「余剰次元」と逆二乗則の破れ―我々の世界は本当に三次元か? (ブルーバックス)

「余剰次元」と逆二乗則の破れ―我々の世界は本当に三次元か? (ブルーバックス)
あらすじ・内容
万有引力の法則が近距離で破られる!? 宇宙の真の姿に迫る余剰次元理論とは何か

万有引力の法則を検証し、高次元宇宙を探し出す
ミクロの世界では重力が存在するのか、じつはまったく確認されていない。もし実験で万有引力の法則からのずれが見つかれば、それは重力が余剰次元にも伝播していることを示唆し、四つの力の統一という現代物理学最大の目標に向けた突破口となる。余剰次元探索の最前線に立つ著者が最新の考え方と実験の現場を紹介する。

高次元宇宙とはいったいどんな姿をしているのだろうか? 三次元に加えて新たに存在が考えられている「余剰次元」にそった方向には、宇宙の大きさは0.1ミリメートル程度であろうという理論が1998年に発表され、世界中の物理学者がひっくり返った。その大きさがたった0.1ミリメートルしかないということにではない。0.1ミリメートルもありそうだ、ということに驚いたのだ!――<「はじめに」より>

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「余剰次元」と逆二乗則の破れ―我々の世界は本当に三次元か?はこんな本です

「余剰次元」と逆二乗則の破れ―我々の世界は本当に三次元か?の感想・レビュー(101)

そもそも重力や電気力が距離の逆二乗則に従うのかを考えた事もなかった。その逆二乗則が近距離では従わなくなると。重力に関する重要な万有引力定数は工夫を凝らした実験器具で測定された。科学の仮説を証明する事はローテクの極みとも言える。
- コメント(0) - 1月10日

余剰次元の可能性が唱えられるに至った経緯がわかる。なにより文体がよく、若手科学者の未知へのワクワク感が読んでて伝わってくる。後半かなり難しくなるが、文系でも通読できなくはないレベルだとは思うし、何度か再読したいと思わせる名著といえる。
- コメント(0) - 2015年12月9日

現代の素粒子物理学について非常に簡単でわかりやすく解説してくれてる名著。なぜ重力はかくも弱いのか、単純なその謎についてひたすら研究を重ねてきた物理学者たちの、シンプルで画期的な一つのアイデア。それが「この世界は三次元ではなく五次元以上の空間で形成されている」とする仮説だ。科学というのは、どれだけ素っ頓狂な仮説だったとしても、その仮説で現象を説明できればそれが正しいと受け入れられる面白い社会。そんな中で生き残ってきた仮説の数々はどれも過激でありながら、どこまでもエキサイティングだ。最高の一冊。
★6 - コメント(0) - 2015年10月9日

再読。
- コメント(0) - 2015年7月7日

物理で習った重力は距離の逆2乗に比例する。という現象が、ごく短い距離では成り立たないかもしれない。余剰次元方向に重力は伝搬するかもしれない。そんな内容でとても知的に面白い。重力と言うのは他の力と違って、斥力が無く、弱いもの。異質な力です。これについて考えれば考えるほど面白い! そんな知的好奇心を満たしてくれる一冊だと思います。
- コメント(0) - 2015年6月1日

我々が当たり前のように信じている重力の公式(距離の2乗に反比例)が、ミリメートルオーダーの近距離で崩れているかもしれないというワクワクするお話。今物理学で常識だと考えられていることの中に、未来に覆されるものが他にも色々あるのかもしれない。
★6 - コメント(0) - 2015年4月17日

BIN
この世は何次元か、5次元か11次元かという話は前から知っていたが、ちゃんと読んだことがなかったので本書を手にとった。上の話は超弦理論とかなので別の話だが、なぜ余剰次元という考えが出てきたのかわかりやすく解説してくれている。それもその次元の大きさがミリ単位と実験できるレベルというのも驚きでした。まだ逆二乗則が破れるところまで行き着いてなさそうだけど、どこで破れるのかドキドキものです。
★3 - コメント(0) - 2015年4月14日

今まで聞きかじりで済ませていた、一般相対性理論や量子化やくりこみ理論などが一つの流れの中で整理できて非常にためになった。個人的には、逆二乗則が我々が三次元空間にいることに由来しており、この法則の破れで逆に空間の次元を測定できるという見方が余剰次元というものを直接実験室で確認できるものに認識を改めさせてくれて最も参考になった。文系ながら、宇宙の形状、力の一般法則、ブレーンによる力のある次元への押さえ込み、強い力と重力の関係などわくわくするテーマが非常に多かった。もっとこういう本も読まないとなあ……。
★3 - コメント(0) - 2014年9月21日

