李歐 (講談社文庫)

李歐 (講談社文庫)
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李歐の感想・レビュー(2322)

☆☆☆
★2 - コメント(0) - 3月20日

±
マイベスト・桜にまつわる恋愛小説(BL)。毎年春になると読みたくなるが野郎どものエロさにつきあうのに体力が要るので我慢していたところ、今年は久々に読めました。齢を重ねるごとにツッコミ所は増えていくけれど。桜と心和肝と拳銃と。
★1 - コメント(0) - 3月14日

20何年か振りに再読。私は違うわと否定しつつも腐的要素を刺激され、やっぱり腐女子なのかしらと再確認してしまったw高校生の時にバナナフィッシュ読んでたもんなw物語は15年に渡るやたら濃密な男同士の友情?愛?ひたすら細かく描写される銃やその他諸々。高村薫ワールドにどっぷりハマると中々出て来れなくなる。
★12 - コメント(3) - 3月10日

7年ぶりに再読。22歳の時にほんの一時を過ごした一彰と李歐が再会するまでに15年!1960~70代の大阪の殺伐とした乾いた空気感と大陸の描写になんだか憧れる。李歐は絶世の美男子で人々を魅了する存在として描かれているが、いろんな人をたらしこんで、李歐までもたらしこむ一彰も相当だよな。桜の花に見とれるようにはぁーっとため息が零れるような物語。一彰が姫里で過ごした幼少の頃の章が郷愁を誘われて好き。
★13 - コメント(0) - 3月5日

★★★★
★2 - コメント(0) - 3月1日

なんだかちょっと未消化な感じ。 主人公は母子家庭で、母にも捨てられた青年。 大学生の時に出会った中国の殺し屋李歐と友人になり、殺人事件の片棒を担ぎ、拳銃を盗み、服役して後、工場主となる。 李歐と心はつながっていて、10年以上経ってやっと共に生きることとなる。 話が大きすぎるのと、李歐との絆が不自然。
★2 - コメント(0) - 2月28日

普段は推理モノしか読まないのだけれど、発売当時にものすごくプッシュされたことを思いだして購入。色々ぶっとびすぎてて感情移入も出来ず、どう読めばいいのか分からないまま読み終わってしまった。人の恋路を見つめてたのかなーって感じ。どうにも感受性が足りないようだ。
★3 - コメント(0) - 2月24日

久々に高村先生の本を。 相変わらず描写力、半端ないですね。 ずいぶん拳銃に詳しくなった気がします(笑) 話自体は、緊迫感を感じない?主人公が焦ったくもあり、こっちが気をやむほどでした。 単行本版は題名も内容も大きく違うらしいので、読み比べてみたいです。
★5 - コメント(0) - 2月23日

CIAと中国政府の暗闘といった壮大なスケールで国際謀略が語られるのだが、物語は一貫して主人公の一彰に寄り添い、きわめてintamateに時間が進行する。読んでいる途中もそうだが、読み終わって、あたかも一つの人生を生きたかのようだ。そこはいくつもの静かな哀しみに満ちていたようでもある。そして、同時に何か名付けようのない憧憬もまた存在した。女性の作家だが(あるいはそれ故にか、)男の心情に潜むある側面を見事なまでに摘出した作品だと思う。ここに登場するのは、ことごとく怪しげな男たちなのだが、それがまたいいのだ。
★365 - コメント(3) - 2月17日

単行本→文庫の順で読みました。単行本から少し日があいていて記憶は多少あやふやな所もありましたが、主要登場人物は同じなのに違いの多さに驚きました。読み応え抜群で、ラストはまるで夢のよう…。
★10 - コメント(0) - 1月21日

これが髙村薫か…!たかだか文庫本一冊に、何という重み。熱情やら切なさやら空虚さやら、人間のドロドロを詰め込んだ中に、桜の情景と銃の精巧な描写が入り混じって、視点も感情も揺さぶられて…すばらしかった。李歐は、「中原の虹(浅田次郎)」の張作霖を思い起こさせた。そして、李歐を思い、李歐を待っているのが女性だとこの話は成り立たないんだな、とぼんやり思った。李歐と一彰の関係は、何というか、「運命」というような軽い言葉では言い表せない感じがする。李歐の一彰への眼差しが想像できた。
★11 - コメント(0) - 1月20日

長かったが、終わりが近づくと惜しくなる、という感覚では個人的に紛うことなき、好きな部類の長編。政治的背景は勉強不足ですが、それ抜きでも壮大な大河であり、変わった形の青春ロマンでした。主人公が嫌いな人が多いかもしれない、とは思いますが…。
★23 - コメント(0) - 1月4日

2016.12.24(2015.03.03)(つづき13)高村薫著。  12/14  (P140)  大きく報道。  「暴力団抗争、死者5人」  趙文礼は銀桜という貴金属金融会社で台湾国籍「陳浩」と記されていた。  在阪の暴力団企業との共同出資で台北にホテル建設の話を進めていた、とある。  笹倉文治、守山耕三の名前はなかった。  アジアをめぐる共産スパイ。  六十年代の守山の拳銃を知らないはずはない。  十五年前、黄殺害事件と似ていた。  聴取は五月の連休明けも続く。  五月八日、放免。  植村直己、
★51 - コメント(1) - 2016年12月24日

