舞台

舞台
あらすじ・内容
「生きているだけで恥ずかしい――。」自意識過剰な青年の、馬鹿馬鹿しくも切ない魂のドラマ!
29歳の葉太はある目的のためにニューヨークを訪れる。初めての一人旅、初めての海外に、ガイドブックを暗記して臨んだ葉太だったが、滞在初日で盗難に遭い、無一文になってしまう。虚栄心と羞恥心に縛られた葉太は、助けを求めることすらできないまま、マンハッタンを彷徨う羽目に……。決死の街歩きを経て、葉太が目にした衝撃的な光景とは――?
思い切り笑い、最後にはきっと泣いてしまう。圧倒的な面白さで読ませる、西加奈子の新境地長編小説!

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舞台はこんな本です

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舞台の感想・レビュー(2717)

恵まれた青年の心の内を描いたニューヨークを舞台にした今までにはあまりなかった作品だと思う。異国の中で精神面で限界を越えるギリギリの線でさまよう坊ちゃんの苦悩が興味深く描かれている。巻末の早川さんとの対談で、人はどこまでキャラを演じればよいのか、受けてはどこまでその相手の演じるキャラを応援するのかが語られているが、人により応援の度合いが違うのでより面白い。巻末の対談により著者の考えも浮き彫りになっており、従来の一人の解説より面白い。対談形式の解説も今後ありと思う。
★2 - コメント(0) - 2月25日

読んでてつらかった。芥川龍之介の「歯車」を思い出した。どうしてこんなにも人の目が気になるのか?精神的病?なぜ亡霊が見える?初めて西加奈子を読んだが、これははずれなのか?
★3 - コメント(0) - 2月24日

ニューヨークでトラブルに会っていきなり無一文。金もないし何もできないけど、身体はまだ動くし時間もいっぱいある。今までの自分を振り返りながら、街を歩いている最中に主人公がたくさんの喜怒哀楽を演じたり、たまに本心から行動する様子が辛い。見えないけど明確に存在する、社会の良い悪いのルールに、自分と周りはどう干渉し合うのかを問う。
★4 - コメント(0) - 2月23日

自意識過剰な葉太に、笑えたり突っ込みたくなったりしたけど、多々共感できる部分もある。 人生とは舞台であり、自分もその中で色々な役割を演じていると思うし、演じたほうが楽に生きられる気がする・・。
★10 - コメント(0) - 2月23日

久しぶりに西さんの作品を読みました。母娘と同様、息子の、父親に対する、なんとも言い難い複雑で屈折した思いが綴られていて、とても面白く読みました。西さんの作品、まだまだ気になるものがたくさん!これからもチェックしていきたいです。
★8 - コメント(0) - 2月22日

読んでいて真っ先に思い浮かんだのがTBSラジオで放送中の「東京ポッド許可局」という番組の投稿コーナー「自意識が邪魔をする」。人はイケてようがイケテていまが、金持ちだろうが貧乏だろうが自意識が自分自身を苦しめる。主人公も自分の父を評してなりたい「なりたい自分を演じていてしゃらくさい」と毛嫌いしているが、主人公自身も自意識に縛られているという自己矛盾。人生という舞台に立つ僕たちは常に演じ続けなくてはいけない。そんな自分を少しは愛してあげようと思った。
★9 - コメント(0) - 2月22日

なるほど、主人公は自意識過剰で、自分を苦しめてるのか。どんだけ、自分好きで、自分に執着して、自分苦しめてるドMやねん❗️って、わかるということは私もそうなのね。トホホ(^∇^)
★4 - コメント(0) - 2月22日

主人公が自意識過剰すぎる‼︎中学生の時は自分もこんなだったっけなって、考えを巡らせる。果たして、そんな瞬間もあったかも知れない。親に理由のない憎悪を持たなくなってやっと思春期の終わりなんじゃないかと感じた。そして主人公は29歳にして思春期を終えたんだと思う。だから、これは青春小説だ。
★16 - コメント(0) - 2月22日

