夜は終わらない

夜は終わらない
あらすじ・内容
婚約者が自殺したとの一報が入った玲緒奈。千住警察署で悲しみにくれる彼女には、次に殺さなくてはならない別の婚約者がいた。セックスや結婚を餌に次々男を惑わし、財産を巻き上げ、証拠を残さず葬り去るのが日常なのである。そんな玲緒奈には不思議な癖があるのだった。
「生きてる意味があることを証明しないと。ね? 私が夢中になれるようなお話をしてよ」
あの世に送る前、男に語らせるのだ。それは、生い立ちでも、創作した話でも構わない。面白いかどうか、で命の長さが決まっていく。最期の気力を振り絞り話を続ける男たち。鬼気迫るストーリーが展開され、物語のなかの登場人物がまた別の話を語り始めたり、時空を超えた設定のなかにリアルなものが紛れ込んだり……全体の物語のなかにさまざまな短篇が入りくみ、海へと流れる大河として眺望できる大傑作。

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夜は終わらないの感想・レビュー(233)

シェヘラザードみたいな設定。何となく気持ち悪い話ばかりだしどんどん長くなってきて興味がなくなってしまった。何なの?って感想。
★1 - コメント(0) - 2月1日

まるで千夜一夜物語のような話。面白くなければ殺される、必死の物語が始まる。趣向が面白いと思って読み進めた(作者の趣向に賛同する気持ちで)。次から次へと「物語」が展開していき奇想天外な話に墜ちていきどこにいるのかわからなくなり、眠ってしまいそうに、目が覚めハッとして「物語」に戻る。話はますます取り留めのないような世界に入っていき読者は否応なく不可思議な世界に連れていかれる。
- コメント(0) - 1月11日

最初から女の言動がひどすぎて、気が進まないながらも半分まで読んでついに挫折。つまらなくて読むのが苦痛。求めてばかりでかわいそう。
- コメント(0) - 2016年12月25日

読み進めていくと、「俺俺」であったり、最新作「呪文」につながるテーマが浮かび上がってきます。 人間が物語を必要としていること、物語から疎外されるとどうなるか、そんなことを思いながら読みました。 自己と他者との入替可能性など現代っぽいテーマだと思います。 連続殺人事件の解釈としては面白いし、納得感がありました。
★1 - コメント(0) - 2016年10月18日

途中で挫折しました。
- コメント(0) - 2016年9月16日

★★★☆☆ なんだーこれは。マトリョーシカかよ。お話の中からお話が飛び出して…以下続く…に翻弄されながらも楽しく読了。不思議な感じだ。一つ一つのお話がけっこう面白かった。ただ後半はちょっと疲れたかな。
★11 - コメント(0) - 2016年9月4日

あきらかに木嶋香苗の事件を想起させる女性殺人者が、男を監禁して物語を強要し、そこで自分を想起させる物語が語られて、というメタフィクションを縦横に駆使した長編小説。非常に聖地に組み立てられていて、なかなか面白いのだが、むしろその組立の部分に面倒臭さも感じられてしまう。物語たちのうち、「アルフォンシーナと海」は素晴らしかったが、「その2」になるととたんに閉塞感に浸されてしまう。言葉の指向としてはもっとのびやかにエンターテインメントしてしまったほうが面白いものになるのではないかとかそういうことも感じられた。
- コメント(1) - 2016年6月18日

始まりは結婚詐欺師のお話で社会派ミステリっぽいのに、中盤以降ファンタジー色が強くなり、アラビアンナイト風に夜毎に物語を紡いで延命するパターンになる。作中で語られる物語が結構面白くて、しかもどんどん異世界の奥深く潜ってしまうので、その世界観にどっぷり浸っていられる。その反面、玲緒奈はなぜ物語を求めていたのか気になるのは、ミステリ読みのロジックで現実的な解釈を無意識に求めているからか。でも、玲緒奈の現実がメインで物語がその一部としての扱いだったら、どこにでもある社会派犯罪小説で終わっていただろう。
★2 - コメント(0) - 2016年6月3日

アイデンティティのお話。日常演劇、二重三重スパイになってフュージョン、私自身の物語、語る人とその登場人物。玲緒奈にはダメ出しされてたけどカワルコちゃんたちの話もかなり好き。
★3 - コメント(0) - 2016年5月28日

