変愛小説集 日本作家編

変愛小説集 日本作家編
あらすじ・内容
今最も注目される翻訳家、岸本佐知子氏が「変な愛」を描いた小説ばかりを集め訳した英米文学アンソロジー『変愛小説集』『変愛小説集2』は新聞各紙、多数の雑誌で大絶賛され、翻訳アンソロジーとしては異例の人気シリーズとなりました。
そしてついに、その『変愛小説集』待望の日本版が登場いたします。
「変愛は純愛。そういう目であらためて見まわしてみると、海外の作品のみならず、日本の作品にも、すばらしい変愛小説がたくさんあることに気がつき」、「ここ日本こそが世界のヘンアイの首都であると思え」たという岸本氏が選んだ、現代の12人の恋愛小説の名手による、変てこだったりグロテスクだったり極端だったりする、究極に純度の高い愛のアンソロジー。

形見 川上弘美
韋駄天どこまでも 多和田葉子
藁の夫 本谷有希子
トリプル 村田沙耶香
ほくろ毛 吉田知子
逆毛のトメ 深堀 骨
天使たちの野合 木下古栗
カウンターイルミネーション 安藤桃子
梯子の上から世界は何度だって生まれ変わる 吉田篤弘
男鹿 小池昌代
クエルボ 星野智幸
ニューヨーク、ニューヨーク 津島佑子

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変愛小説集 日本作家編の感想・レビュー(251)

tom
岸本さんには申し訳ないけれど、日本版変愛小説コレクションは、横文字版ほどには楽しめなかった。何やら中に入れない感じの短編ばかり。冒頭の川上さんの短編は、単行本で全体の中の一つとして読んだときの方が、はるかに面白かった。ということで残念本。ただし、小池昌代の「男鹿」だけは、なかなかのもの。靴フェティッシュという感じなのだけど、これはウムウムとと読んでしまった。というわけで、彼女の未読本を図書館に注文した次第。
★12 - コメント(0) - 3月5日

外国作家編を読んだので、こちらも読んでみた。変愛というだけあって、理解に苦しむものもあった。個人的には、吉田篤弘の「梯子の上から世界は何度だって生まれ変わる」と星野智幸の「クエルボ」が良かった。村田沙耶香は、他の本で読んだことがあった。
★23 - コメント(0) - 2月24日

多和田葉子に一票。
- コメント(0) - 2月15日

作家のラインナップから絶対面白いはずと期待して読んだ。 川上弘美、小池昌代がとくによかった。岸本さんの全部まとめて訳したい!の気持ちもわかる。
★1 - コメント(0) - 1月28日

「恋愛」なんかクソ食らえ、「変愛」こそが純愛だ。という反骨的なポリシーから編まれた書下ろしアンソロジー。各作家に「ヘンアイ小説を書いてください」と依頼をしにいったのでしょうか(笑)。執筆者によって"ヘンアイ"の解釈が異なっていて、にぎやかな作品集になっています。特に面白かったのは、現代人のリアルな日常の心情をシュール要素に仮託した、本谷有希子「藁の夫」と星野智幸「クエルボ」。一方のテーマである「愛」を思い切り捨てて、「変」に突っ走った深堀骨と木下古栗の作品もある意味清清しくて好きです。
★8 - コメント(3) - 1月27日

川上弘美さん、本谷有希子さんの作品が良かったです。ただすでにある作品たちのなかから変なものに狙いを定めて編んだ翻訳の二編に比べると、それぞれが書き下ろしだからか、この本はそこまで変ではなくて、「え、なにこれ? いったいどういうつもりでこんなの書いたの!?」みたいな驚きはあまりありませんでした。もっとわけのわからないものが読みたいです。
★4 - コメント(0) - 1月26日

☆☆☆☆ 本当に変な話ばかりだ。感情を揺さぶられるとか、何か考えさせられることがあるのではなく、ひたすら変な世界を覗ける小説集。元々動物は好きなもののカラスに特に興味があった訳ではないのに、カラスが出てくる吉田知子さんと星野智幸さんの話に惹かれ、これからカラスを見る目が変わりそうだ。これだけ変な話があると、今まで意識しなかった自分の趣味嗜好に気付けるのかもしれない。
★3 - コメント(0) - 1月24日

