国境の南、太陽の西 (講談社文庫)

国境の南、太陽の西 (講談社文庫)
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国境の南、太陽の西はこんな本です

国境の南、太陽の西の感想・レビュー(7001)

「店には落ちつくべき時期と、変化するべき時期とがある。それは人間と同じなのだ。どんなものでも同じ環境がいつまでも続くと、エネルギーが徐々に低下してくる。そろそろ何かしらの変化が求められていると僕は少し前からうすうす感じていた。空中庭園というものは、決して人々に飽きられてはならないのだ。」(p.209) この引用した部分は、村上春樹さん自身が書く「小説」のことを意味しているのかも知れない。「空中庭園」=「自分の書く小説」というのは大げさだろうか。
- コメント(0) - 3月25日

よく分からなかった…。
★4 - コメント(0) - 3月22日

4年前と感想はほとんど一緒でした。未だにきっと人を傷つけながら生きているんだろうな~。色んなことに思い悩むのは自分だけじゃないと、そんなまっとうな、それでいて当たり前の感覚を持って日々生きていきたいですね。
★7 - コメント(0) - 3月21日

作者の他の本──例えば青春三部作の「僕」の物語に比べると、設定やストーリーに無理がないので、その分親近感を抱く。▼もちろん、「僕」の物語だって嫌いなわけじゃ無い。ていうか、大好きだったりする。爆問の太田が「サンドイッチを作ってビールで流し込む日本人なんているかよ!」と村上作品をこき下ろしたことに共感する。それでもだ。▼この主人公にしても、平気で他の女と何度も寝たくせに妻を愛しているなんてしゃあしゃあという男で、全く鼻持ちならない。にもかかわらず自分の現在進行形の物語と過去完了した物語と重ね合わせてしまう。
★11 - コメント(0) - 3月18日

2017.3.17。ナイスするな!
- コメント(0) - 3月17日

「ノルウェーの森」に続く二度目の村上春樹だった。主人公には共感できるようなできないような…。島本さんのミステリアスな感じと子ども時代からのエピソードは良かった。後半、急に摩訶不思議なホラーっぽい展開になり、ビックリ。これが村上春樹ワールドなんだな。
★9 - コメント(0) - 3月14日

島本さんに出会ったことで主人公の人生は動き始めたし、少しずつ現実味のない体験が起こるようになった。村上春樹を初めて読んだのですが劇的な終わりを迎えて欲しかったと個人的な好みで思う。でも家庭を選んだ主人公は、普通の幸せの中で生き続ける。これがリアルなんだな、と思った。
★5 - コメント(0) - 3月13日

 話を読み進めると、国境の南=現存する場=有紀子。太陽の西=到着不可能な場所=島本さん、という構図がみえてくる。自分が自分であることの絶望を主人公は語る。その絶望によって自己の心の内のなにかが死に、その空虚さから逃れるために、たどり着けるか不確定であり、たとえ至ったとしても楽園であることすら約束されない場所、その象徴としての島本さんを渇望したのだろう。以上の点においては主人公に共感を覚える。だが、他の村上作品がそうであったようにお洒落感がくどい。村上作品に挑戦したのは三度目になるが、やっぱり肌に合わない。
★7 - コメント(0) - 3月13日

圧倒的な不快感。昔から村上春樹の小説が苦手だと思ってたけど、やっぱり無理だと確信した。精神持っていかれそうになって、現在リハビリが必要。
★5 - コメント(0) - 3月12日

最初は好みのテイストで始まり、途中でこれは不味い。破滅の予感が・・・。ラストで何とか現実に戻ってこれてよかった。といったところか。島本さんについてはわからないままでしたね。
★4 - コメント(0) - 3月12日

砂漠、雨宿雪、幻影という非日常と、夫婦や幼稚園という現実の狭間のジャズバーで繰り広げられる物語。自分の世界に閉じこもっている僕が全部投げ出して、愛を告白する場面は思わず引き込まれた。この物語は現実的な幕引きとなるけれど、それはこれがおとぎ話ではないことを告げている。孤独な落下(死)まで、欠落を埋められないまま生きて行くことはとても辛い。でもその乾いた空虚が満たされない人生も、きっとあるのだろう。私は、単調な繰り返しに発狂するヒステリア・シベリアナに関する部分がとても好きだ。
★9 - コメント(0) - 3月11日

バブル時代の空気を色濃く感じながらも現在読んでも違和感なく入り込めた。いちいち気障で凄くスタイリッシュなのだが、村上作品にしては浮遊感はさほどでもなく、むしろ地に足ついた感もあった。島本さんは、"永遠”なのだから、謎は解かれなくても全然構わないと思った。人は誰しも、薄っすらとなんか欠けてる感じを抱きながら生きているのじゃないのかな。
★9 - コメント(0) - 3月11日

面白いか否かで言ったら面白い。快不快で言ったら不快。得るものはあるようなないような。自分の中に空いた空白の話かとも思うけど、手に入らない女に男は弱い話な気がしないでもない。
★6 - コメント(0) - 3月9日

