世界の果てのこどもたち

世界の果てのこどもたち
あらすじ・内容
戦時中、高知県から親に連れられて満洲にやってきた珠子。言葉も通じない場所での新しい生活に馴染んでいく中、彼女は朝鮮人の美子(ミジャ)と、恵まれた家庭で育った茉莉と出会う。お互いが何人なのかも知らなかった幼い三人は、あることをきっかけに友情で結ばれる。しかし終戦が訪れ、珠子は中国戦争孤児になってしまう。美子は日本で差別を受け、茉莉は横浜の空襲で家族を失い、三人は別々の人生を歩むことになった。
あの戦争は、誰のためのものだったのだろうか。
『きみはいい子』『わたしをみつけて』で多くの読者に感動を与えた著者が、二十年以上も暖めてきた、新たな代表作。

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世界の果てのこどもたちの感想・レビュー(1353)

「なんと日本は遠いがやろう」
★5 - コメント(0) - 3月21日

図書館本。泣きたい時に泣ける子供時代が過ごせる事、誰に遠慮する事なく話せる母国語がありがたいと思えました。四国から満州へ渡った珠子。朝鮮人の美子。横浜のお嬢様茉莉。戦時中、戦後の過酷な生活が各々の国の事情と共に書かれていた。何の罪もない人間が訳も分からない戦争で翻弄されていく様がとても哀しかった。『残留孤児』『在日』『満州国』など歴史で見聞きした言葉が理解しやすく話に盛り込まれていた。良い本でした。
★20 - コメント(0) - 3月11日

戦時中、満州で出会ったこどもたち。孤児になったり、残留になったり、在日と言われたり。
★1 - コメント(0) - 3月6日

JP
元来生きるということは苛酷で、なりふり構わぬ生存競争に勝ち抜く強さが要るというのが生物の性である。と同時に人は幸せの記憶、受けた優しさ、そうしたことを心の糧に、希望をもぅて生きることができる。この矛盾する現実を、戦中戦後の満州と日本を舞台に感動的に描いている。珠子と美子と茉莉、決して交わることのない環境の三人が、日本と同胞社会と中国それぞれでたくましく生きる姿に、支えとなった想い出に、感動しました。全ての人にお勧めします。
★18 - コメント(0) - 3月4日

戦争中に満州で出会った三人の少女。四国から移民してきた珠子、朝鮮人の美子、横浜のお嬢様の茉莉。戦争により壮絶な人生を強いられ時代に翻弄されながらも、それぞれ強く生きる姿に心うたれました。こうした時代の上に今の生活があることを忘れてはならない。読むのに時間がかかりましたが、とても良い本です。
★53 - コメント(2) - 2月26日

満州開拓団で 出会った三人の少女。日本人で高知の山村出身の子、横浜のお嬢さんだった子、朝鮮出身だが日本人として生きる事を強要されている子、ほんの一時 共に過ごしただけでのちに それぞれが 苛酷すぎる運命に翻弄される。人が人として扱われず軽んじられても黙るしかなかった時代。生き抜いた人たちを心から尊敬する、朝鮮人、中国人、日本人にとってそれぞれ異なるあの厳しい戦争を視点を3つに換えながら 描ききった力作。どんなに辛くても人に食べ物を分け与える人がしばしば登場し、物語に光を加えていた。
★26 - コメント(0) - 2月25日

★★★満州からの戦争が書かれています。読んで、食べる事、暖かい布団で、ぐっすり眠れる事、ホッとする家、自分の思っている事を語り合える、差別を知らない、仕事ばかりが嫌で趣味がある事、無口な旦那と息子で不平を言っている事の幸せに感謝します。過酷な中で、垣間見る優しさが感じられ、とても良い本。
★16 - コメント(0) - 2月24日

満州から戦争を描いたものって読んだことなかった。今は手当たり次第に読んでるけど、読んでよかった。すごく生々しくて今目の前で戦争が起きてるんじゃないかとさえ思った。「みんな玉砕するんじゃなかったの」「私は幸せになってはいけない」等は『この世界の片隅に』『夕凪の街 桜の国』でもあったな。多くの方々の共通認識だったってことだと思う。幸せになったらいけないって思うのは辛いな。戦争が奪ったものは目に見えるものも目に見えないものもたくさんあることを突きつけられるような作品。読むべし。
★22 - コメント(0) - 2月20日