誰でも「こんな風に見られたい」と1度は思ったことがあるはず。生きることは「私」を演じているのかもしれない。嘘をついているのとも違う、相手への思いやりからくる「自意識過剰」なら乗ってあげるのも優しさなんだと気づかされました。
★5 - コメント(0) - 2月20日

suu
自分に嘘をついて生きると幽霊が見えるらしい。自意識過剰は痛い系
★11 - コメント(0) - 2月20日

葉太の染み込まれた自意識は所々で笑いを伴って共感できます。物語前半、葉太の過去のしょうもない恥らい。あるよね、そういう時って感じです。後半から葉太の気持ちの転換に少し気圧されましたが、読み終えてから、、、自分の過去そして今を見つめ返すきっかけになりました。
★8 - コメント(0) - 2月20日

自意識過剰、ってやっぱり痛いな。10代の頃の自分に確かにあった心当たりのある感情。でも29歳でコレはかなり痛い。面倒臭いな、もう。早く領事館に行け!と思いながら読んだ。
★9 - コメント(0) - 2月19日

著者の作品は初めて。多かれ少なかれ、誰もが持つ(?)自分を演じることへの羞恥。それにがんじがらめになっている主人公の、心の成長を描いた物語です。学生の時に読んでいたら、涙したかもしれないな…と。終始客観的に読み終えた自分に気づき、あの頃とは違うんだなぁと妙な気分になったりしました(笑)表現の力強さ、必死さ、無骨さが、音楽でいうところのロックだ!と感じます^^ 巻末のインタビューでは、著者の、読者への想いが綴られています。表紙が良いですね。確か著者の作画だったかと。
★14 - コメント(0) - 2月18日

自意識過剰、父がそうしたように見えたなりたい自分を演じることは、決して悪いことでも否定されることでもない。なんでもやり過ぎはよくないが、なりたい自分になるなんて言葉は、本のタイトルや研修のテーマになるくらいなんだから。葉太はいつまでこんな風に過ごすのかと少し飽きてきたところから、終盤これでもかと向き合うところが作品に勢いがあって面白かった。西さんの作品は読む毎に好きになります。
★23 - コメント(0) - 2月18日

周囲の目を気にしてしまう自分には葉太の行動がわからなくもなかった。なりたい自分になるって難しい。そもそもどんな自分になりたいのかを考えた一冊でした。
★4 - コメント(0) - 2月17日

自分は誰の為に、何の為に、見栄を張って我慢をして生きてるのだろう。自分に素直に生きる事ができたら、どんなに楽なんだろう。でもその苦しみも含めて自分の舞台。「その苦しみは、お前だけのものなんだ。」
★6 - コメント(0) - 2月16日

主人公の葉太が太宰の人間失格に心酔するのは父の影響か。名前も葉太と葉蔵は一字違い。ニューヨーク滞在初日でいきなり無一文になった葉太は被害届も出さずポケットの12ドルで過ごす決意をする。葉太が仮面をつけたきっかけは、祖父の葬儀で父がみせた冷たい仕打ち。優しい孫を演じて泣いた葉太が祖父の亡霊を見たと話したとき、調子に乗るなと言った父。自分自身が演じ続ける父に、冷たくされた葉太は以後仮面をつけた。グラウンド・ゼロで父の亡霊と遭遇し父を思慕していたことに気づく。「地球の歩き方」が要所に登場するのが答えだった。
★7 - コメント(0) - 2月15日