島本さん、はじめ、イズミ、由紀子…それぞれが違う闇を抱えていて、それがぞっとするほどリアルに描かれていた。幸せってなんだろう。改めて考えさせられた。
★5 - コメント(0) - 3月9日

村上さんの、人々の中にある目も当てられないようなとても恥ずかしい部分を、時間をかけてじっくり鑑賞できる一つの作品へと変えてしまう文章力にシビれる。わたしもこんなふうに、確立した自分の文章を書きたい。
★5 - コメント(0) - 3月7日

新作『騎士団長殺し』を読んでみたいのだが、ハードカバーは持ち運びづらく混雑した車内では落ち着いて読むことができないので文庫化を待つ。・・・ということで過去の作品を再読。『遠い太鼓』のようなノンフィクションのほうが好きなのだが、本作品は著者の自伝的設定が見られたり、少年時代から途切れることのない主人公が寄せる思いに共感できたり、表現を味わうことができたり、と再読して飽きのこない落ち着いたストーリーだ。”目の脇に温かい小さな皺がよって、それが僕に何か素敵なことを約束していた”そんな何気ない表現も印象に残る。
★7 - コメント(0) - 3月5日

1度目は夢中で読んだのにストーリーを聞かれても男女のスゴイ恋愛の話・・?と新刊の前に再読。でも全く!ほぼ1行も覚えおらず驚愕。人の魂の深淵と対話していくとハジメのような現象が起こるの。社会で生きてくためには魂の核を追い、囚われていては生きられない。究極の魂にたどり着いてはいけないのかも。そんなことを思うと日本人の曖昧な意思表示は安全策みたい。デユーク・エリントンの曲が出てきて、この本の前に読んだ「うたかたの日々」とリンクして、魂は現実にはない世界で生きられる感覚が音楽と共に流れる。
★8 - コメント(0) - 3月4日

今の幸せを捨ててまで、本当に愛する女性を選ぶ。これは仕方ないことなんだよね。何が起こるか誰にもわからないんだ。
★6 - コメント(0) - 2月26日

不倫の本。色んな解釈ができるらしい。ちょっと怖い
★3 - コメント(0) - 2月26日

TKG
村上春樹の中でも“わかりやすく”お洒落な作品という印象。ずっと登場人物にリアリティが感じられなかったんだけど、おそらくそれも春樹の狙い通りなのかな。あまり好きな話ではなかったし、誰も好きになれなかったけど、ラスト一文を読み終えた後、主人公にはこれから“わかりやすい”幸せが続いてほしいと思ってしまった。
★6 - コメント(0) - 2月25日

前半の100ページくらいまでが面白い。青少年時代の性についてだ。その後、大学に行き、結婚し、不倫をする小説であるが、不倫相手がそんなに美人でないこともあり、そんなに楽しめなかった。ちなみに、村上春樹にはないとよく批判されるコンドームについて記述のある話でもある。これからも村上春樹をもうちょっと読んでみようかと思わせるだけの面白さはあった。
★12 - コメント(0) - 2月22日

一般的な幸せは手に入れたけれど「男」としての幸せは手には入らなかったのかな。贅沢な悩みだと思うけれど。
★7 - コメント(0) - 2月22日

自由に恋愛出来ない、結婚という制約がもどかしく感じてしまった。
★5 - コメント(0) - 2月18日

再読。スプートニクと並んでピンとこない中編であり続けていたけれど、ふと思った。主人公がろくでもない人間だからだ。村上さんの主人公たちは世間的にはダメだけれど、本当はまともだと感じてきた。けれど、この人はだめだ。そしてその目で眺めると、他の主人公たちにも別の色彩が見えてくる。好きな長編たちをまた読み直さなくては。
★8 - コメント(0) - 2月16日

久々の村上ワールド。なんか引き込まれるものがあるんだよなあ。
★6 - コメント(0) - 2月12日

エロい。いろいろ言い訳がされているが、はじめ君の場合は出会った順番が変わっても不幸にする女性が変わっただけで、結局誰かを不幸にしていたと思う。おいしい食事シーンがないのは残念。
★7 - コメント(1) - 2月7日

ものすごく良い本だった。何かとても揺さぶられるものがあった。 私は答えを知ろうとして読み進めたくなるけれど、春樹の小説は多くの場合決して答えをくれない。むしろ突き放される。わかりやすく答えを示してくれる本をたくさん読んでいた時期もあった私であるのに、どうしてこんな春樹の小説にこれほどまでに惹きつけられるのか。
★10 - コメント(0) - 2月7日

先月何冊か村上春樹の短編を読んで、この長編を読んだ。長編の方が村上ワールドというのかはわからないけど、深みと不思議さが醸成されて好きだなと思う。深い男女の話になるのはいつものことだけれど。
★19 - コメント(0) - 2月4日