風の強い桜散る明け方李歐が一章を訪ねてきて、「この李歐が時計だ、あんたの心臓に入っている」と語るシーンが好き。精密な拳銃の部品を1ミリ単位で調整する描写がある一方で、こんな幻想的なシーンがあるとは。。 冷めていて、投げやりで、成り行き任せのような一章が、実は自分の好きなものには凄い執着心と情熱、そして信じがたいほど冷静でいられるところが魅力的だった。いつか、また読みたい。★4.5
★9 - コメント(0) - 2016年12月23日

文庫本なのになぜこんなに読み切るまで時間がかかったんだろう。 何回も同じところを読んでいたようだ。高村薫の世界は難解だが面白い。
★6 - コメント(0) - 2016年12月21日

何度目か分からない再読。銃と旋盤、工場と桜、漢詩の世界。そういうモチーフには特別惹かれるものはないんだけど、ときどき読み返したくなる。登場場面はほとんどないのに、李歐の印象が鮮烈。歳をとったせいか、今回は咲子に同情しながら読んだ。
★10 - コメント(0) - 2016年12月21日

2016.12.19(2015.02.03)(つづき12)高村薫著。  12/05  (P133)  キューバ危機のころ。  守山工場、昔の人脈ヵら、いろんな人間を送り込んで来とった。  思想のしの字も知らん男やったが、あの向上は反共や親共のスパイの塒(ねぐら)になっとった。  1970.02、おかあさんは、台北の病院で死んだ。  胃がん。  趙が銀桜の仕事で成功したから生活は裕福だったと聞いている。6年前に亡くなった。  1976.02頃の話。 
★57 - コメント(1) - 2016年12月19日

長い。 李欧とい人物がとても魅力的に思える。実写版もあるようだけど、イメージと違った俳優だったのでみていません。
★2 - コメント(0) - 2016年12月18日

正直、読み進めるのがしんどかった。一彰の浮き草のように漂ってる感じが最後まで好きになれず…。15年の歳月を経て、たどり着いたところが見たいがために読了。
★12 - コメント(2) - 2016年12月7日

読み終わるまでに時間がかかった。想像していた話とはかなり違っていたが面白かったです。けど……再読はないかな?ぎゅっとくる台詞が多かった。「惚れたって言えよ」「李歐、君は大陸の覇者になれ、僕は君についていく夢を見るから」
★2 - コメント(0) - 2016年12月6日

性別を超えた壮大な純愛物語だと思いました。こんなにも美しく官能的で切ないハードボイルドは女性作家さんにしか描けないでしょう。機械や銃の細かな描写は時に退屈に感じることもありましたが、それらがこの作品の魅力を根底から支えているような気がしました。機械すら官能的にみえてくる。そしてとにかく李歐が魅力的に描かれていて、主人公と同じく李歐に会いたい一心でラストまで読み切りました。ラストの桜には鳥肌が立ちました。高村薫さんってすごい!!!
★7 - コメント(0) - 2016年11月23日

1人のカリスマの話。どうしたも李歐のイメージがワンピースのルフィになってしまうのは私の頭がおかしいのだろう
★4 - コメント(0) - 2016年11月20日

ギャングから財界から農業までどんな分野でも活躍する時代の申し子に惚れられた主人公とその他サポートキャラ達、というキャラ萌え小説。とはいえ、怖い人から商品の拳銃を盗むという見せ場からの二人の劇的な別れでは終わらず、主人公の半生を描ききったところが、ただのキャラ萌えと違います。合田雄一郎刑事シリーズもそうだけど、今回も男が男に惚れるプラトニックなBLの皮を被りつつも、拳銃や旋盤の機械描写や人物の心理描写がやたら詳細で硬派なところは変わらず、楽しめました。
★4 - コメント(0) - 2016年11月12日

血生臭い、暴力や死と隣り合わせの闇社会を舞台に、高村薫氏お得意の緻密な描写や硬質な文章。そんな中から妖艶かつ退廃的な美しさが匂い立つのだから堪らない。いつもの骨太で重量感のある社会派作品とは毛色の異なる作品でした。
★11 - コメント(0) - 2016年11月8日

むかーし読んだ本の再読。覚えていた結末完全に違っていました。幼少時の自分の周りの世界である母や隣接する工場を通じて、知らぬ間に闇の世界に片足を踏み入れ、そこにも染まらないでいる一彰。その先にいる一人の人間がタイトルの李欧。こんな魅力的な人、本当にいるのかな。李欧自身が桜のような人です。個人的には、守山工場の精密機器や拳銃の仕組みの描写の詳細さと表現がもたらす臨場感に驚かされました。自分も一彰と一緒に銃の中を覗いているような気になる。計算したら5度って!細かい。
★7 - コメント(0) - 2016年11月5日

髙村薫の作品は普通な人がなかなか幸せにはなれない。今回は特に咲子が不憫。まあそれはそれとして、この作品はその後の福沢シリーズと通じるものを感じた
★8 - コメント(0) - 2016年11月4日

