八月は冷たい城 (ミステリーランド)

八月は冷たい城 (ミステリーランド)
あらすじ・内容
夏流城(かなしろ)での林間学校に初めて参加する光彦(てるひこ)。毎年子どもたちが城に行かされる理由を知ってはいたが、「大人は真実を隠しているのではないか」という疑惑を拭えずにいた。ともに城を訪れたのは、二年ぶりに再会した幼馴染みの卓也(たくや)、大柄でおっとりと話す耕介(こうすけ)、唯一、かつて城を訪れたことがある勝ち気な幸正(ゆきまさ)だ。到着した彼らを迎えたのは、カウンターに並んだ、首から折られた四つのひまわりの花だった。少年たちの人数と同じ数――不穏な空気が漂うなか、三回鐘が鳴るのを聞きお地蔵様のもとへ向かった光彦は、茂みの奥に鎌を持って立つ誰かの影を目撃する。閉ざされた城で、互いに疑心暗鬼をつのらせる卑劣な事件が続き……? 彼らは夏の城から無事に帰還できるのか。短くせつない「夏」が終わる。

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八月は冷たい城の感想・レビュー(339)

7月のおなじ時間軸で動く作品。読了感は7月のが綺麗。あと絶対にこっちを先に読んではいけない。
★4 - コメント(0) - 2月26日

[図書館本]立て続けにこっちも読みました。こっちの方が怖い~!7月は不穏でフワフワした印象の話だったが、こちらの8月はもっと身に迫って実態として危険なことが起こる。こんな淋しいお城はキツすぎる。ただ鐘が3回鳴るのを待つだけの時間。やっぱり恩田さんのこの空気感大好きだなぁ~と思う。装丁も良い!でも出来ることならこの作品、中学か高校時代に読みたかった。きっとあの頃の自分がこれを読んだら、違う感想になってたんじゃないかと思う。
★43 - コメント(2) - 2月26日

「七月」のラストで明らかにされた、城に集められる理由や流花の意味、そして"みどりおとこ"の正体。「八月」では、それらを既知とする四人の少年たちが、「おとなが隠しているかもしれない」更なる謎の気配を感じながら真実を探す、冒険要素と直裁的な残酷さがより強い物語になっている。子供が受け入れるには余りにも辛い現実が描かれているが、これからの人生で困難や辛いことに直面することがあっても、真実から目を背けず、それでも生きていくという強い気持ちを持ってほしい、というメッセージを感じられるような素晴らしい作品だった。
★145 - コメント(2) - 2月25日

ミステリーランド。『七月に流れる花』と対になった作品。深く考えずに七月→八月の順で読んだけれど、この順番で読んで良かった。七月と八月、それぞれ独立したお話として楽しめるけれど、これはふたつでひとつの作品だなあ。八月は少年が主人公だからか、七月よりも冒険要素が強かったように思います。七月よりも、更に一歩踏み込んだ内容な分、明かされた事実は衝撃的でした。おもしろかった。
★15 - コメント(0) - 2月23日

七月に続いての八月。スリリングな怖さが続いて、ハラハラしたけれど、みどりおとこが怖い存在から優しい存在になって、落ち着いた。親の死を受け止めるって、やっぱりすごくパワーがいることなんだなぁ。
★17 - コメント(0) - 2月23日

七月に続き八月。こっちを先に読まなくてよかったー。ネタバレだった。順序があるんですね。ネタバレしてる分、悲しみがストレートに伝わりました。やはり、世界観について疑問が多く、その分現実味が薄い気が。でも、さすがに読ませます。なるほど、という感じ。
★13 - コメント(0) - 2月23日

なぜ中学生ばかりなのか、他の家族は会わなくて良いのか、疑問はいくつもあるけど、緑色感冒という不思議な致死の病がじわじわ迫ってくるのを感じて、読まずにはいられない。
★12 - コメント(0) - 2月22日

怖かったーー!!七月を読んでいたので城での謎の生活理由がわかっていたけど、八月の方が刺激強い。川のシーン文章だけでも怖いのに挿絵付き。挿絵が怖くてそのページ読めなかった。
★13 - コメント(0) - 2月22日

