コルトM1851残月

コルトM1851残月
あらすじ・内容
江戸の裏世界で存在感を増す男、残月の異名を持つ郎次は、さらなる力を得んと欲するが──。壮絶なアクションと重厚なドラマの融合が好評の「機龍警察」シリーズで文学賞を立て続けに手にしている著者が、月村印エンターテインメントのもうひとつの柱として力を入れている、時代小説。時代小説なのに「コルト」という拳銃をメインアイテムとし、著者ならではのユニークかつ読みごたえたっぷりの娯楽小説を完成させた。

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コルトM1851残月の感想・レビュー(292)

2016年の読み納めの作品。 幕末を舞台に、コルト片手に任侠に生きた男の物語。寄り添う女の健気さも心に沁みます。マカロニウエスタンの世界です。映画『ジャンゴ』を思い出しました。 日本刀が人心を惑わすことがあるそうですが、拳銃にもそんな妖力があるのかもしれません。カッコ良い作品で締めくくれました。
★1 - コメント(0) - 2016年12月30日

主人公は江戸の裏の金の流れを操る闇組織において、「抜荷(海外との違法取引)」を担当。その過程において偶然にもコルトM1851(当時の日本には存在し得なかった六連式リボルバー)を入手。自分の属する組織にもその所持を秘匿しながら、立ちはだかる障害を闇に葬っていた。「異質」の力を得た主人公。憎しみを撃ち出すその道具で、何を貫くのか。巧みな舞台設定によって、拳銃そのものに独特の輝きを与えた粋なハードボイルド娯楽小説。
- コメント(0) - 2016年12月7日

★★★★アクション映画を見たあとのような余韻があります。
★18 - コメント(0) - 2016年12月4日

月村了衛さんの時代小説初読みです。時代小説でも、コルトを使ったアクション、複雑に絡み合い暗い過去、男と女、月村さんらしいエンターテイメントです。一気読み。
★14 - コメント(0) - 2016年9月29日

有明月夜にその背を任せ己の立つ瀬を切り拓く死出の道への歩みでも
★5 - コメント(0) - 2016年9月17日

面白かったです。途中で死ぬのかなとは思ったけど。生きて祝屋の主人になって欲しかったです。
- コメント(0) - 2016年7月17日

廻船問屋三多加屋の番頭郎次は、闇社会では残月の名をもつ。邪魔者を消す時には銃を使った。但し、銃を持っている事、殺しを自ら行っていることは誰にも知られてはならない秘密であった。抜荷の道筋を拓いたという自負があったが、〈新しい仕事〉から外され既に用無しとなっていることを知らされる。郎次は生き残りをかけて戦う。一匹狼がヤクザ組織に乗り込みドンパチを繰り広げる。時代が江戸末期、郎次が銃において一日の長があるという設定が生み出した闇社会に生きる男を描いたノワール小説。2016-46
★50 - コメント(0) - 2016年7月2日

船戸与一風。自分の周りが音を立てて崩壊していく中を転がり落ちて行く感じで、ねっとりとして重かったなぁ。
★1 - コメント(0) - 2016年5月13日

★5 江戸の末期。札差である祝屋の系列、三多加屋の番頭である朗次は、一目置かれる存在として我が世の春を謳歌していた。コルトをただ一人の味方として、邪魔な人間を始末しながら。しかし、徐々に周りの状況が変わって行き…月村了衛が時代物も書いていたとは。とはいえ、扱っているのは銃である。近著と違うのは最後の終わり方ぐらいではあるが、息をつかせぬ展開はこの頃から相変わらずである。良書だった。
★2 - コメント(0) - 2016年5月8日

一気読了。面白かった。 弾込めのシーンが好きだな。 バトルシーンとラストはもっと想定外のものが欲しかったかな。続編ないなら番外編とか書いてほしいな。
★1 - コメント(0) - 2016年4月29日

機龍警察は、面白い。昔サイコダイバーシリーズを初めて読んだときに感じた興奮が、蘇ったように思った。未亡旅団まだ読んでないけど、早く文庫にならないかな。で、このコルト。十分面白いんだが、大藪春彦のやや劣化版じゃね、と思っていたら、帯に大藪春彦賞とある。むむ。続編あるんだろうか。神子上典膳も読もうかしら。
★1 - コメント(0) - 2016年4月28日

