猿の見る夢

猿の見る夢
あらすじ・内容
これまでで一番愛おしい男を描いた――桐野夏生

自分はかなりのクラスに属する人間だ。
大手一流銀行の出身、出向先では常務の席も見えてきた。実家には二百坪のお屋敷があり、十年来の愛人もいる。
そんな俺の人生の歪(ひず)みは、社長のセクハラ問題と、あの女の出現から始まった――。

還暦、定年、老後――終わらない男”の姿を、現代社会を活写し続ける著者が衝撃的に描き切る!

週刊現代読者の圧倒的支持を得た人気連載が、ついに書籍化!

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猿の見る夢の感想・レビュー(770)

☆☆☆3.5 分厚いなぁと思ったけど、面白く読めた。
★5 - コメント(0) - 3月26日

最近あんまり人が死なない気がする…
★3 - コメント(0) - 3月25日

桐野さんはストーリー作るのも人物を描写するのも上手いなあと、ついうなってしまった。当たり外れのない数少ない作家です。この作品も夢という不思議なものと世俗的な現実社会を絶妙に織り交ぜてストーリーを展開している。
★8 - コメント(0) - 3月22日

初読み作家。最後までずっと面白かったけどなーんも解決せずに終わって不完全燃焼。とりあえず浮気は絶対にしちゃいけないね。
★7 - コメント(0) - 3月21日

桐野夏生さんの愛しい男性像って愚かな男且つ可愛げのある男っていうふうに受け取ったけど違ったかな。しかし、この男なかなかの者ではないか。10年間、週2日も愛人の所に通いながら、妻に知られず、仕事もそこそこ上手く立ち回っている。 どうやら愛しい男、イコール、愚かな男且つ可愛げのある男そして尚且つなかなかの男ってのが正解のような気がしてくる。アラ還で全てを失ったが、案外、またくだらない夢を見れそうな男にも思えるのだが、、、、
★15 - コメント(0) - 3月21日

久々の桐野さんの作品でしたが面白く?読めました。主人公薄井のゲスな生活と取り巻く人たちの様子はリアルさを感じさせる。長峰は詐欺師なのか、それとも予言者なのか最後まで判らず仕舞い。会長秘書の朝川も相当のワルな気がする・・・
★16 - コメント(0) - 3月19日

大好きな鴨居玲さんの作品『出を待つ(道化師)』のジャケットに惹かれ、久々に読んだ桐乃夏生さんの小説。450ページ一気読みでした。自分の周りにいる男性がこのタイプだったら堪らないなぁ…でも、老若男女問わず人間ってこんなものかもしれないなとも思います。初読み『OUT』で衝撃を受けたのは13年前。その後暫くは桐野ワールドに溺れたっけ。金と権力と家庭と女に固執する主人公の生き様を描いた今作、イマドキ世代の若者はどう読むのか、興味があります。「おやおや大変だ」って感じかな?国内文芸小説の流れに変化も感じます。
★174 - コメント(1) - 3月19日

さすが桐野さんと言うような、心の醜さが存分に描かれた小説でした。欲望の全部を手に入れようと駆けずり回る主人公。動けば動くほど、事態は悪くなる一方でした。自称占い師に全員が翻弄されていく様はとても恐ろしく、何をもって信用すればいいのかわからなくなってしまいました。他人の思惑は完全にはわからないから、怖いです。
★11 - コメント(0) - 3月19日

いつものごとく一気読み。男の欲深さも書いてくれたなぁ、と感じながら楽しんだ。
★8 - コメント(0) - 3月18日

やっぱ桐野夏生、期待を裏切りません。どうしようもない薄井なる男に女性が三人も、実際は四人も関わってくるなんて。グイグイ引き込まれてしまうのは、彼女の文章力、読者を引き込む表現の上手さでしょうか?どうする最後の展開!と思っていましたら、会社はTOBで幕引き、薄井の呆気ない最後は「強者どもが夢のあと・・・」という事かな!美容院の待ち時間に読んでいたら、「猿も夢みるんですか?」と聞かれました。全部猿が見た夢だったのかな?孔子の四猿とは秀逸!
★66 - コメント(0) - 3月16日

愛おしい男像、調子に乗りながらダメダメに転落していくのが良いのか?不倫、会社内バランス、親の遺産相続、長峰の最後の100万クラスの忠告が気になる。爽快でも感動物でもないけれど、物語を読んだ、という充実感はあり。
★13 - コメント(0) - 3月14日

薄井さんみたいな人に心当たりありって感じでイライラしながら読んだ、自分の快楽のために素直に行動する姿が愛おしい男なのか?? 長峰さんみたいな人も何年か前に芸能界を騒がせましたね、人の心のちょっとした隙間を見つけて、すっと入り込むって、入り込まれるってどんな感じかしら。。。怖いもの見たさで私も長峰さんに会ってみたい気がする。。
★13 - コメント(0) - 3月12日