本屋さん大賞3位ということで、、予約しましたが読んで良かったと思える本でした。戦争のことを満州側から深く考えたことがなかったのでとても考えさせられました。大人になってからの三人の話しの展開が早すぎたのが少し残念でした。
★9 - コメント(0) - 2月20日

満州で出会った3人の少女達。子供らしい冒険を共に経験し楽しい時を過ごした時は長く続かず3人は戦争に巻き込まれ、残留孤児、在日朝鮮人、戦争孤児として過酷な人生を歩む。残留孤児については『大地の子』が圧巻だが、この本では中脇さんらしくそれぞれの子供が愛されて育ったことや、愛情の深い人との出会いにより救われてゆく事が描かれている。
★56 - コメント(2) - 2月19日

終戦直前の満州で知り合った3人の女の子のその後の人生を描く作品。陳腐な言い方だけど戦争しちゃいけないなって改めて思わされる。若い子にも読んでもらいたいなと思った。
★2 - コメント(0) - 2月18日

読まなきゃ良かったと何度も後悔しながら読了。私にとっては心身ともに元気な時にしか読めない作品。戦争の話は本当に辛い。今の時代に生まれたことに感謝。
★9 - コメント(0) - 2月11日

分厚いなと思って読み始めたが全くそれを感じさせず読み終えた。あたたかい米や魚や肉を食べている自分が不思議で、後ろめたくて、ありがたくて、泣けた。置かれている状況で変わることもあれば、変わらないこともある。人を憎むだけでは本当のことは見えない。全ての人を愛しく思えた。
★10 - コメント(0) - 2月8日

太平洋戦争から現代までの3人の女性の人生を綴った本。前半は非常に丹念でこの人ならではの子どもの書き方のうまさが光り面白いのだが、後半はページ数が限られていたのか、元々こういう構成を組んでいたのか、ちょっと粗筋を読んでるような気がしてきて残念。 今の日本では戦争のようなドラマチックな極限の状況は起こりにくいが、壮絶な虐待、いじめ、貧困など子どもを取り巻く困難な状況は続いている。どんな時でも毅然として前を向き、愛情豊かに生き抜いてほしいというメッセージを感じた。
★16 - コメント(0) - 2月4日

戦時中の満州でであった3人の女の子。それぞれの人生を生きていくお話。泣いたー
★22 - コメント(0) - 2月3日

美子が帰国事業で北に帰ったらどうしようとドキドキしながら読んだ。 それにしても言葉というのは使わないと忘れてしまうものなんだろうかね。 珠子が日本語を全く話せなくなってしまっているのが悲しかった。
★9 - コメント(0) - 1月30日

第二次世界大戦中に満州で出会った3人の少女。在日朝鮮人となった美子、中国残留孤児となった珠子、横浜で空襲に遭い孤児として育った茉莉の友情、出会いから別れまで。この状況を生き延びられた人が本当にいるのだろうか?と思うほど、3人それぞれに降りかかる苦難は「酷い」という言葉では言い表せませんでした。略奪に遭い、飢餓に喘ぎ、こんな環境でも人間は生き残る。そして酷いことを繰り返す。こうしたことがほんの数十年前に実際に起きて、今も生きている方々がいることを忘れてはいけない。この本はもっと広く知られてほしいと思います。
★16 - コメント(0) - 1月29日

「大地の子」?と思うような箇所もあったけれど…この本は面白かった!是非是非若い人たちに読んでもらいたい。今、日韓関係がよくないけれど、ミジャを見ていると在日韓国人の人たちの苦悩を感じずにはいられない。ミジャのように韓国人でもない、日本人でもない…そんな風に思っているんだとしたら、平和な世の中のはずなのに…悲しい。
★10 - コメント(0) - 1月26日

この頃から今に繋がってるなんてすごく不思議で信じられない。食べるものがたくさんある時代に生まれて本当に良かった。
★3 - コメント(0) - 1月26日

「流れる星は生きている 」「大地の子 」「父と暮らせば 」「パーマ屋スミレ 」「はだしのゲン」など本やドラマや舞台など思い出しながら読みました。私が経験したことのない戦争。歴史を知ることは必要だと思いました。これから時代はどう動くのだろう。
★42 - コメント(0) - 1月25日

