麦の海に沈む果実 (講談社文庫)

麦の海に沈む果実 (講談社文庫)
あらすじ・内容
一日早い転入生。ここは「三月の国」なのに

3月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。2月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは?この世の「不思議」でいっぱいの物語。

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麦の海に沈む果実はこんな本です

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麦の海に沈む果実の感想・レビュー(6076)

再読。この本の結末や、『黄昏の~』を読んだ後に再度読む事によって理瀬の二面性が早い段階から示されていたことや、校長の理瀬への対応等に着目して読む事が出来、初めて読んだ時とはまた違った面白さがあった。これは私が古い革のトランクを取り戻すための物語である』という出だしの通り、理瀬が本当の自分を取り戻すための物語でもあるのだが、黎二との別れやコサージュを風に流してしまい、仮の理瀬と決別してしまう所などあまりに切なかった。
★14 - コメント(0) - 1月22日

すごく不思議なお話でした。最後まではらはらさせられて、のめり込んでしまいました。不吉な死亡。事故なのか事件なのか。それぞれの正体。真相。最後の最後はまさかの展開で、でもすっきりとしました。この先の理瀬の行く末が気になります。面白かったです!
★8 - コメント(0) - 1月16日

恩田さんの文章は素晴らしい。豊富なボキャブラリーと確かな表現力で満ちている。列車に揺られて学校へ行くシーンから始まるからなのか、ハリーポッターを思い起こしてしまい、読んでる間ずっとあの音楽が頭の中で流れてました…分厚いけどハリーポッターみたいにすらすら読めます笑 ただこれだけの伏線をラスト数ページで片付けてしまうのは惜しい気がしました。
★9 - コメント(0) - 1月11日

この学校にはすごい魅力を感じさせられた。校長はずっと怪しい存在だったけど実は良い人なのではないか!と読んでる最中悩まされてしまった。最後は一気に物事が片付いてしまったがそれはそれでよかったのかもしれない
★4 - コメント(0) - 1月9日

湿原の中に建つ全寮制の学校…そんな設定だけでも素敵なのに、その設定を目一杯生かしたミステリにとても引き込まれた。三月は深き紅の淵を、を読んでから読んだので、記憶を消して読めるならば次はこちらから読みたい。
★9 - コメント(0) - 1月6日

不思議で気味の悪い話だが面白く、スラスラ読めた。全寮制だからなのかハリポタ的な世界観を感じる。あと校長先生の声がずっと子安武人で脳内再生されたのはなぜだろう。
★8 - コメント(0) - 1月5日

読破。いや、いいねこのドロドロ感は。耽美的頽廃感もあって、そして普通の感覚ではありえない異常さ。しかも読み進んでいくと読み手もやがては慣らされて、異常を異常と感じなくなっていく感覚が。中盤過ぎあたりからなんとなく結末がある程度予想はできたものの、醸し出される作品の雰囲気に惹かれるままにラストまで読んで、このラストはこれで良かったのだろうかとふと思う。あぁ、きっと本当はこれじゃいけないんだろうけどさぁ〜。
★136 - コメント(5) - 1月4日

3月以外に転入してきた生徒は破滅をもたらすと言われている学園。そこに2月の最後の日に転入してきた水野理瀬。学園内で起こる殺人事件の数々と彼女の秘密。 学園の閉塞感だったり女の嫉妬心だったり、ドロドロしたところがいいですね。実際にこんな学校に入るのは嫌だけど(笑)。ただ、理瀬のファミリーたちと友達になりたいとは思います。黎二かっこいい…!! ミステリーとしても面白かったです。理瀬が功の失踪の謎を解き明かすところは見事。 ただ、最初と最後が少し読みづらかったなぁ…と。でも全体的には満足です。
★19 - コメント(0) - 1月4日