なるほど、度しがたい悪癖とは。
- コメント(0) - 2016年4月25日

月村了衛作品。 面白かったけど、機龍警察の最新刊が読みたいです!
★4 - コメント(1) - 2016年4月3日

月村氏の時代小説、お初です。じみーぃに面白かった。郎次がもう少し格好よかったらなぁ、なんか悲しい~
★24 - コメント(0) - 2016年3月11日

ハードボイルド時代小説。テレビの必殺!シリーズや木枯し紋次郎を思わせるような。粋な言葉遣いや不条理な背景もこの時代ならではの設定だ。謎の解き明かしもぼやかされて終わったがなぜかそれでいいと納得してしまった。作者の本は2作目。他の作品め読むのが楽しみ。
★4 - コメント(0) - 2016年3月5日

江戸時代の裏家業ものに、一丁のコルトをぶち込むだけでここまで世界観がひろがるのかと感心。土漠の花よりは好み。
★3 - コメント(0) - 2016年2月22日

ネットや雑誌等の内容紹介をチラホラみて、明るい目のエンタメ作かなと、かってに思い込んでいたところ、帯で馳星周氏が書いている通り、けっこうダークでノワールな、マカロニウェスタン調時代劇であった。こんな感じの時代モノは初めてである。北方謙三氏、志水辰夫氏、花村萬月氏といったハードボイルド系、エンタメ系の作家は、齢あるいは作を重ねると、時代物を描きたくなるものなのかしらと思っていたのだが、月村氏は現代劇と並行して時代ものを発表している。「黒警」の次作が本作なわけで、実に多彩・多才というべきか。
★6 - コメント(0) - 2016年2月14日

素晴らしいピカレスク娯楽小説だった……!! 「拳銃を持った悪漢」というごく一般的な要素も幕末の江戸に投入することで化学反応が起きる。それを支えるしっかりとした骨太のストーリーも見事
★4 - コメント(0) - 2016年1月25日

読んでビックリ時代小説でした、時代小説は出版数が多くて限がないので封印していたけど、読み始めてから面白くて一気読みしてしまった。内容は大藪春彦さんを彷彿させるハードボイルドで久しぶりに本格派を読んだ気がします。
★9 - コメント(0) - 2016年1月10日

☆3この作者にしては少し物足りない感じ。
★5 - コメント(0) - 2016年1月1日

機龍警察の著者が描く時代劇。どんな風に転ぶやら、と期待しつつ読み始めたらもう一気読み。タイトルが示す通りの江戸時代版「ノワール」、江戸時代版「蘇る金狼」ってとこかな。ハードボイルドってまで硬い文体ではないけど、いい感じの歯ごたえと読み応え。主人公が正義の味方じゃないってのがまたいい感じ。やっぱりもと脚本家の方は、映像をイメージさせるのが巧いですね。ラストの数十ページは、男たちの挽歌っぽいイメージがバンバン再生されてました。なかなかに良い読書体験でしたな。
★5 - コメント(0) - 2015年12月17日

寛永6年、江戸。金融にはじまり、お上に賄賂を渡し、禁制品も扱う大店の番頭。次の旦那候補と目される彼は下からは兄貴と慕われ、商売敵を消す際に独自の殺し屋ルートを持っていると一目置かれていた。が、実際には背後にはそんなものはなく、隠し武器ーー舶来品の六連発コルトM1851と、それを扱う技で1人で仕事をこなし、出世を狙っていた。そんな彼を快く思わない勢力にはめられ、水面下での戦い勃発。残弾少なく、追加の弾は次の長崎便まで来ない。敵を排除する度に減ってゆく弾。弾が尽きるか先か、命の灯火が消えるが先か。 / 江戸と
★5 - コメント(1) - 2015年10月27日

【備忘録】こっちもノワール
- コメント(0) - 2015年10月20日

時代小説でお江戸ときたらチャンバラ!と思いきやまさかの拳銃アクション。江戸の裏社会で残月の異名をもつ男「郎次」唐人から譲り受けた拳銃コルトM1851を武器にのし上がっていくのだが…。人の災いを喰い物にし女も使い捨てるような男が海外に売られようとする子供たちを助ける事から転がり始める順風満帆だったはずのアウトロー人生。それぞれの野心と矜持がせめぎ合いお蓮の女っぷりも光る後半の銃撃アクションは読み応えバッチリでした。
★31 - コメント(1) - 2015年10月10日

これも途中下車だが、これは再読したい!なんかこう、もったいない感じがしたから。月村さんの作品は実は機龍警察が肌になじまずに読めなかった経緯があり、龍シリーズが読めないなら無理からと思っていたけれど、龍のオープニングなんかはすごく好きだったので、もしかしてこれなら好きになれるかもと思ったら、ぐんぐん読めた。私の中では月村さんの作品は内容ではなくて、たぶん文体とシーンの面白さなのだと思う。これはレンタルだったけれど、買って読んでみようと思う。
★39 - コメント(0) - 2015年8月17日

