七月に流れる花 (ミステリーランド)

七月に流れる花 (ミステリーランド)
あらすじ・内容
坂道と石段と石垣が多い静かな街、夏流(かなし)に転校してきたミチル。六月という半端な時期の転校生なので、友達もできないまま夏休みを過ごす羽目になりそうだ。終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。思わず逃げ出したミチルだが、手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城――夏流城(かなしろ)での林間学校への招待状が残されていた。ミチルは五人の少女とともに、濃い緑色のツタで覆われた古城で共同生活を開始する。城には三つの不思議なルールがあった。鐘が一度鳴ったら、食堂に集合すること。三度鳴ったら、お地蔵様にお参りすること。水路に花が流れたら色と数を報告すること。少女はなぜ城に招かれたのか。長く奇妙な「夏」が始まる。

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七月に流れる花の感想・レビュー(146)

本の装丁が素敵。美しい。ほの暗さを感じる美しい挿絵も物語の雰囲気が出ている。物語の先が気になるけど、怖い、ページをめくる、怖い?怖い?ワクワクドキドキしながら子供の頃のように夢中で読んでしまった。悲しいだけじゃない、余韻の残るお話。少し残った謎と共に八月へ。
★5 - コメント(0) - 1月23日

なんで親っていうのは、知らない方がいいと思っていまうのかなぁ。 ミチルの怖さのほとんどは知らないからで、いきなりみどりな人がいたり友達が消えたりしてどんだけ怖かったろうか・・
★10 - コメント(0) - 1月22日

恩田陸の世界。少女、転校、夏休み、お城、川を流れる花、みどりおとこ。モチーフが上手。まだ小学生で不思議で少し怖い、わくわくしながら本を読んでいた気持ちを思い出させてくれる。とうに失ったと思っていた、忘れて奥の奥にしまいこんでいた感覚を見事に蘇らせ、主人公たちと同年代までタイムスリップをして、夢中にして読ませてくれる。次は8月の世界へ。
★35 - コメント(0) - 1月22日

みどりおとこ。少女たちの林間学校。流れてくる赤い花、白い花を数える意味。どんどん惹かれ、一気読み。終盤の真実を知った時、寂しくなった。引き続き「八月…」を読まないと、ほんとの謎は解けないのかも?
★5 - コメント(0) - 1月21日

CK
不思議で怖くて悲しいお話でした。装丁も挿絵もとても素敵。では八月へ。
★13 - コメント(0) - 1月21日

インフルエンザ罹患中。インフルエンザの吸い込む薬の驚くような効き目。で、すっと読めたこの本。少女時代のいろいろなことを思い出す。50年も前だ。あ、今日は母の誕生日。不思議な巡り合わせの本だなあ。とても面白かった。次は8月だね。予約しよう。
★10 - コメント(2) - 1月21日

夏流という町に引っ越して来たミチルは、終業式の日の帰り道に、『みどりおとこ』から夏のお城への招待状を受け取った。6人の少女たちとの夏流城での林間学校。外部と完全に遮断された世界。不思議な約束事。そして、怪しいみどりおとこ。不安な気持ちを煽る非日常の奇妙な世界。酒井駒子さんの妖艶な挿し絵が想像力を益々掻き立てて、ドキドキ、ゾワゾワ。児童書なので、さらっと読めますが、物悲しい余韻を残す作品でした。それにしても、美しい装丁!
★74 - コメント(2) - 1月21日

謎だらけの夏の城にみどりおとこ。読みやすいながらも恩田ワールドを堪能。もやっと終わらなくてよかったわ。では8月へ。
★43 - コメント(0) - 1月21日

『蜜蜂と遠雷』とは打って変わって、これぞ恩田陸の世界観。酒井駒子さんの挿絵も恩田ワールドを後押ししてます。今にも『三月は深き紅の淵を』等の理瀬が登場してくる様でした。冒頭からの不気味な展開に引き込まれて、あっという間に読了。最近、風呂敷広げすぎて収集がつかなくなってる気味でしたが、本作は綺麗にまとまってます。恩ちゃんのあとがきに、心がふと温かくなりました。
★21 - コメント(0) - 1月21日

