星と半月の海 (講談社文庫)

星と半月の海 (講談社文庫)
あらすじ・内容
獣医のリョウコは、2匹のジンベエザメに「星」「半月」と名前をつけて、研究をしていた。
懸命の処置も空しく半月は息を引き取るが、星は成長し海に放たれる。
時は流れ、西オーストラリアで研究していたリョウコが海中で目にした光景とは(表題作)。
パンダやペンギンなどの動物をテーマに、6作品を収録した珠玉の短編集。

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星と半月の海はこんな本です

星と半月の海の感想・レビュー(91)

ティラノサウルスの話が一番好きかな。パンダの話のせいで、動物園に行きたくなった。彼のスケッチを見てみたいです。でも、元から私にとってパンダは他の熊とあまり大差ない感覚で、凶暴なイメージです。あまり可愛いと思ってない。寒くて今は行きたくないけど、温かくなったら、動物園に行こうと思う。
- コメント(0) - 2016年12月30日

羊水を例えて自身の中の海、と表現するこの作家さんは当たりだなぁ。 綿密に調査した感じもするし、とても美味しい小説でした。ありがとう。
★2 - コメント(0) - 2013年11月30日

出だしは取っ付きにくそうな動物小説^ - ^ でも、読み進めるとなかなか面白いです(^-^)/
- コメント(0) - 2013年10月12日

ティラノサウルスの話が良かった。作者の知識の深さがすごい。その深さに浸りつつ、小説として面白い。読み応えのある短編集でした。
★1 - コメント(0) - 2013年9月10日

★5つ!
- コメント(0) - 2013年8月17日

読み友さん紹介本。すごく好きです!なんというか、本編以上に作家さんの動物に対する考えが自分と非常に似ている気がして…。動物はカワイイ、の前に、生きてる。おもちゃでも決めポーズをとった人間の添え物でもない。そこが好き。オオウミガラスと恐竜の話が特に好きでした。ダイノ・マンと聞いて恐竜惑星のギラグールを連想したのは私です(笑)
★4 - コメント(0) - 2013年7月21日

タイトルの雰囲気で、七夕読了を目論んでいた積読本でしたが、ようやく読了。しかも七夕とは無関係の動物小説集。新聞での書評が大好きで、以前から読みたかった初・川端さん作品。なんとも新鮮な読書体験でした。小難しそうなのに読むうちに話に引き込まれます。リンクする短編や、いい意味で余韻を残す尻切れトンボなエンディングも好感が持てます。おそらくそれは、綿密な取材とデータに裏付けされた作品だから。小手先で史実をこねくり回すことなく、誠実さ・品の良さ・知性の高さを感じました。他の作品にも手を伸ばしてみます。
★73 - コメント(2) - 2013年7月10日

「動物的な部分」と「人間だけが持ち合わせている」ものの境界線に連れて行って貰えた気分です。割と表現としては詩でも読んでるというかそんな気分になったりしました。ペンギンとパンダは泣けた。いつか人間の行きつく先でも、最後の一人になっちゃう子とかでるのか。自分だったら気がおかしくなってしまうかもしれない。
★5 - コメント(0) - 2013年7月3日

人と生命(動物)のつながりを描いた短編集。迷い苦しみながら日々をさまよう人間、そんな我々の身近に存在する他の生命はなにを持って生きていて、なにを我々に与えてくれるのか。人は一人では生きていけないっていうけど、さまよえる日々のなかで一匹に助けられるようなことってあるよなぁとふと考えたり。スケールは劇中の人々ほどではないけど
★1 - コメント(0) - 2013年5月25日

まさかペンギンに泣かされるとは思わなんだ。「みっともないけど本物の~」のラスト2ページに、完璧にやられました。切なすぎる。動物と人間の関係性をさまざまに描いたオムニバス形式の小説ですが、「親子、あるいはそれに類するもの」というテーマが底に流れているように感じました。ペンギン、母と娘、父と息子、やがて生まれ来る命、行く末を案じる保護者、そして「墓の中に生きている」。気が付けば随分とスケールの大きい思索へと引きずり込まれているのは見事の一言。「○○とは何か?」という問いを、川端さんはいつも突きつけてくれます。
★2 - コメント(1) - 2013年4月30日

本物のペンギンの話があまりに具体的なので事実なのかと思って、オオウミガラスについて調べてしまった。絶滅までの歴史に心が痛い。動物と関わる研究者たちの現実と夢を行き来するような短編集だった。
★7 - コメント(0) - 2013年3月15日

短編小説集。 動物園に勤める人や博物館に勤務する人と動物との関わりを描いた作品。 ストーリーが分かりやすいものも有るけれど、妙に哲学的で「結局何なの?」と言う話が多い。 私の理解力が足りない??
★2 - コメント(0) - 2012年12月31日

