花の下にて春死なむ (講談社文庫)

花の下にて春死なむ (講談社文庫)
あらすじ・内容
謎の先に人生の悲哀が横たわる傑作ミステリー集。バーのマスターが触れたそれぞれの人生の深淵。

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288ページ
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花の下にて春死なむの感想・レビュー(1582)

ヨークシャーテリア似の老成したマスター、度数の違う4種類のビール。このバーに集う常連客は、謎を持ちかけるか、謎を解くか、あるいはどちらともか。そして夜は更けていく。私もバーの片隅で、彼らの物語に耳を傾けているような気持ちになる。いくつかの俳句が詠まれ、その響きも心地よかった。
★25 - コメント(0) - 3月8日

初の北森作品。こういうミステリー初めて。途中で新しいミステリーって言葉でてきたけど、この作品のようなもののことかな。 頭使ったなぁ!シリーズもの?次も読みます!楽しみ!
★11 - コメント(0) - 3月6日

 再読。かなりあシリーズの最初ですね。必ずしも殺人が絡まないミスティです。安楽椅子物なので方の力を抜いて読むことができます。  そして、料理に差ほど興味がない僕ですら食べたくなる料理の数々。これが魅力です。
★4 - コメント(0) - 3月5日

北森作品4冊目。著者の他シリーズにも度々登場する三軒茶屋のビアバー「香菜里屋」を舞台とした短編集(全6話)。しっとりとしたお店の雰囲気、味や盛り付けを想像するだけで顔がほころぶお料理、アルコール度数の違う4種類のビール。そんな素敵な店内へ吸い寄せられるように訪れるのは様々な悩みを抱える常連客。お客様の話に静かに耳を傾け、ゆっくり心の凝りをほぐし、日常に潜む謎をも優しく推理するマスター。その心根に触れた人達の感動をじっくり味わえる深みのある作品。表題作『花の下にて春死なむ』と『終の棲み家』が特にお気に入り。
★24 - コメント(0) - 3月5日

再読。料理描写に特化した小説が昨今流行りを迎えていますが、少なくとも私は乗れていません。もう¨¨¨そんな無理矢理米を艶やかに書かんで良いよ¨¨¨大袈裟な湯気の描写とか¨¨¨下手な官能小説読んでる気分になる。同じ気持ちで本屋に立っている貴方にはこの作品をお勧めします。年期のはいった推理作家が本腰いれて書いた【日常ミステリ】。舞台がバーであることからつまみや酒もたっぷり、なのにくどくもわざとらしくもないのは、あくまでも物語が主役だから。今夜もこのビア・バーでは、密やかに謎がまた一つ、解決する。
★17 - コメント(2) - 2月11日

ミステリだけどゆったりと物語が進んで行く。 短編集だったが、すっきりと解決、というものばかりではなく、これが真実だったかもしれないし違うのかもしれない、ゆっくりとおいしいご飯を食べましょうという時間の流れ方を感じた。
★5 - コメント(0) - 2月6日

再読☆☆☆☆
★5 - コメント(0) - 1月10日

初読み作家さん。静かな大人のミステリーでした。ビアバー『香菜里屋』のマスターがとても魅力的で素敵でした。ヨークシャーテリアに似てるというのも可愛い(笑)真実はスッキリするものばかりではなかったけれど、不思議と読後感は悪くない。2作目も楽しみです。
★21 - コメント(0) - 1月9日

読みごたえのある短編集。 かなりやがあれば、わたしも行きたい。 食べ物を美味しそうに描写できる人は、料理が上手なのだろうか。
- コメント(0) - 1月1日

なんとなく題名を見て気になり借りました。小さな料理屋を舞台にしたもので、私も通いつめたくなるような雰囲気が文章からも伝わりました。 料理の描写がどれも美味しそうでお腹が空きましたw
★5 - コメント(0) - 2016年12月18日

