単純な脳、複雑な「私」 (ブルーバックス)

単純な脳、複雑な「私」 (ブルーバックス)
あらすじ・内容
「心」はいかにして生み出されるのか? 最先端の脳科学を読み解くスリリングな講義。脳科学の深海へ一気にダイブ!

ベストセラー『進化しすぎた脳』の著者が、母校で行った連続講義。私たちがふだん抱く「心」のイメージが、最新の研究によって次々と覆されていく──。「一番思い入れがあって、一番好きな本」と著者自らが語る知的興奮に満ちた一冊。

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単純な脳、複雑な「私」はこんな本です

単純な脳、複雑な「私」の感想・レビュー(431)

人間は相手の顔の左半分を主に見ているんだって。自分の顔の右半分を丁寧にお化粧することにします。冪等性(べきとうせい)ある操作を1回行っても複数回行っても結果が同じである
- コメント(0) - 3月19日

脳に関する本で、一番刺激的であった。ラングドンのアリが特に興味深かった
★3 - コメント(0) - 2月13日

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進化し続けた脳の続編っということで読んでみました。 とても読み応えあり、感動した。 脳科学も突き詰めていくと、哲学や心理学やはたまた芸術などの分野にも大きな影響がある事を実感。 自分を作り出しているのは記憶で、記憶は都合よく変化してしまうところや、働かないアリの大事さなどなど興味深い内容だらけで、もっともっとこの分野の本を読みたくなりました。 そして、他の分野の本も読んで互いに理解を深めていけばいいな。そう感じさせられる素晴らしい本でした。
★1 - コメント(0) - 1月15日

本の中に動画のリンクが記載されているので、脳の不思議さをより体感できた。特に見続けていると目に見える色が変化する動画で、自分の目の前にある景色は脳によって作られているのだと身を持って知った。強烈な体験ができた。
★1 - コメント(0) - 2016年12月16日

脳に対する様々な知見を高校生を相手にした講義形式で書かれている。 この講義を聞ける高校生は幸せだったでしょうね。
- コメント(0) - 2016年10月20日

 最新の脳科学を高校生に語る形式で作られた本なので、一見わかりやすい。でも、普通に持つ脳の常識が揺らいでしまうような実験結果に戸惑うところも。研究の積み重ねで、人間の無意識がどんどん明らかにされてゆくのだろうか。それはどんな姿を見せるのか。私たちの現状の人間観は「作話」されたものだということに、読後、何とか納得しました。私は、どちらかというと、無意識に親近感をいだいているのです。
★3 - コメント(0) - 2016年9月9日

語り口は平易だが、非常に本質的な内容をとてもわかりやすく解説している良書。内容としてすごく新しいものではないが、無意識と呼ばれる決定論的な過程が先行していること、ニューラルネットワークや創発、自己言及など、面白いテーマばかり。文系側の人間としてはもう少し「意識」や「存在」に深い意味を持たせたくなるが、「身体」をキーに決定論を乗り越える還元論の方向性が少し見えてくる一冊。
- コメント(0) - 2016年9月3日

脳の仕組みが分かりやすく講義形式で書かれている。わりと単純な仕組みで動いていることとゆらぎやノイズで複雑なことができるというのも面白い。
- コメント(0) - 2016年8月14日

意識的に動かしているというのは思い込みで、無意識のうちに行動は決まっているということなのです!
★3 - コメント(0) - 2016年7月24日

若手脳科学者の著者が母校の高校で行った連続講義を元に、最新脳科学の知見を平易な語り口でまとめた書です。読了後の感想は「脳科学って超おもしろい!」精密制御の塊かと思えば、おバカな手抜きをしたり、進化の過程で獲得したシステムが奏功したり、単純な回路の繰り返しが意図を感じさせる結果を得たり、驚きの連続。そして他者と自分、その存在を理解できた先にある「心」の獲得のくだりには久々に血湧き踊る知的興奮を感じました。若い人達にも是非本書で奥深い脳科学に興味を持ってもらいたいと思います。
★3 - コメント(0) - 2016年7月16日