編者の岸本佐知子さんのエッセイが好きなのである。なぜ好きなのか?一言で言える、変なので好きなのである。奇想天外な発想がいい。でも、チャラくなくストーリーもしっかりしているのである。そんな彼女が編集してるのだから、面白いに決まっている……良し悪しありました。良いものはさすがに面白かった。変だった。夫が藁だったり、男がカラスになったり、ひたすら電球を替える男の話もある。確かに変な愛ばかりなのだけど、純な愛なのである。しかし、いろんな作品があるなあと感心してしまった。
★3 - コメント(0) - 1月21日

思ったより読むのに時間かかりました。「トリプル」は「殺人出産」に入ってたから既読作品でしたが、ファッションとしてのトリプルのかたちの愛もありそう。「天使たちの野合」はたたみかけるようなラストにびびった。いろんな変愛、おもしろい。
- コメント(0) - 1月14日

心惹かれ、尚且つ「愛」を感じたものは5/12編---川上弘美、多和田葉子、村田沙耶香、小池昌代、津島佑子---(女流作家ばかりだ)。未知だった作家が12の半数以上。愛かどうかは自分が判断するんだものね。真っ向から直球な描き方をするわけないか、そもそも「変愛」なんだから。村田沙耶香は注目だと思う。題材や設定の選び方に長けているのだと思う。直接的に響いてくるから。差別というのは、自分が正しいと思うところから来るもんね。岸本佐知子編みで外国作家ものもあるみたいだからそっちも読んでみよう。
★34 - コメント(0) - 2016年11月4日

カップルではなくトリプル。3人で付き合う事が社会に受け入れられ始めた環境における恋愛を描いた「トリプル」。3Pでも輪姦でも淫乱でもなく、当たり前の愛のカタチとして違和感を感じさせない違和感を読者へと投げかける村田沙耶香さんが描く世界観。12人の作者が綴る変な愛の中でも、受け入れられるのか?受け入れられないのか?を読み手側にハッキリと突きつけるあたりが、クレイジーであり作品としての魅力にもなるのか。最後まで読めたけれど、読み疲れた短編集。
★28 - コメント(0) - 2016年11月3日

私には難解すぎました。途中でギブしました。
★1 - コメント(0) - 2016年10月21日

岸本さんが好きな作家に頼んで書いてもらった短編集。もし、岸本さんが既存の作品から好きに選んで編んでたら、とてもついてけない変愛マックスだったかもー。。多和田さんの小説、最近読んでなかったので、これだこれだこの崩れてく感じ〜と思いながら読みました。
★41 - コメント(2) - 2016年9月28日

「逆毛のトメ」「カウンターイルミネーション」「男鹿」が特に良かった。この3つの作者はこの本で初めて読んだので他の小説も読んでみたくなった。
★1 - コメント(0) - 2016年9月2日

12人の日本人作家による短編集。「変愛=純愛」「ここ日本こそヘンアイの首都である」と編者は言っているけれど、前作・前々作と比較してそのヘンアイぶりは難解度を増した。愛を向ける対象が人やモノから、時には淡く、時には超絶した精神世界までぶっ飛んで行ってしまった。もう、お手上げ!(笑)
★5 - コメント(0) - 2016年8月20日

愛はどこに? アンソロジーは好きでよく読むんだけど、読みたくない人のも読まなくちゃいけないから大変。
★8 - コメント(0) - 2016年7月15日

村田沙耶香『トリプル』目当てに
- コメント(0) - 2016年7月7日

岸本佐知子さんって変な人だ。ニコルソン・ベイカーを訳している時点ですでに変だし、『「罪と罰」を読まない』では三浦しをんさんが強烈すぎてやや印象が薄れてたけどよくよく読んでみると変。もちろんいい意味で変なのだ。日本の小説だから訳さなくてもいいのに訳したくなったとあとがきに書く岸本さんはやっぱり変だ。でもそれは変というより職業病のようなものなのだろうか。変愛は偏愛でもある。気になっていたあの作家や大好きなあの作家もある。岸本さんの求愛に応えて書下ろしてくれるなんて!奇妙な愛情を描く12篇のアンソロジー。
★57 - コメント(2) - 2016年6月25日

飛ばし飛ばし読み読み。アンソロジー的な本は、いつもちょっと苦手。でも、お得かも!といつもちょっとワクワク読み始めるの。でもでも、結局時間ばかり掛かって、疲れちゃいます。
★5 - コメント(0) - 2016年6月23日