図書館:設定は理解しているので、お城の中で不穏な動きに対して男子らしいアプローチをする冒険要素と、夏の人の謎。親の死という現実では、なかなか飲み込み切れない事も彼らは飲み下して、世界の謎のかけらを手に入れて、自分たちの世界に帰ってい行く。王道の物語だった。
★15 - コメント(0) - 2月21日

ray
七月に流れる花、に続いて読了。こちらの方が謎解きの要素が強く、よりスリリングで面白い。でも文章は基本的に穏やかで、不穏な波が時おり押し寄せてはすぐに沖に帰っていく。美しい装丁と相まって、一種神秘的な作品に仕上がっているように思いました。
★14 - コメント(0) - 2月21日

「七月に・・」続編。前作は女子中学生、こちらは男子中学生が主役。上巻に残る謎が解き明かされていく。絵は素敵だが、少年たちが幼い。それなのに、放置プレイという言葉が数か所に使われ、嫌悪感を抱く。内容は残酷で(童話は残酷なものでもあるからそれはいいとしても)、パンデミックとファンタジーの融合には違和感がある。テイストはまさしく恩田作品なのだが、好きにはなれなかった。
★32 - コメント(0) - 2月19日

おもしろかったー♪「みどりおとこ」インパクトありました。最後の引き継ぎは、ゾッとしたけど。やっぱり恩田陸さん、好きです。
★32 - コメント(0) - 2月19日

あー面白かった!!中学生の頃大好きでハマった恩田陸の世界と久しぶりに出会えた感じ。これだからジュブナイルものはやめられないなぁ。好きなものは変わり続けると思っていたけれど、変わらないものもあるんだな。城に閉じこめられる少年たち。次々に起こる不可解な事件。「みどりおとこ」の正体とは?みどりおとこってどこかでか読んだ気するんだけど、恩田陸作品で既出だったかな?ちょっとまた調べてみよう。順番が逆になったけれど次は七月を読みます。ああ、幸せ。このシリーズいつか買って手元に置きたいなぁ。
★29 - コメント(0) - 2月19日

7月が女の子の物語なら8月は男の子の物語。毒が少ないのでさらっと読んでしまうが、あにはからんやこれがなかなかに残酷な物語だ。しかも「みどりおとこ」がなにげに『麦の海』のボーイ・ジョージみたいな校長やウィルスハンターの恵弥とだぶる。いつも思うけど、恩田さんておねえコトバのバイキャラが好きよね。わたしもスキだけど。不穏なすべり出しも上々で、設定はすでに了解しているものの醸しだすざわざわ感はヒートアップ。死者の記憶はみどりおとこが食べてくれた。生者は前を向いて進んでいく。すこしずつ。
★60 - コメント(0) - 2月17日

『七月』とはまたガラリと違うミステリーで少しホラー。みどり男が水路から出てくる描写は本当に気持ち悪く、おまけに挿絵まであるのにはびっくりした 怖かった…。最後に明かされるみどり男の謎は気味が悪かった。読み終わった後背筋が凍った。。
★18 - コメント(0) - 2月17日

七月は気になる所がありつつも、まぁ児童書だしと八月を読み始めた訳ですが、うーん…わからん。そもそも子どもだけ集める意味がわからんし、夏だけというのもわからない。夏しか死なないの?ミチルの母が内緒にする意味も不明、なんとか雰囲気で読み切ったけど八月はさらに謎だらけ。引き継ぎシステムが全く理解できない。喫人ですって!まぁショック!で押し切るにはちょっと強引です。食べカスこぼしながらそのへん歩いたら即パンデミックでは?3日で4人亡くなった時も完食?ダメだーもうハマれない。ああ残念。装丁はとても素敵なのに。
★22 - コメント(0) - 2月17日

恩田さんらしいお話で、二冊あわせて面白かった。「ああ、また誰か逝った。略 見ず知らずの誰かの命であってもこんなに痛みを感じるのに、これよりどれくらい大きな痛みに耐えなければならないのだろう」「なんというグロテスクで残酷な状況だろう。みんなに気を遣いながら、親が死ぬのを待ち続けるなんて」子供が読むには、辛い部分や、ホラーテイストが強い部分がありますが、昔少年少女小説が好きだった大人が読むには最高のお話だと思いました。
★55 - コメント(0) - 2月17日