最初は悪漢、犯罪小説なのかと思っていたが、進むにつれて千夜一夜物語(アラビアンナイト)へのパスティーシュ、オマージュな作品、それに加えて“入れ子”のメタフィクションとなっていた。作中作(入れ子)の登場人物達が次々と語り出す物語達。ファンタジーあり、エロスあり、ホラーあり。シニカル、ユーモア等が渾然一体となり、面白い。「夜は終わらない」つまり「お話」は永久に語られる。聞き手であったはずの玲緒奈も「お話」を作り出す。もっと続きを聞きたくなる、玲緒奈の話も聞きたくなる、ずっと読み続けたくなる小説だった。秀作。
★14 - コメント(0) - 2016年3月22日

男たちに取り入っては次々と殺していく女が、命を奪う前に彼らから「物語」を聞き出す。逆千夜一夜風の設定のもと、いくつかの作中作が展開される。ちりばめられたユーモア、しだいに増していく幻想性。混沌とした面白さがある。かなり愉しい。「山羊先生」のくだりが大好きだ。
★12 - コメント(0) - 2016年2月21日

世間を騒がせた練炭殺人の犯人の女がモデルのミステリーかと思いきや、劇中劇のてんこ盛りで、めくるめく展開が面白いけど疲れたし、飛ばし読みしようと決めた頃に、まるでパタンパタンと音をさせて飛び出す絵本を閉じるように、話が収まるべきところに収まっていく、その快感が読んでいて一番大きかった。それっていいことなんだろうか?そしてまさかのジェイコブズラダー落ち?と疑っていると、いよいよクオンの口を借りて主題が見え、ミステリー小説として完結した奇跡の一冊。 ちなみに入院という拘束がなければ最後まで読めなかったと思う。
★1 - コメント(0) - 2016年1月25日

題名と装丁に惹かれて、ずっと読みたかった一冊。ぶ厚いので気合を入れて読み始めましたが、残念ながら400ページあたりからは斜め読みしてしまいました。あらすじにもあるように、主な物語の中に短編が入り組んで入り組んで入り組んで…よくわからなくなっていくし、その短編も面白いものもあれば私には理解不能なものもあり。主な物語が続く最初は面白いと思ったので、そもそも私には純文学(でいいのかな)がやはり合わないのかもしれません。
★24 - コメント(0) - 2016年1月18日

途中で読むのやめようかと思ったけどそれもなんかもやもやするしと思って最後のページをチラッと読んだら、どうやら連続殺人ではないようだ?とわかり、最後まで読むことにした。で、結果、読書に没頭することはできたけど読み終わって量以外の達成感は得られなかったかなー。なんかもやもやしたから自分で腑に落ちる結末を想像することにしよう!そうゆう発想になる物語ではあった。笑
★1 - コメント(0) - 2015年10月30日

物語というものがこんなにも凄いものだったということを今一度思い知らされた。人間はこんなものまで書けるということに感動する。圧倒的な強度だ。読者を煙に巻く構造。繰り返す既視感。どうやったらこの話は終わるのかという不安を抱く暇のない中盤から畳み掛け。疾走感。身体にGがかかるようなラストスパート。読み終わった後、実は本がサカサマで、最後のページから読んでしまったのではないかと錯覚してしまう。背表紙がねじれながら表紙に繋がっていて、メビウスの輪のよう。素晴らしい物語に出会えて、本当に幸せ。
★3 - コメント(0) - 2015年10月20日

現代版の千夜一夜物語。女に命運を握られた男が夜毎に語る奇想天外な話に、私自身もまた魅せられました。夜に語られる物語だったからでしょうか。自身の寄る辺を喪い、彼我の境界が曖昧にボヤけていくような不思議な感覚に酔いました。その酔いは決して幸福感を伴うものでなく、寧ろ落ち着かなくなる類のものではあったのですが、それでもあぁ〜読んで良かったと心から思えた一冊です。
★9 - コメント(3) - 2015年10月18日

この女は好きになれません。それにしても長かった。読むのに何日かかったことか。話の中でまた話をする人が出てきて、思想なのかヘリクツなのか、よくわからな言い合いが続いたり、甲乙丙丁では、もう誰が誰なのか分からなくなり、話はどこへ向かって行くのだろうって、何とか読み続けたけど、最後の方は一話が長くて情景を思い浮かべる事ができ来たかと思いきや、結局何だったのかよくわからない。作者も言い訳じみた表現を使ってたけど、最後は話が長くて一夜が長すぎたんじゃないか。まぁ結局よくわからなかった。最後まで読んだ自分に驚き。
★2 - コメント(0) - 2015年10月8日

ミステリーのようで引き込まれるが、途中からなんだかわけがわからなくなり、しかも冗長感(飽き)が来て挫折。何が言いたいの?
★2 - コメント(0) - 2015年9月25日

