七月に流れる花 (ミステリーランド)

七月に流れる花 (ミステリーランド)
あらすじ・内容
坂道と石段と石垣が多い静かな街、夏流(かなし)に転校してきたミチル。六月という半端な時期の転校生なので、友達もできないまま夏休みを過ごす羽目になりそうだ。終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。思わず逃げ出したミチルだが、手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城――夏流城(かなしろ)での林間学校への招待状が残されていた。ミチルは五人の少女とともに、濃い緑色のツタで覆われた古城で共同生活を開始する。城には三つの不思議なルールがあった。鐘が一度鳴ったら、食堂に集合すること。三度鳴ったら、お地蔵様にお参りすること。水路に花が流れたら色と数を報告すること。少女はなぜ城に招かれたのか。長く奇妙な「夏」が始まる。

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七月に流れる花の感想・レビュー(393)

引っ越してきた街で、突如呼ばれた林間学校。不思議なルールや緑の人の繋がりが素晴らしい
★3 - コメント(0) - 2月26日

久々のミステリーランド!『虹果て村の秘密』『ラインの虜囚』とか好きだったなぁ。真実が明かされるまでの恩田陸さんならではのミステリアスな雰囲気が好きでした。切ない真実に胸は痛みましたが、「最初からミチルに本当の事言っとけば良かったのに・・・」と、物語の根底が揺らぐような事を思ってしまいました。酒井駒子さんの絵が物語にぴったり。『八月・・・』も読みたいです。
★30 - コメント(0) - 2月25日

[図書館本]閉鎖的な空間で起こる不穏な空気…恩田作品のこのシチュエーション大好きです(*ノωノ)淡々と流れる時間、中学生の6人の女の子達。3回連続で鳴る鐘の意味、水路を流れる花を見かけたら記入する流花記録。みどりおとこに林間学校に招待されたミチル。恩田作品で゛みどりおとこ゛と゛淋しい子が集められる゛と言われると以前読んだ短編を思い出す。でも今回の゛みどりおとこ゛の招待は短編とは別物でした。まだ謎は残ってるように思うので、8月~の方も続けて読みます♪
★54 - コメント(4) - 2月25日

どことなく不穏な空気が漂い、不安な気持ちのまま林間学校は続く。ラストに謎が一気に解け、語られる。ミチルは自分に隠されていた秘密をこれからどう受け止めて消化していくのだろうか?モヤモヤとしたものが残る。壁越しに交わした会話の謎は八月~を読めばわかるのかなあ
★11 - コメント(0) - 2月25日

なんとも不思議な世界のお話。冒頭でホラーやファンタジーの雰囲気を感じておそるおそる読み進める。夏休みの林間学校が舞台なのにほぼ暑さを感じずに、むしろひんやりした空気が漂っていた夏流城での日々。(途中まで小学生だと思っていた)ミチルや蘇芳たちは人より早く大人になることを強いられる運命だったんだ。同時に親たちの辛さも想像してしまう。6人で過ごした夏を、少し強くなった5人の少女たちは忘れずに前に進んで行くだろうと思った。『八月は冷たい城』とセットのようなので、『蜜蜂と遠雷』を待つ間に読んでみよう。
★43 - コメント(4) - 2月24日

ミステリーランド。おもしろかった。「夏の人」と呼ばれる「みどりおとこ」、少女たちが集められた城、流れてくる花、鐘の音、そして消えた少女。謎が目一杯散りばめられ、続きが気になって一気読みでした。どこかノスタルジックな雰囲気はいかにも恩田さんらしい。ホラーじみたファンタジーらしさがラストで一転し、明かされた事実はせつなかった。
★16 - コメント(0) - 2月23日

恩田さんの短編にみどりおとこに寂しいお城につれていかれるというのがあるんだけど、これは同じような設定ながら全然違うお話。不穏な空気に満ちていて、一気に引きこまれた。もうすこしダークファンタジーっぽいオチを期待してたので、少し肩透かしをこらったけど、悪くはなかった。「八月は冷たい城」も是非読みたい。
★19 - コメント(0) - 2月23日

