歌姫メイの秘密

歌姫メイの秘密
あらすじ・内容
お願い。いっぺんだけ、ぎゅっとして
それは、世界一の初恋だった。

「ドライブイン蒲生」「ゆず子の形見」の芥川賞作家が贈る、
峻烈なラブ・ストーリー

本書は、芥川賞作家である伊藤たかみさんの、「ボーイミーツガール」小説。
主人公のメイは、複雑な境遇に育つが、愛を求めて一直線に生きてゆく。
生きづらい、すべての人たちへ。

メイは、小学校4年生のときに、母親といっしょに“ありがた教”と呼ばれるN神聖教会のキャンプから逃げてきた。かわいいのに風変わりで、歌が抜群にうまいのだ。彼女の「恋人」として、僕たちは屋根裏部屋で長い時間を過ごすようになる。どうしても自分の本当の父親と会ってみたい、というメイ。高校生になった僕らは、ようやく探し当てた父親の家へと向かうが……。

あらすじ・内容をもっと見る
234ページ
106登録

歌姫メイの秘密を読んだ人はこんな本も読んでいます

サロメ
1541登録

歌姫メイの秘密の感想・レビュー(74)

弱さから、宗教に溺れていく母。そして薬に依存した父。そんな二人の子供なのに、メイは強くてカッコよかった。自分を見失うことなく生きていくって、たいへんだけれど大切なこと。あらためてそう思った。
★1 - コメント(0) - 2月18日

帯には「世界一の初恋」とあった。でも、十代である10年間を、恋人になって守れと言う風変わりな女の子に振り回される男の話だった。宗教団体から逃げ出した熾烈な過去、父親探し、不思議な力、若さゆえの滅茶苦茶な行動を共にしてきたのに、最後の『いっぺんだけ、ぎゅっとして』で世界一の初恋になってしまうのかー。男女で受け取り方が変わるだろうなという一冊だった。
★37 - コメント(0) - 2月14日

ちょっと読みにくかった。小中高と、いとこの子たちの。新興宗教のキャンプと父親探しと。
- コメント(0) - 1月16日

宗教施設から逃げてきた母と娘メイ。メイのタフさと凶暴とも言える真っ直ぐさに圧倒される。なんの手ががりもない、父を捜す事がメイの活力と唯一の希望。だけど、大人はなんだって頼りないんだろう。ガッカリさせてしまう事多々。ごめんなさい。だけど大好きだよ。
★5 - コメント(0) - 2016年12月12日

図鑑 20点
- コメント(0) - 2016年12月7日

もうちょっと秘密があってもよかったかも。
★1 - コメント(0) - 2016年11月26日

同じ所をぐるぐる回っている感じがしていたが、最後がなんとも言えずよかった。
- コメント(0) - 2016年11月19日

話の軸は、どこにあるのだろう。最初はすごく良かった。メイの無鉄砲さやユニークさ、危なかっしさが、憎らしく可愛いい。そこへ新興宗教をいかに絡めるかで、作者がブレたのではないか。彼女の魅力が薄れていくにつれ、ストーリーにも興味が持てなくなった。最後の2頁、気持ちが伝わってこなかった。ぎゅーっとしてもらうのなんて、たった一度、短い時間では、なんの支えにもならない。それがなくては立てなくなるほどの抱きしめ方でなければ、そこに切なさを感じない。作者はラストの場面を強く印象付けたかったのだと思うのだが…。
★111 - コメント(0) - 2016年11月13日

何べんでも、ギュッとしてあげるでッ !! って、思ったお話 。。。
★10 - コメント(0) - 2016年11月4日

☆4
- コメント(0) - 2016年11月2日

miu
ありがた教という宗教施設から母と逃げてきた従姉妹のメイ。父親はどこの誰なのか。メイと僕の父親探し。小学生から始まってぐんぐん大学生まで大きくなっていく二人。二人の不器用な愛情確認。激しすぎるメイの性格。独特の歌いかたをするメイ。僕から遠くなる歌姫メイ。憎たらしくて切なくて、孤独を抱えていて危なっかしいメイ。それでも彼女がとても可愛いと思える。きっと僕もそうだったんだろ。
★21 - コメント(0) - 2016年10月23日

歌姫よりもありがた教メイン。世界一の初恋…私にはひびかず…残念。
★7 - コメント(0) - 2016年10月11日

新興宗教から母と共に逃げてきたメイ。そんなメイと主人公の淡い恋のお話。平等という名を盾にした巨大化した宗教には嫌悪感しかないけれども、それが故の彼女の生い立ちはとても複雑。子供は自分の環境は選べない…。でもそんな彼女を子供なりに必死に守ろうとする主人公の真っ直ぐさは良かった。一番近くまで寄り添えたのかなぁと思ったら距離ができて。でもずっと子供のままの思いを抱えながらは生きていけない。一つの恋を乗り越えて二人とも少し大人になったのかな。パイナップルの声と回転焼きの甘い香りが漂うような切ないラストが好き。
★27 - コメント(0) - 2016年10月9日