なんとなく手にして、動物密度の濃さに驚いた。密度というのは登場回数ではなく、動物への感情、かかわりが普通の小説よりも濃く感じた。
★2 - コメント(0) - 2012年12月15日

この作者を読むのは3作目です。「夏のロケット」ではロケッティアとしてともに熱くなり、「手のひらの中の宇宙」では理系が親になるって大変だなと思わされ、そして今回、生物だらけの話にまたするすると引き込まれてしまった。 本書は表題作を含む全6話で構成されていて続きものがあったりもするが基本的には一話ずつ切り離して読むことができる。 絶滅してしまった本物のペンギンの話やジンベイザメの不思議な生態の話、名前を失う危機のティラノサウルス、野性を感じるパンダ、生物進化の坩堝マダガスカルなどなど自分で書いていても
★6 - コメント(0) - 2012年10月26日

生物学には詳しくないので、どこまでが「あり得る可能性」なのかはわからなかくて、そもそも生き物との親和性が薄いというか、生き物にあまり興味がない自覚もあるのですが、それでも引き込まれる。命は繋がっているものだということを辺り前にすとんと納得させられるような感覚というか、「かわいい」という以外にとりえを感じられないと思っていた生き物たちの「野生」をちらりとのぞかせるときの底知れない恐ろしさとか。ペンギンの話が好きでしたが、ごくごく短いながらも「世界樹の上から」のラストの一文がすごく、すごく好きです。
★2 - コメント(0) - 2012年8月20日

ちょっとした動物のエピソードをちりばめた短編集。 世界は地球に似た世界で、各話で共通(パラレル?)してるので登場人物がクロスする場面も。
★1 - コメント(0) - 2012年7月31日

これは... 好きだな,立ち位置が.自然環境・生物と人間との関係って,描くにはかなりデリケートな問題ではあると思う.あんまり自然に肩入れしたら現実離れしていくし,人間側のエゴを正当化することも危険すぎる.その点において,人間の行いを省みつつも,それをふまえた上でこの先をどうしていくか,そうした建設的な方向へ思考を導くような,適度な(私にとって心地よい)立脚点だと感じる.小説としても,短くも濃い,読ませるものだと思う.幅広いテーマで書かれているようなので,他の作品も読んでみたい.
★3 - コメント(0) - 2011年12月21日

一言で言えば、けっこうマニアックな部分もある動物短編集。でも、動物についての描写は小説に必要な要素として馴染んでいるし、各エピソードの大筋も小説としておもしろい。どれも好きなんだけど、やっぱり最後の、ファンタジックさすらも感じさせる墓標の話が好き。 この著者の作品、もう少し読んでみたい。
★2 - コメント(0) - 2011年11月24日

動物をメインとしたファンタジー。すごくリアル(と感じられる)描写も多いけれども、僕の中ではこの本は様々な動物を通した自然に対する尊敬が語られてるように受け取りました。非常に素敵なファンタジー小説だと思います。ペンギンにあいに行きたくなりました。
★2 - コメント(0) - 2011年10月20日

動物の本が読みたくて。動物に関わる人たち、学芸員や研究者の視点から、それぞれの生き物と、生き物を通した人間との関わりが見える。軽い文章でものすごく大事なことを書いてる気がする。生態もわかるし、リアリティがあって一気に読んでしまった。
★2 - コメント(0) - 2011年9月18日

無理やり野生を閉じ込められている動物達は実はすごい。ティラノサウルスの名前というエピソードは面白かった。
★2 - コメント(0) - 2011年7月1日

動物と人間の関わり方についての6つの話。そこにあるのは、あくまで冷静な川端裕人の視線である。檻の中の堕落した動物も、人の手で野生を守ることも、最終的に見れば大差はない。ティラノサウルスの名前のように、人間の思惑が左右に揺れているだけなのだ。だからこそ、ただのエゴではない関わり方を模索していく必要があり、動物の野生について考えさせられる。
★5 - コメント(0) - 2011年6月28日

動物には興味がないけど、この本を読むと周りの動物を観察してみようか、と一瞬だけ思いました。冒頭のペンギンの話が、好きです。
★3 - コメント(0) - 2011年3月27日

動物と人間の関係を丁寧な取材に基づいて小説にした作品。各エピソードともリアリティがあって、動物研究の現場の様子がよくわかった。
★2 - コメント(0) - 2011年2月8日

xzr
動物とのつながりで描かれた短篇集にして、ふんわりと話は繋がっている。研究者や専門家が主人公ですが、著者が実際にあったさまざまな人の話しや体験が元になっているようで、「本物っぽさ」があってよかった。
★2 - コメント(0) - 2011年2月2日

