彼女がエスパーだったころ

彼女がエスパーだったころ
あらすじ・内容
進化を、科学を、未来を――人間を疑え!

百匹目の猿、エスパー、オーギトミー、代替医療……人類の叡智=科学では捉えきれない「超常現象」を通して、人間は「再発見」された――。
デビューから二作連続で直木賞候補に挙がった新進気鋭作家の、SFの枠を超えたエンターテイメント短編集。

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彼女がエスパーだったころの感想・レビュー(415)

『百匹目の火神』には引き込まれた。ルポルタージュの形で供される物語は、新奇で突飛でつい「信じたくなるホラ話」、楽しく読んだ。だが、語り手自身が主体的に関与する度合いが増す程、『それでいいの?』感がザワザワ邪魔をする。ああ そう言えば、「水からの伝言」問題に決着を着けていなかったなと思う人も多いのでは? 本作は、それでもファンタジーを夢見るか否か、一種の「踏み絵」を突き付けられている気がする。・・・ 私は「来ちゃった」に救われたクチ。荒唐無稽の「何でもアリ」は×、だけれども「ちょっと先に進める不思議」は〇。
★23 - コメント(0) - 3月22日

何度か書いたが、こういう内容のものが理解できて、すきだなぁなんているような読書家になりたい。硬質な文章だけど、ところどころユーモアを感じられる部分もあり比較的楽しく読めました。
★4 - コメント(0) - 3月17日

「疑似科学」の形をとった当事者のサバイバルスキル。それがどのような生存のあり方をもたらすか。語り手が否応なく巻き込まれるのも、生存の次元ではこれはもう致し方なしというか。疑似科学の「論理」を感じさせられる。よくできてるなあ。そして時折に挟み込まれる、真顔のブラックユーモアが秀逸。これは吹き出してしまう。著者の新側面を見た思いです。まず傑作かと。
★4 - コメント(0) - 3月8日

【吉川英治文学新人賞受賞作】火を覚えた猿の伝道、エスパなど科学的では言い表せない現象で人間とは何か考えさせる短編作品なのかもしれなが。私にはよくわからず。
★13 - コメント(0) - 3月5日

宮内悠介は毎度連作短編に長編できそうなアイディアぶちこんできてすごい
★3 - コメント(0) - 3月4日

百匹目の猿、曲がるスプーン、オーギトミー手術…様々な疑似科学をテーマにしたドキュメンタリータッチの連作短編集。どの話も明るいトーンではないですが、最後のシーンのお陰か読後感は悪くはなかった。問題提起はしているものの、明確な見解や解釈は示さず淡々としているので、自分でも色々考えされられた。
★11 - コメント(0) - 2月26日

ちょっと近未来?な設定。科学的なテーマを扱っているようでいて、何を信じるのかはご自由に、とちょっと突き放されるような印象。最後のシーンがいい。
★5 - コメント(0) - 2月25日

【17-030】似非科学系の事象を取材するルポライターが関係者の機微に触れ、そこから人間の業すら感じさせるような連作短編集。定点で情報に曝されてそれを盲目的に信じる人びとを、多角的に俯瞰して分析しつつも皮肉を交えずに淡々と見つめる文体は、かえって風刺に富んでいてジワリと込み上げる面白みがある。現実と虚構の境界がぼやけて見えるのは、主観的でありながら妙に感情が希薄な文体に起因するものか。それがモキュメンタリー調の構成との相乗効果を存分に発揮しており、著者ならではの独自性をこれでもかと伴っている。 6点/10
★5 - コメント(0) - 2月18日

表紙と一緒で、なんか変わった感じの本。短編集かと思ったら、ルポライターの活動日記のようで、くるっと話が繋がっている。何がいいのか悪いのかよくわからないけど、スーッと読んでしまった本。 それにしても房総大学って楽しそう。こういう研究者の多い大学からノーベル賞が出るのかな。洋上原発の事故、原子力船むつってありましたよね。どこの港にも入れてもらえず、修理もできず。みんなで「ありがとう」って言えばよかったんだ。何事のおはしますかは、知らねども、かたじけなさに涙こぼるる。
★13 - コメント(0) - 2月18日

初読みの作家さん。SFでちょっと暗めのストーリー。でもなんだかいい感じ。最後の「テレポートできるかな」「来ちゃった」で一気に読後感が良くなります。
★10 - コメント(1) - 2月12日

なんだかよく分からない。宮内作品はこれで5作目だが、いずれもそんな感じなので、相性が悪いのかな。2点。
★1 - コメント(0) - 2月11日

宮内さん初読。猿の話から引き込まれる。SFなミステリーだけど、淡々としているから不思議な感じも違和感もなく、むしろ人間の為すことの愚かさや胡散臭さが生々しい。ひとつひとつが濃くてじっくり読んだ。わたしが数々の現象に取材しながら巻き込まれて、重く感じていたけれど、最後にテレポートして来ちゃってサンクトペテルブルクで2人が落ち合ったのが、もっとも人間らしくていい。
★24 - コメント(0) - 2月5日