玲緒奈の相手に死を下す前に語らせる美学は、クオンとのいくつも、重奏に編む話しと出会う。クオンの醸す媚薬に酔いしれる玲緒奈。次第に省みるべき自身の行いに耳を傾けるようにう移る。いくつも広がった語りは、終編で次々と終わりを迎える。やがて玲緒奈の語る番がくるところで、物語は閉じる。それでも堂々と話す彼女を想像してみる。きっと人を殺めたりすることは、もうないはずだ。
★1 - コメント(0) - 2015年8月28日

結婚詐偽連続殺人の話かと思いきや・・・ 不思議な話ではあったが、魅力を感じなかった。 読んでるのが しんどくなった。ジンの話は面白かったけど ほかは好きになれず・・・ 結末が気になり何とか最後まで読んだが 私には合わなかった。もやもやした気分だけ残った。
★50 - コメント(0) - 2015年6月13日

読めば読むほど、読み手としての自分の立ち位置がわからなくなる。結局、わかたったようなわからないような不思議な感じで読了なのだが、著者のオリジナリティは素晴らしい。他の作品を読んでみたくなったし、多くの人にも読んでもらいたい。
★8 - コメント(0) - 2015年6月10日

ほとんどファンタジィ部分で構成されているので、なにがなんだかわからなくなった。主人公も何がしたかったんだろう…
★1 - コメント(0) - 2015年6月2日

途中で話の訳が分からなくなってくるんだけど、読むのがやめられない。変なの。孤高の殺人者が失望を繰り返しながら殺人を重ねる話かと思いきや、すぐ二人目でほぼ理想の語り手が出てくる。最初に語られた「カワイルカ」の話にはすごく惹きつけられた。そのままずーっとお話の迷宮に連れて行かれるんだけど、時々ツボにはまるエピソードや表現が出て来て後を引く。不思議さもエロティシズムもちょうどよい塩梅。せっかく理想の語り手を見つけたのに、彼女はすでに追われる身。ストーリーが終わっても、お話はずーっと続いて行く様で…。後引くわー。
★26 - コメント(1) - 2015年5月31日

初めのうち、木嶋佳苗事件をモデルにした物語か、と思わせるが、殺される前に男たちが語った物語が物語を呼び、読者はそこに引きずり込まれていく。寓話的だが、何かの象徴のようでもあって、でも何より、物語ることの快楽がここには存分に横溢している。解析し分析し読み解いてみたい、と思わせる一方で、大きな塊としての物語をこのまま目の前において眺めていたい気分にもなる。とても面白い作品だったし、読書だった。多くの人に読まれていい作品と思う。
★4 - コメント(0) - 2015年5月16日

ん〜、物語の入口と出口は現実的なのに真ん中には劇中劇のような登場人物に語らせる新たな物語が湧き出ていて、時折、現実という水面に息をしにあがってくるような感じ。後半には劇中劇が長すぎて主人公はどうしてるの??って気になったりして、面白い作品だったけど。私には一度読むだけでは理解し難い。
★4 - コメント(0) - 2015年5月9日

なんだこの小説は!連続殺人の女性の話かと思ったら、話題はとんでも無い方向へ。面白い話をしないと価値が無いとの事で、自分がそのシチュエーションならダメだなと思いながら読みました。 最近はちょっと変な小説続いている。「ルンタ」「A」これらも変わっていて一筋縄ではいかなかったです。
- コメント(0) - 2015年5月2日

si
不思議な物語でした。途中よくわからなくなってきて読むのに手こずった!
★4 - コメント(0) - 2015年4月30日

現代版千一夜物語、物語の中で語られる物語、そのまた中で語られる物語。最後の物語の括弧閉じの連続で、入れ子となっていた物語が一気に終わる。読み進めて行く頭の中が整理できていないため、入れ子の物語が次々と閉じて行く爽快感が味わえなかったのが残念。 構成力で勝負みたいな小説ですが、ときどき垣間見える人間の本質を語るような文章がよかった。
★12 - コメント(0) - 2015年4月15日

物語の中から物語が生まれどんどん深く潜っていくような、一つ一つも繋がっているようないないような・・・物語自体も奇妙な味わいの物語が多い。読んでて頭がくらくらして酩酊しているような気分になり一気には読めず。最後に深みから水面に戻されるというか扉がパタパタ閉じられていくように物語が急速に終わりを告げて漸くああそうか出発点はここだったと思い出した。心地よい酩酊ではないので好きではないかも。私はこの本に選ばれなかったのだろうね
★3 - コメント(0) - 2015年4月6日