三軒茶屋のビアバー「香菜里屋」のマスター・工藤哲也。。常連客の様々な謎を意外な視点で解き明かす。。 悲哀。。人生の背景には、一つや二つ、、悲しい出来事がある。。マスターの優しい謎解きで、、心の小さな棘をそっと抜いてくれる。。いい話だった。。 それに、料理が美味しそう。。「今日、いいものが入りましてね、、、」そこで出される料理、、食べたい。。
★5 - コメント(0) - 2016年12月7日

ゆったりした雰囲気のミステリ。一応日常の謎?表題作と「終の棲み家」が好きです。三十越えたらこんな店に通いたいなぁ
★1 - コメント(0) - 2016年11月28日

先を読み急ぐ必要のない、落ち着いた大人のミステリーだなと思った。
★2 - コメント(0) - 2016年11月28日

【図書館本】香菜里屋シリーズ1作目。初めて読む北森作品。読みやすく面白かった。
★10 - コメント(0) - 2016年11月27日

誰にも知られずひっそりと孤独死を遂げた老人。彼の遺した句帳には、今際の時まで書かれ続けた句の数々と、数十年前の〝罪〟、そして帰れない故郷のことが書かれていた――。ひとりの人間の抱え続けたあまりに重い秘密が、彼の死をきっかけとして長い時を超え明らかになる表題作他、ビアバー〈香菜里屋〉を舞台に繰り広げられる連作ミステリ六篇。ケメルマン流の論理のアクロバットを人間と云う謎に組み込んだ結果、ミステリとして謎を解くことと物語としての深みが、綺麗な一致を見せています。特に、劈頭を飾る表題作は出色の出来。(→)
★65 - コメント(2) - 2016年11月17日

味わい深い作品でした。ビアバーの情景と料理の描写がとても秀逸で、俳人を軸に据えた謎解きも世界観によくマッチしていると思います。しかしなんとなく惜しい印象を抱くのは、やっぱ「味わい」が良すぎてこれ無理にミステリーやらなくても文学でいいんじゃないかと思ってしまうからですかね。
★7 - コメント(0) - 2016年11月3日

六つの短編集。小料理屋、香菜里屋にくる客が持ち込んだ謎を店主の工藤が客と一緒に解く。雰囲気がほのぼのとしていて、文でも伝わる美味しそうな料理と、ゆっくりと話しながら解かれる話。一番好きなのは片岡草魚にまつわる話。草魚さんの優しさが、死後七緒の調べによって明かされてよかったと思いました。
★35 - コメント(0) - 2016年11月2日

日常の謎よりはちょっとハードな事件。事件そのものの推理というよりは「香菜里屋」に集まる客と主人とお料理とお酒(4種の度数の違うビール)のほうに重心があるような連作短編集だった。全体的に海外ものの焼き直し感があるが安楽椅子探偵のマスターは魅力的。表題作がいちばんいい。
★17 - コメント(0) - 2016年10月26日

ここは、飲んべえにはたまらないお店なんでしょうね。そして孤独な人達が惹かれるお店のようです。束の間の繋がりと大人好みの絶品料理に癒されにいくのでしょうか。
★10 - コメント(0) - 2016年10月17日

北森鴻さん。2010年にお亡くなりになられたので新作が出るわけでもなく、近頃はなんだか「マイナー」だったり「知る人ぞ知る」みたいな立ち位置に追いやられているような気がします…が!その存在を知っていたり、ましてや作品を手にとって読めばきっと気付くはずです。作家としての力量、実力に。丁寧な取材を裏付けにした北森鴻さんの長編も非常に面白いのですが、本作は短編ミステリー。限られたボリュームの中でミステリーの要素を消化し、しかもそれらが一冊でまた繋がる。いやー。ひさしぶりにハマりました。その小気味良さに。さあ次!
★13 - コメント(0) - 2016年10月9日