少年少女向けなので直ぐに読み終わってしまった。私が読んでもドキドキ怖い世界観だった。主人公の女の子と共に思いっきり悪い方を想像していた。緑の男というのも怪人二十面相に出て来るものを思い浮かべてしまうし。酒井駒子の装丁、挿し絵も美しく子供にこそ手に取って貰いたい贅沢な本。
★22 - コメント(0) - 1月21日

読了。 読み始めから不思議な世界観に惹きこまれた。なぜ、どうして、誰が誰で、という主人公と同じような不安の中物語は進んでいく。ページをめくる手が止まらない。 そして物語は思ってもいない展開へ。。読了後は、孤独、悲しさ、そして前に進もうとする少しの希望とか様々な深い余韻が残る。さすが恩田陸さん。素晴らしい! もう一度確認したく再読したくなるが、ただ少年は一体誰であの言葉はなんだったのかが気になった。『八月は冷たい城』を読めばわかるかなぁ。。
★16 - コメント(0) - 1月21日

いつも寂しそうな眼をしている少女を描く酒井駒子さんとぴったりな内容。理由もわからず少女達がひとつ所に集められる…というのは理瀬シリーズでもありましたね。
★54 - コメント(0) - 1月21日

久々の学生メインのちょっとホラー系の内容だった。 合間の挿絵とあって、ドキドキしながら読み進めれた。
★5 - コメント(0) - 1月20日

☆4 装丁がうっとりするほど綺麗で凝っている。子供の頃に読んだ少女小説の、ような懐かしさを感じた
★6 - コメント(0) - 1月20日

この閉塞感。暗闇と水の気配。少女の危うさと凛とした佇まい。ザ・恩田陸、という感じ。楽しめました。
★9 - コメント(0) - 1月20日

この物語そのものは初めてなんだけど、テーマと言うか、何か欠片の様な物は何処かで読んだ記憶が¨¨¨と思ったら同著者の【朝日のようにさわやかに】(短編)から『淋しいお城で』の、みどりおとこでした。児童文学というには少し大人向け、ではないでしょうか。正直、恩田陸の背景や著作を知らない全うな(昨今の青い鳥文庫好きな)小6が読むと普通に『よくわかんない?』となるか、早熟な子ならば『よくわかんないけど凄い怖い、こんな病気あるの?』というトラウマ抱えさせるのでね、さすが僕らの恩田陸。
★16 - コメント(0) - 1月20日

鏡の向こうに見えるものが気になった少女の頃。鏡が怖かったことを思い出す。そんな私の思いを遥か超えて恩田ワールド。考えなくていい、流されて夏を過ごした方が良いーそれは愛する人との最期を知ること・・少女たちの夏!少年たちの夏も読んでみよう。
★162 - コメント(0) - 1月20日

直木賞を受賞した『蜜蜂と遠雷』のような作品も好きだけど、やっぱりこちら側の作品も大好きだ。少女が体験するある夏の不思議で哀しい出来事。囁くように語りかける物語はとても優しい。続けて八月へ移行します。
★45 - コメント(0) - 1月19日

久しぶりにこっち系統の恩田陸ワールドに浸った気がする。優しくも残酷な世界。酒井駒子さんの挿絵がぴったりハマります。
★11 - コメント(0) - 1月18日

引き込まれる恩田ワールド。続けて八月へ。
★9 - コメント(0) - 1月18日

14年の時を経て、配本が続いてきたミステリー・ランドもこれで終了。実は病院の診察後、母の迎えを待つ時に本屋さんで立ち読みしたものです(^-^;なので再読するかも…。前日譚である「さびしいお城」を引き摺っていたので「みどりおとこ」の正体に違和感を持ちつつも、そうならざるを得なかった「みどりおとこ」の孤独を思うと胸がキュウとします。そして亜希子ちゃんやお地蔵様で相対した時の気持ちを考えると泣きたくなる。それでも遣る瀬無さを抱えても現実と向き合う女の子は強い。しかし、蘇芳に呼びかけた少年は何者なのだろう?
★87 - コメント(0) - 1月18日