宮内悠介さんの文章は好みだなあ.ちょっと先にありそうな題材チョイスが絶妙なのとインタビューが多い展開が好き.全体的に暗くて人ってしんどいよねとなっているところにぶっこまれる「来ちゃった」で気分が明るくなるからオタクはちょろい.
★5 - コメント(0) - 2月5日

hk
SFとはサイエンスフィクションの略語であり、本来は「科学的な描写ならびに考証に基づいた虚構作品」という意味合いがある。だが昨今ネット上ではSFを「少し不思議なほにゃらら」というニュアンスで揶揄する向きが強い。さて本書だが、どちらかといえば後者の「少し不思議ななんとやら」に属するのではないだろうか。近代という雑踏や喧噪から人類を切り離して、人間の普遍的かつラディカルな根幹部分を描写しようという趣向なのだろう。だが少し抽象的にすぎて今のワタシには理解が及ばなかった。修行を積んでから出直したい一冊だ。
★11 - コメント(2) - 2月4日

HK
すばらしい傑作。読んだ範囲では作者の作品で一番好き。〈百匹目の猿〉、エスパー、ロボトミー手術、〈水伝〉、ホメオパシーといわゆるニセ科学をモチーフにした短編集で、ニセ科学の取り上げ方のセンスの良さにしびれる。「盤上の夜」でも採用されていたドキュメント風の語り口が作品にバッチリはまっていて、科学を通じて人間のもろもろを描く小説として完璧。
★10 - コメント(0) - 1月28日

TOM
3.2
- コメント(0) - 1月26日

ルポライターの日記を読んでいるような気分になる不思議な作品。
★6 - コメント(0) - 1月25日

なんだろう、宮内悠介作品の、ものすごく遠くでぞわっとする怖さ、文章は淡々と進むんだけど、どこかで人間性をごそっとなくしてる感じが好きだ。
★6 - コメント(0) - 1月21日

うーん、モヤモヤ?3.0
★2 - コメント(0) - 1月16日

初読みの作家さん。少し怪しい科学トピックスを読んでいる感じ。ワクワクする熱量は、感じられなかった。ク-ルで淡々とした印象。「水神計画」が面白かった。次は、気になる「盤上の夜」かな・・・
★3 - コメント(0) - 1月16日

(509冊目)超常現象や信仰と科学を扱う疑似科学の連作短編集。信じる、疑うをめぐる心理により引き起こる事件のルポルタージュに不思議とページが進んで、あっという間に読了。「百匹目の火神」が好みだった。 他の作品にも挑戦してみたい!
★16 - コメント(0) - 1月15日

疑似科学をモチーフにした連作短編集。この作品、なんか独特の危うい雰囲気をまとっていて、読みながら少し不安になるのだが、小ネタもいちいち効いていて、気がつくと読了していた。
★5 - コメント(0) - 1月15日

え、これってフィクション?面白くて一気読みでした!
★2 - コメント(0) - 1月15日

☆☆☆☆☆現実のルポを辿っている感覚で、迷い込んだ 謎めくSFワールドは、難解な表現を、ユーモアで脱力させ。完全に掴みとれたかは、わからない。だけど、好きな人には、たまらない。そんな匂いがプンプンする。キライな世界ではないけれど、向き合うのに若干エネルギー消耗。。。
★6 - コメント(0) - 1月12日

 短編集だが、ひとつひとつの濃度が濃い! 
★7 - コメント(0) - 1月4日

宮内悠介さんの作品好きです!エクソダス症候群がお気に入りでしたが、この作品も好きでした!連作短編で読みやすく、自己について考えさせられました。自分が保てなくなる時に誰かに助けてほしいって思うことは多いけど、世界はかまってくれないし、変わらないっていう虚しさを感じる小説でした!でも、最後にもっともっと小さなコミュニティなら変わるのかもっていう小さな希望も見えたり・・・。不思議な気持ちにさせられる心地よい小説でした。
★6 - コメント(0) - 1月3日

淡々としたように見える描写のなかに、後悔など「わたし」の記者としての葛藤が潜む。取材対象を通して見る出来事たちと、社会との絡み合いが、ときに息苦しく胸に迫る。出来事もまた密接に絡み合い、記者もまたそこにときには呑み込まれ絡み取られていく。そして最後にはひとりの人間である「わたし」の物語であったことに気づかされる。抑えた筆致に隠れた熱量を感じさせる尖った短編集。
★10 - コメント(0) - 2016年12月31日

数年後には実際に起きていそうな話ばかり。科学は進歩しているが、人間はそれに合わせて進歩していないのではないか、そんなことを考えさせられた。
★1 - コメント(0) - 2016年12月29日

