カマラとアマラの丘

カマラとアマラの丘
あらすじ・内容
廃墟となった遊園地、ここは秘密の動物霊園。奇妙な名前の丘にいわくつきのペットが眠る。弔いのためには、依頼者は墓守の青年と交渉し、一番大切なものを差し出さなければならない。ゴールデンレトリーバー、天才インコ、そして……。彼らの“物語”から、青年が解き明かす真実とは。人と動物のあらゆる絆を描いた、連作長編ミステリー。

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カマラとアマラの丘はこんな本です

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カマラとアマラの丘の感想・レビュー(751)

動物が絡んだ哀しい物語。特にビッグフットの話はかなりダークかと。
- コメント(0) - 2016年11月9日

閉鎖された遊園地には1人の青年が守るペット霊園がある。青年に自分の1番大切な物を差し出せば望み通りの弔いをしてくれるという…。初野さんの書くダークファンタジーの世界はとても美しい。
★14 - コメント(2) - 2016年10月20日

ファンタジー要素とミステリ、そして人間と動物を取り巻く難しい問題が絶妙なバランスで絡み合っていて切なく苦しい、胸が締め付けられるけれど読み進める手は止められない不思議な感覚。とてもメッセージ性が強い作品で、色々考えさせられた。過去に1度でもペットを飼ったことがある人なら琴線に触れるものがあると思う。凄く哀しいお話ではあるけれど救いはある。ただ気が滅入っている時に読むのはオススメできない。
★2 - コメント(0) - 2016年9月30日

廃墟の遊園地。その人の一番大事なものと交換にペットを埋葬する墓守の青年。心惹かれる設定です。動物たちと、それにまつわる人たちの哀しい物語。ビッグフットのお話は、なぜそれが復讐になるのか分からず、自分の理解力のなさにがっくり。バラ園のあった廃園した遊園地といえば、小田急の向ヶ丘遊園?あそこがモデルなのかしら。月夜にお散歩に行きたくなります
★40 - コメント(0) - 2016年8月21日

廃墟となった遊園地には様々な花の咲き乱れる丘があり、墓守の青年が訳ありの動物を埋葬している。連作短編の物語を通じて様々な人間と動物の絆を表現している点はもちろん素晴らしいが、動物の心を読める青年という設定をうまく使うことでミステリとしても非常に高い完成度を誇る。ベストは表題作。丁寧な伏線によってラストのサプライズが見事に決まっている秀作。次点で「ブクウスとツォノクワの丘」ビッグフットを埋葬に来た夫婦の復讐劇に、ラストの一人称の語りでガツンとやられた。幻想的な雰囲気とミステリと人情話が高次元で融合した傑作。
★9 - コメント(0) - 2016年6月28日

『ハルチカ』シリーズ作者のもう1つの連作短編集。廃墟となったまま撤去されない遊園地は、秘密の動物霊園となっているという。月夜にペットを手厚く供養してくれる謎の青年は、遊園地にいくつもの、それぞれ異なる花で埋め尽くされた丘を築きその守り番をしている。ただし飼い主はペットの供養と引き替えに、大切なものを手放さなければいけない---/まず植物の知識と動物の知識とその他もろもろのトリビアが『ハルチカ』ばりに飛び出して圧倒されますが、それ以上に、人が勝手に「人と、それ以外」の生命の線引きをしたことへのしっぺ返しが
★6 - コメント(1) - 2016年5月15日

動物を通すことで、人間の善良な面や醜悪な面が浮き彫りになるんだなと。『ヴァルキューリの丘』を読み終えた時点で、「人間が嫌いなのだろうか」と暗い気持ちにもなりましたが、最後の『星々の審判』まで読み切ると、まだ希望の残る、希望を残してもらえる終わり方だったなと思います。
★4 - コメント(0) - 2016年3月30日

 ここ何年かで読んだ本の中で一番好きです。  自分を人間だと信じて疑わないゴールデンのリサ,「生を与えるため」に遺伝子操作された畸形のヒヒ,知性を持ちすぎて『好き』を超えた感情を持ってしまったインコのリエル,地雷撤去のために人間に利用されたクマネズミ,人間に捨てられた黒ラブのライカ───。  命の重さを感じますだなんて軽々しく口に出せないけどそんな作品。動物と人間の違いってなんだろうなぁ……。  初野さんらしい,ファンタジックな世界観だけどメッセージ性の強い作品。
★2 - コメント(0) - 2016年3月20日

賢馬ハンス効果
★1 - コメント(0) - 2016年3月8日

人として生きる私たちが知るよしもないところででも、「生きるとは」という問いが繰り返されるのかもしれない。途中、踏ん張らないと悲しくなるところもありましたが、ちゃんと読み終えてよかった。
★33 - コメント(0) - 2016年3月1日

