント(0) - 2016年12月27日

長かったです。でも読んで良かったです。ラストにジーンとしました。
- コメント(0) - 2016年10月7日

厚さに手が延びず長く「読みたい本」にあった1冊。図書館で借りた単行本で3部前半まで、読みきれず買った文庫でラストまで。大牟田は仕事で何十回も訪れたが、改めて近代史は複雑。物語は自分好みの警察小説で「警官の血」を彷彿。好きです。一人の警察官の半生記の様で、他の方のレビューにもあるように、本当の主役はこの街、幼馴染みや市井の人(江藤のオッチャンやヒカっしゃん)で鉄男は狂言回しと読めなくもない。県民、特に昭和生まれは必読か。グルメも魅力。ホンイツ、タンヤオはあり得ないよーと思ったら、文庫では直ってました(笑)
- コメント(0) - 2016年9月19日

とにかく長くて時間がかかった。それぞれの年代ごとも面白かったし、最後も良かったです(^^)
★2 - コメント(0) - 2016年3月21日

生きて地上に戻ることができたら旨い酒が呑める。いい女を抱ける。日本最大の採炭量を誇った三池炭鉱。町には活気があった。あの日までは。天を突き上げる黒煙と轟音。累々と並べられた死体。「自分らしく」などという甘い言葉は吹っ飛んでしまう修羅の現実。「人には言えんごたる苦労ばしたけん」地の底で日本の繁栄を支えた男たちに言いようのない感情がこみ上げてきて、泣きながら頭を垂れた。時代のうねりに翻弄されながら、命素っ裸で生きた荒くれ男たち。この感動をどう表せばいいのかわからない…心が、まだ大牟田市に居たいとだだをこねる。
★135 - コメント(4) - 2016年3月18日

凄まじい厚さ。その中をじっとりと流れる作品世界の時間。まさか京極本より重い本と出合うとは・・・
★1 - コメント(0) - 2016年2月25日

かつて炭鉱の町として栄えた大牟田市を舞台に、中学時代に友人達と犯した罪に苛まれる警官の半生を描いた一大クロニクル。「警官の血」の向こうを張る860p、2段組の力作は内容は勿論、物理的にも重かったw 警察小説としても面白いが、新旧労組対立をはじめ、強制労働、炭塵爆発事故、爆発赤痢事件等、往時の面影を失いつつある町の近現代史を知るガイドブックとしても秀逸。著者の郷土愛がひしひしと伝わり、一度じっくり歩いてみたくなる。市には是非、作中に出てくるやたら美味そうな飲食店MAP作って欲しいわw 
★31 - コメント(0) - 2016年2月24日

2016年のスタートは,じっくり家で読書と思い図書館で借りてきました。お弁当箱のような厚さで,さすがに通勤電車の中ではキツイですね。さて物語は,重厚な警察小説でありながら,ミステリーとしても楽しめました。親類が九州なので,福岡弁も読みにくくもなく,三が日の合間を縫って,意外とすんなり読めました。
★1 - コメント(0) - 2016年1月3日

やっと読み終わった~。 長かったけれど、一貫性があり面白かったです。ただ、やっぱり途中で集中力が途切れてしまうことたびたび。
- コメント(0) - 2015年10月24日

2015年最高の読物だった。縁者に大牟田出身者がいるせいもあるが、栄えていた炭鉱町独特の気風や街の雰囲気がよく伝わった。地元のドロドロとした世界や、筆者が東大出の官僚出身でなければ書けないような官庁や議員の世界も交え、物凄いリアリティーで迫ってきた。確かに単行本で読むには重かったしストーリー展開のばらつきはあるが、それも大きな欠点とは思えない。
★2 - コメント(0) - 2015年10月1日

分厚い。しかも2段組。警察官の目を通して歴史を描くという点で、佐々木譲の「警官の血」が思い浮かんだ。佐々木作品が3人の警察官にスポットを当て、様々な事件を経験させるという意味で「動」のイメージがあるのに対し、本作品はひたすら1つの町を見つめ続けるという点で「静」のイメージがあるような気がする。しかしどちらの作品にも共通しているのは人間賛歌なのだろう。これは完全に好みの問題だが、物語の派手さを好む自分からすればどうしても佐々木作品に軍配を上げてしまう。本作品が劣っているわけでは決してないが。
★1 - コメント(0) - 2015年5月31日