千夜一夜物語。話の登場人物が次の語りの主人公になり入れ子状態で話がどんどん飛び出して来て最初どこから出発したのかわからなくなってきてしまってどこに行き着くのかと思いながら読む長い夜の話。語られる話一つ一つは人面瘡を含めジンナ、ジン不思議で面白かった。共通の感覚がある面白い話を聞くと思わず自分も語りたくなってしまうものか。終わりは呆気なくて、玲緒奈これで良いのか?という気持ち。
★16 - コメント(0) - 2015年3月25日

玲緒奈がそもそも物語を求めていた理由がいまいちわからない。金がどうの、警察がどうのと考えるときの普通さに対して、殺意を明らかにしてしまった後で「私が夢中になれるお話をしてくれたら生かしておいてあげる」と言うときの玲緒奈はなんだか矛盾している。そんなことをしたら確実に捕まるのに、玲緒奈がそこまでして物語を求めているようには思えず、むしろ玲緒奈にはトリスタンさえいればよかったのでは? カワル子の物語は失格で、キノコとポトの物語は合格なのもぴんとこなかった。
★2 - コメント(0) - 2015年3月22日

永遠のマトリョーシカ…話の中の話はそんなに面白いわけじゃないんだけど、レオナと同じように夢遊病チックな気分になった。それぞれの物語を次々と閉じるのが大変そうだし、全部のページを開いたまま収拾つけずに最後は物語の中で終わっても良かったのにな、と思える珍しい作品。レオナの変な女性像(男性が書きやすいように?やたらと男っぽい)は「長い腕」シリーズのヒロインと似てて苦笑してしまった。
- コメント(0) - 2015年3月18日

この話面白い、子供の頃眠れないと、おばあちゃんによく話をせがんだ、シェヘラザートはお話という武器を持って自分の運命を勝ち取る。物語に見せられた人たちの話。読み進めていくうちに、構成の面白さに気づく。
★10 - コメント(0) - 2015年3月18日

前作、俺俺に続き2作目。たっぷり500ページ。読み応えあり。確か、この作品は何か賞をもらっていたような記憶があります。男と女のどろどろとした生きざま模様と話し手と聞き手の相互作用ならびに融合と混沌という独特の世界観がありました。夜のみ語る。私はどう頑張ってもクオンにはなれないな。
★22 - コメント(0) - 2015年3月15日

融合とか混沌とかそういった感じなのでしょうか。話の構造と内容は以外と分かり易くて楽しく読めました。まあ、本当に理解できていたかどうかは分かりませんが。
★8 - コメント(0) - 2015年3月7日

ウダウダした男の話は1コだけでいいよ。
- コメント(0) - 2015年2月28日

死を留保する換わりに物語りを強要する。千一夜物語のように。語られるのは夜半に限られ、物語の登場人物が新たな語り手となり、もはや今誰が語っているのかすら判然としなくなる。展開も結末も予想できない物語に、その奇想天外さに、ページを繰る手が早くなり、引き込まれていく。物語は夜明けとともに中断され、意図的に生活を詳述されたインターバルが次の夜半まで私たちに余韻と焦燥を同時に与える。人を引き込む物語というのは、語り手の上手さが起こす感情移入もさることながら、本作のように聞き手の意識に暗示する何かを含んでいると思う。
★7 - コメント(0) - 2015年2月22日

入れ子のように様々な物語が交錯する世界に没頭しながら、相反するあらゆるものの実は曖昧な境界について何度も考えた。天と地、神と人、男と女。確固たるようで曖昧な境界。古事記やギリシャ神話を端々で思い出した。(この小説を読み終えてまず考えたのが希望と絶望の境界だったことに気付きニヤニヤ。)物語を語り終えるとその中の存在は消える、でも物語というものの存在でその中の存在はずっと残る。そか、この話の究極の境界は存在すると存在しないの境界か。
★4 - コメント(0) - 2015年2月22日

『俺俺』に次いで、2作目読了。『俺俺』は俺俺俺俺俺で埋もれて己の存在が消えていくような物語だったが、本作は夜の間だけ語る“物語”の中に、読者を放り投げるカオスに満ちたものだった。物語の中に物語があり、みな面白くもない物語である。「人面瘡」はまだいい、「カワイルカ」「聞いたら二度と戻れない物語」「日常演劇」「ジン」「ジンナ」「ミロンガを探して」「アルフォンシーナと海」「フュージョン」など、書き損じた短編をいくつか並べたみたい。ぐーっと引き寄せる面白い物語が欲しい。500余頁を読む時間が徒労に終わる。
★51 - コメント(0) - 2015年2月15日

素晴らしい!
★6 - コメント(0) - 2015年2月12日

夜は終わらないの 評価:82 感想・レビュー:105
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