転校してきたばかりのミチルは、不慣れな町のなかで全身緑色の男に追いかけられる。その出来事のあと、学校も違う少女達が集められた奇妙な林間学校に参加させられることになり、ミチルは戸惑いながらもその城での生活に溶け込んでいく。ミチル達は何のために集められたのか、ルールが何のためにあるのかが気になる物語。文章の量のせいか、空白のイメージを常に感じた。怖さも不穏さも、その余白に塗りつぶされる予感があって、リアルタイムで出来事を愉しむといったタイプの話ではないのだろう。既に終わったことへの回顧を感じた。
★20 - コメント(0) - 1月18日

感想は八月を読んでから。
★10 - コメント(0) - 1月17日

酒井駒子さんの装画に惹かれて。函入り、布張りの装幀も美しい。余白が多く、ほぼ全ての漢字にルビが振られているから児童書なのかな?でも児童書が好きな大人向けという気もする。不気味な緑男の登場、閉鎖された城での少女6人の生活、鏡に映る人影など、ファンタジーとホラーが融合したようなミステリー。最後に謎は綺麗に解けたけれど、私には感動よりも、緑男の正体がミステリーとしてありなのか?という疑問の方が浮かんでしまった。あぁ、つまらない大人になってしまったなぁ。不安を煽る、ちょっと不気味な駒子さんの挿絵が魅力的。
★117 - コメント(11) - 1月17日

恩田作品は、装丁を楽しむのもひとつの醍醐味。今作も見返しやページの角丸加工、背表紙の箔押しにいちいち感動。。酒井駒子さんの装画と挿絵が贅沢に活かされた祖父江さんのデザイン、胸が震えました。肝心のお話の方は、安定の恩田さんという印象。投げっぱなしの多い作家さんですが、今回は一応収束していて安心しました(笑)。初めてミステリーランドシリーズを手に取りましたが、他の作家さんの作品も気になります♪
★38 - コメント(0) - 1月17日

久しぶりに少年少女向けのお話を読みました。 書店で装丁に惹かれて衝動買いしてしまったのですが、読み始めてすぅっとこの世界に入ってしまいました。 今まで読んできた恩田ワールドとはちょっと違って新鮮でした。 さあ、「8月」を読もう!(笑)
★8 - コメント(0) - 1月17日

図書館本…。恩田さんの本で存在を知ったミステリーランド…。この2冊で完結だったのですね。装丁も角が丸いページも酒井駒子さんの絵もとても美しくて、7月がピンクなのも少女の話らしく可愛いです。冒頭の詩からどっぷりと恩田ワールドへ誘われ、不思議な哀しい夏の世界を堪能できました。子どもだけでなく大人も十分楽しめて、あっという間に読める作品です。運良く2冊同時に借りられたので、引き続き「八月…」を楽しみます。
★13 - コメント(0) - 1月17日

久しぶりのミステリーランド。アンカーは恩田さんらしい雰囲気の作品。「六月の~」が関連するのかと勘違いして先に読んだけど関係なかった・・・。「八月は~」は関連してるみたいなんで引き続き読む。
★125 - コメント(0) - 1月17日

選ばれし者だけの林間学校。日常と切り離された場所、夏の城へ向かうミチル。そこで何が行われるのか、そこで過ごす事に何の意味があるのか知らされていないミチル。静かな不気味さと緑の心地良い風のアンバランスが、ざわざわと不穏な空気を運んでくる。読者を不思議な世界へいざなう恩田ワールドの魅力を充分堪能できる作品。
★62 - コメント(0) - 1月15日