村田沙耶香が入っているので手に取ったけど、すでに読んだことのある、『トリプル』だった。変愛っていびつ。最近、細かな心理描写を楽しむことが多かったけど、こうやって現実から少しずつ外れた世界に踏み込んでいってしまうのも小説を読むおもしろさ、と思い出した。
★5 - コメント(0) - 2016年6月5日

「変愛小説集」は未読ですが、こちらを先に。海外か国内かは関係なく、本書でも安定の岸本さん編集。ハズレなしのクオリティ。普段読まない作家さんが多かったので新鮮でした。特に面白かったのは『韋駄天どこまでも』『ほくろ毛』『カウンターイルミネーション』。安藤桃子さん他の著作も気になる。『ほくろ毛』はある意味一番狂気に近い。吉田知子さんてなんか奇妙な小説書くなあ。本谷有希子さんは元々好きなので割愛。先述通りハズレなし編集ですが、敢えて個人的ベストを挙げるなら『韋駄天どこまでも』かな。ラストの余韻が良かったです。
★1 - コメント(0) - 2016年6月1日

岸本佐和子氏の選によるちょっと変わった、決して王道ではない、12編の恋愛小説。幾つかは読んだことのある物もあったが、ニンマリ笑えたり、へ~と驚いたり、フ~ムと考え込んだりと興味深く読めた。兎に角一筋縄ではいかない恋愛小説ばかりで、こんな恋愛、執着もあるのだな。って納得或いは反発もした。究極の恋愛(?)を扱ったやっぱり一風変わっている物語ばかりで疲れもした。w
★7 - コメント(0) - 2016年5月23日

翻訳家・岸本佐知子さんが選んだ、現代の12人の恋愛小説の名手による、変てこだったりグロテスクだったり極端だったりする、究極に純度の高い愛のアンソロジー。木下古栗さんの読みたくてたどり着いた1冊。未読の作家さんが多かったですが、岸本さんの意図通り「変愛」が詰まった濃い目の作品ばかり。唯一既読だった村田さんの「トリプル」は再読しても強烈だ。期待していた古栗さんが岸本さんのあとがき通り、「変」はあるけど「愛」がなかったような気がしますが、ラストの「変」が突き抜けていたので、読めただけでも満足です。
★4 - コメント(0) - 2016年5月3日

本谷有希子の『異類婚姻譚』に入っていた「藁の夫」はどこかで読んだぞ、と、思っていた。『嵐のピクニック』かとざっとめくるもない。どこだろうどこだろうと、気になって探していたらここにあった。今月でるはずの川上弘美の新刊にはどうやら「形見」が入っているらしい。
★8 - コメント(0) - 2016年4月19日

そです、そです。変が良いです。こういう変なのって、やはり日本のDNAで書かれたものの方が脳みそヤラレますね。ま、根拠はないですが。12人の作家のうち読んだことのある人は4人だけ。ふううん。日本にもこういうの書く人ってけっこう居るんだねえ。作品発想のコアみたいなものって、何なのだろう、とあほな自分には答えの出ない問題を考えてしまう。笑える作品は無かったけれど、編者の、平和の使者とか言われていい気になっているハト、っていうあとがきで大笑いさせていただきました。小説は面白い。
★2 - コメント(0) - 2016年4月9日

12人の作家による異次元世界の短編集。紹介の一端として、印象深く気になったのは、本谷有希子の藁の夫に出てくる楽器、吉田知子のほくろ毛の毛、津島佑子のニューヨーク、ニューヨークでのトヨ子の孤独。
★4 - コメント(0) - 2016年4月5日

それぞれに味わいが異なる変愛小説。一番のお気に入りは本谷さんの「藁の夫」かな。愚痴愚痴と嫌味な夫が現実感感じる(笑)しかも藁でできてるんだからね。 多和田さんのは変愛さが文字、漢字を通して表現されていてこの作品は果たして海外向けに翻訳できるのかな? 安藤桃子作品も濃厚で良かったし、津島作品もじんわりとくるなあと思った。
★7 - コメント(0) - 2016年3月1日

