色で読む中世ヨーロッパ (講談社選書メチエ)

色で読む中世ヨーロッパ (講談社選書メチエ)
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色で読む中世ヨーロッパはこんな本です

色で読む中世ヨーロッパの感想・レビュー(88)

超好きなやつ。面白い
- コメント(0) - 3月22日

再読。アニメの色彩設計の分析のために色彩社会心理学の勉強のために通読。黒が連想させる“死”のイメージの変化に伴って黒のイメージも変化したというのは興味深い話でした。所詮光に過ぎない色の嗜好を探るには、純粋な色そのものに対してよりも、それが表す何かを探るのが重要なようです。フランスでは細かく分けられた赤や多くの色を包括する青など、おもしろくはありますが、本書を読み終えて一番に感じたことは、色彩社会心理学を歴史から紐解こうという試みは、ほとんど事実の羅列以上には解明されていないのだな、ということでした。
★2 - コメント(0) - 2015年11月12日

とりあえず黒に関するページだけ流し読みした。悲しみや苦しみのアレゴリーとして忌避されていた黒であったが、中世末期人が「悲しみ」という感情へ「美しさ」を見出し黒への印象も「悲しみに暮れる者の“美しさ”を表す色」と転換したこと、その後古代ギリシア思想において創造力と結びつけられる憂鬱質(メランコリー)の色として認知され「知性の色」としての地位を獲得したのではないか。という説がたいへん興味深い。現代の色彩心理学における黒の印象の基礎が、こうしてできていったのだろう。
- コメント(0) - 2014年12月6日

中世ヨーロッパ美術に関心がある人は読んでみると面白いかも色は、恋や差別、風俗や慣習、これら全てに関連してること見て取れる
- コメント(0) - 2014年6月10日

全体的には面白い。けれど、首をひねる個所も散見。中世では忌避されたとする色や柄が、その少し後の時代では普通に使われていたり、もてはやされていたりする証の肖像画やインテリア装飾などに残ってるのはどうなんだろう?結局、少し前の現代ヨーロッパ人の洗練度は新奇なものを受け入れられる点で測られてた(たとえば寿司などは20年前の欧州では都会人以外には決して受け入られなかったものだ)のと同様、色もまた然りなのか。田舎の保守層と都会人には1000年のギャップがあるということかしら?
- コメント(0) - 2014年3月26日

とても勉強になりました。色の歴史。色の意味は、長い歴史に色づけされている。
★2 - コメント(0) - 2014年1月5日

再読。大学のゼミ発表関連で読んだはず。図書館で見つけたからつい。パストゥローの『ヨーロッパ中世象徴史』も、また読みたい。
★2 - コメント(0) - 2013年12月13日

20060610
★1 - コメント(0) - 2013年10月26日

色彩語レポートの参考文献として。色は映画にも大きく関わるので、今後新たな視点として取り入れるのに参考になった。
- コメント(0) - 2013年7月29日

中世ヨーロッパにおける色の意味を解説した本。中世の物語などを引用しており、興味深く読める。以前なぜ、聖母マリアの服は紫にかかれることが多いのかという疑問をもったので、それを解決出来て嬉しかった。読んだあとに、中世の宗教画をみると、より面白く感じそうだ。
★1 - コメント(0) - 2013年4月22日

囚人服はなぜ縞柄なのか、ギャンブル台はなぜ緑色なのか。映画「シュレック」の色の効果など身近に使われる「色」が、中世からの色のイメージと関係しているという。身近な話題から分かりやすく解説されていて、歴史の知識がなくても十分楽しめます。カラーでないのが残念ですが、これから絵画などを見るときに役立ちそう。緑の章を読んでイギリス民謡の「グリーンスリーブス」を思い出しました。緑が表す若さや恋の移ろいを考えると、この曲の歌詞がよくわかるような気がします。
★5 - コメント(0) - 2013年4月10日

とあるデザイナーがパジャマルックをヨーロッパで発表したところ、強烈な反感を受けた、その原因は縞柄であった。ギャンブルの台はなぜ緑色なのか、それは中世以来ヨーロッパ人が緑色に対して持っていた移ろいやすさというイメージが関連しているという。中世において王妃の喪に服する王が身につけたのは菫色だった。などなど、色彩の持つイメージが分かりやすく解説されていた。今後はタペストリーや中世絵画を見る目が変わりそうだ。
★4 - コメント(0) - 2013年3月28日

中世(中でも12~15世紀)における色彩のイメージが、色ごとにダイジェスト的に載っていて面白かった。絶対的人気の赤。貧から貴までヴァリエーションある青。黄・緑・縞模様に対するとてつもない負のイメージは、現代にいたるまで欧米人の深層心理に潜み表面化していることに気付かされる。今後、美術館での絵画鑑賞時に思いだすとより世界が広がるだろう。気になったのは、当時の色が実際にはどのような色であったかが分からなかったこと。現代の我々が認識する色とどの程度違うのか、その辺りを詳しく知りたかった…と言ったら酷だろうか。
★3 - コメント(0) - 2013年1月9日