(購入)安楽椅子探偵もの。ちょっとしたことで出身地とかいろいろ謎を解いてしまうマスターもちょっと怖い。 でも全体的に優しくでもせつなく、ちょっとありえなかったりする出来事もあり。 シリーズそろえたので読み終えるのが楽しみ。
★5 - コメント(0) - 2016年10月2日

推理作家協会賞の短編部門を受賞している連作集。度数の違う4種類のビールを出すビアバー<香菜里屋>では、今夜も客が持ち込んだ謎を、マスターの工藤がさらりと解決します。第1話と最終話がリンクして長編のような体裁になっているのも面白く、間に挟まれた短編もバラエティに富んでいる。謎の提示法と、一見関連がなさそうな出来事の結び付け方が上手で、安心して身を委ねられる滋味深いミステリ。マスターが出す料理がいちいち旨そうで、真似したくなります。
★24 - コメント(0) - 2016年9月11日

しとしと降る雨模様が似合う1冊だった。最初はミステリらしくないと思ったが、探偵役のマスターがその考えを一蹴。切れのある推理が実に気持ちがいい。謎解き以外の描写も好み。こんな店、行きつけにしたいなあ。
★6 - コメント(0) - 2016年8月22日

第52回日本推理作家協会賞受賞作。安楽椅子探偵物かつ日常の謎物だと思って読み始めましたが、結構重い犯罪も出て来るので、物悲しい雰囲気の終わり方が多かったですね。今さらの初読ですが、本作の事はかなり気に入りました。とにかく文体が素晴らしい。読み始めてから、何がこんなに気持ち良いのか?と思っていましたが、文体が好みだった訳です。で、最後に解説を読んで、「短編独自に要求される純度の高い文体の持ち主」と書いてある事に深く納得。謎と推理の出来栄えも悪く無いですが、バーの雰囲気と世界観を楽しむ作品じゃ無いでしょうか。
★71 - コメント(2) - 2016年8月15日

行きつけの店のマスターが謎をズバッと解決!ってテンションじゃなかった。とっても大人な雰囲気で。謎も少々重め、人生かかってるような。静かに飲める店やけど話が深刻すぎる(笑)まぁ関係ない人やから話せるってこともあるけど。常連の店だけの付き合いもなかなか気楽でいいかも。マスターも必要以上に深入りせぇへんし。それでも肝心な所を押さえてて。何で知ってんの?会話の断片からの推理。とゆうより知識が豊富。頼れるような怖いような。結局真実は何やろう。ってモヤっとした。何で他人の人生が気になるんやろう。踏み込まれるの嫌やなぁ
★8 - コメント(0) - 2016年8月2日

安楽椅子探偵もの。草魚さんの謎につつまれた人生がやるせない
★3 - コメント(0) - 2016年7月31日

何度目かの再読。やはり大好きだ。ビアバー「香菜里屋」のマスター工藤。彼の店に通う客たちが持ち寄った不可思議の数々を、この「名探偵」が紐解いてゆくという、ミステリとしては珍しくない世界観の筈なのに、不思議と何度も読みたくなるシリーズなのだ。その理由はひとえに工藤の人柄によるものだろう。どんな謎であろうと、自慢気に解決をひけらかすのではなく、客たちの心に寄り添い、その脆い襞を決して傷つけない優しさに救いを感じるのかもしれない。美味しそうな料理の魅力と相まって、店先の大きな白い提灯を探してみたくなる。
★81 - コメント(12) - 2016年7月29日

この作者の著書を読むのは2作目。先にこの本を手に入れており、知らずにとある短編集の中にあった「凶笑面」という作品が大変面白かったため、この作者の他の作品は・・・と探したら、まさかの積読本の中にいたという笑本作は、連作短編集である。短編とはそもそも長編とは構成が全く違うもので短く収めた長編ではない。と解説にもあるように、本作は、短編だからこその濃密な内容が一編一編に込められている。私のこのビアバーの常連になって、工藤さんの入れるビールと美味しい料理と共におしゃべりしながら、あれこれ想像を膨らませたい。
★7 - コメント(0) - 2016年7月25日