Good.さすがミステリーランド。七月も早く読みたい。
★7 - コメント(0) - 2月16日

「――いい子ねぇ、光彦は。」酒井駒子さんの挿し絵がとてもよい雰囲気を醸し出しています。恩田陸は少年少女を閉じ込めるのが大好きなのかな?笑 塀を何度も越えてるうちに子どもができちゃった昔の少年少女の詳細が気になります……(^^; 名前が光彦のせいか、初期の長野まゆみを思い出してしょうがない。カマキリがなんなのかよく分からなかった。
★12 - コメント(0) - 2月16日

壁の向こうでは、こんなことが起きていたんだ。物語の前提が判っているので、七月のような不穏な雰囲気はさほど感じないけど、ミステリー的要素は強い。夏の人の正体は、納得性低し。☆3
★47 - コメント(0) - 2月16日

nao
悲しい。子どもたちが大人びているからこそ切なさ倍増です。こんな残酷な現実を、子どもたちだけで受け止めろとは、考えれば考えるほど怖かっただろうと…。脆そうなのに、しっかりとした心には感動しました。
★21 - コメント(0) - 2月16日

「7月に~」で最後に謎が明かされていったので八月は解決編になるのかと思いきや、またしても謎また謎な展開。さくさく読めるスピード感と相まって終わってれば結構楽しめた本でした。
★11 - コメント(0) - 2月15日

七月を飛ばして読んだので、いろいろ謎が。死者を見送る役がなぜ子供だけ?配偶者、親兄弟も家族なのに。ちょっとホラー仕立て。恩田さん得意の、凛とした、自分でものを考えることのできる少年たち。恩田さんの主人公にしては、光彦はキャラとしては割と普通だったな。最近の恩田さんはパンデミックに興味があるようね。
★107 - コメント(1) - 2月15日

前作七月に続いてなので彼らが何故お城へ行くのかが分かっていて冒頭から寂しさと哀しさに満ち、そして張りつめていないと壊れてしまいそうな危うさが漂っていた。情景が見事に浮かぶ作者だから途中から驚くほど怖くなった。これって子供も読むんだよね?大丈夫か?と思うほど。う~ん結末は何とも言えない。あまりにも描かれた子供達が繊細で夏の人の謎が強烈過ぎて私の中で溶け合わない。
★38 - コメント(7) - 2月14日

AQL
「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」講談社ミステリーランド第18回配本&シリーズ完結(&全冊読了)。いろいろ決着がついていない(ように見える)が、シリーズの二重底構造を考えると自分が何かを読み落としている可能性も捨てられないので、すこし時間をおいてもう一度読み返す予定。
★10 - コメント(0) - 2月13日

こちらを先に読むべきではなかったのでしょうか。何もわからず、もう一気に読んでしまったので、特に後悔もなく、哀しくも恐ろしい種明かしまでたどり着いてしまいました。あえて、今後「七月に流れる花」をまた読んでみます。
★17 - コメント(0) - 2月13日

夏流城(かなしろ)少年編。予備知識の無い未知の状態から始まった前作の少女編「七月に流れる花」で明かされた事実を踏まえ読み進めていくが七月とはまた違う不穏さが。ミステリ要素もホラー要素もこちらの方が少々強い。(とはいえ、ホラー的な怖さはそれほどでもないが)そして子どもたちの幼さや危うさも少年たちの方が際立っている。謎は解けるが真相は闇の中。それにしてもなんと残酷なのだろう。哀しさとやるせなさが残る読後感。
★29 - コメント(0) - 2月13日

夏流城の林間学校に参加した光彦と3人の少年たち。その意味を知る少年たちに不可解な出来事が…そして『夏の人』の秘密に迫る。『七月』では壁の向こう側だった世界が描かれるが、城の役割がわかっているだけに『七月の…』のような不穏さはない。が、カマキリが怖い(-_-;)そして夏の人の孤独哀愁を感じた。これは『七月の…』から順に読まないと面白さ半減だね。
★52 - コメント(0) - 2月13日

miu
これは順番に読むことをおすすめします。「八月は」は完全にネタバレですね。ホラーファンタジーのような話でしたが、とても読みやすかったです。みどりおとこが怖すぎました。
★15 - コメント(0) - 2月12日