★★★★★ 全く共感できない主人公が、最後にはとても愛おしい存在になっていました。人を許せず自分自身をも許せず、何もかも父親のせいにして、しかし父親の財産に縋っている。ダメな29歳の青年を、実際一番ダメだと思っているのは自分自身で、精神を揺るがせながらニューヨークの街をさ迷っている。躁鬱の中を苦しむ姿は滑稽であり切なくもあります。極限で気づいた父への想いや人の優しさ、そして愚かな自分の御し方を、これから少しずつ自分の骨身にして行けば良い。愚かな男の大きな葛藤に、最後は涙が溢れました。
★22 - コメント(0) - 2月15日

自意識過剰な心、 まず誰もが身に覆っていて、それぞれ方向や重はちがうのだろうけれど、またそれぞれ自省の苦しみだったり。  29才の葉太が、読み覚えてきた「地球の歩き方」を手に、初海外のニューヨークへやってくる。 自意識や繊細さがあまりに過剰な彼の、情けなく、切なく、傍目からは滑稽で笑ってしまう、一週間の滞在記。  西さんが、これでもかと、葉太に被せてくる意識と心のギリギリ感。 読んで、辛いけど、ほっと、もする。  葉太、これから多くの人と出会っていって、ひとの心にたおやかな老人になって欲しい。自分の舞台。
★5 - コメント(0) - 2月14日

誰もがみな、この世界と言う舞台で、それぞれの役割を演じている。その事に少なからず、疲弊している。だがやめる事は出来ない。舞台は続いてゆくのだ。
★7 - コメント(0) - 2月14日

人は誰しも程度の差こそあれ自分を演じて生きている。それが理想の姿に向けてなのか、周囲の目を気にしてなのか。人からどう思われているかは気になるところだが、それに捕われた生き方は苦しい。嫌われたって構わない。なりふり構わず自分らしく生きよう。極限の状況で最後に気付いた葉太は救われた気がした。お前の苦しみはお前だけのものだ。この言葉が胸に響いた。
★8 - コメント(0) - 2月14日

誰でも人生という舞台で演技をしている。結局自分のことをギリギリにまで溜め込んで爆発させた時、最後に食べたモーニングに歓喜するように自分を解放した瞬間のなんとも言えない高揚感が堪らないですね。
★8 - コメント(0) - 2月13日

羞恥心の出どころをこんなに明確に言葉にできる筆者は凄い!他者からこんな風に見られたいと演じる人の真剣味と滑稽さが舞台をさらに面白くする。日々舞台に立ち、演じ続ける人間とそれを見守る亡霊の存在を確信しました。
★6 - コメント(0) - 2月13日

葉太の自意識の過剰さ加減は半端ではないが、その欠片は私自身にも見つけることが出来る。時々分かるなぁと思い、多くの場面でここまでは無いなと思いながら読み進む。極限状態にまで追い詰められた葉太が、挙げ句の果てに、NYへの旅で見つけたかったものを全部見つけたって、そんなお話し。
★5 - コメント(0) - 2月13日

これ読み終わってからNYのシープメドウ行った時に『ビューティフル』てカタカナで書かれたTシャツ着てるアメリカの方見つけちゃって、とりあえず荷物はぎゅっと握りしめたよね。笑
★7 - コメント(0) - 2月12日

苦しみや恥ずかしさは、それを感じる体を持った人のもの。そんな不都合な感情も 毎日にひそむ輝きをひきたててくれている。めちゃくちゃ美味いアメリカンブレックファーストに感謝の笑みをあらわす主人公に、軽く手をあげ素っ気ない魚顔の女店員!そんな舞台。
★4 - コメント(0) - 2月12日

西さんらしい書き方だけど、主人公があまりに「こじらせ男子」過ぎて、半ばイライラした。1つのことに対する描写や回想が長くて、最初の方は展開のスピード感が無く、少しだらけてしまった印象がした。その分散りばめまくった伏線回収で、最後は急に展開していった感じでした。
★9 - コメント(0) - 2月9日

