魔界転生(下) 山田風太郎忍法帖(7) (講談社文庫)

魔界転生(下) 山田風太郎忍法帖(7) (講談社文庫)
542ページ
400登録

魔界転生(下) 山田風太郎忍法帖 7巻はこんな本です

魔界転生(下) 山田風太郎忍法帖 7巻の感想・レビュー(310)

忍法帖シリーズは何冊か読んでいるけれど、文章、構成はもちろん登場人物が抜群に魅力的。特に200頁近くあるプロローグの敵である転生衆の不気味さ、妖しさ、それぞれが抱える野望、欲望、葛藤の描き方が素晴らしい。本編では主人公である柳生十兵衛、柳生衆、三人の娘たちと七つの弥太郎の旅の様子にほのぼのしたり緊迫したり冷や汗かいたり涙したり、物語の緩急の付け方がとても良い。そういう登場人物も戦いのなかどんどん死んでいくけれど、最後はどんでん返しあり、意外な結末を迎える。しかし、十兵衛は最後まで男らしく格好良かったなあ。
★2 - コメント(0) - 2016年12月24日

映画の出来の悪さは主人公が誰であるかの置き換えにある。転生宗という集団が中心であり、天草四郎や十兵衛という個人が主人公ではないのだ。劇場用映画が個人を中心にして述べなければ成立竹刀という限界があるのでしょうがないが、おめおめ造る作り監督も情けない。
★28 - コメント(0) - 2016年11月26日

今読んでも、忍法帖の最高傑作と思う。 一番の闘いは、十兵衛VS但馬守の親子対決。 普通に闘ったら十兵衛が勝てなかったのは、柳生兵庫、但馬守、荒木又右衛門・・・。 宮本武蔵とは対等(?)の対決。 しかし十兵衛は、武蔵と佐々木小次郎の闘いを知っているのがミソ。 もし武蔵が二刀流で闘ったら・・・。 今回再読して一番好きだったのは、荒木又右衛門でした。 一番かっこいい! ★★★★★
★22 - コメント(0) - 2016年8月24日

上巻で森宗意軒が由比正雪と組んでいたので由比正雪の乱が絡んでくるのかと思ったらそんな展開にはなりませんでした。あくまで己の剣技と妄執に酔う転生衆と十兵衛の戦い、紀州藩主頼宣の野望の行方に話を絞る風太郎先生、素敵です。十兵衛対転生衆の手に汗握る戦いやそれに対する十兵衛の葛藤などももちろんですが、十兵衛と行動を共にする柳生十人衆の要所要所でのわが身を犠牲にすることも持さない活躍もとても印象に残りました。戦いに勝ったというのに虚無感というか哀愁を漂わせて十兵衛が去っていく結末も余韻があってよかったです。
★30 - コメント(0) - 2016年8月3日

いやぁ~えがったです。その一言に尽きるのですが、読み始める前の勝手な印象は「所謂SF時代劇で、怪しい妖術とかを使っての漫画的な展開なのかな」と思っていましたが、実は正統派な剣術での戦いでした。が!結構死にます。敵は無論の事味方も死にます。しかも呆気ない程に。いい味出してて親近感が湧く脇役でも、一瞬で敵の刃で死んだりして「えっ・・・(°Д°)・・・うそ・・・」と呆然とし、その後襲ってくる悲哀・・・読む事が一瞬止まりましたもん。でもそこが返ってリアリティーを持たせ、更にグイグイと作品にのめり込まされました。
★12 - コメント(4) - 2016年7月27日

再読コメントは上巻にて。
★11 - コメント(0) - 2016年6月18日

柳生忍法帖より魔界転生の方が断然面白い。柳生十兵衛の活躍が多いからだ。また誰もが知る武術家、それもかなりの強豪と1対1で対決するので、見所満載。風太郎忍法帖の中でも抜群の面白さだ。
★16 - コメント(0) - 2016年2月29日

寝込んだせいで後半も一気に読めてしまった。面白かった。一気に読みすぎて勿体無かったかなー。コミックも読んでみようかな。
★3 - コメント(0) - 2016年2月22日

豪華絢爛。夢いっぱいの忍法山田風太郎♪( ´▽`)大風呂敷が面白い物語に畳まれている。怖いぞ山田風太郎(゚o゚;;読みは「まかいてんしょう」宇月原晴明の「聚楽」を思い出した。せがわまさきのマンガ「十 忍法魔界転生」を見るのが楽しみ。
★12 - コメント(0) - 2016年2月21日

十兵衛と如雲斎、但馬守との闘いは常に手に汗握って読みました。また、三人娘が捕まったときなんか彼女たちと同じくらい十兵衛の助けを待ってしまいました。この作者ならいつ、誰がなにをされてもおかしくないですからね。本当に奇想天外の一言に尽きます。終盤に近づくにつれ、どう敵の総大将との最終決戦になるのだろうと思っていましたが、まさかああなるとは。ラストの十兵衛の意図がわからなかったが、巻末講座によると、今作は十兵衛三部作の真ん中にあたるそうなので、前後を読めば何か分かるのだろうか。ともかく改めてファンになりました。
★2 - コメント(0) - 2016年2月11日