図書館本。期待してなかったが、、、すごく面白かった、「三月は~」の第四章にポツリポツリと出てきてた理瀬の話。 あちらとは大きく違い人物がそれぞれ不思議で怪しく魅力的で~この世界観にぐーんと引き込まれてしまった。ラストのくだりはミステリーではなくホラーだな思う。。。作者が不思議の国のアリスが好きなことはわかった。もはや、気分的には「三月は~」どうでもよくなってしまった。理解できなかったし、無かったことにしようっと。
★8 - コメント(0) - 1月3日

はいはい、ほーっ、そういうことね。最後数ページで伏線を回収回収って感じ。
★8 - コメント(0) - 2016年12月26日

K
相変わらずの世界観。ぐいーっと引き込まれた…が…ラストはもうちょいなんか欲しかったかなぁ。
★3 - コメント(0) - 2016年12月25日

学園もの。 不安定さは人を引き込む、主人公と同じように心を揺さぶられる。 前後の話を読みたい。
- コメント(0) - 2016年12月23日

本年2度目!前に読んだときは世界観が素敵だった印象が強くて、どんな結末だったかすぐに忘れてしまった。読んでみるとやっぱり最後の畳み掛けがすごい。近いうちに3度目も読もう。
★8 - コメント(0) - 2016年12月16日

10年以上ぶりの再読。閉鎖的な全寮制の学校舞台にした作品。独特の雰囲気にとても引き込まれ、たまにこの世界に浸りたくなって何度か再読している。再読でもやはり面白かった。「麦の海に沈む果実」は恩田陸にはまったきっかけの作品。
★23 - コメント(0) - 2016年12月16日

後輩のお気に入り本。恩田さんらしい一冊。分厚いので読みはじめるまで躊躇したが一気に読めました。個々のキャラクターが個性的で引き込まれます。シリーズものなのかな?シリーズを読み通すと少しぼんやりしている部分がはっきりするのでしょうか?
★14 - コメント(0) - 2016年12月15日

切ない、虚しい、虚無感(一緒か)…ってのが読み終わり直後の感想。出てくるキャラクターがみんな魅力的。
★7 - コメント(0) - 2016年12月12日

恩田さんの小説は、登場人物がとても印象的な名前である。今回も「理瀬」とか「理を憂う」「憂理」とか。私は「光湖」さんという字が何気に好き。幻想的なお話でした。晴れ間があまりない、曇りが立ち込める湿原に建てられた学校ってのも、幻想的な世界観を印象づけている。過去と今をつなげる話。喪われた過去を取り戻すお話でした。
★13 - コメント(0) - 2016年12月7日

何とも不思議な小説だった。ミステリーのような、でも違うような。でも読むたびに引き込まれていく面白さ。
★12 - コメント(0) - 2016年12月7日

ある程度予想していた結末をはるかに凌駕し、もう、なんじゃこりゃ、って思いました。幻想的な世界観に冒頭引き込まれ、人が次々いなくなったり死んだり、ミステリ的な展開に、一体どういうこと?とひきずられ、最後はもう、なんだこりゃ!な予想外な結末ですよ。いくら記憶なくしても、こんな別人格になれますかね。あー、怖い怖い。人間の心の中の暗部が最もおそろしいわ。
★28 - コメント(0) - 2016年12月5日

★★★☆☆(3.5)世界観、雰囲気がとても魅力的。仄暗いけど寒々しくはなくて、幻想的な美しい物語。終盤のどんでん返しは好みがわかれるところかもしれないけど、それを差し引いても読んで後悔はしないのではないかな。締めくくりの一文が、とにかく秀逸。
★10 - コメント(0) - 2016年12月2日