疑似科学をめぐるエピソードを通じて日常に裂け目が生じ、生きること・信じることのような生々しい荒いものが垣間見える。テーマは重いけど、ディテールがあるある、いるいるの連続で笑える。確かにこの空間は「神なき国」なんだけど、皆ウェブの反応に振り回されすぎだし、それはもはや大衆が神とも言えるし、旧ソ連以上に唯物的なのかもしれない。非科学的な点ではルイセンコ以上だし、とちらっと思った。そう、ソ連は科学的唯物論の国なんかじゃなかった。そこは突っ込みたい。殺人鬼がゲバラTを着ていてもその殺人にゲバラは責任を負えない。
★5 - コメント(0) - 2016年12月26日

ライターの「わたし」が綴る、科学とは呼べない様々な現象とそれによって人生を大きく揺さぶられた人々。これには彼自身も含まれる。胡散臭くて不可思議な事象を通して私たち”人間”という曖昧で不安定な存在が浮かび上がる短篇集。ほんの一歩進んだ、いやよろけたような世界をSFで構築し、一定の距離を感じさせる淡々とした運びに最後にふんわりとミステリーを香らせた展開は秀逸。各話の英語タイトルもいい。思いがけずオーラスで暖かくまとまったのも○。
★11 - コメント(0) - 2016年12月22日

火を使う猿、超能力者の疑惑、怒りを消す手術、水からのメッセージ、命を延ばす薬――虚構と現実、科学と信仰、その境界に立ち現れる存在しないはずのロジックは現実へと知らぬうち浸透し、揺さぶりをかける。やがて景色は反転し、暴かれる世界の不都合な真実。それを前にしては、傍観者でいることも許されない。それらを見つめる〝わたし〟であれ、呆けた顔でページを繰る読み手であれ、物語の突きつける問いに足許を崩される。やや尻すぼみの感も否めないけれど、知性と野蛮さを抉っていく、実に〝エッジ〟の効いた連作SF。
★67 - コメント(0) - 2016年12月21日

この独自性は本当に良い。着眼点も貴重だなぁ。
★5 - コメント(0) - 2016年12月16日

(どうやら)サイエンス系フリーライターを主人公とする連作短編集。猿からカルト、テロリズムまでいろんなことに関わっていきますが、短編集が進むにつれだんだん主体的になっていく。ラストはハッピーエンドのようで良かった。
★3 - コメント(0) - 2016年12月12日

5
★2 - コメント(0) - 2016年12月9日

Kom
傑作。今までの宮内悠介作品ではこれが一番好みかな。それぞれが終末感漂う観念的な話が多くても後味は悪くない。個人的ベストは『ムイシュキンの脳髄』か『水神計画』。
★5 - コメント(0) - 2016年12月2日

疑似科学をモチーフにした連絡短編集。物語を楽しんでいるうちに衝撃的なテーマが現れ、心揺さぶられてしまった。構成もまとまっており、それぞれの作品というよりは本全体を読み返したい気持ちになった。
★2 - コメント(0) - 2016年11月29日

疑似科学とそれに関わった人達をルポ風に描く連作小説集。雑誌に読切で連載されたのも、作品の雰囲気にリンクしてる。タブロイド臭のする過去の色々なニュースを思い出させるエピソードに、一貫した繋がりを持たせる構成に感心した。裏テーマのメディア批評を通した「薄っぺらさ」と「人の心の在り様」から信仰の問題にいたる辺りは考えさせられどんよりとするけど、ラストの綺麗な纏めのおかげで読後感は良かったです。
★8 - コメント(0) - 2016年11月26日

本日1冊目。SFって私の中では読みにくいというイメージが強いんですが、筒井康隆さんと宮内悠介さんは比較的読みやすいな~というイメージがあります。今回もすらすら読めちゃったね。こういう軽く読める方が物足りないと感じるのかな、ファンだと。特に最初の2作品は読みやすいし次が読みたくなるようなストーリー展開でしたね。ただ、最初の2作品と比べると、私の中では続きを読みたくなるような話ではなかったかな。
★14 - コメント(0) - 2016年11月26日

「百匹目の火神」が私のお気に入り。猿が火を使わなくなったのは生きていくのに必要なかったから。核の火を人類が必要としなくなる日は来るのだろうか? 猿は未来を見ないそうな。人類が未来を考えるのはそうしないと種を延命できないからとか。今日の一日を考えるだけで生きていけるなら、まだ見ぬ明日に思いわずらうことなく生きていけるなら、それはそれで幸せなのだろうが、私は人の身ゆえ、そうもいかぬようだ。
★6 - コメント(0) - 2016年11月25日

彼女がエスパーだったころの 評価:86 感想・レビュー:177
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