桐野さんの『だから荒野』系ダメオトコの傑作長編。久しぶりに小気味よい作品読ませていただいた。あー、いるいるこういうオトコ、桐野さんいわく、愛おしいっちゃ愛おしいが。タイトルも装丁も秀逸。あたしも長峰さんにみてもらいたい、そして孔子の四猿(笑)←読めばわかる。
★292 - コメント(27) - 3月12日

最低なファストファッション会社役員の転落劇。 桐野さんのこの手の話は大好物!
★8 - コメント(0) - 3月11日

銀行の出向で財務担当取締役に就き、美しい愛人もおり人生を楽しみつつ老後の夢もある59歳の主人公薄井。社長のセクハラ問題、家に現れた怪しい占師、実家の相続問題などトラブル続発で自己中心的で自信過剰な薄井の人生の歯車が狂っていく話。主人公がとにかく浅はかで最低なオヤジで、ざまあみろと思いながら読んだ。男性が読むと共感できるのだろうか。
★22 - コメント(0) - 3月11日

著者のは初読。女性作家が描いた男性の心理描写というは、はたして男性読者はどのように感じるのだろうか?長峰の正体や、軽薄な朝川の行く末なんかも気になってページが進んだ。これを読んでると、自分が一途でまともな人間だと思わせてくれる。ミステリー感で終わるのが意外だったけど面白かった。
★16 - コメント(0) - 3月10日

一気読みとはいかず…。男も女も人間こんなもの~納得。客観的に見るとグズに見えるけど、大体みんなこんな感じ。分かりやすい男である分、愛おしい??くはない‼
★15 - コメント(0) - 3月9日

桐野さんの作品としてはという感想が多そうです。ただ桐野さんが「愛おしい男を書いた」ということで意外と男に感する嗜好が……。と思ったり。この作品は読むのに時間がかかりました。私にとっては興味がない話が延々と続いていたということです。最後はもっと落としても良かったような。
★11 - コメント(2) - 3月8日

社会的地位、愛人、実家の資産があり、何不自由ない暮らしをしていた薄井。社長のセクハラ問題を機に歯車が狂い、家庭、愛人、職全てを失う。 妹、妻、愛人とそれぞれバトルがあり、欲が丸見え。みんな自分勝手なんだけど、薄井が、特にひどい。 妻が連れてきた長峰は何者なんだろうか。内容は決して明るい話ではない。でも、惹きつけるものがある。先が気になり、三日間で読了。私はこの著者の、独特な言葉の選び方が好き。普段使わないような難しい言葉が出てくると、勉強になります。
★39 - コメント(0) - 3月7日

面白いと言うのが素直な感想。薄井のような男はこの世にたくさんいる。そのくせ自分は正しいと勘違いしているのが哀れと思う。彼がドンドン道を逸れていくさまは男の自分も半分はらはら、半分いい気味だと感じてしまう。桐野氏の書く人間は絶対的な悪人はいないし、全くのアホもいない。そこそこ悪でそこそこアホ。この絶妙なバランスがすばらしい。ところで長峰女史は何者?気になります。
★17 - コメント(0) - 3月7日

いや~、本当にどうしようもない男だったわ。でも実際頭の中はこんなオッサン、いっぱいいると思う。どんどん落ちぶれていく薄井の情けなっぷりが面白すぎてページをめくる手が止まらなかった。長峰さんは「せ猿」の化身なのかな~。「余りある欲望は災いをもたらす」ってことらしいですよ。桐野さん、やっぱすごい!
★20 - コメント(0) - 3月7日

薄井、頭悪すぎるだろ(^_^;)男がみんなこうなのかと思うと怖くて仕方ない、こんなクソしょーもない男には捕まりたくないわ
★15 - コメント(0) - 3月7日

登場人物が、クズばかりで途中で読むのを止めようかと思ったが、読了。
★10 - コメント(0) - 3月6日

【「桐野夏生はオッサンでも飼っているのだろうか」読友さんの感想より。】読んでみてまさに!エロなし、グロなし、殺人なし、悪人なし、感動なし、悲しみなし、それなのにそれなのに……。オッサン一人をここまで掘り下げて長編描いちゃう桐野さんて何者なのでしょう。あー面白かった。浮気、ダメ。ゼッタイ。日光東照宮の三猿は実は四猿だったって話はこれからググってみよう。長峰さん怖い。
★61 - コメント(13) - 3月6日

「これまでで一番愛おしい男を描いた――by桐野夏生」……「これまでで一番愚かでケチで自分の事しか頭に無い男の話を読んだ――by私」むかつくけど面白かった。読み終わったあともこの薄井という男の話の続きをずーっと読んでいたいと思った。長峰というばあさんは結局詐欺師だったのか?その真相も続編で読んでみたいな。
★19 - コメント(0) - 3月5日