☆ バブル期の高所得者で義父の財力でバーを開いて気ままに暮らしている主人公にまったく共感が出来ない。でも、幸せに見える人生でも当事者は満たされないことがあらゆる形で描かれ、それはそうだなと思った。 「僕は自分の体の中にいるようには思えなかった。僕の体はどこからか間に合わせに借りてきた一時的な入れものみたいに感じられた」 村上春樹のこの手の女性関係の描写は苦手。読んでいて心地よくない。
★8 - コメント(0) - 2月3日

y
再読。日本は経済的豊かさを手に入れたけれど、人々は幸せになったのだろうか。資本主義の論理の中で生きるために本来の自分とは異なる人間を演じなくてはいけないし、『プリテンド』の歌詞のように辛いときも微笑んで幸せなふりをしなければいけない。幻想を追い求めても最期に行き着くのは砂漠。でもこれはシベリアの農夫にだって起こり得ること。いつの時代にもそうした危うさはすぐそばあるんだけれど、たぶんやしばらくの中で新しい一日に向き合っていかなくてはいけない。何かを約束することは誰にもできない。
★6 - コメント(0) - 2月2日

『ある種のものごとは一度前に進んでしまうと、もうあとには戻れないのよ、ハジメくん』 様々な本に触れていると、再読したくなる本がちらほらと出てくる。それは文字のとおりに再読したくなる。また今度でいいや、ではなく、なんとなく手にとってしまう。そんな一冊だ。 そして読んだ後にはいつも違う何かが心に残る。それについて長いと1ヶ月は考えている。 こういった何かを残してくれる本を誰かに薦めたいし、教えてもらいたい。 でも、自分の中にしまっておきたい気持ちもある。
★65 - コメント(0) - 2月1日

久しぶりの再読で細部は忘れていた事が多い。 けど村上ワールド全開!既視感は再読のせいか、他の村上作品に似通ったシーンがあるせいなのか(^^;)
★25 - コメント(0) - 1月31日

20代の時に、東京都内でOLをしていました。 主人公の20代の日々が自分の置かれていた境遇と重なり、村上春樹さんはこんな風に、辛くて虚しいだけの時間を描写するんだな・・・と・・・その部分は今までに何度読み返したかわかりません。青山学院のそばに勤務先があっったので、主人公が島本さんの後をつけた道をたどってみたり・・・とにかくこの本が20代の自分にとっては心の支えでした。ストーリー自体よりも、本に出てくる描写や言葉に惹かれた一冊です。ロビンズネストのスツールに腰掛けれるような素敵な30代になれたらな・・・
★13 - コメント(0) - 1月28日

ken
人間は、人を傷つけ、そして自分も傷つけ、生きていく。かつての激情は去り、皆、平気な顔をして生きている。そうでもしなければ僕達は生きてはいられないのだ。そういうことなのだ。
★12 - コメント(0) - 1月25日

今まで読んだ村上春樹の本で一番良いと思ったのだけど、他の人の感想を読む限り少数派のよう...
★10 - コメント(0) - 1月23日

y
タイトルからして紀行文かなと思ってたんだけど、がっつり長編小説だった。真相は明かされずに謎を残して終わる、お決まりのパターン。再読必須。たぶんが存在する国境の南、たぶんの存在しない太陽の西。結局主人公はヒステリア・シベリアナに罹っていて、かたちのない存在を求めていたのかな。自分を何度もリセットして、かたちあるものを手に入れながらも、自分自身を含めていろいろなものを損なっていく。多かれ少なかれ大人なら誰しもがそれに近い経験をもってるんだろうけど、救いの手はどこにあるんだろう。
★13 - コメント(0) - 1月14日

戻る場所のあった主人公のほうが幸福だったのだろうか?
★12 - コメント(0) - 1月13日

比喩表現がすごい。自分も考え事をしてる時にあんな感じになってるからすごく共感できた。
- コメント(0) - 1月12日

ようやくタイトルの由来がわかり、何だかホッとした(^-^ゞとはいえ、特に「太陽の西」のほうは理解できたとは言い難いと思うけど…。主人公の始(ハジメ)に関しては、村上春樹作品の定番「僕」の中では、個人的には(珍しく?)好きになれなかった、、「たぶん」。「島本さん」「イズミ」そして「有紀子」のいずれに対しても、結局は中途半端なように感じたからか。。他人からは順風満帆に見えたとしても、幸せかどうかは本人にしかわからないというか、そういったことを改めて感じることができたのが、本作を読んで良かったところだろうか。。
★11 - コメント(0) - 1月12日

読後に何を思うか。今、人生の十分過ぎる割合で反省をしながら、まだ変化を求めている自分には必要以上に響いた。文中で「たぶん」が多く引用されていたが、裏腹の気持ちが切ない。(一人っ子よりもバッチの長男のほうが中々面倒な性格でしたよ)
★24 - コメント(0) - 1月9日

国境の南、太陽の西の 評価:72 感想・レビュー:1354
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