1−2016
- コメント(0) - 2016年1月1日

ペット霊園のお話なので泣くのを覚悟して読みましたが、どのお話も主役はペットを取り巻く人間のお話でした。初野晴さんならではのハッとなるミステリーを楽しんでましたが、最後のお話で大号泣しました! ペットショップで買うよりも保健所から引き取った方が良いと分かってはいても、最後のお話で描写されている事柄が私が保健所に行けない理由だと強く思いました。そして、大号泣したあとに、伏線に気付き決断は間違っていなかったのだと証明されてほっとしました。続編出たら読みたいです!
★3 - コメント(0) - 2015年12月9日

@
なんだか気分が悪くなりました
★1 - コメント(0) - 2015年11月30日

初・初野さん。ひっそりとした感じと凛とした冷たい空気が終始伝わってくるような物語。短編集のどれも読み応えがあるが、全体に重い感じ。ラストの一遍で救われた感じです。
★4 - コメント(0) - 2015年11月22日

ペットを弔う、というと人間の暖かい愛情みたいなものをイメージするけれど、このお話はその一方的な押し付けとか人間の都合とかを深く重く突きつけられる。言葉が通じないからこそ、人間は動物をペットにできるし、実験にも使う。哀しい真実を告げる墓守の青年は、彼自身が一番苦しんでいたんでしょうね。こんな形でこういう問題を考えさせられるとは思わなかった。どのお話も良かったです。
★6 - コメント(0) - 2015年11月12日

短編集。「カマラとアマラの丘」丘の名前はら狼に育てられた少女カマラとアマラから。自分を人間だと錯覚する犬の話。「ブクウスとツォノクワの丘」ビッグフットの正体である、神話に登場する男女の野人から。お互いに精神を病んだ夫婦と臓器移植に利用されたヒヒ。「シレネッタの丘」人魚姫から。脳性マヒ患者とインコが愛し合ったことで生まれた悲劇。「ヴァルキューリの丘」北欧神話に登場する戦争の女神から。地雷から子どもを守れなかったネズミ。「星々の審判」事故で昏睡状態の少年と黒ラブ、そして父親。
★5 - コメント(0) - 2015年11月8日

廃墟の遊園地の中に動物の霊園。人と動物のもの悲しい話でした。
★23 - コメント(0) - 2015年11月1日

お友達の感想が気になって読んでみた。 いわくつきの動物を弔う話と言うので感動、涙の作品かと思っていたが、ミステリー仕立てだった。 捻りの効いた展開や皮肉な結末、ペットと人間の間にある複雑な関係や感情に一気読みさせられた。 少し難しい理屈もあったが、なかなか読み応えのある作品だった。
★12 - コメント(0) - 2015年10月31日

【T-0094】読みやすいか読みにくいかで言うと確実に読みにくくて、面白いかそうでもないかというとそうでもない方寄りではあるものの、なんとなく他人には勧めたくなる物語。全体的に悲しい空気が流れ、墓守の正体は全然分からないけど、そういうのは全然気にならないというか、そんなことはどうでもいいと思い込ませる筆の勢い。正直、最後の篇が前の篇とのつながりを持っていることすら別になくても良かったと思えるくらい。ハルチカシリーズじゃない方が面白いと思う1冊。
★7 - コメント(0) - 2015年10月24日

連作短編集。動物と人とのチョット切ないような物語。クマネズミの話が印象的。
★148 - コメント(0) - 2015年10月15日

ひさびさの初野晴さん。ある町の廃遊園地には耳の不自由な青年がいて、動物霊園の丘を守っているのだという。依頼者の一番大切なものと引き換えに弔いを引き受ける青年は、交渉の会話からひとと動物の間に生まれた物語と謎をひもといてゆく……。タイトルにあるのは狼に育てられた姉妹の名前。どの話にしても、動物とのかかわりについて考えさせられる本だった。かなり陰惨で救いのないようなお話も多いんだけど、ミステリの謎解きやいろいろな逸話の講釈は興味深く読めた。
★11 - コメント(0) - 2015年8月13日

初野さんの作品は、ハルチカシリーズや1/2の騎士を連続で読んでいたので、切ない展開ながらもコミカルというイメージで固まってました。でもこの作品を読んで、デビュー作はこういう幻想的で重苦しい話だったなと懐かしくなったりも…。いわくつきの動物霊園を舞台にしたミステリ連作短編集ですが、専門知識を活用したギミックは相変わらず切れ味抜群。ただ好みとしては、エピローグみたいな話の方が好きかな~。
★3 - コメント(0) - 2015年8月7日

同じ作者のハルチカシリーズと違い、ブラックな気配を漂わせる作品集。ただミステリとしてはあくまで一級品である。動物ものだがテーマは死を扱っている。「ブクウスとツォノクワの丘」「シレネッタの丘」「ヴァルキューリの丘」の3作が傑作。
★5 - コメント(0) - 2015年7月3日