「古来、芸術や演劇、文学、それに哲学などでは、恋愛は崇高な対象として、大切にされてきました。でも、脳の視点から見ると、恋愛なんて、ちゃんちゃらおかしいというか、滑稽な心の飾り物、あるいは誤作動バグによる幻想だという解釈もできるわけです」 自由否定はあるが自由意思はないという決定論マンセーの本。生命が作ったとしか思えない意思が感じられる図形も、単純なプログラムで作図出来る例が素晴らしい。人間もプログラムされた機械知性と同じようなもんざんす。
- コメント(0) - 2016年7月9日

前著に劣らず、期待に違わず、とても面白かった!シンプルで単純な仕組みから複雑な心が生み出される不思議。脳と身体の関係。自由意志。可塑性と進化。自己組織化。科学って楽しいなあ、と心の底から思える1冊だった。
★5 - コメント(0) - 2016年7月6日

ちょっと、すっごいこと書いてあるわよコレ。幽体離脱すら脳科学で解明できちゃうんですって。脳のある部分を刺激すれば科学的に再現も出来ちゃうんですって。あと、お化粧は右側だけ念入りにすればいいらしいわよ。左側なんてテケトーでいいのよテケトーで、どうせ認識されないんだから。脳科学コワイわースゴイわー。で、池谷さんおそろしく話がお上手。軽妙なテンポで語られる内容はしっかりちゃっかり論理的。且つ非常にわかりやすい。何より皆様のレビューが秀逸すぎて、もはや私が書くことは何もないわ。目次を読むだけでも脳ミソゆらゆら♡
★39 - コメント(5) - 2016年7月4日

タイトルをつけるのが上手いね。この言葉に収斂してゆく、脳の授業(著者の母校全校生徒向け1回、少数有志向け3回)。聞けば聞くほど、脳というものはごくシンプルな構造をしていることがわかる。もちろんそんな簡単にはできない話だけど、それをかくも複雑に考えているのが「私」であり、「私」の脳だ。脳で脳を考える矛盾を指摘し、それゆえ生まれる「私」の複雑さを、高校生(といっても、東大に入る子がいるような進学高の生徒たち)でもわかるように説明してくれる著者の「母校愛」に感謝。
★8 - コメント(0) - 2016年5月9日

筆者は哲学・社会心理学の事例から人工生命・複雑系のシミュレーションモデルまで駆使し、脳科学の現在を語る。それによって示唆されるのは、脳科学が人文科学やニューサイエンスを結びつける学際的な可能性だ。「私」とは脳が作り出した作品であること、「私のこころ」とは「他者のこころ」の認知と同時に生まれる社会現象であること等が誤解を恐れず平易に説かれていくさまは、まさに脳科学の海に飛び込むようで爽快。そこには事実と真実を区別し、真実などどうでもいいという魚たちがいる。読者の眼下に広がる海は謎めいて、更に潜ることを誘う。
★11 - コメント(0) - 2016年5月9日

踏み込んだ内容を、高校生向けに、いとも簡明に説明しきってしまう著者の能力を評価したい。自由意志の否定や宗教の否定につながり、脳は単純なルールからうまれた単なるシステムであるという、ある意味、社会にとっての重大事も、何ら気遣いもなく、あっさりと説き明かす。同著「進化しすぎた脳」に引き続き素晴らしい出来栄えである。 穿った見方をすると、高校生向けの講座としての設定は、自らの説明を偏見を持たれず素直に展開させる為のもので、本当の想定読者は、社会的な権力者、権威者、それに隷属するフォロワーではないかとも読める。
★10 - コメント(0) - 2016年5月9日

おもろい。
- コメント(0) - 2016年5月3日

現在の脳科学の成果が俯瞰できる好著。一般人ではなく、知的興味が旺盛な高校生を対象とした講義なので、平易さと難解さがほどよくマッチしている。また、著者の考えもふんだんに盛り込んであり、テンポも早いので、推理小説のような感覚で読み進めることができた。我々が行使できるのは自由意志ではなく、自由否定であるというのは新鮮な視点であり、大変に参考になった。また参考文献がしっかり載ってあり、深く学びたい読者への配慮も行き届いている。久しぶりに知的興奮を覚えた。著者の次回作に期待したい。
★3 - コメント(0) - 2016年4月30日