ハードボイルドなエンターテインメント時代劇って感じでしょうか。 商人を装った裏社会に生きる男達が描かれていますが、その中にキラリと光る女性の姿が。 壮絶なアクションが映像的でこれは作者の真骨頂なのでしょう。 とにかく後半は特に一気読みでした!
★4 - コメント(0) - 2015年8月15日

江戸時代を題材としたノワール作品という印象。裏社会で力をつけながら、しかし、その流れを掴みきれずやがて滅びの道へ……。時代小説っぽいような、しかし、時代小説っぽくないような……何か不思議な雰囲気。しっかりと、お約束を外さない辺りが流石、なのかな? そして、作中、朗次は流れを掴みきれなかったわけだけど、作中の設定だと間もなく明治維新。もし当初の方向で成功していたとして、果たして、明治維新の中でどうなっていたのか? とも感じた。
★11 - コメント(0) - 2015年7月26日

今まで読んだ中で一番好み。遊女たちを使い捨てるのは平気なのに子供はダメなのはいかにもな感じですが。お蓮さん素敵です。そして、解り易い悪だった。そしてコルトは誰かが引き継ぐ感じで終わると思ってた…。
★3 - コメント(0) - 2015年7月14日

もうちょっと上手く立ち回って欲しかった。一気に読んだけど『土漠の花』と比べると物足りない。
★1 - コメント(0) - 2015年7月10日

単純明快なお話でした。こうならないで欲しいな、と思っていたラストに終わった。読みやすく、悪党だらけ。コルトでも刀でも、同じ話の展開ができそう。
★10 - コメント(0) - 2015年7月10日

面白かったです!月村作品は機龍警察シリーズ、槐に続いて3種目ですが、槐よりツボりました(槐も面白かったけど)。郎次が甘いと云えば甘いですが、でないとこの物語成立しないゝ落ちていく物語かと思いましたが、これも再獲得の物語と感じました。とにかくガンアクションがカッコいい。クライマックスの銃撃戦が圧巻でした。これ映像で見たいな。機龍警察よりこっちの方が、映像化向いてるような気が。ラストはある意味、ハッピーエンドだったような気も。いやー面白かった!
★1 - コメント(0) - 2015年6月17日

★★★ 主人公“残月”の甘さと、ヒロインお蓮の都合よさが若干気になるものの、物語は面白い。 心引かれるのは“灰”の人生。 “コルトM1851灰”を読みたい。
★5 - コメント(0) - 2015年6月11日

月村氏らしさ満載の劇画チックなハードボイルド痛快時代劇。特に後半は一気読み。
★3 - コメント(0) - 2015年6月5日

闇経済ウエスタン。お蓮さん素敵です。
★2 - コメント(0) - 2015年5月28日

月村先生の、こちらが期待したお決まり展開を全部ちゃんとやってくれる安定感みたいなのがすごいすっきりする
★4 - コメント(0) - 2015年5月21日

いや、しっかり面白かったけど、絶対に時代小説ではない。昔々、少年ジャンプに連載した『荒野の少年イサム』という漫画を思い出した、というのはあまりに個人的な感想だろうか?
★3 - コメント(0) - 2015年5月17日

自死を許しておらずそれでも〈死〉だけを待つ存在として儀平とライザに、彼/彼女に肉親を全て殺された存在として郎次と緑に、共通項を見出してからはそうとしか見えなくなった。お蓮の存在が、儀平を殺せた郎次とライザを殺せない緑の違いを生んでいる。というか肉親殺した/殺された間の因縁好きよね、月村了衛。
★3 - コメント(0) - 2015年5月14日

☆☆☆面白かった。時代小説は無理だけれども、これは時代小説感はなく「コルト」を使ったアクション&人情系のエンタメだ。結末はわかってしまうがイッキ読みだった。
★15 - コメント(0) - 2015年5月13日

月村了衛先生の時代小説。侘びと寂びが効いた王道的な物語展開で単純明快に面白い。それに心地よい浪漫がある。浪漫には恰好よさと情けなさがなくてはいけない。後半少しコミカルに過ぎた気もするが、だからこそまさにエンターテインメントな良作だった。
★3 - コメント(0) - 2015年5月10日

コルトM1851残月の 評価:76 感想・レビュー:123
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