舞台

舞台
あらすじ・内容
「生きているだけで恥ずかしい――。」自意識過剰な青年の、馬鹿馬鹿しくも切ない魂のドラマ!
29歳の葉太はある目的のためにニューヨークを訪れる。初めての一人旅、初めての海外に、ガイドブックを暗記して臨んだ葉太だったが、滞在初日で盗難に遭い、無一文になってしまう。虚栄心と羞恥心に縛られた葉太は、助けを求めることすらできないまま、マンハッタンを彷徨う羽目に……。決死の街歩きを経て、葉太が目にした衝撃的な光景とは――?
思い切り笑い、最後にはきっと泣いてしまう。圧倒的な面白さで読ませる、西加奈子の新境地長編小説!

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舞台はこんな本です

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舞台はこんな本です

舞台の感想・レビュー(2606)

他者の目を意識し、 日常が「舞台」のようだと感じることはあるだろうか。 マイペースな僕は、そういうことはあまり無い。 ただ学生時代、マイペースであろうとして、 却って他者を気にしたことがある。 マイペースな自分を演じていたのだ。 それはマイペースからほど遠い。 人は少なからず「舞台」を生きてる。 ひとたび「舞台」に立てば、幕が閉じるまで、 とりあえず演じ続けなくてはならない。
- コメント(0) - 1月25日

自意識過剰で見栄っ張りな青年が主人公。中学生・高校生の頃など、主人公ほどではないにしろ、自分にも少なからずこういう時代があったなぁと思い出させる。若い頃に読んでいたらもっと感じるものがあったかも。
★2 - コメント(0) - 1月25日

西さんらしいエネルギーあふれる作品。バカだなぁ、まだまだ青いなぁ、などと思う反面で、私にこんな気持ちは全くないのか、というとあざ笑うことができない。私だって役になりきって演じている、舞台から降りられず今日も役割を果たしているから。少しでもよく見られたいと背伸びしている私がいて、必死に努力していると思われたくない私がいる。そして…、周りの空気を読んで、「これ正解に入りますかね」と相手の反応みながらおそるおそる発言する私がいる。生きたいのに突然断たれた命もあるのだから、恥をかきながらも頑張って生きていこう!
★5 - コメント(1) - 1月24日

葉太29歳。あまりにも幼い思考の現実。人の目が気になり情緒不安定。父親との確執?小説好きの彼にとっては、父親の職業も複雑なのだろう。自身が頑張っても届かない世界にいる父親に惹かれる気持ちもあったはず…ニューヨークから帰ってからが、本当の成長が期待出来る。自分も気にした事がなかったが、英字のプリントの服、持ってるのはどういう意味なのだろう?まさか…
★49 - コメント(0) - 1月24日

★★☆☆☆恥の意識に振り回されている主人公に辟易しました。西加奈子さんの作品をおもしろくないと思ったのは初めてです。でも、最後は良かったです。
★2 - コメント(0) - 1月23日

西さんの作品はいつも心にずっしりと来る。誰も知る人がいないニューヨークで、葉太が誰の目線をも気にしながら行動するあの姿が妙に共感出来てしまった。そもそもニューヨークを何故訪れたのかと思っていたら、なるほど。「地球の歩き方」への繋がり方が好きだった。
★14 - コメント(0) - 1月23日

着地点のない作品なのかなと途中で不安になったが、とりあえず最後は締められている。もう葉太は「舞台」を読む必要はないのでは?
★7 - コメント(0) - 1月23日

どの人も葉太のような生きづらさを少なからず抱えているのではないか?周りからの目を気にして、何かを演じたり、「正解」の中にいたいという気持ちがあるのではないでしょうか?ニューヨークでパスポートと現金を盗難され、だんだんと壊れていく葉太。読んでいてハラハラしました。物語の最後で葉太がなぜニューヨークに来たのかが分かります。きっと葉太の父も葉太と同じような生きづらさを抱えていたのでしょうね。 「ヘルプミー!」と助けを求められたことで、これからの葉太は少しラクに生きていけるようになるかもですね。
★31 - コメント(0) - 1月23日