木下古栗を読もうと思って読んだ。木下古栗も良かったが、他に川上弘美、多和田葉子、吉田知子、深堀骨が特に良かった。更に絞ると深堀か多和田。どちらか選ばなければならないなら、やっぱり多和田かな。だが、他の作家の作品もどれもだいたい良い。中で最も奇妙で孤立した作品は、「トリプル」だろうか。題名がかっこいいのは「カウンターイルミネーション」。直前に読んだ木下古栗以外はまったく知らない作家ばかりのアンソロジーだったが、感心するばかりだった。これらの作家の他の本を読む楽しみもできた。
★8 - コメント(0) - 2016年1月16日

4作読んで断念。グロい話も入ってきたので、読み切れず。
★2 - コメント(0) - 2016年1月5日

miz
人生の中でおそらく出会わなかったであろう層に木下古栗をぶつけているのでは。深堀骨はちゃんと愛があるものを書いているぞ。いちばんえろいのはシューフィッターの話。
★1 - コメント(0) - 2015年12月24日

何人か好きな作家さんがいるので読み始めましたが。。。私、この話読んでどうするのかな?というぐらい合わない話にぶち当たって挫折。なんか疲れた。。。
★2 - コメント(0) - 2015年12月22日

ちょっと変わってるから理解を越える変愛まで。安定の本谷有希子がいちばん良かったかなぁ。好き苦手がはっきり分かれる話ばかりだった。
★6 - コメント(0) - 2015年12月19日

どちらかというと前に読んだ海外編のほうが、発想がぶっ飛んでて面白かったように思う。変っていうとそうなるのかなあっていう川上弘美っぽい作品がちらほら。でも、いくつかぐっとくるものもあった。本物の?川上弘美の作品はさすがによかった。幻想的で物悲しい。
★4 - コメント(0) - 2015年11月26日

『変』愛小説集、もっとロマンティックなものを想像してました。ただの「変」な世界観小説集でした。「梯子の上~」吉田篤弘さんのだけが私の好み、ギリギリ「形見」川上弘美さん、「藁の夫」本谷有希子さん、「ニューヨーク~」津島祐子さんもまあまあ好み。しかし正直「トリプル」辺りで吐き気がしだして、苦労して読み進めた。シリーズがあろうと絶対もう読まない。
★3 - コメント(0) - 2015年11月2日

吉田知子さんの短編が読みたくて手に取った本。そうそうたる作家陣各人各様の「変愛」ぶりが見事のひと言でした(^m^)編者である岸本佐知子さんの「変愛」ぶりが漲った素晴らしい一冊ですね☆ カオスな世界を存分に楽しめました~♪
★16 - コメント(0) - 2015年10月23日

対象や状況が普通でない、変な愛を描いた短編集。翻訳家の岸本佐和子が「訳してぇぇぇぇぇ!」と叫びながら選んだ12人の作家達が「変さ」を競う。「口ばかり開けていると日が暮れて、いくら大きく目を開いても何も見えない夜が来ますよ。闇の中で花が見えますか?」(「韋駄天どこまでも」ちなみに、引用文は、線が足された漢字による映像的クレッシェンド効果を狙ったらしい)を一体、どう訳すのだろうとか、心配しながら読む。読み終えたときに、「変」がヘンでなくなるのが、へんであるし、いささか、こわいf^_^;
★16 - コメント(0) - 2015年9月19日

色々な動物由来で人間を工場で作っている川上弘美の「形見」は長編でも読みたいくらい。藁でできた夫との暮らし「藁の夫」など、不思議な恋愛話で、分かるものもあり、分からないものもあり。
★12 - コメント(0) - 2015年8月30日

正直不安を覚えないでもなかった。幾ら岸本佐知子氏とはいえ、日本の作家についてはあまり詳しくないのでは……と。もちろんその期待は呆気なく裏切られたわけで、これは本編(?)である『変愛小説集』『変愛小説集2』を読まれた方にもお薦め出来る一冊だ。それにしても「愛」の形のなんと多様なことだろう! 貴方の頭の中にあった「常識」は本書の一ダースの作品が軽々と打ち砕いてくれることは間違いがない。個人的には多和田葉子氏と深堀骨氏を推したい。日本語で書かれる意味の十分にある作品だと思うからだ。これ、翻訳出来ないでしょう!?
★4 - コメント(0) - 2015年8月26日

変愛小説集 日本作家編の 評価:100 感想・レビュー:121
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