上下段866ページのボリュームに最初はたじろいだが、読み始めてみると長さは苦にならなかった。 私にとっての炭坑のイメージは「青春の門」から得たものぐらいだったが、本作を読んで軽いカルチャーショックを受けた。 特にCO中毒の後遺症に苦しむ家族の姿には言葉を失った。 警官ものとしても面白いが、炭坑の話としても興味深い作品だった。
★4 - コメント(0) - 2015年3月1日

佐々木譲の「警官の血」と大沢在昌の「海と月の迷路」を足して2で割った感じ。読み応えは十分にあったがやはり長すぎる。最初の方は緊張感のある文章だったのに最後の方にいくと間延びしてしまってやや残念。
★5 - コメント(2) - 2015年1月13日

少し、長過ぎる。 興味は有るが、まだ、私は読む時期ではないのではないかと思う。
★2 - コメント(0) - 2014年10月21日

1ヶ月近くかかってやっと読み終わりました。上下2段の866ページはすごいボリュームです。ずっとどんな展開になるのか見えにくかったのですが、読了してみると主人公の背負った罪、主人公に関係する人、身近な人の罪など考えられた内容だと思います。会話文が全部九州弁なのも最後は慣れましたが、最初読むリズムがつかめなかった原因のひとつかな
★5 - コメント(0) - 2014年10月10日

本編では1人の男が地元(福岡と熊本の間辺り)の仕事場を通して今までの人生の選択について思い悩むストーリーなのですが、自分がツボだったのはその地元の食と言葉。たびたび出てくる地元料理の描写と「ほんなこつ…」「よかばってん」等の地元言葉。お話自体はフィクションなのに、実際に行ってみたくなる衝動。そんな話は個人的には好きです。
★4 - コメント(0) - 2014年10月1日

短編(短くないが)を通して1人の刑事の生き方を問いかけるストーリー。4週間、図書館で借りて読んだけど、読み切れなかった。面白いんだけど、スローな感じで読み進むのに時間がかかる。
★3 - コメント(0) - 2014年8月8日

長かったです。タイトルと見返しの絵から、炭鉱での危険な作業や男くさい人間ドラマを期待してましたが、違ってました。登場人物が多く、1章の登場人物が4章で重要な役割を持つといった感じで、この人は一体誰やった?と思い返すことがあり、記憶力が必要な作品でした。主人公の幼馴染4人組が、後半で4人に絡んだ話が膨らむのかと期待しましたが、しぼんでしまったのは残念でした。ヒカッしゃん、江藤のオッチャンから炭鉱地域の人間くささや悲哀を感じました。期待とは違いましたが、刑事ものとして楽しめました。
★3 - コメント(0) - 2014年7月12日

長かった。大牟田の炭鉱町の警察官の少年時代から定年間際までの物語を炭鉱の歴史を絡めて描く。四つの話からなっており、これは文庫本に一冊ずつできる分量だと思う。登場人物が多いが、人物の一覧表がある上に、同じ人物たちが何度も登場するので、わかりやすい。実際にあった事件を絡めているので、犯罪をそこに持ってくると犯人をどうするのかは難しかったのだろうが、毎回解決の時には拍子抜けした。主人公が解決していく事件より、炭鉱で働いていた人達がいかに人権も無視され蹂躙されていたかに興味をひかれた。
★72 - コメント(0) - 2014年5月8日

☆4 有明海に面し福岡と熊本の境にある三井三池炭鉱。年々縮小していく石炭産業と事故の後遺症に苦しむ人々、労働争議に翻弄される住民の姿を縦糸にし、警察官の主人公が解決する事件を横糸にして歴史を紡ぐ。登場人物たちが殺人や放火を犯してもあまり悲愴感がないのは地域性なのだろうか。そのため有能だが日の当たらない主人公の悲哀を描かれても、本人が結構な悪事を働いているのであまり同情できないというか。二段組で863頁という文量なので四部作にすればとも思うが、分割すると歴史の連続性というダイナミズムは失われてしまうかも。
★7 - コメント(0) - 2014年4月15日