第4章、今まで読んだ中で一番、力の統一について分かったような気になる説明だった/第5章は目眩く論理展開。研究者の脳味噌の中ってこういう発想が飛び交ってるのか/"理論屋はいつだって実験精度の1桁下に新現象を予言してくる習性を持つ"は素敵なフレーズだなぁ、実験屋の愚痴としても理論屋の心構えとしても。
★3 - コメント(0) - 2014年8月20日

強い力、電磁力、弱い力と重力を統一するためには、空間が5次元でうち2つは閉じた次元になっている必要があるらしい。その場合、重力は1mm以下のスケールでは逆二乗則に従わないことになる。実のところ重力はとても弱くて、そのスケールでの観測は容易ではない。本書の後半では、その容易でない実験からどうやらより小さいスケールでも逆二乗則が成り立っており、結局のところよく分からないということが分かりやすく解説されている。★★★★☆
★2 - コメント(0) - 2014年4月2日

久々のブルーバックス。タイトルに惹かれてめくってみた本。3章までは内容が比較的わかりやすくておもしろかったが、本書の中核である4章・5章は難しくなった内容を駆け足で追っていくような感じで、理解できない箇所が増えたというのが正直なところ。6章と7章は重力に関連した近年の物理学の動向や著者の活動が書かれている。本文に出てくる式や数値計算は、途中経過も巻末に書かれているので、結論を読んで内容を俯瞰したい場合にも、ある程度きちんと読みこみたい場合にも、読み方次第で対応できるのではないかと思う。
★2 - コメント(0) - 2014年2月27日

よくも悪くも、現代物理学の鍵を握っているのは、微弱な力しかない重力なのかー・・・・・・。シンドそうな話だ。
★3 - コメント(0) - 2014年1月16日

著者が実験物理学者ということもあってか、実験装置の紹介など含めた少し違った視点で論が進められていて面白かった。
★15 - コメント(0) - 2014年1月3日

ある程度物理学に興味がある人なら、十分読みこなせると思う。夢のある内容ではある。
★11 - コメント(1) - 2013年7月24日

物理学の基礎的思考力を養いつつ、最先端(の一歩手前)の現状まで紹介していく、科学史+素粒子物理学入門といったテイストの本。 ブルーバックスらしく、このテーマでありながら読みにくさは一切感じられない。また、入門書にありがちな過剰なまでの「数式忌避」はこの本ではなく、巻末に纏める形で必要な分はきちんと掲載されており、どの様な計算過程で数値を算出するかも参照できる。 ケプラーの法則に始まり、場の理論、超弦理論へ至る力の法則の紹介過程は見事。ヒッグス場の発見を経て益々激化するであろうこの分野に興味があれば是非。
★6 - コメント(0) - 2012年10月4日

今まで特に学者に憧れていたわけではないけど、自ら実験方法を考案し結果をだして第一線で活躍する物理学者である筆者をかっこいいと思ってしまった。こんなにも身近な重力が物理学的にまだよく分かっていないっていうのが不思議。
★2 - コメント(0) - 2012年8月16日

第4章から再開。いやー、後半自分にはキビしかった! 時間がなくて雑に読んだのもあるけれど、量子力学辺りは全然分かっていないものな。しかし物理学が仮説に依存していて、それがラディカルなスケールで可変だという事はボンヤリ分かった。そしてまさかの夏目漱石『三四郎』登場! このシリーズ、余裕のあるときに読んで教養を高めよう。高校の教科書と併読かな?笑
★3 - コメント(0) - 2012年2月14日

一応理系出身のぼくだけれど、目からウロコの事実ばかり。重力以外では、ほぼすべての世界の事象が電気力による、とか。第3章まで読んだ。一旦返却して、すぐに再開予定。
★2 - コメント(0) - 2011年12月25日

物理への興味がどんどんと湧いてくる。知的好奇心に満ちた本。数式は難しいが、一つ一つ追っていけばなんとか・・・。
★2 - コメント(0) - 2011年12月8日

内容は難しいが、わからないことを偉大な物理学者たちがどうやって解決し、さらに新たな矛盾が生まれた時どう考えて解決してきたのか、そして今何がわからないのかがわかった。重力の特殊性なんて言っても普通のスケールではわからないものね。こういったものは純粋な知的好奇心、アカデミックハイから生まれるのだろうね。
★2 - コメント(0) - 2011年11月26日