読みすぎて何回読んだかわからない作品。閉鎖的な全寮制の学園で起こる事件と、学園生活のお話。まず冒頭から秀逸すぎてぐいぐい世界観に引き込まれる。贅沢で幻想的な描写と雰囲気。キャラクターたちもどこか舞台の登場人物のよう。著者の筆が乗っているのがわかります。理瀬と黎二のダンスシーンは本当に綺麗。少女漫画っぽい要素があるので、好みがわかれそうですが、自分はドンピシャではまりました。また、北見隆さんのイラストも雰囲気あり、すごく好きです。
★12 - コメント(0) - 2016年11月26日

途中登場人物の正体に関する伏線は殆どないためミステリ的な感動や驚きはない。謎解きのようなシーンもあり、ファンタジーのように見える現象にも理にかなった説明がされているから惑わされるが、これは現実の振りをしたファンタジーなのだろう。読み終わった後に、いい子も、嫌な子も、死んでしまった子も、皆本当に存在したのだろうかと疑いたくなる。しかし現実味がない一方で、衝撃的なことがあった後に戸惑い傷付きながらも表面を繕い普通に生活していくところなどは妙にリアルで面白い。この現実と虚構の狭間で揺れている雰囲気がとても好き。
★11 - コメント(0) - 2016年11月23日

何年かぶりの再読。ほとんど覚えてなかったのですが、どこか異国めいた不思議な世界観で面白かったです。最後は少し混乱したけど、近いうちに続きも読みたくなりました(^^)
★15 - コメント(2) - 2016年11月21日

期待した通りの物語だった。北の果ての隔絶された学園を舞台にした、くらくらと眩惑されるような物語。あえてミステリーとは呼ぶまい。理瀬という少女が異分子として学園を訪れた事をきっかけに連鎖する化学反応。降霊会、謎の本、アンドロギュヌスのような学園長、お茶会・・・迷宮に置き去りにされたような不安に包まれながら、読み進めてゆく幸せ。いや、現実ではないから楽しめるんですが。贅沢な読書時間を与えてくれる恩田陸さん、この感覚は彼女しかもたらしてくれないもののような気がする。
★46 - コメント(0) - 2016年11月21日

ミステリ小説だと思いながら読んでいたらまさか最後に……んん、なんだろう? 理瀬は記憶を取り戻した幸せだったのでしょうか。 記憶喪失の状態で黎二と一緒にいられた時間が一番幸せだったんじゃないかと思わずにはいられません。 作者の書きたかった物も最後の展開が急すぎたせいか伝わってきませんでした。 それにしても面白くてページをめくる指が止まらず…… うーん、後味が悪い…… 麗子と共に死んだ黎二は幸せだったんでしょうかね……
★5 - コメント(0) - 2016年11月19日

ハリーポッターみたいな全寮制の学園の話。日本が舞台だけど洋風ファンタジーみたいな雰囲気があってかなり好みの作品です。別の作品が絡んでいたようですが、そっちは読みきれず断念していたのであまり繫がらず。
★7 - コメント(0) - 2016年11月19日

初恩田陸。独特の世界観で面白かった。まだまだ物語は続くような…。登場人物もそれぞれ魅力的だった。他の恩田陸作品も読んでみたい。
★13 - コメント(0) - 2016年11月19日

幻想的でどこか耽美な独特の世界観に、イラストの雰囲気がとても合っている。恩田陸を感じるにはぴったりの作品だった。
★16 - コメント(0) - 2016年11月17日

初めて読んだ時自身ちょうど寄宿学校に転校したところで寒々とした心で貪るように読んだ本。ここから恩田陸に入り、すべて読んだがやはり水野理瀬シリーズが一番好き。恩田陸の独特な匂いはどこか鼻につくのにやめられない。『薔薇の中の蛇』、読みたいです・・・。
★6 - コメント(0) - 2016年11月15日

文体や表現の美しさはさすがなんだけど結末が難解。序盤中盤と一気に読ませる勢いがある割に急に終わった感じ。結末はあーそういう感じで終わったかーとちょっと期待外れ。全体的にはいい。
★7 - コメント(0) - 2016年11月13日