葉太は私だった。容姿も性別も家柄も全く違うけれど私だった。自己紹介で生年月日を言うよりも「この本の主人公が私です」と言う方が的を得ている、と思ったほど、私だった。息をするのもしんどくて縋るように入った本屋で平積みにされていたから何の感情も持たず買ったものだったけれど、買うべくして、読むべくして読んだんじゃないかとさえ思えてくる。それほど今の私と重なった。ちっぽけなことでも苦しみ抜いていいんだと少し勇気を貰った。
★6 - コメント(0) - 1月21日

亡霊の部分は要らない気が、誰も居ないときの周囲からの視線の代わり? 訳し方が分からない英語の書かれた服は思わぬ意味があったりするので要注意。
★3 - コメント(0) - 1月21日

何からも逃げてきた無職の男がニューヨークで盗難にあい、俺の苦しみにはじめて向き合う
★3 - コメント(0) - 1月20日

今まで読んだ西さんとは毛色の違う本。面白いけどちょっと物足りないかな。自意識過剰すぎる主人公に若干辟易f^_^;)「ここまではセーフ」「ここからはアウト」のラインを超えないように、「正解」の中にい続けてように生活している。のくだりに激しく同意。
★8 - コメント(0) - 1月17日

自意識過剰なせいでずっと生き辛さ感じ続けている葉太に、自分にも当てはまる部分がありドキッたした。葉太が人に助けを求めることができて良かった。私自身も救われた気分になった。
★7 - コメント(0) - 1月16日

読書会のために再読です。太宰ファンの人は、父に対する確執などの点で「人間失格」のオマージュとしておもしろく読めたそうです。「セントラルパークで寝ころびながら読むために本を取っておく」という気分に共感できるかで意見が割れました。幽霊が見える設定は必要なのかどうか。また躁うつ病を入れて病気にしちゃうのはどうか、っていうことも話題になりました。私は幽霊が見える設定は、グラウンドゼロで幽霊に囲まるシーンを書きたかったのかなと思います。母に対する視線が厳しすぎるのは、女性の書き手だからという感じもしました。
★55 - コメント(0) - 1月13日

しゃらくさい父親がそれでも捨てきれなかったものが、妻の漬物と『地球の歩き方』だったのがなんとも切実で素敵。色の少ないだろう病室に『地球の歩き方』がある、というのも好き。また笑われてでもしゃらくさいと思われてでもしたいことをしている人こそ輝いていてかっこいい。彼はシープメドウでは自意識から解放されていた、そこに救いがあると思った。そんな中、1番の衝撃は「ベビラン」。笑
★5 - コメント(0) - 1月11日

西さんはやっぱり面白いなぁ! 葉太があまりにも自意識過剰すぎて、そこまで面倒くさく考えなくてもいいんじゃないかと思いつつも、私にも自意識過剰な部分もある!と読んでて恥ずかしくなったり。言語化されることにより、葉太の中に自分を見つけたりして。西さんの描くキャラクターはいつも愛に溢れてるのだ。たとえどうしようもなくても、憎めない。
★5 - コメント(0) - 1月10日

人間失格の大庭葉蔵のような自意識過剰な主人公の葉太。その葉太がバッグを盗られてからどんどん大胆になっていって、犬を見て浮かれているとき感情移入しすぎて「ヤバイ調子に乗ってる!」と読んでて凄いドキドキした。段々おかしくなっていって、もう読んでられないくらい辛かったけど救いのある終わりで良かった。あと、話とは関係ないけど「どれだけ腹が減ってるんだ」と思われるのが嫌で新横浜を過ぎるまで駅弁が食べれないというのが全く同じで笑っちゃいました。
★16 - コメント(0) - 1月8日

人生とは舞台で、それぞれの役割をそれぞれが台本通りに演じているだけなのではないと思った時期が私にもありました。けれど見られたい自分を作っていくうちにそれが本物の自分になっていくのだと今は信じています。それは恥ずかしいことじゃない。主人公にあまり感情移入出来ないまま読了。
★4 - コメント(0) - 1月8日

何をするわけでもないただの旅行。次々といろんな感情に襲われて、なかなか読むのが辛い。悩んでばかり、生きていて苦しいだろうな、と思える主人公。結局何も成し遂げていないし何かが変わったわけでもないけれど、最後に少し救われた。これからは少し違う人生を送ってくれるのかな。
★63 - コメント(0) - 1月8日