ミステリーランドの本はこれがはじめてだったけれど、化粧箱にビニールのカバー、丸みのあるカットを施されたページの角と装丁がとても良い。大きさも若干小さめで可愛らしい。このシリーズは恩田陸の二冊で終了らしいけど全部集めたくなった。八月と対になっているようなのでそちらも読む。
★13 - コメント(0) - 1月14日

すごくいい!ミステリアスな雰囲気が良かった。次は”八月”!
★34 - コメント(0) - 1月14日

大人と少年少女を対象にしたシリーズ『ミステリーランド』の29刊目(30刊で完結)。物語は幻想的な膜の中で進行する。“生”の匂いを振り撒く少女が、真摯に向き合った“死を想う”一夏の別れが主題。正体不明の「夏の人」、少女らの他に誰もいないお城。本を手に取る子供らの興味を惹くだろう。★3/5 最終巻も恩田陸が執筆。本書と同時刊行になった。装画と挿絵を酒井駒子が担当。漢字にはルビがあり、高学年ならなんなく読める。
★48 - コメント(0) - 1月14日

手に取りたくなる素敵な装丁と挿絵。八月も楽しみに。子どもにも読ませてみたい。
★10 - コメント(0) - 1月14日

少女たちと孤島。奇妙な約束事。みどりおとこの招待状。川から流れてくる花は何を意味しているのか。
★11 - コメント(0) - 1月14日

「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」シリーズ。ルビ付き。少女たちが過ごした、閉ざされた城での儚く切ない一夏。恩田陸さんの小説を、酒井駒子さんのイラストで雰囲気をさらに幻想的に盛り上げる。『8月は冷たい城』と合わせて一つの物語になる。感想はそちらで。
★29 - コメント(0) - 1月13日

他の方のレビューで『蛇行する川のほとり』や『麦の海に沈む果実』っぽいと書かれているのが多く、恩田さんの作品のなかでも大好きな作品ツートップだからこれは間違いないだろう!とかなり期待して読みはじめたが、まさに期待通りだった。ホラーテイストな雰囲気、白昼夢のような独特の空気感。「こんなしゃべり方する中学生いるわけないだろ!」とつっこみたくなるけど、この現実離れした感じがまたいい。やっぱり恩田さんの書く少年少女って魅力的。
★16 - コメント(0) - 1月12日

ミステリーランド第十八回配本であると同時に、完結となる作品。恩田陸と酒井駒子のコラボというだけで興奮を覚えるが、肝心の物語も期待を裏切らない。「なつかしいという気持ちは 恐ろしいという気持ちに似ている」という冒頭の序詩から、すでに引き込まれてしまう。転校して間もない少女・ミチルが、一通の招待状により、不思議な城に導かれる。謎が謎を呼ぶ奇妙な夏の出来事が、いかにも恩田陸的展開と描写で綴られていく。(つづく)
★44 - コメント(3) - 1月11日

酒井駒子のイラストが絶品。子ども向きの設定だが、十分楽しめる。みどりおとこ、夏の城などのギミックもよい。ゆるいホラーテイストになっている。同時刊行の少年編も読まなくちゃ。ネタバレしたけど、別の楽しみ方があるのだろうか?
★10 - コメント(0) - 1月11日

まず、ミステリーランドまだ続いてたんだ?! というのが。どうも、恩田さんだけがまだだったようですね(苦笑)。このシリーズ、子どもや姪甥がいたら買い揃えようと思ったかも…と、創刊当初から思っていたけどやはり。少女の、閉じられた城の中での夏休み。いつものように不穏さをちりばめながら、どこかぼんやりと夢の中のよう。
★22 - コメント(2) - 1月9日

悲しくて美しい物語。どこか大人びた少女たちには、悲しい運命が待ち受けていた。ちゃんとお話も閉じられていて、好きな方の恩田作品だった。お値段を見てとりあえず図書館で借りましたが、挿絵は酒井駒子、装丁は祖父江慎で、本自体が芸術品のよう。手元に置きたい一冊でした。近いうちに「八月~」を読みたいです。
★27 - コメント(13) - 1月9日

七月に流れる花の 評価:98 感想・レビュー:73
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