第二次世界大戦中、満州で出会った3人の少女が、戦後中国残留日本人孤児、在日朝鮮人、横浜の孤児となり、生きていく様を描いた物語。ストーリー展開のドラマ性というよりも、こういう事実があることを丁寧に描写していると思う。事実を認識する上でも、これからの社会における差別の問題を考える上でも、一読すると良いのではと思う。
★17 - コメント(0) - 1月24日

圧巻のロードノベル。満州で出会った幼い珠子、美子、茉莉は、戦後、それぞれ、中国残留日本人孤児、在日朝鮮人、横浜での孤児として、何とか生きのびていく。大戦のためにこのような境遇であった人々がどれほどいたことか。繰り返してはいけないこと、忘れてはいけないことを教えてくれる。4
★12 - コメント(0) - 1月22日

空襲や引揚げ。戦後の混乱。市井の人々の戦争の話はとても苦手。子どもの頃「ガラスのうさぎ」等の戦争物を読めたのは、多分無知だったから。思いが散り散りに乱れ、悲壮感は控え目で読みやすいのになかなか進みませんでした。「ジニのパズル」を読了直後だったこともあり、考え込んでしまった。2016年本屋大賞第3位作品。本屋さんは生まれが異なる女の子3人の目線で日中韓が描かれたこの本をみんなに読んでもらいたいと思ったんだね。知らなかったことも多く書かれていた作品なので、日本も捨てたものじゃないな、と思いました。
★87 - コメント(3) - 1月19日

aki
★★★★☆(こういう本を読んで今、なんて言えばいいんだろう。いい本だったとか読み応えがあったとか、そういうことでもなく。なんて言えばいいのか、言葉が足りない、言葉が出てこない。ただ恐かった。ものすごく恐かった。恐いとか辛いとか嫌だとか、自分が幼い子どもになったような、泣きたくなるような不安。飢えや暴力に対する本能的な恐怖。特攻や空襲だけじゃない。金属供出で手すりをはずしたばっかりに二階から落ちて亡くなる命がある。恐い。子どもみたいな言葉しか出てこないけどもう子どもじゃない。感想と気持ちが定まらないや。)
★19 - コメント(0) - 1月16日

満州で巡り会った三人の少女達の過酷な戦後の話。戦争を扱った小説は数多あるけど、おそらく群を抜いて柔らかな文体。余りに残酷な内容との対比が鮮烈な印象を残す。高校生の時に藤原ていさんの講演で過酷な引揚行の話を聞いたことが一気によみがえってきた。作品の破壊力がハンパない。すさまじくいい本に出会ったと思う。
★129 - コメント(0) - 1月12日

めっちゃ面白い 中国残留孤児の話
★6 - コメント(0) - 1月8日

戦争の悲惨さを身近に訴えてくれる本。私の祖父たちの時代の話。よく祖父から「満州」「真珠湾」の単語は聞いていたけど詳しい事は話してくれていなかった。幼い私には言えなかったんだろうなぁ。「人間は愚かだから過ちを繰り返してしまう。語り継ぐために私は死ねない」と茉莉。美子、珠子との3人の友情も素敵。
★22 - コメント(2) - 1月8日

【たくさんの人が戦争で死んだこと。横浜でも、日本でも、外国でも。】昨年はオバマ大統領広島訪問やパールハーバー訪問等当事国として戦争と向き合い、平和に歩みを向けた年。今年の1冊目にこの本を選んだのはそんな理由からだった。この本で描かれる僕に馴染みのなかった中国で起きていたこと、故郷の横浜で起きていたこと。僕は物語としての戦争しか知らない。戦争経験者の話をなぜもっと真剣に聞かなかったのかと後悔した。手遅れになる前に語り手の話を聞きたいと思う。珠子、茉莉、美子、戦後それぞれの幸せがあってよかった。
★43 - コメント(0) - 1月7日

戦争という極限の中、私たちが想像できないような人間の醜さ、恐ろしさがある。しかし、その中で、日本人であれ、中国人あれ、朝鮮人であれ、誇り高く、優しく、逞しく生き抜いた人々。幼い頃の温かく、優しい記憶のかけらが、ひとつのおにぎりになって、人々を結びつける。そんな生きていくための本当の食べ物になる優しい記憶を人に与えられる生き方がしたいとしみじみ思える本だ。
★15 - コメント(0) - 1月7日