☆4(再読) 改めて自分自身を俯瞰視するためのヒントを頂きました。またいつか、再読します。
★8 - コメント(0) - 2016年4月25日

すごく濃密な内容。そのうち読み返そう。しかし読んでいて気になったのは、「脳のゆらぎのコントロール」ってイチローや五郎丸に代表される「アスリートのルーティン」とは違うのだろうか。
- コメント(0) - 2016年4月5日

脳科学は、脳について脳で考える分野。再帰は矛盾を孕み、目眩くような不思議が詰まっていました。脳科学の世界はなまじっかなSFよりも、自分が見る現実をぶっ壊します。事実は小説より奇なりとはこのことだと思いました。自由否定、ノイズと創発、使い回し。脳はかくも単純で、思うほど精密でもなければ、「私」の裏でコソコソしている。直感的にはなかなか信じられないことが、例と共に分かりやすく説明されていきます。「自由意志はあるか?」や「生命とは?」という問いに、脳科学の見地からの突っ込んだ考察も驚き。タイトルが秀逸です。
★19 - コメント(0) - 2016年3月28日

おもしろい!何回も読みたい!こんなに表情豊かな脳を、一人一人世の中の全員がみんな持ってるのがすごい。よく考えたら、何もない自分の一番の宝物かもしれない。
★6 - コメント(0) - 2016年3月25日

長いけど最初から最後まで面白く、タイトルも秀逸。やっぱり複雑系は興味をそそる。 そして脳波計がほしくなった。
★6 - コメント(0) - 2016年3月4日

この本を読んでますます脳について興味を持った。専門的な内容だけど分かりやすく書かれているため楽しく読めた。脳の仕組みには驚かされてばっかりだ。著者による他の本も読んでいく。
★4 - コメント(0) - 2016年2月11日

著者の暫定自選ベストのアウトリーチ本です(もう1冊のベストは『脳はこんなに悩ましい』だそう)。高校生に納得させられなかったらその科学を理解してるとはいえない…という言葉がありますが、本書では脳や認知のおもしろネタから始まり、かなりつっこんだ「人間性」についての科学的な議論を、著者が高校生相手に展開しています。やはり最高潮は、構造と機能との相互作用という観点からの生命、そしてヒトの思考の起源に迫るお話ではないでしょうか。「構造と機能とは、同じものの異なる『見方』に過ぎない」(養老孟司『唯脳論』1989)…。
★8 - コメント(0) - 2016年1月23日

体系だった理解は難しいものの、興味深い内容だった。【備忘】認識:真実かどうかよりも、脳に解釈された内容で認識される他ない一方で、認識や記憶は容易に変わり得る。自我:意識領域だけでなく、無意識領域+環境によって大きく影響を受ける。脳:体を介して状況を把握し、行動に適合させるよう感情を操作し、さらには作話(=意味をでっち上げる)性質。単純な仕組みの使い回し。心の再帰性構造。自由:自由の存否よりも感得の有無が問題。著者の「進化しすぎた脳」も読んでみたい。
★2 - コメント(0) - 2016年1月12日

面白かった。池谷先生の才能と自己愛が炸裂してるけど、後藤先生の仰ってた筋肉を司るアクチンとミオシンがゆらぎで動いてるんじゃないか、って話にも自分の中で繋げられてスッキリ
★2 - コメント(0) - 2016年1月7日

とても楽しい本だった。認識とはイコールありのままの世界の姿ではなくて、脳の働きによって「解釈」されたもの。意識よりも無意識の方が多くのことを知っていて、脳は無意識が反映した身体を観察して自分の状態を理解しようとすらする。自由論と決定論の話も面白かった。人間の認識を考えるということで、扱う問題は哲学とも近いが、実際の脳の活動から説明されるととても腑に落ちる感じ。知れば知るほど脳が愛おしくなりそう。池谷さん、専門的な話を一般向けに翻訳できるのがすごい…
★5 - コメント(0) - 2015年12月10日

この著者をすごく好きになりました。天才なのはもちろん、人間性も素晴らしい方なのだと思います。何度も読み返したい。
★13 - コメント(0) - 2015年12月8日

再読。理解が深まったとは思うけど、まだ人には説明出来ない。参加した高校生が賢すぎる。おじさん、限界です。単純なルールで、複雑な結果を生む創発。脳波計を使って、ゆらぎをコントロール出来れば、スーパーマンになれちゃいそうだ。いやしかし、無意識とは奥が深い。@(心の)本質はリカージョンの単純な繰り返しにすぎない。脳の作動そのものは単純なのに、そこから生まれた「私」は(有限のワーキングメモリのため)一見すると複雑な心を持っているように見えてしまう。@リカージョンをする集合体は必ず矛盾をはらんでしまう。
★8 - コメント(0) - 2015年12月2日