中世において色の持っていた意味がわかりやすく解説されていた。惜しむべきポイントはやっぱり参考図版が白黒なところ。 それ以外は、例えば白が純潔を示す色で、純潔であることは乙女よりもむしろ騎士に求められた性質であるだとか、そういった西洋の文学や絵画を紐解くのに有用そうな話がたくさん載っていて面白かった。
★5 - コメント(0) - 2012年5月30日

読む本。中世半ばから末期がメイン。色に対する感情。ちょっと染料のこと。紋章。シシル。縞柄、多色使いが嫌われたこと。その他細々と。主に服飾。
- コメント(0) - 2012年3月11日

ネタバレ】15世紀の紋章官シシルの記したとされる当代の色の表象について網羅した本『色彩の紋章』や『薔薇物語』などの寓意性の高い文学はたびたび参照されるが今作のねらいは各色の使用法でなく各色を使用する人々の心性を見ること。 美醜や色選択の価値基準は政治的・宗教的・文化的な要因だけでなく染料等の技術・価格的な問題やたとえば森で狩りをするさい迷彩効果を期待した実用的な要因もあり、更に色の使用は自身の主張としてだけでなく他者からの強制もあった……ということが当時の遺産目録や帳簿、法や出来事などを窺いつつ語られる
- コメント(1) - 2011年10月16日

中世ヨーロッパ(12~15世紀)の色彩ついての本。どう考えられ、どう使われていたかをシシルの「色彩の紋章」を引用しながら読み解いていきます。現代では色なんて、それこそ500でもニュアンスの違いから生みだすことはできます。しかし、中世において色彩は自然の染めものであり、技術的未熟さによるニュアンスの違いは区別するのではなく白・赤・青・緑・紫・黒など主要などれかの色に分類されます。草木染の淡さが今はもてはやされるけど、昔はきれいにしっかり染める方が難しかったんだなあ。
★6 - コメント(0) - 2010年11月24日

中世ヨーロッパ(主にフランス)において、紋章や服装に使われる色には意味があり、意思にそって使われていたと知れて満足。シュレックの緑にそんな意味があったとは!日本との意識の違い、染色技術が色への意識に係わってくる、なんてところも興味深い。ヨーロッパ文化の根底にこの色への意識がまだ残っているのならば、黄色い肌で黒髪の日本人が嫌われるのも分かるな、と思ったりもした。残念だったのは、色の具体例として紹介される図版が白黒だったこと。中世絵画を見る目を変える1冊です。
★5 - コメント(0) - 2010年9月4日

中世ヨーロッパにおいて、人が身につける服の色には明確な意味が存在した。
- コメント(0) - 2010年7月29日

紋章や絵画、書物などから中世における色とそれに対する人々な自然感情を読み解き、紹介してくれる一冊。面白かった。中世を舞台にした小説を読むときに思い描くイメージが、今後は少し変わってきそう。図版は多いほうだと思うが、欲をいえば、色見本がほしい。私が思い浮かべる色が違うかもしれないので。
★1 - コメント(0) - 2010年1月9日

何に対しても隠された意味を見出す中世人の心性に興味が出た。誤解を恐れず書けば,中世ヨーロッパ史特有の,あの精神分裂病的な雰囲気の出所はここなのかなと思った。
- コメント(0) - 2010年1月7日

中世ヨーロッパの文化を「色彩」という独自の視点から見た一冊。時代による色彩観の変遷などにも触れられていて読み応えがある。
- コメント(0) - 2009年9月10日

良書! 中世ヨーロッパ以降の絵画を見る眼が一新される。また、中世史の理解を視覚的に支え、イメージしづらかった部分を色彩感覚と意味をもって見ることができるようになった。染料や仕立て屋の記録から流布していた色を読み取るという着眼点になるほど。中世に対する偏見(騎士、魔女など)が和らぎ、市民や民衆、芸人、娼婦、子どもなどの角度からも立体的に社会を構成できる。ホイジンガ『中世の秋』やウンベルト・エーコ『薔薇の名前』、「トリスタンとイズー」などにも言及し、これらの本への導入と読書欲も引き立ててくれる。
★4 - コメント(0) - 2009年9月9日

中世ヨーロッパにおける色のイメージと、そのイメージがどこから発生したかについての一冊。さまざまな色の使われ方や、色の価値の変転も面白いが、色のイメージが染色技術に左右されるというのが面白かった。
★2 - コメント(0) - 2009年2月21日

時代ごとに色に対するイメージががらりと変わってしまうなど、色からみる欧州人の心の歴史
★1 - コメント(0) - 2008年10月22日

ミ・パルティ(中央で半分に色分けしたデザイン)の服についての疑問が解けた。道化服と市民の式服における中世人の色に対する思いの不思議さ。
- コメント(0) - 2007年7月2日

卒論のためによんだ。シシルの『色彩の紋章』からの抜粋が多い。面白い考察も多いけど、理由があいまいなところも多々ある。白はこんなイメージの色、とか具体的に書いてくれてあるけど、白の含む範囲が当時のフランス(ヨーロッパ)における「blanc」なのか現在の日本語の「白」なのか「明るいもの」なのかがよくわからないのでパストゥローとシシルの原本に当たる必要がありそう。
- コメント(0) - --/--

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