長い、、、長かった。話はおもしろかったのですが、ここまで長くする必要はあったのかなとも思う。もっとも、それは、この話を単なるミステリーと見なすからで、大牟田を舞台にした昭和の炭坑史、人間史として見れば、一見無駄な会話も活きてくるのでしょうね。もう一度読めば、また違った面が見えてくるかもしれない、
★3 - コメント(0) - 2014年4月1日

読み応えあった。福岡に住んでたことがあるのでイメージわきやすかった。大牟田については無知だったけど理解が深まった。人間の悲しい部分もきれいな部分もてんこ盛り。
★2 - コメント(0) - 2014年3月30日

いい本でした。読み応えもあり好みのオチだったけれど、土地勘ない人は読めないんじゃないか。綺麗なところだけ取り繕った「郷土愛」ではなく、泥々なところを含めての丸々とした愛。合わない人にとっては主人公含めて「なにこの時代錯誤なクズばっか街の話」だと思うほど、飾らず露骨に故郷を描きだす事こそ作者の郷土愛。作者は街のクズでクソな面まで丸ごと愛してると、嫌でも伝わるボリューム。近代郷土史みたいな本。ドラマ化や映像化には向かない。事件に複雑に絡んだ差別偏見クズっぽさが薄くなっては意味がない。刑事物としても良作。
★4 - コメント(0) - 2014年3月6日

長いけど面白かった。事件の謎は大したことないけど、ストーリーの描き方がいい。何事も重く考えてしまう主人公は警察小説の定番だが明るい展開に発展していくような終わり方が良い。基本ハッピーエンドが好きなのです。
★4 - コメント(0) - 2014年1月19日

朝日新聞の夕刊の三井三池炭鉱の特集記事の中で紹介されていたので、歴史書だと思い図書館に予約・・・届いてみたらなんと800ページを超す小説でした。が、最後まで楽しく、飽きずに読めました。戦後の高度経済上昇の中での光と影が根底に描かれている作品で、勉強にもなりました。
★6 - コメント(0) - 2014年1月7日

257頁で、挫折。 面白くない。
★2 - コメント(0) - 2013年12月31日

★★★☆☆ 長かった〜。
★61 - コメント(0) - 2013年12月30日

圧倒的なボリュームで読み応え十分。九州は大牟田を舞台にした大河警官小説の白眉。いきいきとした登場人物たちの造形が際立つ。
★6 - コメント(0) - 2013年11月29日

★★★★★+ 2段組み863ページ。読了に3週間近くかかったが、その間ずっと心持っていかれっぱなしだった。グイグイ読ませるタイプではないものの、作品世界に浸れて幸せだった。三井三池炭坑を中心とする大牟田を舞台に、ある男の警察官人生と炭坑町の変遷を描いている。昭和49年から閉山した現在(平成10年頃と推測)まで4つの時代の4部構成で、元警察官の父を持ち「若手ホープ」と期待された主人公が定年までに直面する4つの事件。彼を取り巻く市井の人々の描写やエピソードが細かく描かれ、とてもリアル。読み終わるのが惜しかった
★18 - コメント(0) - 2013年10月10日

大牟田の三池炭鉱を舞台にした警察小説。4部構成で、2段組860ページの大作。読み始めたのを後悔し耐えながら、10日もかかって読了。三池炭鉱のある大牟田を描くことを第一義に置き、人を描くことが疎かになっている。父親殺しの犯人を追う緊迫感がない。主人公の猿渡鉄男に魅力がない。題材はいいのに、地の底のヤマが描けていない、そのうえ長すぎる。
★17 - コメント(0) - 2013年10月10日

tak
やっと読了。手が疲れた。主人公の行動原理にあまり共感できなかったし、やたら長い割りには中身が薄いかな。炭鉱の歴史の勉強にはなりました。
★5 - コメント(0) - 2013年8月17日

長い、重い(重量)。読むのにこれだけ時間がかかった本も久しぶりだ。過去に自分たちが起こした事件、過去に起きた事件、現在の事件が絡んでいく構成や、炭鉱の町の歴史や雰囲気はとても面白かったし、警察小説としても良かったのだが、なにしろこの分量に疲れてしまった。
★10 - コメント(0) - 2013年7月27日