30年という長いストーリーでしたが、紆余曲折の末に幸せな未来を感じるラストで本当に良かった。ラストシーンが本当に良い~。笹倉の最期に涙。。゚( ゚´д`゚ )゚。
★14 - コメント(0) - 2016年10月19日

目を閉じると風景が浮かんでくる。
- コメント(0) - 2016年10月16日

一彰と李歐、お互いへの執着や関心が全て「惚れた」で表現されているのがこの上なく良い。二人の理解不能なほどの執念については、それ以外に説明がつかないと思う。長くしっかりと一彰の因縁や周囲との関係が描かれており、人生の節目では必ず李歐への思いが影響している。人の口から語られる描写が多い李歐だが、そのどれもインパクトがあり、僅かしか登場していないことはあまり気にならなかった。馴染みのない言葉と情報量の多い文章だったので、勢いで読むということはできなかったものの、ゆっくりと読み進めることが苦にならなかったと思う。
★11 - コメント(1) - 2016年10月4日

☆☆☆ 3.0 一彰の李歐に対する想いは凄いのですが、李歐の行動の描写が圧倒的に少なく、その思い入れに共感できなかった。部分的にそうでないところもありますが、全体を通して二人に都合よく進んだ展開のように感じてしまいました。
★6 - コメント(0) - 2016年9月21日

前半部はやや退屈に思ったが、中盤から、一彰の李歐への思いがつのるにつれて、もうページ数残ってないけどちゃんと李歐に会えるの!?とヤキモキさせられながら読まされてしまった。そして訪れる素晴らしいラストはちゃんと大円団。読んでよかった!惹かれ合う2つの魂の長い長い遠距離恋愛のお話だったのかも。「惚れたって言えよ」が言えるのは李歐だけです。
★7 - コメント(0) - 2016年9月17日

銃、暴力、マフィア、大金……自身の暮らしと全くリンクしない所で物語は進む。町工場、旋盤、桜、夫婦……どこかで見た風景が物語にリアルをもたらす。漢詩にも銃の構造にも知識がなく、ましてやアジアの奥深い政治・経済の事情など普段の意識の中にはない。なのにどうしたことだろう。一彰の暮らしぶりや李謳の美しい身のこなしが目に浮かぶ。前屈みで機械に向かう一彰の背中も広い大地にスッと立つ李謳もすぐそこにいるように感じる。一彰が李謳に焦がれていたように、読み手も李謳に会いたくてページを捲る。骨太のエンターテイメントだった。
★97 - コメント(7) - 2016年9月14日

moo
高村さんは「マークスの山」を読んで以来久々です。なんて感想を書けばいいのかわかりません。一彰のアンバランスさ、李歐の生きている場所の厳しさ。そんなものに圧倒されながら、共に過ごした時間は僅かなのに深く結びついている2人の関係はなんなんだろう……と思ったり、笹倉や守山の生き方に考えたり。李歐と一彰がまた会えるのか、共に桜を眺められるのかが気になって。李歐と一彰に揺さぶられて、心がグラグラして止まりません。
★32 - コメント(0) - 2016年9月10日

拳銃についての心情は綺麗に読み飛ばしたけれど、全体的に骨太で面白かった。様々な世界と時間を行き来しながらも読者にストレスを感じさせないプロットだった。
★4 - コメント(0) - 2016年9月9日

出会った瞬間お互い一目ぼれだったんだろうなぁ。作中、一緒にいる時間なんて30Pもない気がするんだけど、だからこその運命の結びつきの強さを感じる作品だった。心臓が妊娠しそうだって台詞すごい…
★7 - コメント(0) - 2016年9月4日

つまらない8割の間に挟まる2割のゾクゾク感。何処にいても何をしていても繋がっていた一彰と李歐。2人を不思議と繋ぎとめていたのは、桜だったのかもしれない。
★6 - コメント(0) - 2016年8月15日

inu
一彰と守山の関係が好きだ。
★2 - コメント(0) - 2016年7月31日

何度でも云いたい。大好きだー!荻原規子先生が、シンデレラストーリーと仰っていて、なるほどと思った。
★2 - コメント(0) - 2016年7月26日

端正、明晰であり、仕事もこなし、気働きもできる。だが、鬱々とした内面。逡巡なく善悪を飛び越える。 「惚れたって言えよ。」 エロティシズムさえ感じさせる出逢いの言葉、その美貌に魂が惹かれる。共に過ごした時間は一時であるのに、5000日ののち、果たされた約束。母が去った大陸、故郷であるのに本名では住むことのできない大陸、その大陸への切望が重なる。現実とバイオレンスとロマンが交錯する、広く果てしない夢のような世界だった。
★52 - コメント(0) - 2016年7月4日

読みごたえのある秀作(^^)登場人物の心象風景、時代背景等の描写が身につまされるくらい細やかで匂いを感じるほど(^^)大阪の闇、ヤクザ、ブルワーカーの世界の描写は、作者の得意とするところで、別世界に引きづり込まれて、面白かった(^^)
★8 - コメント(0) - 2016年6月26日

李歐の 評価:94 感想・レビュー:568
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