しっとりとした雰囲気の、連作ミステリー。マスターが頭がキレキレで、ちょっと話を聞いただけで事実を推測してしまう。作る料理がとても美味しそう。表題作が一番好きだった。片岡老人の壮絶すぎる人生に驚き、ラストの話でしんみりさせられた。
★11 - コメント(0) - 2016年6月27日

★★★☆☆
- コメント(0) - 2016年6月23日

Mof
ビアバーのマスター工藤が、そこに集う客の日常に潜む謎を解き明かす話。 悲哀に満ちた謎的な紹介文だったが、短編集の中にはコミカルな一面もあり、テンポ良く読めた。北森さんの表現や、登場人物は割と好き。
★6 - コメント(0) - 2016年6月20日

いい意味でミステリらしくない短編集。謎や事件に振り回されず、むしろそれらを通して人生を描いていく筆致に落ち着いた大人の魅力を感じた。舞台となるバーのマスター兼探偵役の工藤を始め登場人物たちも魅力的だし、何より登場する料理が反則に思えるほど美味しそうに描かれているので、読んだあとはビアバーに行ってみたくなる。空腹にも襲われるし、二作目を読む時はビールとおつまみを用意しておいた方がいいかもしれないな(笑)。マイベストはポスター盗難の動機が明確な推理によって綺麗に反転しその真意に感動させてくれる「終の棲み家」。
★8 - コメント(0) - 2016年6月10日

★3: 友人本。バーの店主が常連の持ち込む謎を解く話。店主が多くを語らないので、少し唐突だなぁ、と思うところもありました。
- コメント(0) - 2016年6月7日

何か憑き物が降りた感じがした、短編だからか?得てして謎も解き明かしてみたら読者の期待を裏切る事も有ると思う。鴻氏のリアルさは実際の話を基に書かれているせいなのかもしれないと想像させる。
★12 - コメント(0) - 2016年5月28日

香菜里屋に集まってくる謎を、カウンターの中で静かに聴きながら解決へ導くマスター。 優しい結末・悲しい結末いろいろありますが、いいお話達でした。 北森鴻さん初読みですが、他の本も読んでみたいです☆
★5 - コメント(0) - 2016年5月26日

ガハガハ親父のわけわからない話にあわせながら飲むより、こんな微妙なミステリー話を肴にしながら一人で飲んでたほうが、酒はよっぽどうまいだろうね。続編も読んでみようっと。
★7 - コメント(0) - 2016年5月25日

過去に「鍵のかかった」俳人片岡草魚の哀愁漂う話に惹きこまれた。謎を追う七緒の感情描写もよい。あと、出てくる料理が美味しそう。こんなビアバーがあったら通うなあ・・
★6 - コメント(0) - 2016年5月8日

妹からの借り本。「最近、店主が客の持ち込む謎を解く形のミステリが多いよね」という話をしたら、「多分、その路線の走りだよ」とのこと。確かに。20年近く前の出版であること、恋愛ものというより、人生を描き出すような作風に、今の流行とは違う重厚感があります。草魚さんが主人公の2編が秀逸です。七緒さんが次巻にも出で来てくれると良いなと思いつつ、読了しました。
★5 - コメント(0) - 2016年5月4日

読書会で紹介する用に再読。 ビアバーのマスターの安楽椅子探偵ものだけど、大人な雰囲気と人間の悲哀をしっかりと書いてくれているのが堪らない。 俳句の美しさなんかは、目の前に情景が広がるようだ。表題作と終の棲家が大好き。謎めいたマスターと思わず涎が出るくらい美味しそうな料理描写が最大の魅力。 シリーズ全部読み返したくなってきた。
★21 - コメント(0) - 2016年4月30日

花の下にて春死なむの 評価:88 感想・レビュー:542
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