空間次元と力のベキ乗則。重力の余剰次元の話やADD模型。全くの素人でも驚きをもって読み進める事ができて読み終わった後もう一度再読したいなと思える本であった。四つの力についてわかりやすく説明されている。とにかくもう一度読みたい
★2 - コメント(0) - 2011年11月24日

理論的正確性をある程度保ったまま、わかりやすいたとえや図を多用してあり、数学/物理的な素養が全くなくてもわかったつもりになれる。 物理学はとても完成された学問だというイメージがあったのですが、理論屋さんや実験屋さんなどの世界中の知性が競い合いながら一つの答えを探し続けている、まだまだエキサイティングな分野でありつづけているのがよくわかった。 重力測定では漱石の実験のイメージが浮かんできていたらやっぱり最後に触れられていてなんかちょっとうれしかった
★2 - コメント(0) - 2011年9月7日

従来の高次元理論ではプランク長程度と思われていた余剰次元の広がりがミリメートル程度かも知れないと言うADD理論が発端の話。余剰次元でも伝わる重力はその距離で逆二乗でなくなるかもしれない。これを実験で確かめようと言う話。重力や物理の他の基本的な力の解説や本文中の計算の解説が巻末にあったりして、便利。ただし、Yukawa potentialの導出は無い。
★3 - コメント(0) - 2011年8月17日

面白かった。そこそこ知識がある読者を前提としている書き方が好感。それにしても重力の測定が難しいことが良く伝わってくる。キャベンディッシュの凄さを改めて思い知る。
★3 - コメント(0) - 2011年8月10日

面白く興味深く読めたのですが、半分も理解できなかったのは残念です。でも、逆二乗の法則や、仮想粒子の話しは勉強になりましたね。余剰次元につては、想像が難しく、数学的にそうなると考えるしか無いのかと言うところです。もう少し、自分で勉強す必要ありですね。
★2 - コメント(0) - 2011年5月31日

なぜ逆二乗の法則が成立するのかの理由が、世界が3次元であること故だという点は示唆に富んでいる。しかし余剰次元の部分は良く理解できなかったのでもう少し基礎的なことを学んで再読しよう。
★1 - コメント(0) - 2011年5月22日

八「クーロン力とか、力が合わせて4個あって、重力だけ、仲間外れなんで、ひとつにするために次元を増やすらしい」 熊「減らすために増やす?」 八「重力がなくなるからダイエットにはいいらしい」 (嘘です。)
★7 - コメント(0) - 2011年4月24日

なんというか、中途半端。重力理論の説明にしろニュートンから量子力学に至る歴史にしろ他にもっといい本があるし、わざわざブルーバックスで出す必要があったのかなと。
★1 - コメント(0) - 2011年4月22日

万有引力の法則における逆二乗則(別の言い方をすれば万有引力定数の値)を調べる事で、重力の働く次元数を探るという内容。予想外に面白かった。ただ、誰もが面白いと思えるかどうかは疑問ですが (^_^;;;
★6 - コメント(0) - 2011年4月12日

万有引力の精密測定と原子核・素粒子実験から余剰次元がないかを探る本。マニアックな内容を丁寧に解説しています。良書です。
★1 - コメント(0) - 2011年3月23日

実験はこれからだが、わくわくするような終わり方だった。
★2 - コメント(0) - 2011年3月15日

大統一理論とは何を統一するのかさっぱり分かっていなかったが、この本を読んでなんとなく理解できた。ただ、高次元は紙の上では理解できてもイメージはまったくつかない。
★1 - コメント(0) - 2011年3月10日

研究者の息づかいが聞こえて良。現在進行している研究との兼ね合いがあるのはわかるが、もうすこし自分のグループの研究の苦労話なんかを織り交ぜてくれるともっと魅力的だったかも。前半の重力理論の歴史から余剰次元(extra dimension)までのあたりの話、経緯を知っているからさくっと読めてしまったけれど、中高校生にはどうなんだろうか。ちなみにADD論文は http://bit.ly/fuRpAT にある。
★3 - コメント(0) - 2011年3月9日

内容は易しく、あまり物理に詳しくなくても読める。
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物理スキーで、重力の弱さの異常性(余剰次元にモレてんじゃねーの?)ってのを知ってる人にはとても簡単に読めて、かつ、他の本よりも詳しく、次元と力の関係んついて突っ込んで書いてて面白かった。
★2 - コメント(0) - --/--

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