恩田さんの少年少女向け。楽しく読みました。少し現実味に欠けるという感じがあったけれど、少女の頃に読むとどう感じたかなー。
★10 - コメント(0) - 2月23日

転校生のミチル。親しい友達ができる前に夏のイベントとして召集された少人数の合宿が意味するものとは?夏の人と呼ばれる緑に染まった人も、街全体が受け入れている病の後処理も、哀しみと謎がいい具合に溶け合って恩田さんらしいお話に。
★27 - コメント(0) - 2月23日

その町で「夏の人」と呼ばれる"みどりおとこ"から、林間学校の招待を受けたミチルは、五人の少女たちとともに、お城という特別な建物の中で、現実から隔離されたようなひと夏を過ごす。暮らしの中に定められた奇妙なルール、五人の少女が時折見せる不可解な言動の数々に、疑心暗鬼と恐怖心を募らせていくミチル。誰が何故、何の目的でという最大の謎に不穏な含みを持たせ、ダークファンタジーの様相を醸す物語が一転、残酷で物悲しいリアルへと着地する様は実に見事。読後の切なくも優しい余韻と、透明度の高い独特の世界観に魅せられる秀作。
★160 - コメント(18) - 2月23日

少年少女向けだけど、恩田陸らしさ全開。個人的にはよかった。
★16 - コメント(0) - 2月22日

図書館の新刊コーナーで装丁の美しさに惹かれ借りてみました。挿画の雰囲気と文体の美しさ、フォントやルビにすら存在感がありました。電子書籍の対極にありますね。少女が過ごすことになった夏の一時の中に、子どもの時にしか感じない怖さや物悲しさがひたひたと足元を濡らすようでした。こんなにも透明な物語を読むのは久しぶり。8月も是非読みたいと思いました。
★25 - コメント(0) - 2月22日

淋しく悲しい夏のお城……最後の方でその意味が明らかになる。このお城で過ごすことはかなり苦しいだろう。みんなが1人で淡々と過ごしていたことも納得した。鳩が見つかったところは、酒井駒子さんの絵も相まってなかなかの怖さだった〜〜(>_<)個人的には、もう少し不穏な感じがあってもよかったけど、恩田陸の世界観は出ていたので、よかった!
★13 - コメント(0) - 2月21日

図書館:何とも不思議で、切ない物語。著者の描く不安で、静謐な感じがとても好きなのでコレはよかった。次は、八月~サイド。
★13 - コメント(0) - 2月21日

謎に包まれた、でも終わってみれば切なくて悲しい、夏の物語。最後はきちんと風呂敷が畳まれてよかった。
★13 - コメント(0) - 2月20日

みどりおとこ、少女達が集まった理由、地蔵へお参りする理由きちんとわかって良かった。不気味な雰囲気で少し怖かったけど最後はすっきり。世界観が素敵だったので八月も楽しみ。
★14 - コメント(0) - 2月20日

八月の後に読んだ。こちらのが好み。少年の緑の人より少女の緑の人のほうがが優しくて人間身がある。少女の目をとおしているから?
★10 - コメント(0) - 2月19日

「かがみのなか」か「麦の海に沈む果実 」か、とも思い、読み始める。不穏な空気。児童書ながら、後に残る不安、謎は、恩田陸作品そのもの。外箱があるのだろうか。酒井駒子の装画、挿し絵とともに、とても素敵なデザインの本だ。
★49 - コメント(0) - 2月19日

先に八月から読んでしまっていたため、ネタバレ状態で読む。こちらは少女たちサイド。なんだか著者の『蛇行する川のほとり』を彷彿とさせる作品。少年たちの方が私は好みだけど、これは是非とも二冊まとめて手元に置きたいと思った。ファンとしてはあとがきも味わいあって嬉しい。面白かったです。
★26 - コメント(0) - 2月19日

ino
恩田陸さんの世界観が大好き。自然の中の重厚な建物。そこで生活することになる少女たち。そして事件は起こる。気になる部分をかなり残した終わり方だったけれど、「八月」で全て解明されるのかな。
★13 - コメント(0) - 2月19日