上巻の最後で十兵衛が出てきて、彼の立ち回りは何だろう? と思っていたが、真打ちは下巻の彼の立ち回りにあった。解説にもあったが、物語前半~中盤までを「敵視点」として書く作品は稀だろう。下巻で突如現れた主人公十兵衛の人柄が好ましい。飄々としていて情に厚く、判断力や小業までが「いいキャラクター」となっている。純和風ファンタジーで極力カタカナを抑えていると思えばそうでもなく、なかなか面白い作品だった。弥太郎とお品はおいしい役ですねw
★8 - コメント(0) - 2016年2月3日

高校生の時に読み、その後何回か再読してきました。風太郎忍法帖の中でも1番です。奇想天外の話だけど、それなりに史実をおさえているのが、山田風太郎の真骨頂と思う。宮本武蔵の忍体となる女性の名前が「お通」であるとか、柳生の里の描写とか。今回読み返して、改めて物語の面白さに納得。実は、高校時代に買った文庫本のカバーが当時映画化され、その中で使われた辻村ジュサブローの人形の写真だった。この本は引越しの時に古本屋に売ってしまい、今家にあるのはかなり時代がたってからの復刻本です。あの妖しい人形、売らなきゃよかった・・
★4 - コメント(0) - 2016年1月31日

上下巻通して楽しめました。武蔵で幕開けした物語を武蔵で閉幕するのが秀逸。でも下巻後半あたりは読んでいてちょっとダレてしまったかなぁ。上巻地獄編が一番おもしろかった。期待してた転生衆の圧倒的強さが十兵衛相手にあまり感じられなくて残念。四郎があっさり倒されてしまったのも残念。。どっちかというと甲賀忍法帖の方が好きかなー。
★2 - コメント(0) - 2016年1月10日

実質的には柳生十兵衛一人で、魔界から転生してきた剣豪を次々と倒していく。後半、柳生の里に向かう道中、三匹の犬を家来にした弥太郎を、柳生衆と根来忍者で追跡するシーンが続くが、ユーモアさえ漂っていて心憎いばかりである。それにしても何という発想だろう。ぼくも「忍体」が欲しい。どうしてかって? 決まっているじゃないですか、読み切れずに残した本を転生して読み尽くすためですよ。転生の動機としては充分でしょう。
★3 - コメント(0) - 2015年12月16日

上下巻1000ページ、飽きずに読めました。十兵衛かっこよかった。終盤の展開も良く、武蔵も敵ながらかっこいい。しかし。自分の予想してた面白さとはちょっと違いました。十兵衛が純粋に自力で敵を倒すことが少なかったこと、登場キャラをあまりに簡単に使い捨てること。でも、それを差し引いても十分面白かったです。
★10 - コメント(1) - 2015年11月11日

★★★★✩最後まで楽しめる、山田風太郎の代表作。
★29 - コメント(0) - 2015年9月3日

大団円。とはいうものの、転生衆の恐ろしさを、これでもかというほど味わった。薄氷を踏むがごとき危うい勝利。ハラハラさせられどおしだった。やはり山風は面白い。
★4 - コメント(0) - 2015年8月18日

由井正雪は必要なかった気がする。
★28 - コメント(0) - 2015年5月9日

エログロで血みどろの死闘。という読む前のイメージは間違ってはいないにしても、それ以上にユーモア溢れ、どこか爽やかさすら感じる愉しい旅という印象を強く持ちました。それだけに死闘の果ての最後一文には何とも言えぬもの悲しい気分に。血みどろありユーモア溢れる旅ありにはなんとなくジョジョなどを連想する空気でしたが、そのあたりが現代まで続くエンターテイメントの祖ということなのでしょう。
★4 - コメント(0) - 2015年4月27日

再読すると荒木又右衛門の所、昔はずいぶんとあっさりだと思っていたけど、読み返したら十兵衛の頭脳戦はここが一番かもと思った。昔は対親父戦が強烈すぎてそのあとだからあっさりだと思ってたのかも…。如雲斎との戦いが十兵衛が一番楽しんでた戦いだったことも今回で気づいた。せがわ版がどうなるか今から楽しみ。
★2 - コメント(0) - 2015年3月3日