この本はすごい。今年読んだのベスト3に入る。もともと脳科学には興味があって、人並みの知識くらいはあるかなと密かに自負していたのだが、とんでもない!脳に「ゆらぎ」や未来を予測する力があるなんて、この本を読むまで知らなかった。身体と直感の力を信じること、そのためにも適度にリラックスした状態を保つことは必要なんだなということが一番印象に残った。作者は研究者なので、一般向けの本を書くことは少ないらしいが、ゆっくりとしたペースで良いので、これからも最新の脳科学の知見を分かりやすく紹介してほしい。いやー、ホントに面白
★9 - コメント(0) - 2015年10月27日

大脳の仕組みの大きな特徴として「ゆらぎ」がある。記憶のいい加減さ、と言い換えても良い。丸暗記型の試験を目前にした時は、このゆらぎにイライラすることになる。「ドラえもんの暗記パンで、カチッとした記憶をキープしたい。」と嘆いた経験を持つ人は決して少なくないハズ。ただ、このファジーさが、人間が高等動物たる所以でもあるらしい。忠実な記憶だと入力した情報がそのままアウトプットされるだけだが、グラグラした記憶の場合には多少なりとも異なるネタがアウトプットされることになる。これが創造につながるのだそうだ。ナルホド
★12 - コメント(0) - 2015年10月27日

自分の体の表現を通じて自分の内面を理解することや作話について知り、人間の脳がいかに不確かであるかを感じた。自分の顔の右半分しか見られていないなんて!メイクは右だけでいいや笑 この本を読むと自分が今見たり感じたりしている世界が、ホンモノなのかわからなくなる。人間の脳が未来を予測していることを実験で示していて驚いた。ネットで実験動画を見れるようにしてあるところも良かった。
★6 - コメント(0) - 2015年10月25日

読みかけたまま数年放置していた本書を、何となく手に取ってみたらめちゃくちゃ面白かった。今も「さあファッション誌読もう」と思っていたはずがいつの間にかこれを読み終えていたので、その魅力はいかばかりか。脳の単純な仕組みによって「私」が生まれるという講義録集。特にリカージョンの話が面白かった。脳のリカージョンによって有限無限を認識し、「私」を意識する。脳のリカージョン作業に限界を作る、短期記憶の容量の限界が広がったら、何か面白いことにならないかなーと想像してみたり。いい本だった。
★6 - コメント(0) - 2015年10月9日

私とは何か?私の意識とは何か?私の意思とは何か?そして私の脳とは何なのだ?解き明かしたい、知りたい、けれどおそらく永遠に分からないであろうその疑問。脳のことを考えるのもまた脳であり、考えれば考えるほど沼にはまっていくようだ。だけど最高に面白い。知的興奮を得たい人、ぜひ一読を!
★4 - コメント(0) - 2015年10月7日

読み応えがある。結構、難しい内容もあるのに、噛み砕いて伝えてくれる。しっかりと理解した上で、脳研究をしている人なんだろう、と好感も持てるし、そこらにある新書以上の内容が詰まっている。心理学だけだと上っ面で終わってしまう内容が、脳科学に絡めることで深く理解できる。講義形式だし、気になる人は初心者でも頑張って読んでもらいたくなる一冊。
★2 - コメント(0) - 2015年10月7日

なんとワクワクする講義。心や自由意思についての捉え方が変わる。進化論否定者はどんな感想を持つのだろう?またリカージョンの矛盾があるからこそ脳科学者は幸せかも、との示唆もおもしろい。
★2 - コメント(0) - 2015年10月3日

読み応えがあった。単純にページ数も多いし、言葉は平易でも、考えは深いので。もう一度、整理をしないと詳細は語れない。
★15 - コメント(0) - 2015年9月27日

大変おもしろかったです。高校生向けということでそれほどでもないかと甘く見ていたのですが最新(当時)の研究の話なども交えて読み応えのある内容でした。
★3 - コメント(0) - 2015年9月26日

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