謎は解決されたようで残っているぞ?八月にいこう
★11 - コメント(0) - 2月18日

転校生の女の子ミチルが、夏休みの林間学校 への招待状を全身緑色の体の男から受け取る。 同じく招待状を貰っ た5人の少女だけで隔離された夏流城(かなしろ)での夏休みを過ごす。そこでの退屈の日々、終末では不気味な事件が……。そして終末は意外な事実が分かる。最後は心温まる。恩田陸らしい作品でした。
★16 - コメント(0) - 2月18日

夏流(かなし)に6月に転校してきたミチルは、夏流城(かなしろ)へ林間学校へ行き、5人の少女と共同生活をする。みどりおとこ、流れる花を数える、お地蔵さまへお参り、蘇芳(すおう)という学級委員の女の子。心がザワザワする気味悪さと怖さが続く。ラストでミチルは真相を他の子たちから聞き愕然とする。緑色感冒の免疫を持つただ一人の人「夏の人」は何を思って夏流城への案内をしているんだろう。
★32 - コメント(0) - 2月17日

『あの鏡のなかに、不気味な緑色の影を見た日から、彼女の長く奇妙な夏が始まったのだ』冒頭のセンテンスでわしっとココロを掴まれる。恩田さんは、こーゆー胸をざわりと波立たせる表現がうまい。思春期の女の子らしい不安と、かわいくてなつかしくてちょっと不穏で、現実をゆるく乱されるふわふわ感が心地よい。特に関係ないと思うけど、突然の"蘇芳"さん登場にぎょっとする。城の謎や少女の喪失などサスペンスフルな展開ながら、やはりそこは甘め。次作への布石もあり、イラストも物語の雰囲気によく似合ってた。
★74 - コメント(0) - 2月16日

ミステリーランドの完結は、恩田陸&酒井駒子の強力タッグ。七月と八月の二巻同時刊行ですが、まずはこちらの七月から読むことを強くお勧め。というか、個人的には七月だけでもよかった。林間学校に集められた少女たち。なぜ自分たちだけが集められたのか?「夏の人」って一体?転校してきたばかりの少女には何もわからず、他の人たちは知っているのに隠している。謎が明かされないまま不穏な空気が立ち込める展開はお手のもの。季節は夏なのに、どこかひんやりとした空気と死の気配が漂う。壁の向こうの謎は、八月で。
★57 - コメント(0) - 2月16日

ホラーサスペンスでスプラッタな展開なのかな、と思っていたが、哀しくやさしいお話だった。ミステリーランドの最後を飾るにふさわしい小説です。
★13 - コメント(0) - 2月16日

面白かった!恩田ワールドの良さは、次がどうなるのかわくわくするところで、まさにその魅力炸裂でした。残りのページ数が少なくなり、何一つ解決される気配がないので、まさかいつものように、謎が残ったままおわるのではと不安になったが、すんなり解決して、ほっとしました。本編に流れる雰囲気が死を扱うことを暗にほのめかすように、暗いのですがそこがまた素敵でした。でも、子供の時に読んだら怖かったかも。
★53 - コメント(0) - 2月16日

nao
少女たちにとってあんまりな設定……ミステリーも怖さがまさる。八月と二冊並べると装丁も素敵なのに、お話は容赦ない悲しい。
★18 - コメント(0) - 2月16日