人間失格みたいな1冊。自分を演じてきて、ひとりでずっと苦しんでる。少し共感する部分もあったが主人公が苦手でそんなによくなかった。もともと人間失格が好きじゃないから
★4 - コメント(0) - 2016年12月29日

初の西加奈子。その「癖」か分からないが、読むのに苦労した。「父親コンプレックスすぎる」男の「歪みすぎた」感じが満載で、早く警察や領事館へ行けよとイライラしながら読んだ。NYの様々な表情を垣間見ることが出来たが、1番驚いた真実は「ぶぶ漬けいかがどす」のくだり。京都人に招待された時は気をつけようと思う。
★7 - コメント(0) - 2016年12月22日

物語のピークがいつくるかいつくるかと思っていたら終わってしまった(笑)後半おかしくなってしまった時はクスリやり始めたのかとおもった。よくわかんなかった。
★5 - コメント(0) - 2016年12月20日

誰にでも、多かれ少なかれ彼のような部分は持っているんじゃないかな 自分を押し殺して、誰かを演じ、完璧に生きようとする。それは行き過ぎると、やはり精神に異常をきたすんだね まずは、助けてって言うことから始めてみよう
★8 - コメント(0) - 2016年12月19日

自己否定と自意識過剰と人間失格と何者でもない自分が、ニューヨークに行き、そのことがよくわかったお話。誰もが持ってるのに自分しか持っていないと思っている心の闇に悩む青春物語。(書評風)
★5 - コメント(0) - 2016年12月19日

yu
29歳自意識過剰な男性の旅行記。初日に鞄を盗まれ、大事な物が紛失してしまうが、そこから変化していく主人公。共感できる部分もあり、羞恥心を乗り越えて変わろうとしていく姿は応援したくなりました。皆がそれぞれの舞台で誰かを演じている。私も今生活している中で何かを演じていると思う。素直に演じず、ありのままで生きたい。そう思う作品でした。
★32 - コメント(0) - 2016年12月7日

人間失格の葉蔵を超える。29歳で、自意識が強く、先の見通しもない主人公。現実にもたくさんいる。主人公が再生できるのではないかと思わせれくれるのが、救い。
★11 - コメント(0) - 2016年11月28日

自分の言動がワザとらしく感じられ、そう思ったときに舞台を観劇するような調子で自分を見てくる亡霊に悩まされる男、葉太29歳ニューヨーク旅行の物語。男が、自らが危険な目に遭った体験をひけらかし自分の「男度」を披露する男度理論は、あるある過ぎて笑ってしまった。自分の言動が演技くさく感じられることは自分としても確かにあるし、それが嫌だと思ったこともある。でも、それで何もできなくなれば、結局自分らしくいられなくなるってことを知っている分、自分は葉太よりも先に進んでいると読んでいて思った。
★10 - コメント(0) - 2016年11月27日

西さんの作品ということで個人的にはかなりハードルは高めであったけれどちゃんと応えてくれる西さんの安定感はすごいなと思う。自意識や恥が強い人間がいかに再生していくかという話なのだけれどそこに至るまでの設定が見事だった。特にグランドゼロからの展開の持っていき方なんかが本当にすごかった。西さんの作品のすごいなと思うのは主人公の両親だったり関係者の作りこみ方が他の作家の方以上に作りこまれていてしかもそこを掘り下げるの方思わせてそれを簡単に捨て去ってしまうという豪勢なことをしてしまうというのがすごいなと思う。
★10 - コメント(0) - 2016年11月25日

自意識過剰な青年葉太のNY旅行記みたいなもん。初日に財布やパスポートなど大切なものを盗まれてしまいわずかばかりの現金で何とか過ごすのだが、随分とアクティブに動き回ってる。父と息子の関係性が面白かった。
★16 - コメント(2) - 2016年11月25日

適当に生きてる私からすれば、この主人公はだいぶ病的。生きにくいだろうなぁーと思い、共感する点がなく、おもしろさを感じれませんでした。西さんの本は好きですが、この作品はちょっと残念でした。
★4 - コメント(0) - 2016年11月23日