情景を描写する言葉のセンスが素晴らしく、世界観にどっぷり浸かってしまう。とにかく雰囲気がいい傑作。
★58 - コメント(2) - 2016年11月7日

恩田陸さん2冊目。
★1 - コメント(0) - 2016年11月6日

世界観というか、舞台はつくり込まれていて素晴らしかった。が、キャラクターそれぞれに深い過去があるようだが結局それもほとんど掘り下げず表面だけのもので、ラストの主人公に繋がる伏線はほとんどなかったように思われる。他の登場人物があまりに浅く、最後の最後での豹変と真実には「はぁ?」という感じだった。 その後の世界やこの世界をどう捉えるか読者に投げかけている、とも考えにくい。 それは決して余韻といえるものではなく、それは物語の締めくくり方が問題だと思う。 最後が尻すぼみなのがとても残念・・・
★11 - コメント(0) - 2016年11月2日

途中まですごくおもしろく読んでたけど、ラストは唐突に終わった気がする。僕の中では何も解決してないんですけど…
★17 - コメント(0) - 2016年10月30日

「3月意外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園」 終始 不思議な展開で読んでいて不安な気持ちにさせられました。 結末をしり「なるほど。。」と思いました。 読みきるまでが長かった‼
★16 - コメント(0) - 2016年10月26日

aoi
短編でこのシリーズに出会ってから、ずっと読みたいと思っていたお話。理瀬は年齢よりもとっても大人びていて、この子はいくつだったっけ?と途中何度も立ち止まった。後半、『八月の光』が頭を掠めた部分があった。
★12 - コメント(0) - 2016年10月24日

読書会でお薦めされた本。ジャンルは全寮制学園ファンタジー、ヒロイン理瀬が転校してから様々な事件がおき、学園の謎•人物の謎と相まって中盤にかけてミステリー的な仕掛けが沢山。著者が恩田陸さんということで物語の中に引き込まれ、少しも長さを感じさせない。全寮制の学園物をみると、パーティだのイベントだの憧れてしまう。
★18 - コメント(2) - 2016年10月23日

三月以外の転入生は破滅をもたらすと言われている全寮制学園に二月の終わりにやってきた理瀬。 『三月は深き紅の淵を』4章で断片的に語られた物語。そして、この作品中にも「三月は~」の本が登場するというなんとも複雑な入れ子式。笑 感想を書くのがとても難しい、幻想的で捉えどころのない不思議なお話だけど、物語の世界にどっぷり入り込める「当たり」恩田作品。 トランクを取り戻し、本当の自分を思い出した理瀬。最初から最後まで独特の“美しさ”のある本だなあという印象。
★48 - コメント(0) - 2016年10月23日

再読。数ある恩田陸作品の中でたぶんこのシリーズが一番好き。水野理瀬は私が思う、完璧なヒロインであり、ファム・ファタール像そのもの。久しぶりに読んで思ったのは、黎二が案外お茶目な発言をするキャラクターであったこと。異国を思わせる閉鎖的な全寮制の学校という世界観、随所に散らばるゲームや推理、美男美女ぞろいの登場人物、どれも魅力的です。
★16 - コメント(0) - 2016年10月22日

家の事情で全寮制の学校に閉じこめられた子どもたちと、その閉じられた世界で起きる事件、という物語はありふれていると云えばありふれているけれど、書く側にも読む側にも魅力的な舞台設定であるからこそだろう。この小説もそんな作品。3月以外の月に入って来た者は破滅を齎すといわれているこの学園に、2月末に転校してきた主人公・理瀬。連続して起こる生徒たちの失踪や変死。カリスマ的存在の校長、一癖ありそうな生徒たち。理瀬自身が抱える秘密。それらと事件との関係とは。結構好きな世界観で、私的には「当たり」の恩田作品だった。
★21 - コメント(3) - 2016年10月21日

麦の海に沈む果実の 評価:76 感想・レビュー:1395
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