尖って生きていくしかないメイが切ない。良かった。
★9 - コメント(0) - 2016年10月4日

新興宗教のキャンプから逃げ出してきた少女に恋した少年のお話。新興宗教ってなんとなく、怪しいイメージだけど、この話の中で、愛はなくならない、子供は親を選べない、同様に親も子供を選べない、親子というつながりが憎しみを生むとあって、ふーむそういう考えもあるなぁと思ったのでした。
★9 - コメント(0) - 2016年9月29日

★★☆☆☆
★1 - コメント(0) - 2016年9月29日

毎日生きるのが辛くて生活はいっぱいいっぱいでどうしたらいいかわからないような人たちにとって宗教は身体的精神的社会的に救われるものなのだろうか。 特に弱い立場であるこどもたちは、そこに居場所がないときどうすれば抜け出せるのか。 全ての人が幸せに生きていける世の中なんてどうやったって不可能じゃないか、とこんな作品を読むと思ってしまう。
★40 - コメント(0) - 2016年9月28日

せつない恋の話だね
★7 - コメント(0) - 2016年9月26日

面白かった。ちょっぴり切なくて微笑ましい初恋のお話やなしにディープで猟奇的な8251でした。淡路島、パイナップル、回転焼、阪神大震災、身近な感じで読みやすかった、難しいけど。ありがたや、ありがたや…
★35 - コメント(0) - 2016年9月24日

新しい本だけれど割と早く予約が回ってきました。表紙の女性の表情がなんでなんかな、とずっと気になっていたのだけれど、メイの壮絶な人生を思えばそうなのかな、と。「いっぺんだけ、ぎゅっとして。そうしたら、いく」というメイのお願い。別れているのに、その後ほかの人と恋をしたのに、初恋の相手に最後にもう一度ぎゅっとして、っていう気持ち。わたしはかなわなかったけど、そう思ったひとがいたのでとてもよくわかりすぎて、すごく切なくなりました。でもたぶん、切なかったのはメイより僕の方なんだと思う。
★38 - コメント(0) - 2016年9月23日

母が信仰してきた新興宗教から逃れ、父を探し求めるメイの物語。うーん、もうひとつ作品に引き込まれなかった。音楽活動を始めてからのメイも、タイトルに「歌姫メイ」とあるほどには魅力的に映らず。
★17 - コメント(0) - 2016年9月20日

とても力強い物語でした。その強さは、ある意味、虚勢なのかもしれないが、それでもいいと思った。窮屈だから、強くありたいと思う。そんな若さは、美しいんだと感じます。鋭さに痛さを感じながら、読了。
★34 - コメント(0) - 2016年9月19日

小学校4年の時、ぼくの親戚のメイが母と子2人でやってきた。新興宗教から抜けてきたらしい。メイは変わった子で、友達になじめず、ぼくが「恋人」となって一緒に過ごすことになる。中学時代に宗教キャンプの八坂と知り合い一緒に復讐する場面や高校時代の父親捜しとその死を見送り、疎遠になってゆくストーリーは激しいが同時に切ない。ラストの大学でのコンサートと別れのシーンが印象に強く残る。結局、本当の「恋人」になれなかったぼくの視点で描かれた歌姫の姿は強烈だが、同時にいつも悲しみが付きまとう。人を選ぶ本だがおもしろかった。
★9 - コメント(0) - 2016年9月18日

新興宗教に突き進んでしまう母親、名前すら分からない父親。叫び、尖っていくメイ。。人が集まったぶん、意見の違いのぶん、理想がたくさんあるから、理想郷って生まれないんだと思う。そこからこぼれ落ちたメイの、駆け抜けた10代。どんな声なんだろう。
★41 - コメント(0) - 2016年9月16日

寂しさは、願望を連れて来る。そうであったなら、そうであって欲しい・・・でも、願望は幻想で、真実の全貌を明かしてはくれない。求めても、求めても、神様は寂しさの運命から解き放ってはくれない。ある新興宗教のキャンプから逃げてきた複雑な育ちのメイ。この世界に上手に馴染めなくて、極端な行動に走ってしまう。「僕」にとってのメイは、放っておけない女の子だったのだろう。上手に生きられないメイを助けたい気持ちと、寂しさを恋で埋めようとした「僕」。恋という形を利用したのはきっと「僕」のほう。ラスト2行、切なくて涙がこぼれた。
★56 - コメント(2) - 2016年9月11日

よく題材に取り上げられる宗教をもとにした集団。それ自体は今でも存在するのだろうけれども。その中で育ったのにそこに違和感を感じていたメイはあがく。彼女と触れ合っていた男の子の話でした。
★8 - コメント(0) - 2016年9月9日

なるほどね。要約すると確かに『歌姫メイの秘密』だね。鮎川くんやメイがまだ20歳そこそこの時点での回顧録なので、「それが最後となってしまった」は少し大げさかもね。
★70 - コメント(0) - 2016年9月9日