☆☆
★2 - コメント(0) - 1月3日

満州開拓村で一緒だった当時小学一年生だった三人の少女たちの、それぞれの戦後。この本にも本屋大賞を取って欲しかった。そうすればもっとたくさんの人がこの本を読んで、感じるところがあっただろうに。たくさんの人に読んでほしい。
★5 - コメント(0) - 1月1日

戦争の一番の被害者は、こども達だと思う。国が違うこどもがそれぞれの戦後を生き抜いていく。終わり方が良くて、救われた。
★19 - コメント(0) - 2016年12月31日

戦争の恐怖をまた新たに感じた本でした。過酷な状況下に置かれた3人の子供達の運命。アイデンティティについても考えさせられました。重いけれど向き合うべき歴史が書かれています。最後で救われました。
★25 - コメント(0) - 2016年12月31日

Ami
・飢えの恐ろしさ ・満州から引き上げる際の経験は凄惨なもののはずなのに、珠子の視点が淡々としていて不思議に思っていた。でも、約40年を経て故郷へ戻ってから、その頃の記憶がほとんどなくなっていたことがはっきりして、やっぱり記憶をなくさなければやっていけないくらい辛かったんだなと思った。
★18 - コメント(0) - 2016年12月29日

 戦時中、子供たちが、一つのおにぎりを分け合って食べたことから固い友情が生まれる。子どもたちは、戦災孤児、残留孤児、在日となって過酷な運命を生きていく。子どもたちの周りは優しい大人ばかりだったけれど、誰かを守るためにだれかを傷つけないと生きていけない戦争。誰のための戦争だったのか、何のための戦争だったのか。子どもたちの成長と共に気づいていくこと忘れてはいけないことがえがかれる。なかったことにはできない忘れてはいけない物語だと思った。
★27 - コメント(0) - 2016年12月23日

【図書本】見事、一気読み。「満州国」「残留孤児」「朝鮮学校」「在日」、様々な言葉が脳天に突き刺ささる。私はニュースで一体何を観ていたのだろう?何を理解していたのだろう?何を分かったつもりでいたのだろう?戦時中、満州の川べりの寺で、ひとつのおむすびを分け合って食べた三人の女の子が、東へ西へ、それぞれ激動の時代を駆け抜けていく。ラストは、絵に描いたように、涙で文字が霞んで読めなかった。誰も被害者や加害者にならない時代、そんな時代が訪ればいい。人種、国、宗教が違えど結局は同じ人間。本当に読んで良かった。良書。
★60 - コメント(1) - 2016年12月22日

日本各地での空襲や戦後の在日朝鮮人の話は、私はこれまでも他の媒体でも何度も目にしてきたが、満州から引き揚げた開拓団の話は敢て避けてきたような気がする。それが如何に非人道的で悲惨だったか大方予想できたので怖かったのだ…この物語でも珠子が一番波乱万丈の人生だったと思う。3人が再会できたのはあの時の美子のおにぎりのおかげ。美子と母親は、茉莉の手からキャラメルを奪ったおばさんとは正反対。生きるか死ぬかの時に人間皆が自分勝手になるわけでは無い。
★54 - コメント(0) - 2016年12月18日

戦争で離ればなれになり、過酷な生活をしていた人が沢山いたんだと言うことを改めて気づかされました。最期に言葉が通じあえて本当に良かった。
★17 - コメント(0) - 2016年12月17日

私の母親がまさに「たまちゃん」と似た道を歩んだ人でして ギリギリのところで満州から戻って来れたんです。 実の兄がまだ幼い私の母を抱っこして他の家族は「この娘は ここに置いて行く」と言っていたのを頑として認めず離さなかった そうです。その兄さん(私にとって叔父さん)のおかげで 今の私がいる訳で、なんか本の世界と母親の話がリンクして たまりませんでした。 いつか自分の子供にも読ませたい一冊です。
★19 - コメント(0) - 2016年12月17日

★6 - コメント(0) - 2016年12月13日

世界の果てのこどもたちの 評価:76 感想・レビュー:709
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