7月を先に読んでいた良かったとしみじみ。8月を先に読んでいたら、ちょっと残念な結果になったかも。8月は男の子達の話のせいか、ちょっとサスペンス調になってました。7月が起承で、8月が転結的なシリーズ。みどりおとこについての謎解きもあり、その予想が物哀しい。少年少女の夏の物語は、季節の鮮やかさと対称に、寂しい話が多い。
★23 - コメント(0) - 2月12日

七月に…に続いてこの本を読了。ある程度、秘密がわかっているので、スイスイ読めた。七月に…の蘇芳がこっちだと年相応の女の子とわかる(それにしても聡明だとは思うけど)『緑の人』の秘密に少し迫っているけれど、主人公が少年少女なので、かなり世界が閉じている。主人公が大人だったらまた違った話になりそう。
★23 - コメント(0) - 2月12日

七月は流れる花の姉妹編。今度は男の子達の物語。
★8 - コメント(0) - 2月12日

「夏の人」に呼ばれ「林間学校」に行くことになった光彦。少しずつ悪意のある事件が起こり、不穏な気配。「七月~」よりミステリアス。やっぱり七月から読まないとだめな流れですね。「七月~」ではよくわからなかったことがよくわかります。「夏の人」の謎もなかなか怖い。
★37 - コメント(0) - 2月11日

七月と対になった八月は謎解き編のようで、七月から読んでよかった。緑色感冒は虚構の疾病だけに、現実感はないがみどりおとこのシステムはとても恐ろしかった。姿が変わり記憶を失うくらいなら、死んでしまったほうがマシかもしれない。一気読みできる面白さだった。2017-22
★64 - コメント(0) - 2月11日

こちらは、少年たちの物語。 『七月~』を読んでいるのでなぜその場所があるのは分かっているけれど、それとは別の不穏な出来事がそこに。 引き続き存在感を示す蘇芳嬢。 彼女が終盤語ったことが事実だったら、恐ろしい。。。
★18 - コメント(0) - 2月11日

☆☆☆
- コメント(0) - 2月11日

「もう一人いるこの内側に 僕たちといっしょに」七月で謎だった少年が土塀の向こうの少女と繋がるも、新たなミステリーが次々とお起こる。仕掛けられた罠、鎌を持った人影、該当者のいない番号、ヒヤヒヤしながら今回も一気読みです。小川に流れる花のように子どもたちに苦しみも一緒に流すのは難しい。受け入れがたい冷たい儀式だと思いました。「気をつけないとカマキリに食われちゃうわよ」みどりおとこの奇妙なカマキリのポーズを想像した時が1番ゾクッときました。
★31 - コメント(0) - 2月10日

iku
「7月〜」に続けて。2冊並んでる時、どっちかというと少年の夏の方を読みたくて、こっちから手にしようとしていたのですが、読友さんのレビューで思いとどまりまして、危ないところでした。で、こっちの方が断然面白かった。いやちょっと、そんな謎を小学生が抱えるのかと、読後じわじわっときますが、そこはやはり蘇芳の聡明さに救われるにでした。女子の方がやっぱ先に大人になるのか…。恩田さんのこういうのもっと読みたい。
★25 - コメント(0) - 2月9日

好きな場面。男子4人が電車から降りる場面は、普通の夏合宿に行くみたいで、ノスタルジーが漂う。私が好きな恩田陸。お城のシステムがわかっているぶん、ミチルのような不安感は少ない。
★30 - コメント(0) - 2月9日

~童謡『緑のそよ風』で~                                                          ♪ みどりのあいつは「夏の人」 ぴょんぴょん跳ねて現れる 鐘鳴り家族は逝くけれど みどりのおつむがのぞいてる ♪
★16 - コメント(0) - 2月9日

八月は冷たい城の 評価:84 感想・レビュー:170
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