地球上に人類未踏の地がない現代では、人と動物を切り離して「野生」を守ることは結局野生を滅ぼすことになると、そろそろ気づいてほしいと筆者は訴えているように思う。過去を振り返り絶滅させた多くの野生動物たちへの反省や陳謝で終わらせるのももうやめようと言っているようにも思う。人が動物に手を貸しながら「野生」を守る、今できる最善の方法を考えようと。ノンフィクションライターが描いたフィクションの意味がじわじわと伝わる。
★6 - コメント(0) - 2010年10月6日

「本物のペンギン」はノンフィクションかと思ってしまったくらい、リアリティがありました。「ティラノサウルスの名前」…好きなものを好きといえる原点を取り戻してよかった。こういう小説は初めてでしたが、楽しめました。
★5 - コメント(0) - 2010年6月20日

「本物のペンギン」はノンフィクションかと思ってしまったくらい、リアリティがありました。「ティラノサウルスの名前」…好きなものを好きといえる原点を取り戻してよかった。こういう小説は初めてでしたが、楽しめました。
★5 - コメント(0) - 2010年6月20日

動物園の飼育員、獣医、博物館の研究員…そんな視点から見た動物の物語は、普通に見る動物モノとはちょっと異なるものがあります。 動物を擬人化したものでもなく、かといって動物の生態とかを描くのではなく、人間と動物の関わりと「かわいい」というだけではない見方…とてもそれが面白く、興味深いものでありました。 お気に入りは「本物のペンギン」「ティラノサウルスの名前」「パンダが街にやってくる」。「本物のペンギン」の意味が判ると、それがなんとも哀しいですね。 「ティラノサウルスの名前」の親子の姿も好き。
★9 - コメント(0) - 2010年5月9日

単なる動物小説ではなくその研究者や専門家たちが中心のヒューマンドラマ。現場の実情や本音を織り交ぜたリアリティーもありながら幻想小説でもある。でもこういう人たちって心の中でここまで一般人に毒づいているのでしょうか。研究者、専門家ならではの苦悩もあるでしょうが、自分はちょっと偏ってる気がしました。
★2 - コメント(0) - 2010年4月22日

鳥類、魚類、古生物、ほ乳類などの様々な動物がいて、そこに人間がいる。そんな短編集。癒しとかエコとかそんな甘ったるいものじゃない、自然科学に精通した作者ならではの筆致の中には、冷静ながらも熱い想いを感じることができる。
★3 - コメント(0) - 2010年4月10日

良い。
★1 - コメント(0) - 2010年4月7日

読了後に表紙絵を見返すと感慨深い。川端作品は科学読み物としては良いけれど小説としてはそんな面白くないよなあ、とずっと思っていたのですが、この本を読んで印象変わりました(星と半月の海の透明感溢れる文体と言ったら!)。157ページの野火止の独白にちょっと涙。爬虫類には詳しくありませんが、「恐竜を入口に――」というフレーズには共感するところがありました。自然と人との関わりの中で生まれる無数の感情や知的興奮。自然崇拝とまでは行きませんが、そういう気持ちを得られることはとても素敵だと感じます。
★3 - コメント(0) - 2010年4月4日

ダイアン・アッカーマンの「月に歌うクジラ」を思い出しました。「月に歌うクジラ」はノンフィクションですが。タイトルに「月」とあるせいかもしれませんが、動物への愛情の強さがどちらも強く感じられる本ですね。 「星と半月の海」は小説として読むと、物足りない気がしますが、動物園や博物館の方が「こんなことがあったのだよ」と話して聞かせてくれていると想像しながら読むと、しっくりきました。続きがあったらいいなぁ。
★3 - コメント(0) - 2010年4月4日

こういう物語が読みたかった、、と思わせてくれるお話たち。 夢の中で泣いた気分に似ている。
★3 - コメント(0) - 2010年3月22日

動物を軸に研究者を描いた短編集。ここで描かれるのはペンギン、ティラノサウルス、マウスレムール…といった動物たちであるとともに、その動物たちと関わる人間の瑞々しい感情(それは熱意であり執着でもある)である。世界も時代も繋がっているんだよ、連なってもいるし。というわけでどの短編も甲乙つけ難かった。
★2 - コメント(0) - 2010年3月19日

★★★
- コメント(0) - 2010年3月17日

書店で平積みになっていたのを、偶然手にとり購入。動物の生態や生活描写に対して正確で緻密な部分と、それらを大きくとりまとめる幻想的な記述が溶け合い、非常に興味深く読めました。本の中の飾りやデザインも凝っていて楽しめます。この本に出会えたことに感謝!
★3 - コメント(0) - 2010年3月15日

★★★★
- コメント(0) - 2010年3月15日

星と半月の海の 評価:88 感想・レビュー:40
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