野望を抱き江戸へ向かう紀伊大納言頼信に対し、紀州家存続のため陰謀を食い止めようとする十兵衛たち。物語が大きく動いていく中、下巻では十兵衛と転生した剣豪たちとの一対一の対決が繰り広げられる。蘇った名だたる剣豪たちを、数に任せて十兵衛に立ち向かわせずに、一対一の見せ場を作った著者の設定はなかなかのものだ。また、荒木又右衛門との対決に「鍵屋の辻」を選び、宮本武蔵との対決では「船島」での戦いを再現するなど、著者の余裕のようなものが見られる作品でもある。根来衆と柳生十人衆との死闘、弥太郎少年の活躍、(続く)⇒
★8 - コメント(1) - 2015年2月14日

地の文の語りに横文字がしばしば見られるというユーモアも好ましい。
★2 - コメント(0) - 2015年1月13日

★★★★
- コメント(0) - 2014年12月1日

悪も強い、善も強い、強い者同士がぶつかって、さてどう決着するのか、 ハラハラドキドキしながら読めました。最後にすっと出てきておさめて去って行くある人物がカッコいい!
★3 - コメント(0) - 2014年10月23日

現世に恨みを持ち、魔人となって蘇った宮本武蔵や天草四郎といった剣豪や偉人達。主人公、柳生十兵衛と魔人との決死の闘いがまあ燃えること! 一つ一つの戦闘描写はかなり短いのですが、余計な描写を省いた戦闘シーンはシンプルであるが故に、命のやり取りをしているという緊迫感がビンビン伝わってきます。息をするのも忘れる、という感じ。 盛り上がる展開、作品全体のスピード感も相まって、のめり込むように読んでしまいました。 なんていうかすごい。山田風太郎恐るべし。
★14 - コメント(0) - 2014年10月22日

【再読】 死に際して妄執にかられ、魔人と化する剣豪たち。社会(徳川幕府)を憎むあまり 狂気のテロを画策する森宗意軒。飄々としたヒーロー然としつつ、死人たちと文字通り命がけで戦う柳生十兵衛。 登場人物全員が、勝ち目のない戦い没頭する様は、敗者の美学というか、退廃的なニヒリズムが漂う。 あらためて読み返すと、派手なアクションやエロティックな描写より、やたらと乾いた雰囲気が山風ってかんじ。
★5 - コメント(0) - 2014年10月6日

満喫
- コメント(0) - 2014年9月2日

ややご都合主義な展開が多かった印象。まあ、そうでもしなければチート能力を持つ転生衆に勝てないか・・・山風作品が持つ勢いは本当、心地よいのだけれど。
★1 - コメント(0) - 2014年5月7日

スピンオフかの様な弥太郎の活躍はトムとジェリーばりのドタバタ。柳生衆、根来衆がコミカルにバタバタと・・・・。物語のグロい流れの中で十兵衛と転生衆の対決はなかなか淡白ではありますが、それで正解かも。
★4 - コメント(0) - 2014年1月18日

なかなかおもしろかった
★2 - コメント(0) - 2014年1月5日

忍法・・・。面白ければそれでよいか。甲賀忍法帖も読んでみようかな。
- コメント(0) - 2013年12月20日

★★★★★ 5点満点 山田風太郎先生に対し,敬礼!〆(´・ω・`)
- コメント(0) - 2013年11月22日

神秘と諧謔
★5 - コメント(0) - 2013年10月23日

★★★★☆
★1 - コメント(0) - 2013年9月23日

下巻は、なんだか根来衆との展開が多く、上巻のおどろおどろした妖術的、サバト的なムードから一転、髪切丸以外は忍法もなく、ある意味健康的な剣術活劇的な展開になっていっているので、もっと魔界衆とのからみを見たかった感はある。逆に言えば、忍法もなしにこれだけグイグイ読ませるのも凄いが。それにしても、あぁクララお品よ。。。
★2 - コメント(0) - 2013年9月15日

ラストの一戦、ここまでの緊迫感と寂寥感、ほかの本では味わえない。
★1 - コメント(0) - 2013年8月25日

これはもうやたらめったらおもしろい。「読んでいるあいだ正気でなくなる度合いが強いほど良い伝奇小説である」というのが私の持論だが、まさに憑かれたように読み通した。作者自身もまた、多少正気を失って書かれてそうだと感じさせるところが更に良い。巻末エッセイは皆川博子。これもさすがに良い。
★1 - コメント(0) - 2013年8月3日

面白かった 十兵衛と転生衆の対決は緊張があり興奮すると共にクライマックスへ向かってゆく 最高潮に盛り上るなか物語は静かに終わってゆく いつも思うが山田風太郎氏の作品を読み終わった後はお祭りが終わった後の寂しさがあると思うんだよなぁ
★3 - コメント(0) - 2013年7月26日

やー超展開だった。十兵衛の戦いはこれからだ!!(10週打ち切りマンガのノリで)。 最後までこの人だけが、どんな人なのかよく分からなかったなあ。シリーズ全部読めば見えてくるんだろうか?
- コメント(0) - 2013年6月7日

魔界転生(下) 山田風太郎忍法帖 7巻の 評価:68 感想・レビュー:72
ログイン新規登録(無料)