いろんな意味で、これぞ恩田陸ワールドという本でした。ミステリーランド完結というのが感慨深い
★12 - コメント(0) - 2月15日

なんだこれティーン向きだと思っていたら、結構怖いし最後の方はひたすら悲しい話に。
★11 - コメント(0) - 2月15日

恩田ワールド満開。オチのイマイチ感も恩田さんならでは。さて、「八月」で壁の向こうを覗いてきませう。☆3
★67 - コメント(0) - 2月14日

転校してきたばかりで何も分からないまま古城での林間学校に行かされ5人の少女たちと共に奇妙な共同生活を送る事になったミチルの一夏、恩田ワールド満載の少女たちの不思議で不気味な世界、児童書という事であっさりと読めてしまうが恩田作品の怖さは健在、男の子の話は八月の方で明かされるのかな、林間学校なのに夏の明るいさわやかさはない。
★116 - コメント(0) - 2月13日

AQL
「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」講談社ミステリーランド第18回配本。登録はしておくけど、このシリーズは「少年少女」のためのわかりやすいミステリーと「かつて子どもだったあなた」のためのひねくれたミステリーの二重底になっているのが常なので、時間をおいてもう一度読み返す予定。
★14 - コメント(0) - 2月12日

★★☆☆☆ 児童書なのでやっぱり物(怖)足りない。主人公と同世代の時に読んでいたらはまっていたかな。 夏流(かなし)に転校してきたミチルは大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。思わず逃げ出したミチルだが、手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏流城での林間学校への招待状が残されていた。
★30 - コメント(0) - 2月12日

蛇行する川のほとり、に通じるような少女を中心としたお話。ミチルと一緒に、なんで?なんで?と思いながら読み進めていって、ああーなるほどーみたいな感じ。5人の少女のふれあいがもう少し深いと最後の種明かしがもっと印象深かったかなー。対象年齢が低めなせいか、あっさりした印象。
★23 - コメント(0) - 2月12日

半端な時期に夏流に引っ越してきたミチル。友達もできぬまま、夏休みに入り、招待状を受け取ったミチルは五人の少女と共に古城で共同生活を始める。そこで生活にはルールがあり、鐘が一回なったら集合。三回なったらお地蔵様にお参り。水路に花が流れたらその花と色と数を報告しなくてはならない。ホラーともとれる冒頭から、奇妙な世界に紛れ込む、少女のひと夏の物語で、ミチルが何故?と思う事に対して誰も的確な答えを教えてくれない。私もミチルと一緒に何故、、と先が気になる。唐突だったけれど、切なさが残りました。続編も楽しみ。☆4
★59 - コメント(0) - 2月12日

架空の地方都市、夏流(かなし)。半端な時期に越して来たミチルは友達のできぬまま夏休みを迎えようとしていた。が、終業式の午後に奇妙な召喚状ともとれる招待状を受け取り、夏の間、緑に覆われた城の中で同年代の少女5人とともに不思議な林間学校を体験することになる。導入部は少しホラーめいていて、城での生活が始まるとそこにミステリの要素や「秘密の花園」のような少女独特のジュブナイルもののような要素も入り、気になるエッセンスが散りばめられていて結末が全く想像できない。さらに伏線を残して次作に繋がるというのがニクい。満足。
★29 - コメント(0) - 2月12日

雰囲気は恩田陸らしい幻想小説でよかったが、期待したほどどっぷり浸るための深みがなかったかも。緑感染症の話は唐突過ぎ。いつもの恩田ならもっと伏線はりまくって、ひねくり回しているような気がするけど、このシリーズは子供向け?のせいか、シンプルにし過ぎてやっつけな感じがしなくもない。いろいろ積み残したのは「八月」で明らかになっていくのだろうか?それともいつもの投げっぱなしで終了か?それでも恩田らしいと言えばらしい終わり方だけど。
★15 - コメント(0) - 2月11日

中途半端な時期に転校することになった中学生、チハル。越してきた町は何かを隠しているよう。「夏の人」とは?突然参加することになった「林間学校」とは一体何なのか。。独特な恩田ワールドですね。ファンタジーかと思いきや、それだけじゃない、さすがです。八月も楽しみ。
★38 - コメント(0) - 2月11日

この不思議感を誰も異様に思わないという、異様さ。「八月は冷たい城」も楽しみ。
★10 - コメント(0) - 2月11日

七月に流れる花の 評価:94 感想・レビュー:191
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