せ猿の手の位置はどこなのかと思ってさがしてみたら、やっぱりね。 でも、結婚をせ猿になってきてますね
★6 - コメント(0) - 3月4日

桐野さんは、こういう男の人が愛おしいのかあ。浅はかでズルい人の部分って表面化したくないものたけど、こうも赤裸々に描かれると、グイグイ持って行かれるもんですねー気味悪さ、不条理さ、エゴなどなどがグルグル混ざってこの表紙のような、いい作品になったんだろうね。絶品でした。
★35 - コメント(0) - 3月4日

還暦前に男の全ての欲望を自分だけを考え続けて、出た結果かなって思って読みました。羨ましいけど、嫌われるに決まってるし、主人公にくる結末に恐がる感じが良かった。
★38 - コメント(0) - 3月4日

帯にこれまでで一番愛おしい男を書いたとしてますがこんなどうしようもない男がなんで〜?と思いましたが人間ってやはりだれも欲の固まりなのかな、それが人間くささなのかなと思いながら自分の夫がこれじゃ困るけど他人から見る分には面白かった。日光東照宮の三猿が実は四猿だったというのは本当なんですかね。
★86 - コメント(4) - 3月3日

会社での地位、妻、愛人という居場所を守るため、努力を続けてきた薄井。そんなに上手く全てを持ち続けられるはずがない。最後はどうなるの?とドキドキしながら読みました。
★37 - コメント(3) - 3月3日

なんて都合のいい(-_-#)どうしようもない男(∀)
★15 - コメント(0) - 2月27日

結構面白かった。人間って、こうだよね、と 実際の事のように感じる。
★11 - コメント(0) - 2月27日

薄井の浅はかさとお気楽さに呆れた。自分勝手な人間が最後に辿り着く場所に落ち着いた話。邪悪な心を他人に責任転嫁した末路としては中途半端だった気がしてしまった。不倫に介護問題に遺産相続問題。セクハラ問題に怪しい占い師のマインドコントロール。最近の社会問題が凝縮されていた。ただひたすら自分が被害者だって顔する薄井にイライラしながら読んだけれど、読了後少し冷静になってみると他の登場人物もある意味自己主張が強く自己中心的な考え方で、一番悪いのは薄井だけれど他の人達も皆性質が悪いことには変わりなかったなと思った。
★24 - コメント(0) - 2月26日

バカな男
★4 - コメント(0) - 2月25日

図書館本  ★★★☆☆
★3 - コメント(0) - 2月25日

人の本性の醜い部分を際立てて描いた小説。人は身勝手で、信用出来なくて、平気で人を騙し、食い物にしたり、暴露して楽しんだり。その弱さ、醜さが、こわいもの見たさなのか、読み進めてしまう。こういう毒のある小説を書ける桐野の才能はすごい。どんな人生をおくってきたのだろう。
★14 - コメント(0) - 2月23日

初っ端からぞくぞくするほど面白い。ファッション業界大手役員の薄井は、妻と十年越しの愛人がありながら他の女性にも下心を抱くどうしようもない男。浮気がばれないよう気をつけてきたことを、「表向きは妻を裏切らない夫として、頑張ってきた」などと曰う。そんなことは頑張ったと言わんのじゃあ!このどうしようもない男の末路が知りたくて、否が応でもページが進む。ラストはあまりの情けなさっぷりが可愛いとさえ思えてきた(^^;;知り合いたくはないけどね。母親亡き後のいざこざもとてもリアルで、相続の時のイヤな気持ちを思い出した。
★106 - コメント(15) - 2月22日

ats
作者とタイトルからは全く想像していなかったストーリー。読み初めは違和感を感じながらページをめくっていましたが進むにつれ止まらなくなってしまいました。いくつになっても男なんてどうしようもない生き物だとつくづく痛感されました。妻や不倫相手、実の妹など周りの女性にはひどい目にあわされながらそれでも自分に都合のよい想像をしてしまう。目の前に欲望にすぐ目がくらみ失敗する。還暦を目の前にしてもこの程度の煩悩に振り回される、ほんと男ってどうしようもないと痛感させられました。
★15 - コメント(0) - 2月22日

★★★★☆
★3 - コメント(0) - 2月21日

何だかスッキリしないなぁ~。会社役員で家庭を守る妻がいて、若い綺麗な愛人がいて、そこまでならまだいいが、他の女にも心がふらついている。呆れてしまうような男。許せない。だが、女も女で打算的。しかし、相続問題で妹夫婦とも諍い、最後は妻や息子にも見放され、会社での立場も甘い期待をしていたがそれもかなわなくなり、いい気味だと思う。最後の妻の態度にはスッキリする。でも、読後感はスッキリしない。あと味が悪いなぁ~
★13 - コメント(0) - 2月20日

猿の見る夢の 評価:94 感想・レビュー:366
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