馬鹿だなぁ〜葉太。と、最初は葉太のプライドや羞恥心が意味不明過ぎたけどよくよく考えれば、それが人間なんだ。私はわたしの「舞台」で今日もまた、がんばるぞ!
★68 - コメント(0) - 2016年11月16日

自意識過剰な主人公に共感しました。ニューヨークへの一人旅挑戦してみたいです。
★6 - コメント(0) - 2016年11月14日

miu
自分の責任を取ることができるのは、自分だけ。自意識過剰な葉太。太宰治『人間失格』の葉蔵のように、人にどう見られるかを殊更気にする葉太。イタイ。たまらなくイタイ。しかも亡霊が見えるだなんてヤバイ。29歳。たった数日間のNYサバイバル。そこはやっぱり西さんだから生きることにこだわっている。この舞台で精一杯生きる。それが、わたし達の使命なのだ。
★32 - コメント(0) - 2016年11月14日

自意識過剰の青年葉太のニューヨークでの経験を描いた小説。滑稽かつ痛切で、最後は感動が押し寄せてくる。葉太がセントラルパークで、バックを盗まれて途方に暮れる場面では極度に感情移入してしまった。彼はニューヨークで素晴らしい体験ををするわけではない。相変わらず自意識に悩まされてしまう。それでもこの小説が感動的なのは、死んでしまった父との関係に焦点が当てられているからだ。小説家で通人ぶっていた父を葉太は、なかなか許すことはできないのだが、ニューヨークの街が葉太を変えていく。彼の心の変化に胸を打たれる小説だった。
★115 - コメント(0) - 2016年11月11日

日本に帰ってから羞恥心にさいなまれて発狂するのでは。
★2 - コメント(0) - 2016年11月3日

西加奈子による『人間失格』なのかな… 面白く読めたけど、関西弁が出てこないのと、主人公以外に魅力的な登場人物が出てこないのが少し物足りなかった。自意識を持ちながらも自分の言動、生き方を貫ける人間になりたい、と思った。自意識過剰と自分に嘘をつくのは全く別物だと思うから、自意識過剰な人でも堂々と自信持って生きれてる人はカッコいいんだと思う。人生と言う舞台で自分を演じられるのは、自分の本当の気持ちを知っている自分しか居ない。
★8 - コメント(0) - 2016年10月27日

29歳葉太は、海外のNYへ訪れる。そこで初日に盗難にあいまっさらな状態に。どの様に考えるか。最後はまとまっているし、地球の歩き方からの抜粋が多いのでもしアメリカに行く予定があれば見てみるといいかも。現実と回想が多いけどページが少ないからすぐ読める。極限までなったことない人は為になるかも。今回は舞台がニューヨークだっただけ、海外に行くという知識が少し変わると思うし、外に出た人に読んでもらいたい一冊。無関係だけどホットドッグはネーサンズが星条旗のお国で1番美味い、ただ日本のウインナーは世界一美味いと思う。
★12 - コメント(0) - 2016年10月24日

自意識過剰で人の目を気にして常に自分を良く見せようとする主人公。人は皆何か役割があってそれを演じている。
★6 - コメント(0) - 2016年10月21日

躁鬱症状の主人公が何をするでもなくNYで自分についてぐじぐじ悩む話、、、っていうと酷い表現だけど。「生きたい」っていう気持ちはこの世に痕跡を残すんだろうなと思いました。
★3 - コメント(0) - 2016年10月20日

主人公の葉太は周りの目を気にして自己嫌悪に陥ったり、自分を良く見せようとして、自分じゃない自分を演じてみたりするのが癖になっている。父の影響が多く、でも父が大っ嫌い。そんな葉太が、ある目的の為にニューヨークに行く。楽しむはずだったのに初日からアクシデントが…。葉太の自意識過剰な心の動向が常に悪い方向でしか返ってこない状況に落ち込み葛藤しながら振るい立たせる姿は、読んでいて同感することがある。私も葉太と同じだと…。一生懸命に生きる葉太の人生こそが、題名である「舞台」を自ら演じているのだと自分なりに理解した。
★19 - コメント(0) - 2016年10月19日

舞台の 評価:80 感想・レビュー:1062
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