かわいそうなくらいの自意識過剰でがんじがらめの主人公が、ニューヨークで1人苦しみ、壊れそうになって(いやもはや壊れていた)とことん突き詰めて、どうなるんだこの小説、早くパスポート再発行しに行け〜、盗難届け出してよぉ〜と叫びたくなりながら、最後に少しやっとホッとさせてくれた。巻末対談で始めて理解した部分もあり、自分がいかに能天気かと新しい世界を想像するための参考になった。「ややこしい自分も好き」ーーなるほど。
★9 - コメント(0) - 2月8日

cyu
つい人の目が気になる、見栄を張ってしまう私としては共感できる部分がありました。とはいえ、物語は大げさすぎて入り込めず。亡霊は一体なんだったのでしょう、、?彼は変われたのでしょうか、、?もやもやが残ります。
★9 - コメント(0) - 2月8日

自意識がどんどん膨らんで、それが自分を支配していく感じ、すごいよくわかる。
★4 - コメント(0) - 2月8日

久々の西加奈子作品。うーん、そこまで響かず。主人公が悩むようなことで、おれは悩んでないってことだな。
★5 - コメント(0) - 2月7日

eri
主人公は自意識過剰すぎる29歳の青年。痛々しい程に自意識過剰すぎて面白い。けど葉太程ではないにしろ、私自身も若い頃は他者からの目を意識しすぎていて、超えてはならないラインに敏感なお年頃があったなぁ〜と若い頃の自分を思い出し、恥ずかしくなった。ニューヨークにいつか行ってみたいなぁ。
★39 - コメント(0) - 2月7日

A。ニューヨーク。
- コメント(0) - 2月6日

登場人物も少なく、あまりドラマ性が感じられなかったけど、若いころの自意識がツンツンしていた感覚(葉太ほどではない)を少し思い出す。今はおばちゃんになってそういうことが減って楽になったなあ、、、。
★8 - コメント(0) - 2月4日

嫌悪しながらも死んだ父の金でニューヨークへ行き鞄を盗まれ彷徨う葉太、自意識過剰な壊れかけた感情は哲学的で、私には今一つ共感出来ませんでした。
★13 - コメント(0) - 2月3日

あまりにも西加奈子過ぎる。 主人公のぶっとんだ行動にすごく引き込まれました。ああ、わかる~そういうの考えるよなぁって思うところもあるけど、全然わからんところも多い、で、結局幽霊はなんやねん。ほんまに幽霊なのか、いっちゃってるのか。面白かったー。あとから色々考えてまう系。
★13 - コメント(0) - 2月3日

僕もかつては自分を職業人としての「あるべき姿や求められる姿」であることと、その一方での本当の自分の真実のキャラクターにいつも違和感と絶望感を感じていた時間が長かった。その頃の僕のことを「好きじゃなかった」と肥塚善光は素直に後で言ってくれた(笑)。感じる人は感じてるのだ。それはあるべき必然の姿なのかそれとも演じてるだけの自分なのだろうか。人間は誰しもが社会という舞台に出ている時には恥ずかしくなんかいたくない。作り笑顔で他人に合わせてうなずくかもしれない。誰に対してそんなことをしているんですか、それ?読了。
★6 - コメント(0) - 2月2日

葉太の自意識過剰ぶりは、そんなに考えなくても大丈夫だよ(;´Д`)と、ハラハラしてしまうくらいでしたが、共感できる部分もありました。ありのままでなくてもいい、演じることも思いやり。ありのままが苦しい人もいる。あたたかい言葉だなと思いました。最後の朝食のシーンが1番好きです。
★1 - コメント(0) - 2月1日

舞い上がって浮かれていたら、恥をかく。だから周りにバレないように冷静なふりをしている。私のことかと思ってギクリとした。 みんな、人生という舞台で「演技」している。 生きているから、恥をかいたりする事ができる。だからビクビクしないで素直に生きていけばいい。
★22 - コメント(0) - 2月1日

☆☆☆
- コメント(0) - 2月1日

舞台の 評価:90 感想・レビュー:1110
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