いろいろな事情をかかえた少女にふりまわされる少年の物語。かな
★7 - コメント(0) - 2016年9月8日

エキセントリックな女の子とマイペースな男の子の青春小説でした。
★7 - コメント(0) - 2016年9月4日

型に嵌ることを許さないメイの奔放で圧倒的な存在感。ありがた教と呼ばれる新興宗教教団から母親と逃げてきたメイの境遇を、受け入れてきた僕の青春。変わった歌声で聞く者を魅了するメイの歌への傾倒と、自らの出自の秘密など、複雑に絡み合った物語をまんま呑み込みながら読んだ。大人の勝手を呪いながらも、気づけば乗り越え、いつしか過去に変わっていった二人の愛。けれども、その愛に導かれて辛くも生きた日々は僕にもメイにも、きっと忘れ難いもの。
★18 - コメント(0) - 2016年8月30日

芥川賞作家の新作ということで、先入観なしに読みました。伊藤たかみ、初読です。普通の青春小説かなぁと思って読み始めましたが、峻烈な新興宗教青春クロニクルといった感じでした。主人公のメイは大変魅力的ですが、表紙の写真をもっとインパクトのある美人にしたら、よりイメージが湧くような気がします。メイの個性的な歌声を聴いてみたいなぁ!
★100 - コメント(4) - 2016年8月29日

☆3 小学校4年のときに、母親といっしょに“ありがた教”と呼ばれる新興宗教のキャンプから逃げてきたいとこのメイ。可愛いのに風変わりな彼女の「恋人」としてすごした小学4年~高校まで。複雑な境遇に育つが、愛を求めて一直線に生きてゆくメイとの峻烈なラブ・ストーリー。メイの特殊能力とか激昂する様子には引いてしまうところもあったけれど、物語の閉じ方は好きなタイプだった。表紙のモデル”つむぎ”さんの表情が著者の抱くメイのイメージなのだろうか?気になって”つむぎ”さんの画像を検索したら可愛いのがたくさんあった。
★27 - コメント(0) - 2016年8月28日

初恋の話か、新興宗教の話か、親の犠牲になった話か、有名歌手の影の話か、健気にまだ見ぬ実父を探す話か、まあてんこ盛りでした。ただ始終メイの哀しみが覆いたんたんと時間が流れるように読み進めました。いいか悪いか好きか嫌いかの感想を持たない作品でしたが、不思議と読んでよかったという気持ちになりました。つうかこの表紙だれ?
★28 - コメント(0) - 2016年8月20日

きっとどこかでまた出会うと思う。
★16 - コメント(0) - 2016年8月18日

★★★☆☆ 小学四年生の時に"ありがた教"と呼ばれる新興宗教団体のキャンプから母親とともに逃げ出してきたメイ。可愛いが少し変わっており歌がうまいというメイの恋人として僕は屋根裏部屋で時間を過ごすようになる。前半は、少し風変わりな女子であるメイとの少し変わった恋模様が描かれるボーイミーツガール小説として読めて案外面白かったが、父親探しに始まる後半は少しストーリーの毛色も異なり、前半に比べると好みでなかった。ストーリーの肝は後半なのだろうが、これをラブストーリーというなら、前半をもっと広げて書いてほしかった。
★46 - コメント(0) - 2016年8月17日

sai
小4のときに、母親と一緒にN神聖教会のキャンプから逃げてきたメイ。かわいいのに風変わりで、歌が抜群にうまいメイは、自分の本当の父親を探していて…。
★15 - コメント(0) - 2016年8月16日

大人の勝手で受けた苦しみの後始末をつけてゆく二人、しかしそれは復讐であったはずが、結局は愛によってというのが切ない。メイが苦しみながら事実を飲み込んでいき、やがて大人になって離れてしまった二人の寂しさにこの物語の本質があるのかもしれない。
★10 - コメント(0) - 2016年8月9日

芥川賞作家伊藤たかみさんらしい、個性的な女性キャラが登場するちょっと不思議なラブストーリーです。主人公の年齢層を低めに設定して、主人公「メイ」は、とある宗教集団のキャンプから母親と一緒に逃げてきており、かわいくもちょっと風変わりでいながら、人を惹きつける歌唱力を持っています。そんな彼女の側に振り回されながらもしっかりと寄り添う「鮎川」君との会話がとにかくテンポよく、面白いです。前半から中盤にかけては展開もスムーズだったのですが、高校生になった中盤からラストにかけては残念ながら少し盛り上がりにかけたかなと。
★130 - コメント(0) - 2016年8月8日

ちょっと一口じゃ言えないんだわ、読んでみてくんろ。好き好きはあると思うけど、嫌いにはなれないってこういうことだべ、きっとな。
- コメント(0) - 2016年8月7日

歌姫メイの秘密の 評価:100 感想・レビュー:42
ログイン新規登録(無料)