動物と人間の哀しい、不思議なはなし。どの話も良かったです。
★3 - コメント(0) - 2015年6月4日

152/5/22/2015 小説を読む楽しみは何種類もあると思うけれど。現実のすぐ近くにあって、似て非なるものを想像力をもって構築する(のを読む)という楽しみを堪能した本。この世界観はやっぱりちょっと特別な人でないと思いつかないのではないだろうか。動物と人間、動物としての人間。段ごとにその設定は変化する。やはりインコの話とライカの話が好き。こういう狭間の世界、実在するかも?
★21 - コメント(0) - 2015年5月22日

動物と人間とその関係について淡々と書かれた静かな文体の本。著者が、中立でかいた、とあるようにどの話も考えさせられる。泣ける、というよりは考えてしまうことが多かった。 読書をする友人に進めたい1冊。
★4 - コメント(0) - 2015年2月22日

全体的に重めのお話でした。一つ一つの物語は独立しているようでしたが最後のお話でちゃんと繋がってたんだ!ってなりました。何度も何度読みたいとなるものではなかったですが色々と考えさせられるものでありました。ビッグフットの章は少しゾクッとしました。
★6 - コメント(0) - 2015年2月14日

“廃墟となった遊園地には、なぜか四季の花が咲き乱れている。そこには理由ありのペットや動物の埋葬だけ引き受ける霊園があるという”心臓に衝撃をくらう。凄惨な事件の影に抹消される命。動物臓器移植は現実の話なのでしょうか…調べたくない。生きるために生まれてきたのではない命だなんて悲しすぎる。ひりひりと痛みを与える物語だ。だけど、命の美しさを感じる。巨大な観覧車の下に咲き乱れる命の花ばな。そこに眠る魂が少しでも安らかに逝かんことを切に願う。幸せとは、命の責任とは、生き物と関わる以上向き合っていかなければいけない。
★35 - コメント(0) - 2015年2月3日

最終章に救われました。私も愛猫二匹と幸せにならねば(^^)。
★3 - コメント(0) - 2014年12月21日

「なぜシレネッタたちが海の底に住んでいるのかわかりますか?」◆花が咲き誇る動物霊園。そこに住む墓守に「一番大切なもの」を差し出せば、どんな動物でも埋葬してもらえる――。そんな噂が流れる霊園を、刑事が訪れた。殺人事件の鍵を握っている天才インコの捜索のためだ。(『シレネッタの丘』)■人と動物の関わりを描いた連作ミステリ。悲しみに満ちた短編はいずれも珠玉の出来で、謎解きには驚かされること必至。冷徹さと優しさを伴った視点で、重いテーマを見事に切り取る。
★67 - コメント(0) - 2014年11月17日

うーん、描いた世界は嫌いじゃないけど、ちょっとずつ何かがすっきりしなかった。それぞれの話で描いている核の部分はぐっとくるのだけど、その外側がもどかしいというか。 全体に哀しく、理不尽さは現実世界のようでした。
★4 - コメント(0) - 2014年11月15日

ペットと人の関係。動物と人間の共存。そうゆう中で人間のエゴが書かれていて凄まじかったです。特に遊園地がすごく魅力的で怖さと優しさ両方感じられる、不思議な感覚でした。廃墟となった遊園地、不思議な青年。なんだか言葉だけだと魅力的ですが簡単には近づきにくい言葉でもあって、それこそ人間が思う動物の位置付けに似てるなと思いました。
★7 - コメント(0) - 2014年11月5日

動物と人間の関係性を考えさせるだけでなく、人間のエゴ、心の弱さが悲しい。特に「ビッグフット」読むのがつらくなるなー。
★6 - コメント(0) - 2014年10月20日

表紙の感じと裏腹に重めの内容でした。が、作品自体は魅力的だったと思います。ビッグフットとインコの話が好きです。事実か色付けか、人間のエゴと動物の純粋さの対比には感じ入るものがありました。
★6 - コメント(0) - 2014年10月17日

あらすじにや帯よりイメージしていたギャップあり。 墓守の青年は柔らかいイメージをしていましたが、その鋭さに驚きです。 かなり不思議な世界観でした。
★4 - コメント(0) - 2014年9月29日

不思議な世界観だった。 やっぱり人間と動物には複雑な関係があると思うな。
★4 - コメント(0) - 2014年9月29日

少し気になっていた警察官の人のその後が本編中で語られていて、安心しました。
★3 - コメント(0) - 2014年9月23日

動物、廃墟遊園地もの。異色の出来。ミステリ要素も含んだ連絡短編。言葉や事象をこれでもかと書き込んでおり、やや一部コピペに感じる部分もあるが許容範囲かな。思ったよりシビアな設定で登場人物の心情は毎度苦しい方のテンションに引きずられていくので余裕がないと読むのはつらいかも。気分転換で読む作品ではないだろう。
★12 - コメント(0) - 2014年9月3日

カマラとアマラの丘の 評価:78 感想・レビュー:339
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