読友さんの感想を拝見して・・866頁二段組の本書は炭鉱町に生きる警官を主人公にした一代記。 昨年「このミス」にも選ばれた注目作です。ミステリーの要素もあり佐々木譲さんの『警官の血』を彷彿とさせますが、著者の思惑は炭鉱節にも唄われている福岡県の三井三池炭鉱とその城下町である大牟田市の隆盛と凋落、そしてそこで暮らす人々の織り成す光と影を描くことにあります。 それはこの国が近代から現代へ成長を遂げる過程の縮図であるような気がします。大長編ですが、得られる満足感と達成感は長さ故ではなく、その濃さにあります。   
★21 - コメント(0) - 2013年6月30日

炭坑の町に生きた警察の人生の話。いやー、長かった。満腹。序盤はなかなかページが進まず、結局1ヶ月かけて読むことに。中盤、菅が登場して彼らの過去の黒い雰囲気が色濃くなってきてからは、だんだん飲み込まれていった。炭坑に関する知識があまりないので、読んで良かったなと思った。重い、本当に重い一冊。
★13 - コメント(0) - 2013年6月29日

近年稀に見るボリュームは凄いけれど少し冗漫というか、密度が低い気がする。なにかこうテンポの悪さが目立つような小説だったけど、読み終わった後は「もう細かいことはいいです、ごちそうさまでした」ってなる作品。舞台にかぎらず、全ての要素が九州炭鉱町という超ドメスティックな小説だけど、それでこの分量を書ききれるのはそれだけ炭鉱という産業に舞台を支えきるだけの歴史や重みがあるからだろう。
★6 - コメント(0) - 2013年6月17日

Nob
長かった ★★
★2 - コメント(0) - 2013年5月22日

すごいボリューム。著者の説明がくどすぎるきらいがあるかもしれない。そこまで書かなくてもわかるよ、みたいな。でも、ストーリーは良かった。自分の生まれていない近現代の出来事が生々しく書いてあって、勉強にもなった。読み終えた後の満腹感は高い。
★5 - コメント(0) - 2013年5月10日

方言に、難しい説明の数々。それだけでも辛いのに、二段構成で866ページ。「このミス」ランクイン作品にも関わらず登録数が少ないのにも頷ける。しかし、その分読み終わった後の達成感と充実感は大きく、苦労してでも読む価値がある。何より、読みながら昭和の雰囲気や男臭さに浸ることができるのが魅力。そのためには、方言も丁寧な説明もこの長さも、そのどれも欠かけていてはいけなかったのだろうと、読み終わってから納得させられる。いつか実写化もされそう。人に感動を与え、「生きる」ことについて強く訴えかけてくる作品である。
★22 - コメント(8) - 2013年5月9日

800P超え、しかも二段組という読み応え充分の作品でした。九州の大牟田を舞台に、炭鉱に関わった人々の生き様や、主人公の鉄男の警官としての紆余曲折を経ての成長を描いています。鉄男の殺された父親の事件を主軸にしながらも、炭鉱の歴史や背景、人々の様子が丁寧に描かれており、余り長さを気にせずに読めました。馴染みの無い九州弁も途中からは気にならなくなりました。ラストが感動的。「生かされている」という言葉が胸に響きます。
★8 - コメント(0) - 2013年5月5日

舞台は九州福岡の大牟田市。まだ炭鉱の町として続いていた1974年、炭鉱産業がすっかり斜陽となった1981年、バブル経済全盛期の1989年、そして現代と猿渡鉄男の警官としての半生を描く。縦糸として幼馴染の4人組の過去と今が描かれています。それに加えて作品を覆い尽くす黒い煙に鈍重な雰囲気にデニス・ルヘインの『ミスティック・リバー』を思い起こしました。まあ、とにかくなぜ一冊に纏めたんだろうと何度も疑問に思ったほど長い作品。戦後史としても興味深く読ませてもらいました。
★23 - コメント(2) - 2013年4月30日

地の底のヤマの 評価:82 感想・レビュー:94
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